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民主党は、既得権勢力に乗っとられたか (Aobadai Life)
http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/175.html
投稿者 明るい憂国の士 日時 2010 年 6 月 09 日 08:47:24: qr553ZDJ.dzsc
 

http://ameblo.jp/aobadai0301/entry-10558008343.html
2010年06月09日(水) 08時07分50秒

民主党は、既得権勢力に乗っとられたか


私は情報をとる時に、そのソース元を重要視している。

まして、マスコミの「関係者によると」だとか、「民主党幹部が」とか、

ソースをはぐらかした報道はまったく信用していない。

ソース元をぼかしてしまえば、記者の作文で、

いくらでも捏造記事を書けるということを知っているからだ。

まして、今はツイッターで、直接、政治家や、注目の人物の発言に、

一次情報からとることができる。

だから、私はどのような立場にいる人が、

その情報を発信しているかということを一番、重要視しているのだ。

さて、先週来の民主党内の政変劇について、

はたしてこれは菅-小沢-鳩山による、支持率回復のための連携プレーなのか、

それとも小沢は本当に裏切られ、失脚をしたのか、

私が知りたかったのは、小沢一郎本人の考えである。

言葉の少ない小沢氏が考えを明確に伝えるなど望むべくもなく、

であれば、小沢一郎の側近中の側近である

元・参議院議員の平野貞夫氏の発言を待つしかないと考えていた。

平野氏は、著書「平成政治20年史」
の中で、

小沢一郎と、自身との役割分担について次のように書いている。

************************

年末年始に私は、小沢一郎が「日本一新」の改革を民主党の

中で実現するためには、どういう方策をとればよいか、

真剣に考え抜き、平成16年(2004)1月5日に、

小沢邸で約二時間、二人で徹底して議論した。

出馬辞退を思い直すよう説得する小沢一郎に、私は本音で話した。

「現在の民主党は、自分のことしか考えない人たちが多い。

 自由党を解党した意味が失われています。

 仮に私が当選しても、小沢の諜報役の異端議員として

 トラブルメーカーになるだけです。

 小沢自由党は解党しても、『日本一新』の実現は必要です。

 このままだと永田町の『日本一新』にすぎません。

 それでは日本は変わりません。

 日本国民の『日本一新』にしなければ、小沢構想は生きません。

 国会議員のバッジをつけたままなら、誰も耳を傾けないほど

 国民は政治離れをしています。

 それに国会の外で小沢構想を理解する有識者は少なく、

 メディアの多くも反小沢です。

 

