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2010年06月17日
先程から、民主党の6月15日現在の菅直人新政権の閣僚・党役員の顔ぶれをじっくり見つめているのだが、マスメディアが煽るほど脱小沢・小沢派排除が徹底しているかと云うと、そうではない事実が散見する。
このままの菅政権だと自己矛盾が多過ぎる。 たしかに菅直人の所信表明は鳩山政権の真逆を語っている部分が多く、似非小泉純一郎政権かと思わせる衝撃的なものであった。官房長官・仙谷由人、幹事長・枝野幸男や玄葉、野田の起用がクローズアップし、小沢排除が民主党に浸透したが如き印象を持つのだが、何処か違和感を憶える。
閣僚関連は殆どが鳩山内閣の居抜きであり、特に検証する程でもない。レンホウが行革大臣に起用されたが、偽肛門ではないがテレビ・洗脳層向けの大臣起用は歴然としている。(笑) 山田農水大臣に至っては明らかに小沢派の人物である。口蹄疫の責任を押し付けようと云う思惑だとの意見もあるが、農家への個別補償問題の陣頭指揮を執るポジションだけに、小沢票田の一角はアンタッチャブルにしている。
17日今日にも参議院選に向けた菅政権のマニュフェストが発表されるだろうが、良く読むと小沢の意志も尊重しながら、目くらましに徹したものになると推察する。(笑)
党役員や幹事長室の顔ぶれを見ても、徹底した小沢排除が浸透しているとは言い難い。目立たぬ人事において、菅直人は小沢一郎の顔を立てている。青木愛などマスメディアの注目を浴びていた小沢派議員は再任や新任を固辞した経緯もあるので、排除の論理がまかり通っている状態ではない。
あの反小沢の急先鋒、盗聴議員・生方幸夫の副幹事長がいつの間にか消えている。(笑) あれだけ持ち上げ、テレビ出演をさせた生方幸夫が副幹事長を降ろされているのだ。マスメディアの何処かは、この事実を報道したのだろうか?それとも筆者が民主党HPのアドレスを見間違い、成りすましサイトを見ているのだろうか?
石井一、山岡賢治、輿石東、高嶋良満、平田健二等々 怖ろしくて手もつけていない。 この事実を確認した上で、今度の参議院選の布石は誰がしたのか確認すると、小沢一郎に辿りつく。選挙だけ孤軍奮闘で働かせ、後は3年間静かにしていろと菅直人が叫んでも、小沢一郎が大人しくしているわけはないのだ。
昨日のコラムでも触れたが、小沢一郎と云う大型時限爆弾を懐に抱えたまま、菅直人、仙谷、前原、枝野が小沢一郎を抹殺しようとする行動はあまりにも危険が伴う。
鳩山・小沢W辞任劇から数週間で小沢一郎抹殺のシナリオ等出来るわけがない。いや、毎晩研究に余念がなかったから出来るのだと云う意見もある。鳩山政権下では居眠りをしていたのだと。 しかし、権力闘争はそんな甘いものではないだろう。
痩せても枯れても党内最大勢力の小沢グループを無視して、菅直人が暴走する姿には違和感がある。政治や政局で違和感が存在する場合、そこには裏がある。
田原や高野ら評論家と呼ばれる人種の論調はピュアな民主党政権の樹立に興奮し、異様な偏りをみせ、激しく「脱小沢」を煽っている。その辺の事は「日々坦々」さんのブログが検証しているので参考にしていただきたい。高野孟という男はどうも田原同様に胡散臭い。
表面的には菅直人が小沢一郎を売った・裏切った姿を見せている。テレビ等が洗脳層に伝える範囲において、反鳩山政策であり、権力において反小沢に見える。
しかし、菅直人の昨日の発言、仙谷や枝野の弁護士魂を標榜するような小沢褒め殺し、擁護は何を意味するのだろうか? 筆者の考え過ぎと云うこともあり得るので言い切ることは出来ないが、菅直人政権が一時の小沢隠しを、人事だけではなく、政策までも巻き込んで自民党壊滅劇の大舞台を整えた可能性は否定できない。
小沢一郎にとっても、自民党の壊滅は望むところだ。兎に角、民主党を分割せざるを得ないほど肥大化させてから考えよう。それまでは共通の敵である、米国勢力・霞が関・検察・財界とは一時融和しようではないか。先ずはマスメディアだけは片付けよう。
たしかに菅政権はマスメディアに対峙する姿勢を思いのほかみせている。 面白い事だが、この戦略化された大舞台のシナリオライターが鳩山由紀夫であったなら、虎は死して皮を残すである。彼の奇妙なツイッターの呟きもそれをチラリと言ってみたくなったのかもしれない。(笑)
民主党にとって昨夏の「政権交代」を実現したにも関わらず8カ月で鳩山政権が潰された要因を分析、一遍にすべての元凶を片づける正攻法作戦を放棄、戦略を転換した可能性はある。 抵抗勢力を一つずつ潰す。
菅直人政権による「表見脱小沢」人事によって、洗脳層の雪崩現象を狙い、民主党コア層のアナウンス効果を高め、マスメディアの動きを封じる。 戦略は実行され、既に大いなる雪崩現象を引き起こしている。
テレビのコメンテータ連中も、予算委員会を開かないようでは議会制民主主義の崩壊だと叫んでも、国会は理屈抜きに閉会している。
今後マスメディアが民主党を叩く手立ては閣僚の小さな醜聞をほじくり出す方向に移るだろう。多少の痛みはあるかもしれないが、最悪トカゲの尻尾切りで乗り切るだろう。
既に幾つか醜聞・疑惑関連の記事が出ているが影響は軽微だ。先ずは自民党壊滅、次にマスメディアの目先を常にたぶらかす戦略。そして参議院選単独過半数の確保が当面の目標なのかもしれない。
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