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2010⁄06⁄13(日) 10:49
「脱小沢」を前面に出した菅政権に対する、民主党支持者の複雑な想いがネット上の情報を通じて伝わってくる。
昨年の衆院選挙で民主党(社民・国新含む)に投票した人の中で、一連の「政治とカネ」問題で早々に見切りをつけられた浮動的な人たちを除き、検察とマスコミが強風を吹かせた嵐の中でも民主党を中心とする連立政権を支持し続けた「コアな人たち」が、菅政権に対する評価に微妙な違いを見せてきた。
まず、分類として大別すると
1.民主党結党以来のコテコテな支持派
2.とにかく非自民政権維持してもらいたい派
3.シャキシャキの小沢一郎支持派
ということになる。かなり、荒っぽい分けかたではある。
まず、現政権を思いっきり支持しているのが、1の民主党結党以来の支持者層の方々だろう。
それから、不本意ではあるが、とにかく非自民政権を維持してもらいたいという、現政権に対しては消極的な支持層が全てにいて、とくに3に多い。
そして、今までどんなことがあっても支持してきたが、民主党自体の支持を撤回し、次の参院選は別の党に入れるつもりでいるという、見限った人たち2.3の中にいて3が特に多いと思う。
この1の「民主党結党以来のコテコテな方々の中から、最近よく小沢批判ともとれる発言が見られる。
「ドラエモン」の名を勝手に使っている、あの民主党ゴロ・松田光世元秘書である。
菅内閣が発足してから、本性を現し小沢氏をコケにするツイートを日々エスカレートさせている。このブログでも、この御仁の発言を引用・転載し、参考にさせていただいてきた。
最近では、自分が自分がと首相秘書官になりたくてしかたがない病に陥っているようで、人の取材による情報も自分が以前から取材してきたような書き方をしていたり、思い込みで間違った情報をかなり流している。
また、人が語ってもいないことでも、自分で創作していたりして後でバレてそのツイートを削除までしていたりするので、今後は参考にしないほうが無難である。
こんな小粒なかたは、あの生方ではないが、無視するのが一番いいとして、もっと影響力がある方が、とうとう「カミングアウト」している。
『インサイダー』編集長の高野孟氏である。
高野氏はブログサイト「THE JOURNAL」を主宰していて、いつも参考にさせていただいている。
つい最近の三日連続ですばらしい論説が掲載されている。
●平野貞夫氏の「菅民主党新政権に感じること」(6/8)だ。
http://www.the-journal.jp/contents/hirano/2010/06/post_15.html
この中で、菅さんが代表選挙の記者会見で「小沢幹事長は国民の不信を招いたことについて、少なくともしばらくは静かにしていただいた方が、ご本人にとっても、民主党にとっても日本の政治にとってもいい」と発言したことを激怒。
≪人間は基本的人権として、言論と行動の自由をもっている。まして与党の幹事長を勤め、党の代表として政権交代に自己を犠牲にして貢献した小沢一郎という政治家に「日本のためにも静かにしていろ」との暴言は見逃せない。この発言は、政治家の言論・活動の自由を侵害するという憲法上、由々しき問題である。日本の有識者、政治家がこのことに気がつかないことが、日本の知的危機といえる。・・・率直にいって、菅氏の性格は他人を利用して自分の地位や利益向上に利用するというきわめて自己本位で人間としての礼や信や道に欠ける態度であった。「脱小沢」の選挙劇場を演ずる役者としては適当かもしれないが、日本の社会や国民の生活を一新させることは無理である。≫と三行半をつきつけている。
●田中良昭氏「政界再編が準備されつつある」(6/9)
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2010/06/post_223.html
これもよかった。
●二見伸明氏 「動かざること山の如く、動くこと雷霆の如し」 ── 孫子の兵法
http://www.the-journal.jp/contents/futami/2010/06/post_20.html
この論説は何回か読み込んだ。さすがに新進党が無くなって後、公明党から自由党に移籍したツワモノである。当時公明党=創価学会からかなりの妨害を受けただろうけど、小沢さんに魅せられ妨害を絶ち切り、創価学会とも絶縁して小沢さんのもとに駆けつけた人が言うことは内容が深い。今は引退してしまったが、平野氏といい惜しい人が小沢さんの周りにいたいことが気になるところだ。
予断だが、同じく公明党から移籍し、公明党の数々の嫌がらせを受けつつ選挙にも落とされつつも復活してきた、東 祥三議員が民主党にいる。気骨のある猛者である。
このお三方が掲載された後の高野氏の論説は、「とうとう本音を言い始めた」という印象だった。
●ダブル辞任はどちらが仕掛けたのか? ── それはともかく、さあ、菅政権!
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/06/post_589.html
これはじっくり読んでいただくとして・・・。
高野氏は民主党結党の仕掛人であり、立役者であることを考えれば、この論説も理解できる。
高野氏は結党にまだ消極的だった菅直人(当時さきがけ)に、自分で書いた「民主党基本理念」を鳩山由起夫と一緒に見てもらい、二人に了解を取り付け結党に至っている。
http://ameblo.jp/asuma-ken/entry-10561584385.html
オリジナルメンバー中の中心メンバーなのだ。
この中で高野氏はリベラル色を前面に打ち出し、古い政治家像からの脱却を標榜しているように聞こえてくる。小沢氏とはそもそも相容れないものがあることがよくわかる。
「脱小沢」を打ち出した菅政権において、民主党結党当初の理念を、今こそ実現できる絶好の機会と捉えた、と高野氏が考えている、とみることができる。
菅さんは考えてみれば、あの「自社さ政権」に乗った、いわば日本の政治を歪めた張本人である。権力のためなら何でもありの権力志向の自民党的政治家といえる。
この政権は、選挙管理内閣ではなく、初期民主党の理想を実現させるための本格政権を目指している。
仙谷氏が小沢さんに対して、週刊文春で「彼は民主党にいるべき人ではない」と公然と語っていることからもわかるように、もはや、小沢さんの居場所は民主党にはない。
今まで高野氏は折に触れ、小沢擁護の発言を繰り返してきた。
別の言い方をするならば、高野氏をはじめ「民主党オリジナルメンバー」達は、民主党が政権交代を実現するために小沢さんをうまく利用してきた、ともいうことができる。
今後、菅民主党は、益々小沢排除に動いていくだろう。
そのためには野党の「反小沢」勢力とも結託していくだろうし、検察・マスコミともガッチリ手を結ぶかもしれない。
何せ、権力のためなら村山さんを総理にかつぎ上げ、自民党と社会党を結びつけることに協力することができるくらいの感覚の持ち主であるのだから。
高野氏の論説で、そのことがはっきりわかったことは大きな収穫だった。
参照 http://www.smn.co.jp/takano/who.html
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