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2010年06月16日
菅直人の民主党は、自己矛盾の宝庫に成り下がった。
しかも小沢一郎と云う大型時限爆弾を抱えたまま、7月11日の参議院選挙に勝てると云う実感もなく突き進むことになった。マスメディアの世論調査の支持率頼りで見切り発車したわけだが、肌身で感じる実感なき選挙戦突入はビクビクものだろう。
小沢の秘書軍団や小沢と気脈を通じる地方の選挙のボス達からの情勢分析情報は小沢一郎に集中している。 これら情報は小沢一郎の個人的繋がりから上がってくるものなのだから、小沢の胸一つに仕舞いこむことになる。
枝野にも小宮山にも一切流されることはない。つまり、ほんの数週間前まで実権を握り、陣頭指揮していた小沢一郎だけが菅政権の参議院選の情勢を知っている。
現時点では、単独過半数には届かないかもしれない分析が優位で、上向きになりつつある世論調査の数値が上乗せに貢献するかどうか未知数と読んでいるようだ。
「ダーティー小沢」という法的根拠のないネガティブ・イメージを作ったのがマスメディアであり、それをバネに世論を逆転させたのが鳩山・小沢のW辞任劇だ。しかし、その目的が達成されたかどうか、マスメディアの世論調査の数値を見て成功だと信じる根拠にはならない。最終的には選挙結果だけが真実を語るわけで、小沢は気を緩めてはいないだろう。
世論調査の数値がことごとく菅民主党政権に好意的な傾向を見せた事で、菅直人が皮肉にも小沢の敷いたレールに沿って、国会閉会を決定したまでは成功である。
菅直人が、あの調子で予算委員会において質疑などしたものでは、どれ程のボロを出すか考えただけでも怖ろしい。代表質問に立つ菅直人を仙谷がドキドキしながら見守っていた姿が印象的だった。(笑)
いずれにしても、6月24日公示・7月11日投開票は決定した。おそらく来週からは政治は選挙モード一色に塗りつぶされることになる。その間に菅直人の第二の小泉純一郎化が国民にバレルかどうかが焦点になるものと思われる。
だいたいが昨年の政権交代時の鳩山民主党とほぼ真逆の政策を引っ提げて登場した菅政権が優位を保ち逃げ切るとするなら、議会制民主主義の政党の理念等と云うもの「何でも良い」ことになる。
嫌米でも親米でも隷米でも、そんなことは判らない、兎に角「クリーン」なら何でも支持する日本国民が実存することになる。(笑)
マスメディアは、政策論争がないじゃないかと菅政権をなじるが、国民は政党の政策なんかいい加減なものだと断じているのかもしれない。何処がやっても同じだ。それならカネに汚くない政治家が集まったようだから、良いんじゃないのってことになる。
政治家に政治をさせない政局政治を強いたのはマスメディアだ。国民を「政治とカネ」で1年以上にわたり洗脳し続けたのがマスメディアだ。今そのツケをマスメディアは一身に受けている。ステレオタイプの国民を作り上げたマスメディアの責任は重大だ。
彼等が秘かに支持する政党の政策論争を国民に投げかけても、もう政治的思考能力を失った多くの国民は見向きもしない。クリーンと見た目の良さ、口八丁手八丁だけが興味の対象になる有権者を作ったのはオマエ達マスメディアだ。
このような傾向は何を生み出すか。判っているだろう、新聞を読まなくなるってことだ。つまり、購読者が限りなく減少する事である。まさに天に唾したのはマスメディアだ。今年の後半乃至は来年からは、マスメディアの形振り構わぬリストラが始まるのだろう。良い気味である(笑)
いずれにしても、菅政権は「世論政治」にドップリ浸かって選挙に突入する。マスメディアの戦術を逆手に取ったとも言えるが、道を作ったのは誰あろう小沢一郎だ。人事で脱小沢を標榜しながら、「小沢の掌で踊る民主党」が未だに存在している。
おそらくマスメディアは次なる戦力を打ってくるだろう。政策論争は効き目がない。醜聞政局を演出する必要に迫られる筈だ。さて何が出て来るのだろう?
検審の議決を選挙前に出すことは流石にないだろう。あるとすれば、閣僚の醜聞だ。レンホウがターゲットの一人になりつつあるようだ。ただ、小者揃いの菅内閣、醜聞すらも小さい(笑)有権者の心を揺さぶる事は容易ではない。ナベツネ・船橋、ここはCIAと相談するしかないだろうよ!(笑)
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