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内閣記者会へ無言の抗議をした鳩山前首相 (永田町異聞)
http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/186.html
投稿者 亀ちゃんファン 日時 2010 年 6 月 09 日 13:10:27: GqNtjW4//076U
 

http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10558158584.html
2010年06月09日(水) 11:19

内閣記者会へ無言の抗議をした鳩山前首相


菅内閣がスタートし、鳩山前首相は官邸を去った。

内閣記者会は、辞任記者会見に応じるよう繰り返し要請したが、鳩山首相は拒んだという。

これを、朝日新聞は一般記事(http://www.asahi.com/politics/update/0607/TKY201006070362.html ) で「国民に背を向けて政権を去ることになった」となじり、 「天声人語」(http://www.asahi.com/paper/column20100609.html?ref=any ) では「辞め方も軽い」と皮肉った。

筆者は、内閣記者会への無言の抗議であるように感じる。

西山公隆記者はこう書く。

「朝日新聞の首相担当記者は7日、公邸から徒歩で昼食に出た鳩山首相に直接、会見を要請したが、首相は無言だった」

この一行の文から、鳩山前首相、担当記者、執筆する西山氏、それぞれの感情をくみとることができる。

内閣記者会には官邸報道室を通じ辞任会見を開かない旨、通知していた。「2日の両院議員総会で思いを述べ、記者のぶら下がり取材にも応じた」というのがその理由だ。

これについて、朝日は納得できなかった。

「病気などの例をのぞき、これまでほぼ全首相が辞任会見を行っており、極めて異例の対応だ」「議員総会は、身内の民主党議員が対象。自らの思いを一方的に述べただけで、質疑応答もなかった」(記事より)

辞任会見に応じない異例さが、どうやら不満のモトらしい。

キャップの指示を受けた首相担当記者が、公邸から徒歩で昼食に出た鳩山前首相に近づいて、会見を要請したが、無言のまま通り過ぎた。

その報告を聞いたキャップなり本社のデスクなりが、さらに不満や怒りを募らせたのか、それとも「一本、記事ができたな」と思ったのか。

そもそも、両院議員総会における気迫のこもった辞任表明演説で、十分、国民に鳩山氏の気持は伝わったと思うが、あれ以上、記者会見で何を聞きたいのだろう。

その答えは文中にある。

 「続投に意欲を示していたのに、なぜ急に翻意したのか」「実母から提供された巨額な資金の使途は何だったのか」

続投の意欲を示していたというより、辞めるべきかどうかの葛藤を必死で隠していたのを見抜けず、「あくまで強気」と報じていただけのことではなかったか。

これまで、さんざん聞いてきた実母からの資金の問題を、まだつつきまわしたいようでもある。

それでも、聞きたいのは自由である。今後、取材をすればいい。

慣例により、退陣にあたっては内閣記者会の会見要請に応じるべきだという。「我々は国民を代表して質問するのだ」という記者会のプライドがあるのなら、質問をもっと本質的な中身に変えるべきであり、それここそが国民に対するメディアの責任であろう。

筆者は、メディアの総攻撃を受け、あの苦しい心境のなか、両院議員総会で退陣を表明した鳩山の演説は一世一代の力をこめたものだと感じた。燃え尽きたと思う。

それを、さらに記者会見で、さまざま追及し、いったい国民のためにどんな発言を引き出したいというのだろう。

「天声人語」はこう書く。

今期限りの政界引退も表明している。資産家だから『晴遊雨読』で困るまい。だが、沖縄を混乱の中へ投げ込んだ普天間問題はこの先も続く。辞めても何一つ解決はしない、一議員、一個人としてどうかかわるのか。一言あってしかるべきだと思うのは小欄だけではあるまい。

政治家、とくに首相に甘えは禁物だ。辞任会見に応じるべきだというのは、ひょっとしたら正論なのかもしれない。

しかし、それでもなお、検察権力の乱用、官僚のサボタージュと意図的リーク、それに追従するマスメディアのバッシングを浴び続けた孤独な宰相の、一個人としての心の中を測るとき、これ以上追い討ちをかけることに価値があるとは思わない。

むしろ、鳩山首相の「辞め方が軽い」という「天声人語」の文章の軽さを筆者は深刻に受けとめる。単眼思考の執筆者に人間観のカケラも感じないからである。

一方、西山記者は記事の最後をこう締めくくった。

「国民が聞く耳を持たなくなった」と恨み節を残した鳩山首相は、会見を開くべきだとの要請には、「聞く耳」を持っていなかった。

あれは怨み節だろうか。悔恨のこもった言葉ではなかっただろうか。国民を怨んでいるのではない。自らを悔いているのだ。


───

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コメント
 
01. 2010年6月09日 13:23:10: nmoDOb40dg
何故、辞任会見を開かなかったのか?
・・それはそれ自体が不毛だからだと鳩山氏が判断したからである。
「国民が聞く耳を持たなかった」の中にある「耳」とは何か?
・・それは、首相の声を誤謬無く聞き取り脳に伝達する「メディア」ということである。

