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2010-06-19 22:49:22
「小沢新党」 対 「民主党」という二大政党制の可能性
小沢一郎小沢一郎の言う二大政党制とは、決して民主党対自民党という構図ではない。
自民党を潰し、そのあとで真の二大政党制を打ち立てることが、小沢一郎の目標である。
小沢の思い描いた二大政党とは、「民主党」に対する「自民党よりもう少しまともな政党」という対立であろうか。
対立する政党の性格はもう一つ明確でないところがある。
あるいは対立政党は重要ではないのかもしれない。
政権交代可能な二大政党制によって、政治に緊張感をもたらし、国民の目を意識した政治を実現させる。
それが小沢の目標であると考えていいのではないか。
ところがここにきて小沢戦略は大修正をせざるを得なくなった。
要因は、民主党の変貌である。
民主党こそが小沢一郎の敵になってしまった。
菅政権の「脱・小沢」路線は多分計算済みであったろう。
しかし、菅直人の脱・小沢は小沢の想定を越えていたのではないか。
内閣・党役員を反小沢議員で固めたのは仕方ないとしても、
「財務委員長 小宮山洋子」はないんでないか?
ガチガチの小沢嫌い女・小宮山洋子に金庫の鍵を預けるとは!
小沢も菅の腹のうちを思い知らされたのではないか。
菅の小沢離れは悪意に満ちた人事ばかりではない。
政策や政治姿勢までも小沢離れを進めている。
普天間問題はアメリカ言いなりを早々と宣言。
法人税下げで財界のご機嫌取り。
消費税増税で財務省に屈服。
屈服というより、抵抗した気配はないから、ただ粛々と受け入れただけであろう。
しかも超党派を呼びかけるとは!
さすがの自民党も驚いたことだろう。
しかし、民主党と自民党が声をそろえては消費税10%の流れはすでにできあがったも同然である。
使い方は消費税を上げてから考えればいい。
これでは民主党は、小沢が倒そうとしている自民党と五十歩百歩ではないか。
政・官・財の一体化。
妙に菅政権に優しいマスメディア。
アメリカも物わかりよく、オバマ・菅会談に応じる。
民主党こそが、小沢が倒そうとしていた「既得権益擁護政党」になってしまった。
鳩山退陣後わずか10日あまりでこの大変貌である。
そして菅政権は仕事らしい仕事はまだ何もしていないのである。
「こんな政権・政党を作るために苦労してきたのじゃない!」
小沢は心の内で呟いているだろう。
民主党内は小沢グループ以外はすべて反・小沢になってしまったかのようだ。
反・小沢陣営からの切り崩しも激しくなっていくだろう。
小沢はまだ民主党に完全に見切りをつけてはいないだろう。
しかし、いずれ覚悟は決めなければならない、と思い始めているのではないか。
小沢は、党内の反・小沢の連中を力で抑え込んだり追い出しを図ったりはしないだろう。
多分、自分の方から出て行くことを考えるだろう。
案外小沢ははじめからそんな成り行きも考えていたのかもしれない。
小沢新党対民主党。
小沢の最終戦争である。
対立軸ははっきりしている。
「国民主権」である。
菅政権・菅民主党の性格は既に明白になっている。
”既得権益護持勢力”との完全協力である。
鳩山由紀夫はバカで国民の暮らしのことなどまったく理解できなかったが、それでも本気で政治や国の在り方を変えようという意欲だけは持っていた…ようだ。
しかし菅ははじめからそんなことを放り投げている。
考えているのは、前四代の総理大臣が成し遂げられなかった1年以上の長期政権なのであろう。
その為には悪魔とでも妥協する。
敵の敵は味方である。
これだけ菅政権・民主党が小沢の理想とかけ離れてしまっては、ほかに小沢の取るべき道はない。
今後、参院選、九月の党首選の過程で菅政権が大きな躓きを見せなければ、菅体制の長期化の可能性が高まる。
菅は、小沢・鳩山に向けられたマスメディアの攻撃の恐ろしさを間近で見ていた。
鳩山や小沢の意思を引き継ぐことに代えて、菅の選んだ道は彼らを反面教師として、マスコミ・官僚たちとの間に波風を立てない姿勢である。
小沢一郎は動き出す。
時期は衆院選の前であろう。
衆院議員の任期はまだ3年余あるが、菅の政権運営や小沢の覚悟次第ではどうなるか分からない。
意外と早まるかも知れない。
菅政権は、消費税増税を決めるときには「国民に信を問う」ということを言っている。
マスコミの尻馬に乗って、自分たちの支持率に自信があるらしい。
そのころには小沢の政治資金問題も決着がついていることだろう。
そのとき、小沢一郎が掲げるのは、
「国民主権」
「官僚主導から国民主導・政治主導へ」
「アメリカ重視より国民重視へ」
「政・官・財・報・米の利権構造の壊滅」
そして「国民の生活が一番」というフレーズの復活である!
