http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/523.html
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政治は所詮権力闘争である、という人がいる。
そういう発言を見る度、政治が権力闘争であってはならないと思う。
少なくとも民主主義では、政治は国や地方をどうしたいかという民意の表明の場であり、またそれを通して各個の生活を良くしていくための手段だ。
まあ、権力闘争の物語は見てても面白いし、そういう側面を皆無にもできないんだろうけどね。
それはあくまでもオマケであり、そんなものをメインストリームにして政治を考えてはいけない。
数ヶ月前、思えば鳩が辺野古くい打ちなど言い出した頃、もっと強硬に反対を言うべきだった。
あそこで鳩を引きずり降ろせば、あるいは引きずり下ろすぞという緊迫感を作れれば、アメリカと軽々に合意声明など出せなかったし、現状のように、既定の路線としてしらつと菅がスルーできる状況でなかたのかもしれない。
ところが「鳩はぎりぎりで国外移転を打ち出す」などという話が流れていた。
阿修羅でも、ブログでそう言っていた人も多かった。
自分も期待していなかったと言ったらウソになるが、気が付いたらその期間に状況はより悪くなっていた。
さて、現在権力闘争の物語の中心に小沢という政治家がいる。
なんか話を聞いてると、小沢が辺野古を移転を撤回してアメリカ追従を修正し、国民のための政治をしてくれるらしい。
そのために辺野古移転を強行し、対米追従、官僚主導、法人税を下げて消費税値上げを公然と言っている民主党に投票するという人が阿修羅に数多。
ってワケわかんねーよ。
鳩の件はまだ、本人の口から「普天間の県外・国外移転」「消費税は据え置き」「コンクリートから人へ」なんて明言してたから、まあ寝返りであり、だまされた方にも同情の余地がある。
でも小沢は「近々党を割って政界再編」「9月に代表選で巻き返して辺野古撤回」「たとえ執行部に反対しても消費税は上げない」とか公言しているわけではない。
つまり小沢が何をしてもしなくても、それぞれの脳内のストーリー通りでない、というだけで「寝返った」とすら言えない状態だ。
いや、小沢本人は本当に誠実な人かもしれない。能力のある人かもしれない。
でも、こちらの望むな政策を公言し、そのために動いている人でなければ、ただのどーでもいい政治家の一人に過ぎん。
そして脳内のストーリーを優先させ、現実にそのために戦っている人を見捨てるのはクレージーだ。
それで小沢が動いてくれればまだしも、動かなかったらどうすんだ?
へへっ、外れちゃったよ、で済ますのか?
民主党は沖縄で独自候補は擁立しないそうだ。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/politics/20100614-OYS1T00199.htm
つまり「反辺野古移転の議員ばかっりだから公認してやるものか」という話。
こんな党に、ホントに投票すんのかよ。
小沢派は伸ばして後は落とす。
そんな器用なことができるかどうか。
よしんばできたとして、それが十全に民意を示せたことになるのか。
きっと民主党は議席が増えれば「自分たちが認められた」と言うだけだろうさ。
民主が減ると○○党と組んじゃうから。。。
そんなことを気にして、自分の意見と違う党に投票してどうする。
もともとその程度の、利に走る党だっただけ。
そんなもんに自分の望みを託すな。
今だ、今。
今、自分の考えと近い勢力を応援して、一議席でも多くすることが「民意を伝える」ということ。
「こういう声は無視できない」と思わせること。
それが正しい政治の参加手法だ。
オレの読みではどーのこーのなんていうのは、利口ぶりっこの自称事情通に任せておけ。
当たるも八卦、当たらぬも八卦なんてものに身を任せるな。
鳩の寝返り以降、つとにそう思ってしまうのです。
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