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http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100611/1276215866
2010-06-11 09:24
亀井静香大臣「辞任」の意味するもの?
「国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相は11日未明、菅直人首相が郵政改革法案の今国会成立を断念、廃案にする意向を示したことを理由に辞任する意向を固めた。」ということだが、この「辞任」の意味するものは、今後の政局と日本の政治構造を占う上で限りなく重い。亀井大臣は、辞任の挨拶で「約束を破られ、履行できなかった」と言っているそうだが、この発言の意味は重要だ。「小沢排除」から「亀井辞任」へ、というこの流れを押しとどめることは出来ない。いずれ、その意味が明らかになるはずだ。おそらく、鈴木宗男、田中康夫等にも少なくない影響を与えるだろう。民主党分裂の可能性はさらに高まったと見ていいのではあるまいか。菅民主党は、それを織り込み済みと思われる。言い換えれば、支持率の急回復を梃子に、元祖・民主党メンバーを中心とする菅民主党は、これから「異分子排除」に向けて突き進むにちがいない。表層的とはいえ、菅民主党の「左翼化」、つまり「従米属国化」、「新自由主義化」は避けがたいだろう。はたしてどういう結末になるのか? と、書いたところで、亀井大臣の後任に内定していた自見庄三郎氏を外し、仙谷官房長官を兼務させることを、今朝、菅総理は決めたそうである。一夜にして、亀井代表との約束を反故にしたことの意味は? 菅民主党サイドからの「連立解消」「国民新党の連立離脱」、そして「郵政民営化見直し」案の廃案化・・・の意思表示ということだろう。
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2010.6.11 01:05(「産経新聞ニュース」より)
両院議員総会を終えた国民新党の亀井代表=10日午後、東京・平河町の党本部
国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相は11日未明、菅直人首相が郵政改革法案の今国会成立を断念、廃案にする意向を示したことを理由に辞任する意向を固めた。ただ国民新党は、参院選後に召集される臨時国会で、同じ内容の法案を提出し成立させるとする覚書を民主党と交わすことに合意、同党出身の松下忠洋経済産業副大臣と長谷川憲正総務政務官は残留するため、民主・国民新両党の連立政権は維持される。亀井氏は11日未明の記者会見で「約束を破られ、履行できなかった」と述べた。
国会日程については、会期を17日まで1日延長し、衆参両院の予算委員会を開催することで与野党が合意する見通しになった。民主党が会期延長を「最大1日」(党幹部)との方針を決めたことで、参院選は「24日公示、7月11日投開票」で実施されることが確実となった。
民主党の枝野幸男幹事長は国民新党の自見庄三郎幹事長と断続的に会談。自見氏は11日未明、記者団に「(連立離脱しない)方向で努力中だ」と強調。枝野氏も「郵政法案をこの国会で通すことは難しいとの前提で理解いただける方向に進んでいる」と語った。
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