わたしたちは、今こそ、というより今度こそ国民の利益を優先する政治を行うのは誰か、理解すべきである。
そして本当の国民の敵はだれであるかを見極める必要がある。
マスコミか?
官僚か?
菅直人か?
財界か?
アメリカか?
それとも小沢一郎か?
菅直人の変節。
国民への裏切り。
自己保身と小沢への裏切り。
↓
菅首相:新政権、経済界に急接近 3団体トップと会 (毎日jp 6/19)(http://mainichi.jp/select/biz/news/20100619ddm008010181000c.html)
菅直人首相は18日、日本経団連、経済同友会、日本商工会議所の経済3団体トップと首相官邸で会談した。菅首相は新成長戦略を説明し、3団体側は支持する考えを表明。鳩山前政権は大企業寄りとされる経団連と距離を置き、経済界は首相との対話もままならない状態が続いたが、首相交代以降は枝野幸男民主党幹事長が就任直後に経団連を訪れるなど急接近が目立つ。ある経団連幹部は、「(前政権と)180度変わった」と驚きを隠さない。
<菅首相>「大ばか」から協調へ 事務次官に訓示 (毎日JP 6/11)(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100611-00000008-maiall-pol)
菅直人首相は10日、政権発足後初めて各省事務次官を首相官邸に集め、「官僚の立場で(国を)支える立場と、政治家の立場で(国を)支える立場がうまくコンビネーションでき、役割分担が果たせた時に日本の政治や行政がより強いものになる。一層の協力、努力をお願いする」と呼びかけた。かつて「霞が関は大ばか」などと官僚を批判してきた首相だが、就任後は官僚批判をひかえ、協調姿勢が目立っている。
菅新首相が上海万博行きを見送り、本当の理由は「米国からの圧力」 (―中国国営紙 6/11 )(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100611-00000008-maiall-pol)
2010年6月10日、中国国営新華社通信系の国際情報紙「国際先駆導報」は、菅直人新首相が鳩山由紀夫前首相の意向を引き継がず、上海万博行きを見送ったことについて、日本側の説明とは別に「米国から圧力を受けたことが本当の理由」との見方を示した。
菅・オバマ初会談、サミットで 米次官補が日程確認 (asahi.bom)
(http://www.asahi.com/politics/update/0618/TKY201006180232.html)
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(コメント)
〈〈わたしたちは、今こそ、というより今度こそ国民の利益を優先する政治を行うのは誰か、理解すべきである。
そして本当の国民の敵はだれであるかを見極める必要がある。
二度と小泉・竹中構造改革の二の舞はたくさんです。
今、消費税増税が俎上にのっていますが、米国・マスコミの緊急の本当の狙いは、郵政資産350兆円です! 目くらましと判断することもできます。
消費税はその後の狙いです、今は国民に揺さぶりをかけて、民意の分断工作をしかけてきています、それは投稿へのネガキャンコメントを読めば明白です。
最後の選択は「国民主権」であるわれわれ民意です。
普天間の問題も何がどうなっていようが「断固反対!」し続ければいいのです。
いつまでも、対米従属の金縛り・売国官僚支配に好きなようにやられていていいのでしょうか。
管政権への御腹立ちはよくわかりますが…、もはやそんなことはどうでもいいのです。
今重要なことは、参院選で亀井静香国民新党等の“郵政民営化凍結法案推進派”が過半数を死守することが肝要です。虎の子の350兆円をかすみ取られていいのでしょうか。
しかと、政局を見定めましょう。
冷静に政局を見極めて、民意が一つになり是は是、非は非です。肚を括って投票しましょう。
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