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憂き世の日々に埋もれて、たまには温泉へ
2010年6月11日 (金)
郵政法案に関して、亀井静香が大臣辞任するも連立維持して、大臣後釜には自党の議員を滑り込ませる絶妙な妥協。タケナカの手先木村剛が作ったような日本振興銀行に家宅捜索
このブログの前記事で(http://onsen-kabumasa.cocolog-nifty.com/okirakunikki/2010/06/post-8870.html )「政権にいることの意味が判っている亀井静香だ、最終的には上手く妥協なんじゃないの。参院選後に再度法案を上程することを民主党に確約させればそれで十分だろうし」なんて書いていたんだが、深夜になって急転直下、亀井静香が大臣辞任をしたんだね。
時事通信の記事で(http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2010061000967 )
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亀井担当相が辞任表明=郵政見送りに反発、連立は維持−参院選、7月11日投票 政府・民主党は10日、郵政改革法案の今国会成立を見送る方針を決めた。会期末にいったん審議未了、廃案となる。同法案の今国会成立を求めてきた国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相は反発し、閣僚辞任を表明。後任に自見庄三郎幹事長を推す考えを示した。同党は連立を維持するが、発足早々の菅政権にとって大きな打撃だ。
一方、国会の会期は野党が求める予算委員会の開催に応じることで、1日だけ延長し17日までとなる方向。この場合、参院選の日程には影響せず、当初の予定通り「24日公示、7月11日投開票」で実施される。
亀井氏は11日未明、党本部で記者会見し「党代表の私は約束を破られた。(菅直人首相に約束を)履行させられなかった責任がある」と辞意表明。この後、首相に電話で「私の意思は変わらない」と伝えた。首相は「連立継続はありがたい」と語った。
国民新党所属の松下忠洋経済産業副大臣と長谷川憲正総務政務官は現職にとどまる。
民主、国民新両党は11日未明、(1)連立を維持し参院選を戦う(2)参院選後も連立を継続する(3)参院選後の臨時国会で郵政法案と同じ法案を最優先課題とし、速やかな成立を図る−など5項目の確認書を交わした。
これに先立ち、民主党は10日夜の与野党国対委員長会談で、最終盤の国会日程について、(1)16日までの会期を1日延長し16、17両日に衆参予算委員会を行う(2)16日に党首討論を行い、会期は延長しない−の2案を提示。野党側は、予算委の日数を増やすよう求めたが、民主党は応じない方針で、最終的に「1日延長」案で折り合う見通し。
政府・民主党が参院選日程に影響しない延長幅にとどめるのは、菅政権への世論の期待が高い中で選挙に臨んだ方が得策と判断したためだ。同党幹部は「首相官邸は(郵政法案の)強行採決を嫌がった」と指摘した。
一方、衆参両院の議院運営委員会は10日夜の理事会で、11日午後に首相の所信表明演説を行うと決めた。両院での各党代表質問は14、15両日の見通し。(2010/06/11-02:07)
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さすが老練なワザ師、亀井静香らしい絶妙な政治妥協だ。すでに選挙対応内閣でしかない菅政権では大臣にいること自体が意味もないし、郵政法案に絡む支持者向けには責任をとって辞任で潔い姿勢を見せ(参院選では郵政法案支持者を引きつけておける)、
その責めは約束を守れなかった菅首相にして、連立は維持して、金融大臣の後釜には自党の自見議員を滑り込ませて、郵政法案に関しては、参院選後のリトマス試験紙として、民主党が反古にしたら連立離脱をさらに大きなマスゴミのエサに出来る訳だ。
こういう点が、原理主義的な行動しか出来なかった社民党の福島党首とは違う現実主義者ってところだろうな。参院選に向けて選挙対応に専念できる訳だし、その間には小沢一郎と暗躍(これは良い意味でだ)出来る訳だ。参院選後には小沢一郎、国民新党、新党大地、それに自民の反コイズミ似非カイカク議員などと連携しての大政界再編で、従米ではない独立民族派の党が出来て、コイズミ似非カイカクシンパみたいな連中の民主党政権に対立して欲しいもんだ。
だいたいだ、政権交代を奇跡的に実現したのは小沢一郎だ。その功労者への恩義も忘れて菅直人は検察とマスゴミがタッグを組んで惹起した冤罪まがいなのに「国民に不信を与えた。しばらく引っ込んでいろ」と小沢一郎を非道な攻撃をした。あの売国野郎のタケナカなんてのがそんな菅政権評価していんだから、菅政権がいかに“官”政権かが自明と言うもんだ。
ところで、そのタケナカの売国経済政策の手先として陰険な目付きでマスゴミに登場しては喚きまくっていた木村剛が作ったような国民騙し銀行「日本振興銀行」が銀行法違反容疑で警視庁の家宅捜索を受けたとか。
メディアの記事によると、中小企業向け融資を手掛ける日本振興銀行に対する金融庁の検査で、同行の役職員が業務上のメールを削除した疑いが強まったとして、警視庁捜査2課は11日午後、銀行法違反(検査忌避)容疑で、同行や関係先の計数十カ所を家宅捜索したとか。
木村剛を中心に開業した銀行で、木村は日銀出身で、当時のタケナカ金融担当相時代に金融庁顧問も務めた奴だ。日経なんかによると、開業直後から創業メンバーの内紛が表面化。社長の解任や執行役の辞任が相次ぎ、次第に不良債権も増加、05年5月には木村自らが会長に就任したが、09年3月には商工ローン大手、SFCG(旧商工ファンド、破産手続き中)からほかの信託銀行に譲渡済みの貸出債権の二重譲渡を受けていたことが判明。10年3月期決算で51億円の最終赤字に転落。木村会長兼代表執行役は経営悪化の責任を取る形で今年5月10日付で辞任したって疑惑だらけ
の銀行だ。
木村剛なんてのは新自由主義に凝り固まったカルト信者みたいなもので、コイズミ似非カイカクに乗って、自己責任なんかを喚いていた奴だ。しかし、自分のことになるとこの手の無責任な新自由主義カルトらしく自己責任とは無縁のようで、膨大な赤字を作った元凶のくせに、さっさと逃げ出した訳だ。それなら説明責任をしっかりと果たし、赤字の責任を取るのが自己責任だろう。まともな経営も出来なかったのに高額な報酬だけは頂いて逃げるなんてのはなんとも卑怯だよな。ならば、銀行経営に関与していた時期の報酬はすべて返却するのが自己責任なんじゃないのか。まあ、無責任体系のコイズミ似非カイカク一派にはそんな責任感なんてのは無縁だろうが。
2010年6月11日 (金) 21時49分
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