http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/858.html
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私が朝日新聞の購読を4月で取り止めたのは、マスコミの「政治とカネ」批判にうんざりし、腹に据えかねたからです。しかし「進歩的文化人(知識人)」と称される人の中には(共産党や社民党も含めて)、検察・マスコミの「小・鳩」批判の動きにそのまま乗っている人たちがたくさんいます。現在進行中の政治のダイナミクスに基本的なところで無感覚であるからか、あるいは「タメにする」政治的立ち位置(ポジショニング)から来るものなのでしょう。私は取り立てて小沢ファンと言うべきものではありません。しかし以下のイガジンの反論には承服できないものを感じます。大学教授や宗教家などは、常に自分を正しいところに置ける「安全地帯」から発言する傾向があります。しかしそれは「虚構の居場所」でしかありません。
6月18日(金) 「小沢ファン?」からのコメントへの回答 [政局]
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2010-06-18
「小沢ファン?」と思われる方から、下記のようなコメントがありました。これについては、削除するのではなく、お答えすることにしましょう。
あなたが、犯罪者でもないのに小沢議員を悪意で非難して排除し、鳩山首相の政治を援助もせず、ただ批判をするだけでなにもしなかった結果、官僚に癒着したより悪い菅政権が生き残ったのです。マスコミと同様に、あなたにもこのような事態になった責任があるとお思いになりませんか。あなたが小沢議員を排除した結果をみると、失業者がさらに増え、低所得者に重い消費税が検討されるような悪い方に向かっていますが、あなたは偉そうに正しいこと言ったように思っているかもしれませんが、あなたの無思慮が結果的に悪いことをしていることにお気付きになりませんか。
@「犯罪者でもないのに小沢議員」
小沢さんは、残念ながら「犯罪者ではない」と断言できるような状況にはありません。今は、検察審査会で「起訴相当」であるかどうかが審査されている段階です。
検察審査会での「起訴相当」の決定がなかった場合、また起訴されても裁判で無罪になれば、このように断言することができます。まだ、その結論が出ていないというのが、正確な状況認識でしょう。
A「小沢議員を悪意で非難」
私は、小沢さんについて「悪意」で「非難」したことはありません。もし、そのような文章があれば、具体的に示していただきたいと思います。
もちろん、批判した文章はあります。それは、菅さんやその他の方を批判するときと同様、決して「悪意」からではありません。
B「小沢議員を……排除」
私には、小沢さんを「排除」するような力はありません。事実の経過を見れば、小沢さんの辞任は自分自身の選択か、鳩山さんに詰め寄られての決断か、いずれかでしょう。
もちろん、マスコミや世論の批判に耐えられなかった、あるいは、参院選を前にした内閣や民主党支持率の低下を憂慮したということはあるでしょうが、それに対して、私やこのブログが影響を与えたというのは、あまりにも過大評価でしょう。
C「鳩山首相の政治を援助もせず、ただ批判をするだけでなにもしなかった」
私は政治の現状について発言しているだけです。どなたに対しても、具体的な「援助」を行っているわけではありません。
「ただ批判するだけ」というのは、私のブログを読んでいない証拠です。鳩山政権に対しては「政権交代の前進面と鳩山政権の限界」(5月9日付「鳩山民主党政権の半年を採点する−参議院選挙では何が問われるのか」)の両面について書いていますから……。
D「マスコミと同様に、あなたにもこのような事態になった責任がある」
菅新政権が登場し、自信を持って「より悪い」政策を実行しようとしていることに大きな責任を問われるのは、むしろ鳩山さんや小沢さんでしょう。菅さんが後継首相になったのは鳩山さんが辞めたお陰ですし、それがこれほど大きな支持率を達成できたのは「脱小沢」の演出によるからです。
それは小沢さん自身のシナリオではないのかというのが、私の仮説です。少なくとも、小沢さんは、こうなったことに満足しているにちがいありません。「私自身は一兵卒として当面、参院選の勝利に向けて、少しでもお役に立てば微力を尽くしたい」と述べているのですから……。
E「マスコミと同様に、あなたにもこのような事態になった責任がある」
「このような事態」が何を意味しているのか良く分かりませんが、もし、菅さんが首相になったことを指しているのであれば、その「責任」は菅さんを代表に選んだ民主党議員にあります。私は、それに対して全く「責任」を負う立場にはありません。
また、菅新政権や民主党への支持率の「V字回復」については、もちろん「マスコミ」に「責任」はあると思います。しかし、私に「責任」を問うのは、前述のように、このブログへの過大評価でしょう。それほどに評価していただけるのは、有り難いことではありますが……。
F「あなたが小沢議員を排除した結果をみると、失業者がさらに増え、低所得者に重い消費税が検討されるような悪い方に向かっています」
「失業者がさらに増え、低所得者に重い消費税が検討されるような悪い方に向かってい」く可能性が高いという認識は、共有できるものです。しかし、それが「小沢議員を排除した結果」であるというのは、どうでしょうか。
鳩山政権時代に菅さんを副総理にしたのも、樽床議員が立候補したときに小沢グループを自由投票にしたのも、支持率のV字回復を生み出した「脱小沢」を演出したのも(多分?)、小沢さんです。つまり、菅さんの政策を批判するのであれば、その背後にいる小沢さんを問題にせざるを得ないのではないでしょうか。今回の「結果」は、私が小沢さんを「排除」(そんなことができるわけがない)したためではなく、小沢さん自身が身を引いたために生じたことなのです。
G「あなたは偉そうに正しいこと言ったように思っているかもしれません」
私は常に「正しいこと」を言おうと思っています。誰でも、文章を書いて公表する場合はそうでしょう。
「間違っているかもしれない」と知りながら書いて発表するのは、読者に対する裏切りですから……。それが「偉そう」であるかどうかは、受け取り方の問題にすぎません。
これからも、「正しいこと」を書くように務めたいと思っています。それをどう受け取るかは、私の問題ではなく皆さんの側の問題です。
H「あなたの無思慮が結果的に悪いことをしていることにお気付きになりませんか」
「無思慮」であることを私に納得させるだけの事実を示していただかなければ、この問いにお答えすることはできません。それが「結果的に悪いことをしている」ということを、気づかせるだけの具体的な記述を示してください。今後、気をつけることにしましょう。
そもそも、このようなブログは、思いついたことをそのまま書くような気楽なものです。それほど推敲していませんから、「無思慮」であることを避けるためには書くことを止めなければなりません。
「お前のブログは有害なので、もう書くな」ということなのでしょうか。それとも、「もっと、思慮深いブログを書け」ということなのでしょうか。そのどちらについても、お応えするのは容易なことではありませんが……。
2010-06-18 06:47 nice!(1) コメント(1) トラックバック(0)
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