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菅政権の“虚像と実像” 「脱小沢」は政治的演出?
「脱小沢」を旗印に菅内閣がスタートした。5月31日の鳩山、小沢、輿石の3者会談から激動の9日間を経て、世論は様変わり。新政権への期待感高揚で民主党にとっては、まさに7月の参院選挙勝利に向けて、思惑通りに事が運んでいるように見える。だが、そこで気になるのは「脱小沢」シナリオ。菅政権の本当の姿は? 永田町関係者に聞いた
業界関係者A 「鳩山(前)首相の辞任会見とその前の3者会談後の親指を立てたあのシーンも含め、一般マスコミは、鳩山前首相が小沢前幹事長を道連れにしたと報道したが、実際はそれが逆だったことが分かってきている」
業界関係者B 「そもそも、政治的な力関係からして、そんなことは起こり得ないはずだが、どうも一般マスコミは会見での発言内容をそのままうのみにして報じるから、誤報ばかりが目立つことになる。本当に取材してるのかね」
業界関係者A 「まあ、記者クラブの弊害もあるだろうけど。もっと悪質なのは誤報と分かっても、今度はそれに、つじつまを合わせるかのような報道を繰り返すことだな。5月末退陣説もそう。結果的には退陣したが、経過はまるで違う。最後まで(鳩山前首相は)やめるつもりはなかったわけだから」
――まあ、その辺で、菅内閣が華々しくスタートし、国民の期待が高まっている。
業界関係者A 「菅氏の3日の代表選出馬会見での(反小沢)発言が高く評価されているようだが、小沢氏に近い筋からの情報によると、実際はその前日(2日)、電話での話し合いが持たれていたようだ。その内容が“一回休み”というから、すべてはシナリオ通りじゃないか」
業界関係者B 「じゃあ、脱小沢だの反小沢だのと一般マスコミが書き立てているけど、それも、想定の範囲内というわけか」
業界関係者A 「出馬会見で菅氏は記者の質問に、小沢氏とは連絡を取っていないと発言した。これで、『反小沢』と解釈されたんだろう。つまり、想定の範囲内というよりも、そう発言することで今度はマスコミを利用した――といった方が適切かもしれない」
業界関係者B 「なるほど、じゃあ、菅氏はうそをついたことになるが、これも、政治の駆け引きか。ただ、小沢氏が了解していたとなると、それで、すべてが理解できるわけだ。参院選挙の勝利で目的が一致しているわけだから、すべてはその一点だな」
――小沢氏がいったん、身を引いたことで、菅内閣の行方はどうなるかな?
重し外れ、百家争鳴 参院選後に小沢氏復権へ
業界関係者A 「“重し”がなくなったことで、党内外で各人が勝手なことを言い始めるんじゃないか。これまでは、小沢氏がにらみを効かしていたから、各人、我慢して仕事をしてきたわけだから…。官房長官を含め、既にその勝手な言動の兆しは出ている。閣内もまとめきれなくなるだろう。そうなると、例の“イラ菅”復活だな」
業界関係者B 「確かに、枝野幹事長人事では同じ反小沢グループの中で、早くも“大もめ”だったというし、安住新選対委員長なども、言わなくてもいいことまで口走っている。閣内もバラバラだ」
業界関係者A 「まあ、参院選が終わるまでは自重するだろうけど。新閣僚を見渡しても、選挙対策のための人事であることは見え見えだが、これも、一応は反小沢のくくりで許されているようだ」
――そのほかの人事はどう?
業界関係者B 「副代表に石井一(前選挙対策委員長)と山岡(前国対委員長)氏という親小沢系のベテラン議員が選ばれた。農水相は山田正彦副大臣の昇格だがこれも小沢系。前農水相の赤松氏は社会党出身だが、今では親小沢だから、つじつまは合っている」
業界関係者A 「副代表の石井ピン(一)はお情け。山岡さんは昇格の意味もあるだろうけど、まあ、棚上げ人事に等しいな」
――小沢氏の次の一手は?
業界関係者A 「まあ、(約束通り)しばらくは表には出てこないだろうけど、9月の代表選では、誰かしらを担いで復活するはずだ。そのためにも、今度の参院選では、1人でも多くの同志を獲得することが必要になる。与党の過半数確保といっても、実際の当選者は小沢系ばかり、なんてなことになりかねない」
http://www.nsjournal.jp/column/detail.php?id=213243&dt=2010-06-10
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