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010/06/09(水) 21:37:16
正式にスタートした菅新政権の滑り出しは上々に見える。支持率は急回復し、大マスコミもご祝儀記事で好意的だ。
だが、菅首相は気をつけた方がいい。小沢色を排除しただけで、何も仕事をしていない新政権に高支持率を与えるような幼稚な世論に気を良くしていると、すぐにハシゴを外される。気まぐれなのは大マスコミも同じだ。ふだんは「密室の首相交代」を批判するくせに、今回は鳩山、小沢、輿石の3人が闇の中で進めた交代劇を手放しで歓迎している。
いい加減な正体なのが大マスコミなのである。菅内閣がつまずけば、この“表の世論”はたちどころに豹変する。持ち上げておいて、落とすのは早い。難問山積の新政権が世論やマスコミ迎合でチャラチャラやっていたら寿命を縮める。識者たちの冷静な“裏の世論”はかくのごとく厳しい。
菅首相や大臣たちの就任会見を見ていて、心配になったのが目玉政策の変更だ。
昨年8月の総選挙大勝の原動力となった子ども手当や農家戸別所得補償、高速道路無料化などの継続について、慎重な声が相次いだ。担当の長妻厚労相まで「子ども手当の満額支給は非常に厳しいなんて言い始めている。
菅首相が唱える「財政再建」に右へ倣えで、財源がないから、ない袖は振れない、マニフェスト見直しもあるというトーンだ。
もともと民主党のマニフェストに反対だった大マスコミも、うれしそうに「菅新政権は、厳しい財政状況を踏まえ、衆院選で掲げた政策の見直しを余儀なくされそうだ」と報じ、流れをつくろうとしている。
これらの政策は、小沢代表の民主党時代に原形ができたもの。だから、「脱小沢」のスローガンとともに、小沢政策もついでに潰してしまえとなっているだが、菅内閣はよーく考えた方がいい。
筑波大名誉教授の小林弥六氏(経済学)がこう言う。
「民主党が政権を獲得できたのは、“国民生活が第一”や“コンクリートから人へ”“脱官僚支配”といった考え方が有権者の心に響いたからです。自民党時代の壮大なムダ遣い、官僚たちの予算中抜きのシステムにメスを入れ、浮かせた財源を国民に分配する。これが民主党の政策の基本のはずです。
鳩山内閣時代は、不幸にも、政治とカネや普天間問題だけに話題をスリ替えられ、本来の民主党の基本政策が論究されませんでしたが、政策の方向性は正しいし、多くの国民は支持している。初心忘れるべからずで、民主党は歯を食いしばってでも、最初の約束を実行すべきです。
半年や8カ月くらいで、財源が見つかりませんと泣き言を言っていては、この先、政権を維持できませんよ」
本当だ。菅民主党はたった2回か3回の事業仕分けで財源探しを諦めたのか。特別会計と一般会計を合わせて予算を組み直す約束は実行しないのか。5兆円の防衛予算や1兆円近い米軍への思いやり予算はタブー視したままで切り込まないのか。
財務官僚に“洗脳”されてしまったのか、消費税アップなどの増税路線に前のめりになり、マニフェストを縮小変更しようとしている菅首相には不安がいっぱいだ。持論通り、「逆立ちしても鼻血も出ないまで」ムダ遣いを撲滅することが先決だろう。
(日刊ゲンダイ 2010/06/09 掲載)
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◆小沢氏「一兵卒として尽力」 首相「大変ありがたい」 (⇒2010/06/09 日経新聞)
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819481E2EBE2E0EB8DE2EBE2E4E0E2E3E28297EAE2E2E2;bm=96958A9C9381949EE2EBE2E5968DE2EBE2E4E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
★「本のセンセのブログ」(2010/06/09)より抜粋 http://honnosense.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-6c47.html
新大臣の就任会見にも、記者クラブ外の記者は入れず。
まだまだ全然、 開かれてない政権。
幹事社の質問に答えて、官房長官を中心に一体性を強調。
自分に意見できる煙たい存在の仙谷氏を持ち上げる。
上杉氏の、会見のオープン化についての質問については、明らかに逃げた回答。
自身の内閣の愛称を、奇兵隊内閣と命名。
普天間問題については、日米合意を重視し、沖縄の意思にも配慮と。
具体的にどうするのか、不明。
官房機密費の質問に、その場で決めて質問する。
ネットで見ていた人であれば、誰もが気づいただろう。
おろおろとうろたえる菅総理の表情を。
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★菅政権は2年以上もってほしい (⇒2010/06/05 誠天調書)
http://mkt5126.seesaa.net/archives/20100605-1.html
<ま〜、小沢の性格的に 当分は休んで 菅の奮闘を後方支援して、苦しくなって、どうしようもなくなったら、真紀子首相&小沢副首相で衆院選突入を目論んでるようにしか見えないけどね。>
支持率回復は嬉しいけれど、小沢さんシンパとしては、菅政権には不安が一杯…。
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