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「ゲンダイ的考察日記」より転載
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2010/06/15(火) 07:30:34
[小沢一郎ネタ] 小沢一郎は何を狙っているのか
ポーズだった菅の「脱小沢」が本物になってきた
「国民の不信を招いたのだから、小沢幹事長はしばらく静かにした方が、ご本人、民主党、日本の政治にとっていい」
3日夜、菅首相が代表選の出馬会見で吐いたセリフに、党内が凍てついた。
「よくぞ言った」は少数で、「あんなことを言って大丈夫なのか」が圧倒的だった。
が、小沢グループから目立つ批判は上がらなかった。そこから、永田町では「ウラで小沢と菅の間では打ち合わせができている」という見方が有力だ。
担当記者が語る。
「事前のスリ合わせなしに、菅があんなことをいきなり言ったら、小沢も小沢側近たちも許さない。代表選は地の雨が降る真剣勝負になっていた。大本命だった菅が、そんな危険をわざわざ冒す必要はない。勇気もない。2人のデキレースですよ。“小沢さん、キツいことを言わせてもらいますから”“オレを悪者にして構わない”といった打ち合わせが当然あったはずです」
だが、その後、逆の見方が増えてきた。反小沢の先鋒だった枝野を後任の幹事長にしたり、党内一の小沢嫌いである小宮山洋子を資金管理の財務委員長にしたりと、小沢への“嫌がらせ”゛か過ぎるからだ。
「最初の頃の“脱小沢”はポーズだったかねしれないが、それを前原、岡田、野田などがまじめに支持し、マスコミのウケもいい。小沢排除を強調したことで、支持率もV字回復した。菅は引っ込みがつかなくなり、本当に“脱小沢”で走り始めた。世論を味方につけておけば、小沢グループも逆らえないと考え始めた。だからマニフェスト変更や増税路線など、小沢流の選挙戦術と逆のこともやり始めた。反小沢の神輿(みこし)にエイヤーと乗ってしまった感じです」(党内事情通)
菅と小沢の関係は、どっちが本当なのか。ウラで通じているのか、手を切ったのか。
それを知るには、鳩山・小沢ダブル辞任前まで時計の針を戻す必要がある。
【緊急連載】「小沢は何を狙っているのか<3>」より
(日刊ゲンダイ 2010/06/12 掲載)
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最初から「ポスト鳩山は菅」に決めていた
地方行脚を再開した意味
2日に幹事長を辞任した小沢が、12日から参院選の“地方行脚”を再開した。和歌山で地元連合会長と会談。その後、熊野古道の散策を報道陣に公開した。
これには見方がさまざまだが、報道陣の受け止め方はこんなところだ。
「依然、連合カードは小沢が握っているというデモンストレーション。さらに、自分が擁立してきた参院選候補を見捨てたわけじゃないというエール」――。小沢嫌いが多い政治部記者は、「党内の“脱小沢”の広がりに焦る小沢」という構図を描きたがっている。「孤立する小沢」と解説する記者もいる。
だが、それは違う。参院選のためにダブル辞任を決断した小沢は、民主党の支持率が回復し、参院選勝利が見えてきたことを誰よりも喜んでいる。名より実をとる男。それが小沢である。
それは菅首相と距離感についても言えることだ。菅との関係にヒビが入っているわけではない。
「ダブル辞任を決めた小沢は、早くからポスト鳩山は菅と決めていた、経験や安定感、知名度からです。菅もそれが分かっていたから、小沢の“政治とカネ”の問題で批判めいたことは一切言わなかった。ダブル辞任を決めた小沢が、間髪を入れず代表選を4日にしたのは、後継を菅で一気に決めてしまうためでした。時間が空くと、前原グループなどが“菅さんは小沢に近すぎる”“世代交代だ”などと言って、党内を混乱させる危険があったからです」(民主党関係者)
小沢グループが、菅の対抗馬を探したのも、前原ら不満分子を菅支持へ終結させるための「演出」という声さえある。だから、菅が「脱小沢」で人気を高めていることも気にしていない。小沢の視線はすでに参院選後に向けられている。そもそも、政局が思い通りにいかなければ、地方行脚再開などせず、ずっと潜ってしまう男である。
和歌山に姿を見せ、取材にも応じたのは、「このまま小沢が消えてしまったら選挙はどうするのか」と疑心暗鬼の民主党組織や自民党から寝返った業界・団体の不安を打ち消す行動と見ておいた方がいい。
【緊急連載】「小沢は何を狙っているのか<4>」より
(日刊ゲンダイ 2010/06/14 掲載)
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連載の途中からですが、菅首相と小沢さんの関係は、どうしても気になります…。
▼関連投稿▼(1)
【小沢一郎は何を狙っているのか】〈1〉赤坂に掲げたT・ルーズベルトの檄文 「価値ある大義に全力を傾ける」 ゲンダイネット
http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/279.html
投稿者 亀ちゃんファン 日時 2010 年 6 月 10 日
▼関連記事▼(2)
http://www.gendai.net/articles/view/syakai/124508
緊急連載【小沢一郎は何を狙っているのか】〈2〉「9月の代表選で勝負をかける」は本当
【政治・経済】
2010年6月11日 掲載
民主党の代表選挙が9月に行われる。参院選で過半数確保ならもちろん、50議席台でも、党内は菅首相続投で一致。無投票再任とみられている。
だが、地元・岩手へのビデオレターで「また先頭に立つ」と宣言したように、小沢が代表選で勝負に出るのは間違いない。
関係者が言う。
「今回の代表選が終わった4日夜、小沢は129票取った樽床議員を持ち上げ、“あと90票でひっくり返ったな”と上機嫌だった。90票を上積みするくらいは簡単だと、自信を見せたのです。実際、今回の代表選では小沢は表に出ず、票集めもしなかった。もし本気でやったら、小沢グループ150人に加え、旧社会党グループや鳩山グループを抱き込み、党内過半数を握るのは難しいことではないのです」
来月の参院選では、小沢が発掘した直系候補も多く当選してくる。小沢グループが断トツの党内最大勢力である限り、代表選の主導権も簡単に握れるのだ。グループの議員が語る。
「問題は2つです。菅首相の人気が9月になっても高いままだったら、どうするか。もうひとつは、検察審の2度目の議決が7月中に出て、強制起訴になる可能性もある。だから本人は立候補する気はないし、本気で菅首相を倒す気もない。政権が崩壊したら元も子もないからです。代表選の場を借り、力を誇示して、事実上の“幹事長職”に戻れればいい。当然、菅首相もそのあたりのことは分かっているし恐れているから、参院選で勝っても、小沢さんをさらに追い詰めることはしない。参院選が終われば、野党対策や来年の統一地方選対策で、小沢さんを重用するようになりますよ」
しかし、これはあくまでも小沢サイドの“楽観的希望”である。菅首相の本音はどこにあるのか。2人の本当の関係はどうなのか。
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