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こんなこと、この掲示板に来る人にとっては既知のことかも知れないですけど。
なにせドシロートなものなので、考えたことをつらつら書き並べてみます。
まず、財界ってバカ?
法人税下げて消費税上げたら、一見自分たちが得しそうだけど、それじゃ消費が落ち込んで結局損じゃん。
同様に、労働条件を劣化させたら、企業は得するようで結局市場が縮小するから損する。
豚は太らせてから食わなきゃ。
と考えてもみたんですが。。。
あ、そうか。
別に連中は売れる人に売ればいいんだ。
売る国はどこでもかまわない。
今まで、外国の安い原材料や労働力を使って日本国内で売る、みたいなパターンはよくあることだったんだけど、それは逆になっても全く問題ない。
つまり日本の国民が貧困になろうと全く関係ない。
ただし、国家間の格差はないと差益が出ないので格差はないと困る。
格差が大きければ大きいほど、益が出ます。
A国で4円で作りB国で6円で売る。
これだと2円しか利益は出ない。
A国で1円で作りB国で9円で売る。
これなら8円の利益が出ます。
そうなると、日本を市場として見限る前提なら、むしろ貧困であればあるほど色々都合がいいワケです。
安い労働力を悪い労働環境で好き勝手に使える。
更に税制が、その労働力から搾り取って、企業の設備や内部留保に回せるシステムなら言うことなし。
ひょっとしたらアメリカのネオコンとかネオリベとか言う人たちも、アメリカが市場として有意だからアメリカの国益に寄与するようにやっているだけであって、アメリカの市場が危うくなれば平気で見捨てる人たちかもしれません。
ここまで来ると、そのグローバリズム、国境を越えた指向性はむしろ左派(革新派)に近い。
違いは、左派は国家という対立軸を希薄にして、そのロスを最小限にするのを目指すのに対し、新自由主義は国家という対立軸を際立たせた方が利益が最大化する点。
だから戦略として愛国を言い、国家のための自己犠牲を尊び、他の国の脅威を吹聴する。
対して右派(保守)といういのは「国家」という機軸を中心にそこの内部の人間の秩序を形成し、故に自国の利益の最大化を考える人たちです。
「自己利益のため対立軸が必要」「自国の利益を最大化する」目的は全然違うのに、途中の過程で二つはとても親和性が高いんです。
本来、右派(保守)にとって、自国なんかどうでもいい、場合によっては貧困になった方がいいと思っている新自由主義の人が本当の敵かもしれないのに、手法の相反する左派(革新)が攻撃目標になってしまっている。
うーんフクザツ。
で、さらに思いを巡らせてみる。
今までの政治において、保守って呼ばれていた人(主に自民党、最近の民主党)は本当に保守なんだろうか?
もしかしたら自ら保守と名乗りながら、日本のためと嘯きながら、愛国を説きながら、全然違う勢力だったんじゃないか?
もともと日本などどーでもよかったんじゃないか?
そんなオカルトチックなことまで考えてしまうのです。
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