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2010年6月10日「日刊ゲンダイ」掲載
緊急連載【小沢一郎は何を狙っているのか】〈1〉これからを暗示する赤坂に掲げたT・ルーズベルトの檄文
「価値ある大義に全力を傾ける」
9日国会内で行われた民主党新旧幹事長の引き継ぎ。大勢の報道陣が待ち構える中、小沢前幹事長はスタッフと談笑しながらサバサバした様子で現れた。「一兵卒として、参院選勝利に向けて微力を尽くしたい」と、会談後のぶら下がり会見にも応じていた。
ダブル辞任後、小沢が“雲隠れ”状態だったため、「政治生命はこれで終わり」とか「9月の代表選に打って出る」とか、さまざまな憶測が飛び交っている。小沢はいま何を考えているのか? 小沢を知る人物は、「赤坂の個人事務所に掲げられた一編の言葉にヒントがある」と言う。それは、日露戦争後のポーツマス条約で和平の仲介役を務めたことで知られる、第26代米国大統領セオドア・ルーズベルトの言葉だ。
〈重要なのは、批評する者ではありません。強い男のつまずきを指摘したり、りっぱな仕事をした者にケチをつけたりする人間でもありません。
真に称賛しなければならないのは、泥と汗と血で顔を汚し、実際に戦いの場に立って勇敢に努力する男。努力に付きものの過ちや失敗を繰り返す男です。
しかし彼は実際に物事を成し遂げるために全力を尽くします。偉大な情熱と献身を知っています。価値ある大義のために全力を傾け、最後には赫々たる勝利を収めます。たとえ敗れる時であっても敢然として戦いつつ敗れます。だからそういう男を、勝利も敗北も経験しない無感動で臆病な連中と断じて同列に並べるべきではありません〉
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は、こんな見方をする。
「小沢さんはこのままでは終わらないと思います。彼がやりたいのは2大政党制を根付かせること。党内政局で勝てなければ、2大政党制の大義のために党を割って政界再編に乗り出す決断をするのではないか。その時には亀井静香氏や田中康夫氏と連携して、自民党にも手を突っ込むでしょう」
戦わない男は称賛に値しない――。これが小沢の生きざまならば、参院選後、必ず勝負をかけるだろう。
【本紙にて、連載スタート】
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