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2010⁄06⁄11(金) 10:48
「脱小沢」というのは、信義より"稚拙な国民"による支持率を優先する、にある
信義より支持率
信義誠実の原則(しんぎせいじつのげんそく)とは、当該具体的事情のもので、相互に相手方の信頼を裏切らないよう行動すべきであるという法原則をいう。(民法第1条2項)
昨日はFC2ブログのメンテナンスで本ブログへアクセスもできず、復旧したと思ったら、記事が全てとんでいた。
他のFC2ブログは正常に戻っていたので、これは検察の闇の力が働いたか、と疑心暗鬼になる(笑)が、亀井さんの辞任を見届け寝ることにした。
国民新党代表の亀井静香金融相が辞任した。その会見で亀井さんは、
「代表である私は両党間の約束を破られ、履行させることが出来なかったので責任を取りたい」
として、約束を反故された怒りが根底に滲み出ていた。
これで、参院選が6月24日公示、7月11日投開票に決定した。
ここには、表向きは、今の高支持率の中で早く選挙をしたい、とする参院改選組み、輿石さんの意向が大きく働いているように見える。(その背後で別の力が働いているようにも思えるが、今後、それが表面化してくると思う)
昨日、取り上げた小沢さんの会見詳報で、気になるメッセージ性の、いわば言葉に隠されたものを少し推察してみた。
まずは、6月9日の枝野新幹事長との3分間の引き継ぎ後の会見内容。
≪今、枝野新幹事長と引き継ぎを済ませてまいりました。
まあ引き継ぎと言っても、国務大臣のような行政上の引き継ぎの形式をとるわけではありませんから、特別なことは何もないですが、若干、沖縄の候補者がまだ決まってないので、それを新幹事長にたくしてまいりました。
いずれにしても今回、鳩山総理とともに引くことに決めたわけですが、私といたしましては、こういう状況になった以上、一日でも早く新しい体制をつくったほうがいい、という考え方のもとで、輿石先生とも相談して、総理と3人で話しあいをした結果その結論に先日達した。
そして3人で、ともに引くも進むも一緒、という言葉をよく使ってたんですけれど、そういうことでお互いの意見の一致をみて今日になった、ということであります。
私の立場は、普天間については私は一切関係はしてなかったので、なにもありませんけれども、私自身の政治団体の問題で昨年から非常に国民のみなさん、なかんずく民主党を支援してくれた皆さんに大変ご迷惑とご心配をおかけしてことに、その責任を痛感しておりまして、いずれにしても参議院選挙を前にして一刻も早く新体制に、というおもいでおりました。
去年もおなじような経過をだどったんですが、去年は、わたくし代表でございましたので、代表が身を引くと、私一人の決断でできたわけでございますが、今回は私一人で辞めるというわけには、幹事長の立場としては、無責任になってしまいますので、3人で相談して、お互いに身を引こう、ということになりました。
新しい体制でもって国民の皆さんの信頼を回復して、参議院でいい結果が得られますように、心から願っていますし、国民の皆さんにもそのことをお願いをいしたいと思っております。
私自身は一兵卒として、当面、参院選の勝利に向けて、私ができる範囲内にもちろんなりますけれども、少しでもお役に立てば、微力をつくしたいとそのように考えておりますので、これからまた皆さんには大変お世話になりましたが、これが最後のことになると思いますが、折に触れてまたよろしくお願いいたします。≫
この後、記者の質問に対して、
―公認の枝野幹事長について期待なさる点というのは?
「菅総理、枝野幹事長、最終終盤の国会対応と参議院選にむけて是非全力で頑張っていただきたいと思います。」
―沖縄の二人目の擁立については枝野さんの反応というのは?
「といっても彼もまだわからないでしょうから、普天間やその他いろいろな事情がありましたから、なかなか決めきれないでいたわけですけど、そのことは、何も説明しなくたってご本人も全ての人もおわかりでしょうから、立てないというわけにはいかんでしょうが、菅総理と新幹事長が判断することですので、そのご判断でやっていただければいいと思います。」
―岩手県連のビデオメッセージの中で参院選後には先頭に立って頑張って生きたいというメッセージについて
「どうっていう意味はないさ、別に、岩手県の郷里の郷党の皆さんに対する挨拶だもん。一番後ろで頑張る、ちゅうわけにはいかんだろ、(笑)みんなと一緒に先頭に立って頑張る、と特別な意味はありません。ただ自分の気持ちを素直に、それこそ熱烈支援していただいている郷里の皆さんに申し上げたということです。」
小沢さんの語ったことの一部だけを取り上げたら、全く違う意味で訳され、誤解を与えることになる。
この岩手のビデオもそうであり、また記者向けに語った「これが最後」ということも、民主党における最後か、と騒いでしまう方もでてくることになる。
一挙手一投足が常に注目を浴び続けてきた一人の政治家の語る言葉は、想像以上に大きな反響があり、その一言で、一挙に政局へと発展することにもなり得る。ここではかなり慎重に語っていて、言葉の真意を推し量るしかないが、受けての思想信条などが絡み合い、全く逆の意味になることもある。
この辞任にいたるまでの短いセンテンスの中で、既に小沢さんは早い段階から辞任のタイミングを計っていたのではないか、ということが伝わってくる。
メディアでも4月初めに、昨年の代表辞任と同じく今回も参院選前に辞任するのではないか、という推測記事が報じられていた。産経新聞などは、それをさせないために、あまり「政治とカネ」で追い込みすぎるのは得策ではない、と自民党に向けてアドバイスをしていたくらいだ。
これだけ普天間と「政治とカネ」でメディアに洗脳され続けた"稚拙な国民"には、辞任という大変わかりやすい方法でしか、示すことができない、と鳩山総理と抱き合わせ辞任しか道がなく、相手があることでもあり、あのタイミングになったと推察する。
「私の立場は、普天間については私は一切関係はしてなかった」、と事実ではあるが、かなり強調しているように思える。これは、その後に語っている「政治とカネ」問題で迷惑をかけたことにおいての国民への謝罪を強調する意味と、社民党の離脱についての想いも含まれているように感じる。
小沢さんは信義を大事にしている。
約束したことは必ず守るし、守ろうと最後まで努力をする。
騙すより騙されてきた。
いいわけしない、陰口は言わない。
自慢するということも無いのではないか。
社民党の連立離脱に続き、今回の亀井さんの辞任で、小沢さんが大事にしてきた信義を、菅政権は自分たちの都合で、いとも簡単に破ってしまった。
しかも、"稚拙な国民"による一時的気分的な支持を判断基準として・・・。
民主党内にいる小泉・竹中支持層に時間的余裕を与えてしまった。
参院選後におこるべく、今まで眠っていた地の底の"マグマ"が動きだしたのではないか、と感じる。
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