http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/258.html
Tweet |
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-date-20100610.html
2010⁄06⁄10(木) 08:35
「毎日、駅前や幹線道路で50回つじ立ちをしています」中本奈緒子氏
菅内閣が船出し、その支持率は急上昇している。
民主党支持者にとっては大変喜ばしい限りではあるが、一部小沢支持者にとっては、なぜか手放しでは喜べない、魚の骨が喉にひっかかっているような、どこかかゆいか分からない時のイライラ感、もやもやした脱力感のようなものが覆いかぶさっているのではないか、と思う。
既に吹っ切れている方はともかく、このブログについても、個人的忙しさが増したということもあり、雑誌でいうところの「特集」から「コラム」的なものにしていく、とは書いたものの、そのコラムすらままならない状況である。
忙しさ以上に、その脱力感なり、菅政権に対してのスタンスの取り方など、明確に見えていない、打ち出せない、ということのほうが大きいかもしれない。
スタートしたばかりの政権ではあるが、やはり、最初にはっきりさせておかないと、度々、"危険な臭い"を嗅ぎ取れるような幹部の発言なり、外野の雑音などが多く、その都度ユレ、それがブレにつながってしまう。
きっと、小沢支持者の中にも、同じような悩みをかかえつつ、菅政権を眺めている、方々も少ないないだろう。
そのような中では、小沢さんが今、何を考えているのか、小沢さんの発っするメッセージの少ない言葉の中に、その真意を推し量ろう、嗅ぎ取ろうとするものの、その発言自体があまり無い状況である。
示唆に富む解説をしていただいている論説もあるが、一部分的に払拭はしてくれるもの、霧が晴れるには至らない。
小沢さんの声としてビデオレターなどがテレビで流されているが、あれはあくまでも地元支持者に対するものであり、それをテレビで流すことは無いだろうくらいのものだ。
小沢さんと新幹事長の会談が3分だったと大きく報じられている。
そこで各紙同じ言葉で伝えられいるから、ほぼ間違いないと思われるが、
そのときの記者団に答え、
「私自身は一兵卒として、当面、参院選の勝利に向けて、少しでもお役に立てば微力を尽くしたい」
(この後、メッセージ性があることを答えているが、また後ほど取り上げてみたい)
昨年の代表辞任のときもそうだが、2003年の民由合併の時も同じような状況だった。
自由党と民主党との合併後、小沢氏を含め自由党出身議員は、全員無役であったのを思い出す。
平野貞夫氏は、反対する議員が多い中、なかば強引に説き伏せ、合併を成功させた。
合併の次の年に早くも平野氏は民主党を去ることになるが、旧民主党議員達(今のオリジナルメンバー達)がどういう人達が多かったかがよくわかる。
平野氏の著書「わが友 小沢一郎」によると、
平野氏が政界を引退する決意をした背景には、当時の民主党内で平野氏を排除しようという動きがあり、「民主党には自分のいる場所がない」と感じるようになっていったとのこと。
また民由合併当時の民主党について、≪民主党内部は国民の期待とは別に、小泉・竹中構造改革に同調するグループ、労組組織の既得権に依存するグループ、自民党の族議員となんら変わらない人たち、理屈だけで政治が動くと考えるグループなどさまざま、とても大人の政党といえるものではなかった。小沢が何かしようとすると、党内外から反発と誤解が噴出した。(P146)≫と書いている。
*****政治ブログ***********(http://politics.blogmura.com/)
また、小沢さんに引退することを伝えた時に≪「現在の民主党は、自分のことしか考えない人たちが多い。自由党を解党した意味が失われています。仮に私が当選しても党内は小沢の諜報役か異端議員としか見ないでしょう。大きな組織の人間しか活動できない硬直した政党の中にいるより、外から言論で民主党に注文をつけたほうが国民のためになります」(P148)≫といって2004年に出馬せず引退し、その後、言葉通り言論を通じて小沢一郎をささえ、政権交代の実現に力をそそいだ、功労者の一人といえる。
今の菅内閣のことを言っているようにも聞こえてくるので不思議であり、当時と変わってないと言える。
(参照:今、小沢さんの周りには平野貞夫氏のような人物がいるのか?)(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-383.html)
鳩山由紀夫前首相が、自らを支持する民主党内の議員達と都内の中華料理店で会食した時に言ったとされることばは、そのことを証明しているように思う。
「小沢一郎前幹事長がいたから政権交代できた。このことだけは忘れないでほしい。小沢氏が民主党を子供から大人に変えてくれた」
今の現状をみると「小学生の低学年から高学年」程度の成長に見えてしまうのは私だけか。
昨日の新聞では、一つ感動した記事があった。
安住選対委員長に呼ばれた静岡選挙区の新人・中本奈緒子氏の言葉である。
「毎日、駅前や幹線道路で50回つじ立ちをしています」
このひとことをネットニュースで目にした時、最近には無い感動を覚えた。
静岡選挙区は、小沢さんが民主党から定数2のところ県連の反対を押し切って新人を擁立し、話題になった選挙区で、安住氏はこの2人目の見直しをするということで、党本部に呼び出した時の中本氏の発言である。
これは小沢氏から言われた「一日50ヶ所のつちだち」を忠実に守っているということがわかる。
小沢さんの選挙の基本として次の7つがある。
●小沢流選挙戦術7つの基本
@川上から川下へ
A一日50ヶ所の辻立ち
Bポスターは3000〜5000枚貼れ
C演説よりも1対1のふれあい
D10人規模のミニ集会を数多く開く
E選挙カーは路地裏に入れるよう小さく
F悪口は言わない
静岡選挙区は既に現職の藤本祐司参院議員がいて、鳩山内閣の逆風の時には、2人どころか1人も危うい、ということで、菅政権が発足したその日に陳情に来ているくらい深刻だった。
そんな環境下で、県連には冷たくあしらわれた事は容易に想像でき、新人にとっては決して恵まれた環境ではなかっただろう。
しかし、そんな状況の中、中本奈緒子氏は、小沢さんから言われたことを守って、雨の日も風の日も毎日つじ立ちし、黙々と訴え続けていたのではないか。
安住氏も中本氏の姿勢を評価したのかはわからないが、≪改選数2の選挙区について、「現職候補を優先したい」と語っていたが、9日の会談後は「頑張っている人に急ブレーキをかけるのはよほどのこと」と慎重な物言いに転じた。≫(毎日新聞)ようだ。
中本氏から少し元気をいただいた。
───────────────────
最後までお読みいただきありがとうございます
少しだけ共感を覚えた方はクリっとお願いします
政治ブログ http://politics.blogmura.com/
参考になったという方、再度クリッとお願いします
http://blog.with2.net/rank1510-0.html
全くその通りと思えた方は拍手をお願いします
http://blogvote.fc2.com/pickup/etc8/450/clap
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK88掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。