国民が悪いのではない・・「耳」が炎症を起こし機能不全を起こしている。

だから、メディア相手の会見ではなく、国民に選ばれた国会議員に対し直接弁明したのである。

鳩山氏のその意図を想像することすら出来ない「耳」の機能不全は深刻という他ない。


02. 2010年6月09日 14:22:40: WTfzRZsTAc
01さん
 いいですね。昔の記者やデスククラス、社会部長とか政治部長クラス、或いは編集長にはこうしたことをわかる人たちが、各社ともいたと思いますが、それも今は昔ということのようです。
 世の動きを客観的に、また洞察力鋭く見抜くことのできる力を持った人たちが記事を書いていた時代は、各社共に他社の見解を批判的に取り上げ、論争が起きたこともありました。あの頃は、現在と比べるとまだまだ健全な時代だったのですね。
 それを思うと・・・・今のメディアはみんな狂っているとしか言いようがない。

03. 2010年6月09日 14:42:16: A95K8fhJKA
バカ共の相手はもうコリゴリだというなら
鳩山さんの気持ちもわかる。

04. 2010年6月09日 15:32:03: 33NxzR5h6Q
支持率下げて潰したのはマスコミだろうが。
第三者ぶる記者にムカつく。

05. 2010年6月09日 15:47:22: DmCC9k6hHM
だったら鳩山は、「普天間基地移転問題」について、沖縄県民の立場を理解してアメリカの声を聞かねば良かったのだ。もごもごと、語るから墓穴を掘ったわけ!
政治家は能弁でなければならない。

06. 2010年6月09日 18:35:39: wN4xE98JJU
福田康夫さん「貴方たちとは違うんです!」

07. 2010年6月09日 19:07:08: xjZJatuLTI
朝日新聞読んでいますが、政治についての見方が浅くて辟易します。
鳩山さんは、最後の演説で暗に米軍出て行けと言い切りました。
なぜこれを大きな話題にしないのか。

普天間を日本中が大きな問題と捉えなおすことができた。
言わば寝た子を起こした鳩山さんの功績は大きいと思います。
ただ、説明が不足した。
日米交渉でこのような条件で望んだが
うまくいかなかったとは言えないものなんでしょうか?
日本国民がブーイングする相手はアメリカです。
敵を間違えてはいけない。


08. 2010年6月09日 22:01:06: F1Ex6JYfGs
「異例の対応」だからなんだというのだ。政治家は別に記者クラブのために仕事してるわけではないのだ。自作自演で世論なるものを捏造し続けるマスコミは、結局のところ心ある国民からも、志を持つ政治家からも愛想を尽かされているだけの話だろう。それでも「正義は我にあり」と叫ぶ大新聞やTV局。なんという呆れた思い上がりであろうか。こやつら大手メディアの欺瞞を決して赦してはならない!

09. 2010年6月09日 22:12:17: BQejLVAoBI
世界各国の多くの首長や世界の一流人が名を連ねる秘密結社フリーメイソンの主な目的は慈善事業だが、メンバーへは、同士を決して裏切ってはならないことが鉄則になっている。

その鉄則を破った(同士の小沢氏を裏切った)鳩山元首相は、フリーメイソンのメンバーの資格はない。誰かが世界本部に通報すればなんらかの処置があってしかるべきだ。

鳩山元首相はその任期中、政治とカネの問題で、小沢氏が検察やマスコミに叩かれている最中でも、一貫して小沢氏を擁護していたのを見て流石フリーメイソンの会員だけあると安堵していたのだが、鳩山氏が菅氏と共謀で決起した小沢氏潰しの6・2の無血クーデターを知って唖然とした次第だ。

さて、新政権が打ち出した新政策:消費税値上げ、隷米路線の推進、優勢民営化の参院での採決見送りなど、前政権が推し進めてきた路線とは裏腹の政策を、鳩山元首相はどう思っているだろうか。菅氏に騙されたと思っているだろうか。それを良しと思っているだろうか。それとも、自分の政策は小沢氏の意思に沿ったまでたど、責任転嫁をするだろうか。9月の代表選挙で、鳩山派が菅政権に同調するか否かで、鳩山由起夫氏の真意を知ることになる。


10. 2010年6月09日 22:17:52: BQejLVAoBI
>09です。訂正:優勢民営化 ―> 郵政民営化

11. 2010年6月09日 22:55:52: FTsXsV0ndw
朝日新聞の記者は、自分を何様と思っているのだろう。
彼らに言いたい。「生意気に評論や意見など書くな。事実だけ書け」。

12. 2010年6月09日 23:09:17: DcGYfvz7XQ
国民にはまだ聞く耳はあった。だが、メディアに聞く耳はなかった。それを問題視せずに、鳩山さんは語れ、とは……。どういう神経なのか。辞める首相に感懐があることに、気がつかない記者、そして記事。語るべき相手ではないから語らないことになった。首相の絶望を記者以外の人間は知っている。何という事態であろうか。

13. 2010年6月10日 07:19:43: HQSlitJZM6
皆様深い!

感動しました。


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