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2010.06/10 [Thu] 04:42
10年先を見据えた小沢一郎の「大きさ」
このブログは、したがってこの僕は、あまり「陰謀論」というものを好まない。
どういう事象の背後にも米CIAがいて、その意を受けたジャパン・ハンドラーがこの国の政治を操っているといった類の話。
その日本人側のスパイは誰々で、どういう人々に影響を与え、こういう理不尽なことをさせている・・そう書かれてあることをいくら読んだとしても、具体性を主張する話には、必ず「裏づけ」を求める習性が身についているので、ソースを示さない情報は信じないことにしている。
決して、それらの「情報」を否定するものではないが、恰もそれを「既定の事実」であるかのように語るのは、注意深く避けようと思っている。
今回、発足した菅政権にしても、その「緊縮財政路線」が、ただちに小泉流の構造改革路線に直結するものであると決め付けるような論調の政治ブログを散見する。
スタートしてまだ数日の政権をそのようにはやばやと断ずるような真似は、このブログでは、とても出来ない。
鳩山政権は発足間もなく、性急に「結果」を求められ続けてきた。
前政権の残したあまりに大きい「負のツケ」を、ことごとく払わされる立場におかれた者に対して、あまりに酷な要求だった。
本当に、日本人というのはせっかちだ。
菅政権がどういうものであるか、これからの動向をよく見極めてから判断するべきではないのか。
基本的にこのブログは、政治評論集ではなく、個人の日記だ。
僕は「市井の一市民」であるから、個人として、政治の動向を眺めているなかで感じたものを、書き綴っている。
なぜ、この問題を取り上げない?
取り上げないその理由を問いたい。
そういう、メッセージを何度か受けたことがある。
僕は新聞記者ではない。
僕がニュースを取り上げる際に基準とするものは、あくまで、僕個人の感性のみである。
したがって、「断定」はしないが、「分析」や「推測」はしていくだろう。
外れることもあるだろうが、これは「天気予報」のようなものだ。
「明日は晴れのち、午後からは曇りでしょう」
未来の予測を語るときは、この言い方であると思っていただきたい。
このブログを立ち上げた動機は、あまりの理不尽が眼前に横行しているのに、我慢ができなかったからだ。
去年の政権交代は、初めて民衆が自らの意思でおこなった、本格的なレボリューションだと思った。
僕は、その当時、どちらかといえば、今、菅政権を支配しつつある、「民主党創業グループ」にシンパシーを感じていた。
したがって、小沢一郎が、党のカネと人事権を一手に握る幹事長職に就いたときは、少なからぬ不安と不快を抱いた。
「天敵・小沢打倒」を旨とする旧体制・マスコミの「脳内刷り込み」に、若干、僕も犯されていたのだろう。
小沢一郎を見直したのは、ある記事を読んでからだ。
そのことを綴ったmixi日記を転載してみる。
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民主党 政党助成金などを野党に重点配分 小沢幹事長が主導
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100107/stt1001070139001-n1.htm
いろいろな憶測が後段で述べられているにせよ、民主党がトクになることはないにも関わらず、国会改革のために、あえて敵に塩を送る。
もしかしたら、このひとは、自党ばかりではない、この国の仕組みそのものを、マジで変えようとしている。
より良いものにしていこうとしている。
そんな、直感があったからです。
そこに限りない「私心」のなさを感じ取りました。
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もはや、民主党がどうだ、こうだ、ということをはるかに超越して、大きな視野に立っている。
そこから言えば、今、あえて身を引いて、民主党の参議院選挙での勝利を優先させたことが、マスコミに飼われた凡百のコメンテーターどもの愚劣な「小沢はもう終わった」論などを爆砕する、偉大な政治行為であることを推測させるのだ。
そのことを裏付ける尊敬するジャーナリストの記事を最後に紹介する。
まさに、「10年先を見据えて行動する者の姿は、明日のこともよくわからない凡人の目には奇矯に映る」ということを証明している。
「政界再編が準備されつつある」 田中良紹 (http://opinion.infoseek.co.jp/article/892 )
今日はとりとめのない記事になったことをお詫びします。
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