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「みなさんの力が発揮できる、そういった党を目指していきたい」
七日午後に憲政記念館で開かれた民主党両院議員総会で、菅直人新民主党代表は高らかに宣言した。ただしその席に、それまで民主党を牛耳ってきた小沢一郎前幹事長の姿は見られなかった。民主党本部によると「所用があって、そのために両院議員総会に間に合わなかった」というが、それを信じる者はほとんどいない。
「党の運営においても、徹底して透明化したい」
新幹事長に就任したばかりの枝野幸男氏がこう叫ぶ。枝野氏は反小沢の急先鋒として知られており、その言葉が小沢氏による党支配への批判を意味するものであることは間違いない。
総務会長の役職のない民主党では、「党三役」とは幹事長、国対委員長、政調会長を指す。このうち幹事長の枝野氏、政調会長と公務員制度改革担当相を兼務する玄葉光一郎氏はともに新党さきがけ出身で、菅氏に近い。
その他、選挙対策委員長に同じく新党さきがけ系の安住淳氏が選ばれるなど、新執行部は反小沢と見なされている。特に党の莫大な資金と人事を取り仕切る幹事長に枝野氏の名前が出ると、小沢氏側から不満の声が上がった。そんな軋轢を嫌がって、枝野氏は当初、党務よりも行革担当相の再任を希望していたという。
党三役の中で最も小沢氏に近いとされているのが、国対委員長に任命された樽床伸二氏だ。今回の代表選では、菅氏の二九一票に対して一二九票を獲得して健闘。それが今回のポストにつながった。そしてそのほとんどが「小沢票」と言われている。
というのも、代表選立候補を決めた樽床氏の第一回選対会議が開かれたのは四日の夕刻だが、会場の衆院第一議員会館第一会議室に集まった議員はわずか一六名で、立候補に必要な推薦人二〇名にも足りなかった。しかし一新会が強力に支援し、表向きには「自由投票」を装いながらも、実質的には鈴木克昌同会会長や同会所属の三井辨雄氏が主力となって票をかき集めていったのである。
ただし小沢グループの関係者によれば、樽床氏の得票が小沢票の全てではなかったという。
「今回は自由投票だ。我々の仲間の中には菅に一票を入れた者もいる。ただし前原グループの中にも樽床に票を入れた議員がいたから、あちらも縛りは厳しくなかったはずだ」(同関係者)
同関係者によれば、当初小沢氏が支援したかったのは田中眞紀子元外相や原口一博総務相だった。彼らなら小沢氏が陰で操ることができると踏んだからだ。しかし二人ともその申し出を断ったために、樽床氏にお鉢が回ったというわけである。
「原口の場合、首相の地位を狙う野心は十分にある。だが彼は頭がいいから出馬を断った。というのも、かりに今回の代表選で当選したとしても、次期参院選の苦戦は確実。せっかく首相になったとしても短命政権で終わってしまう。それなら次のチャンスを狙う方が得策だ」(同関係者)
数を頼みに持ち票をうまく配分することで、“もぐり” ながらも権力の維持を図ろうとする小沢氏。だが民主党内には新しい動きもあるようだ。
「二日の辞任会見で、鳩山は次期衆院選での不出馬を表明した。おそらく菅もこれにならい、首相を辞めるとそのまま政界を引退することになるだろう。とすれば直近では参院選直後に、三〇代や四〇代の若手に大きなチャンスが出てくることになる。それを狙っている議員もいる」(民主党議員秘書)
実際に小沢氏が当選させた新人議員の中には樽床氏に投票せず、菅氏のもとに走った者も多い。二〇〇五年の衆院選で誕生した小泉チルドレンは「生みの親」に対して従順であったが、〇九年の衆院選で誕生した小沢チルドレンは独立心が旺盛な様子。自ら勝ち馬に乗ろうとする者も多い。
昨年八月に政権交代を実現した民主党だが、早々と世代交代をも果たしつつあるようだ。
天城慶・政治ジャーナリスト
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