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「特捜部はあらかじめ事件の構図を描き、供述調書をこれに当てはめていくという、信じがたい捜査をしたと推測される。
取り調べで被疑者を誘導して自白させるという典型的な冤罪(えんざい)のケースである。堅実な調べで定評がある「特捜」で前時代的捜査が今も行われていたとは…検察全体に与える影響は計り知れない。
判決は9月上旬の予定だ。無罪判決が出れば、検察当局はこの事件の捜査を徹底検証し、結果を公表することを求めたい。」
サンケイさん、こういう記事を「正論」というんですね。
産経新聞から
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100615/trl1006150735001-n1.htm
(転載開始)
【風を読む】論説委員・松村雅之 信じがたい特捜の捜査
2010.6.15 07:33
特捜部といえばこれまで、巨悪に鋭い捜査のメスを入れる検察集団とされていた。
特捜部は東京と大阪、名古屋の3地検にしかなく、自他ともに認める検察庁のエリート検事の最強捜査機関である。
戦後最大の疑獄といわれるロッキード事件に代表されるように政治家や官僚が絡んだ数々の事件を手がけ、国民から絶大な信頼を得てきた。ところが、その信頼を根底から覆す異常事態が起きている。
大阪地検特捜部は昨年2月に障害者団体向けの郵便割引制度を悪用した郵便不正事件を摘発し、厚生労働省元局長らを逮捕・起訴し現在、大阪地裁で公判が続いている。
検察側に衝撃が走ったのは、先月26日の第20回公判でのことだ。裁判は初公判から荒れ気味で元局長は一貫して無罪を主張し、捜査段階で元局長の関与を認めていた元部下らも公判に入ると、ことごとく捜査段階での供述を翻した。
問題の公判で、裁判長は元部下らの供述調書の大半を、「検事の誘導で作成された」と述べ、証拠として採用しないことを決めた。裁判長は、大阪地検特捜部の捜査手法を厳しく批判しており、これで元局長が無罪になる公算が大きくなっている。
特捜部はあらかじめ事件の構図を描き、供述調書をこれに当てはめていくという、信じがたい捜査をしたと推測される。
取り調べで被疑者を誘導して自白させるという典型的な冤罪(えんざい)のケースである。堅実な調べで定評がある「特捜」で前時代的捜査が今も行われていたとは…検察全体に与える影響は計り知れない。
判決は9月上旬の予定だ。無罪判決が出れば、検察当局はこの事件の捜査を徹底検証し、結果を公表することを求めたい。
(転載終了)
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