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米国の北朝鮮、中国核攻撃計画極秘文書公開 2010/6/17(木) 午前 10:53
『証言北ビジネス裏外交』の第五章幻の稲山経団連名誉会長訪朝計画「核の傘を失い、核開発へ動き出す」で「北朝鮮は『ソ連の核の傘』に不安を感じたことで、自前の核開発を加速化する」と書いたが、その傍証となる米CIAの極秘文書が56年ぶりに公開された。
北朝鮮の核開発問題の本質を見据え、解決のシナリオを描く上で見逃せない。
韓国のKBSが機密解除された同文書を単独入手し、次のように伝えた。
朝鮮戦争停戦翌年の1954年3月に作成された文書は北朝鮮が再度南侵した場合、北朝鮮のみでなく、中国にも原子爆弾を投下する核反撃計画が含まれている。核攻撃目標は、吉林、瀋陽、青島、西安、天津など5か所。北朝鮮と隣接するか大規模な兵器倉庫のある都市である。
同時に、中国の沿岸封鎖と台湾を前面に出した大規模な本土空襲、海南島占領計画も準備された。
北朝鮮のみでなく、中国の共産政権まで転覆、交替させる狙いがあったと分析されている。
キム・ドンギル北京大歴史学部教授は「文書は、米国が中国と核戦争を含む全面戦争に入ろうとしていたことを意味する」と述べた。
米国はソ連の介入も想定したが、ソ連が米国との全面戦争を避けるため、最終的には中国までで譲歩し、北朝鮮は放棄すると判断していたとみられている。
極秘計画樹立には国務省、国防総省、FBI、CIA、陸海空軍と合同参謀本部最高首脳が参加した。
http://news.kbs.co.kr/world/2010/06/17/2113729.html
朝鮮戦争の最中、中国義勇軍参戦で窮地に陥ったマッカーサー国連軍総司令官が中国東北部への原爆投下を主張し、トルーマン大統領に解任されたことは知られている。
しかし、その後も米国は核攻撃の計画を綿密に立てていたことが、今回の文書公開で明らかになったことになる。
金日成と毛沢東はマッカーサーによる原爆投下計画を知っていたし、そのトラウマから、米国の核の脅威に対抗する手段を考えるようになる。
最初に動いたのが毛沢東で、中ソ論争でソ連と対立する中、1964年に核実験を行った。
金日成も1990年の韓ソ国交樹立でソ連の核の傘を失ったと判断し、中国に続く。
ともに核実験に際して「米帝国主義の核の脅威に対抗する自衛的措置」と声明を発表しており、動機は全く同じである。
事は単純な過去の話ではない。
核脅迫を受けた側のトラウマは消えることはなく、特に北朝鮮、中国の軍部には今も警戒感が根強く残っている。
歴史観のひ弱なオバマ政権はそれもわからず、天安艦沈没事件で中国と目と鼻の先の黄海で核空母まで動員した挑発的な大規模軍事演習を計画し、中国軍部から「我々を敵とみなすのか」と反発され、中止に追い込まれた。
北朝鮮の核開発について米日韓では「体制維持のため」と矮小化する見方が広く流されているが、反体制運動と安保問題を混同させる誤った見方であり、問題解決を妨げる危険なデマゴギーである。
冒頭の『証言』で「米国が韓ソ国交樹立に対応して朝米の国交樹立を急ぐなど、しかるべき対策を取っていたら、その後の展開はかなり変わっていたであろうし、2006年10月の核実験強行はなかったと思われる」と指摘したが、それは現在でも基本的な認識として意味があるだろう。
核保有国化した北朝鮮に核放棄を求めるには、北朝鮮と米日両国との関係正常化+αが必要である。
αとは、米国が日韓に提供している「核の傘」に対応する措置であり、@日韓の「核の傘」放棄、A暫定的に北朝鮮に核保有を認める、B中国による北朝鮮への「核の傘」提供、のいずれかを意味する。
ただし、事態は複雑化している。
軍部に一定の睨みが利く金正日総書記が健在な内に交渉を進める必要がある。
北朝鮮軍部は核廃棄に否定的であり、パキスタン方式を狙っている。ポスト金正日では誰が後継者になっても軍部への統制力は弱化し、それだけ核廃棄の道は遠のくと思われる。
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