 私は辻立ちをやってでも、永田町でどんな馬鹿な政治を

 やっているのか、これでよいのか、国民市民に訴えたい。

 『市民による日本一新の会』をつくります。

 国会議員という立場を捨てます。

 『得るは捨つるにあり』を、もう一度、実行します。」

 すると、

「わかった。僕も議員を辞めて国民に訴える」

と、とんでもないことを言う。

「これは分業です。辛いでしょうが貴方には国会議員を続けて

 もらいたい。小沢一郎が平成五年六月に自民党を出て、

 真の改革を標榜してきたが、これまで同じやり方の

 繰り返しだった。

 今日ほど国会が国民から無視された時代はない。

 もはや内部からだけの改革は無理です。

 私は小沢構想を国民市民の立場で主張します」

と説明して、快く理解してもらった。

************************

私はだから、平野貞夫が語る「小沢一郎」の考えについては、

本人の思いに近いものであると考えているし、

だからこそ、いいがげんなマスコミや、御用評論家の考察

を聞くよりも、まず、平野さんの発言を待ちたいと思っていた。

そして、ついに平野貞夫が昨日、The Journalに

「菅民主党政権に感じること」


と記事をアップされた。

そして、今回の政変劇について、自身の得た情報も含め、

できるだけ具体的に書かれているので、

ぜひ、この記事は目を通していただきたい。

要するに、今回の政変劇というのは、

・参院選の劣勢を挽回するために、

 鳩山、小沢の辞任は避けられないという判断に、

 菅、小沢、鳩山、輿石の共通認識としては、最終的にいたったこと

・ただ、その辞任劇にあたっては、

 菅、鳩山の両者で何かしらの取り決めが

 あったのではないかということ

・菅は今回の政変劇で、マスコミを利用して、

 小沢一郎の復帰の芽を摘むような「サウンド」を送っていること

・きっかけは民主党の参院選劣勢の挽回目的ではじまったが、

 今は、菅による「小沢封じ」の色彩が濃くなっていること

・少なくとも、小沢一郎、そして側近の平野貞夫は

 今回の政変劇については、納得をしていないということ

・とはいえ、民主党の同志が参院選を控えるにあたり、

 平野貞夫としても、怒りをおさえながら、

 言葉を選んで批判しているということ

 (今の小沢の菅政権との距離感に共通している)

そして、平野貞夫氏は文の最後に、

静かな怒りで、次のように警告を鳴らす。

**********************

菅新政権で気になること

日本の政治が始まることになる。

三人の過去を問おうとは思わない。

これからの政治にたいする姿勢次第だ。

しかし、早くも6月7日には、

小沢グループの抱き込み人事が始まり、

切り崩し作戦が展開している情報がどんどん入ってくる。

これも問題である。

菅・仙谷・枝野三氏が進めようとする政策は、

新自由主義の思想による「小泉亜流構造改革」の再生、

ネオコン政治を私は予感している。

仙谷氏と米国シティグループとの関係はよく知られている。

枝野氏がやってきた仕分けは、まやかしで、

人間性を無視した形だけのもの。

民間の小泉ブレーンを活用し、

新自由主義に有利な仕分けをしているだけだ。

制度の根本を仕分けするものではなかった。

小沢グループは、

自由党時代「日本一新11基本法案」を国会に提出して、

共に生き共に幸せになろうという

「共生社会」の実現を国民に公約したことがある。

小沢氏が、民主党代表選に出馬したとき、

この理念を公約している。

これを民主党の理念・政策に生かすことを

これからの活動方針にすべきだ。

「小泉亜流構造改革」の復活を阻止して

「国民生活第一」の「共生社会」の実現をこれから、

民主党の政治にどう取り入れ、

日本に真の議会民主政治をいかに実現していくか、

民主党の課題は重大である。

自民党政権が崩壊し、民主党政権に交代した後、

民主党の「ネオコン派」による

「小沢排除」が起きると想定していた。

菅氏が、代表戦の出馬会見で

小沢潰しを宣戦布告したことは「共生社会派」に

とっては絶好のチャンスである。

起用された政策担当者から、

小泉政策の評価さえ言外に感じる。

これからは、どちらが国民や国家社会の爲になるのか。

どちらが本物なのか。

民主党の洗濯が始まるのだ。

**********************

私も当初、今回の組閣や、

民主党内人事を見て、

これが菅と、小沢の間でどのような取り決めでなされたのか。

そこがよくわからなかった。

幹事長は枝野であるが、幹事長代理は細野。

選対委員長は安住であるが、選対副本部長代理は石井一。

この図式をみると、

やはり「小沢隠し」なのではないかと思ったり、

しかし、政調会長に新自由主義者の玄葉光一郎がついたり、

また、「日米合意」を踏まえてとする

普天間問題に対する菅首相の消極的な姿勢や、

そもそもの消費税増税に舵を切ろうとする考え。

そして、記者クラブの開放や、

放送法などの改悪の問題で、

結局は、マスコミ側の利権を容認する方向に、

全体として向かっていること。

これは何を意味しているのだろうかと、

ずっと考えていた。

鳩山政権は末期に、

アメリカにも、マスコミにも屈服し、官僚の言いなりになっていて、

私は、もう鳩山首相は、変わらざるをえないと思っていたが、

今度の菅政権は、むしろ積極的に既得権勢力と迎合している

というようにも感じる。

つまりこれは、

コイズミ政権の権力コントロールと同じことをやろうとしてるのだ。

党内に基盤を持たないコイズミ首相は、

飯島秘書官が巧みなメディアコントロールや、地デジ利権もあって、

マスコミの報道を、小泉改革を賞賛する方向に向けてのけた。

また、裏金づくりを内部告発した検察の三井環事件を、

行政として、不問に処するどころか、加担することで、

事実上、検察をコントロール下におき、

鈴木宗男事件はじめ、数々の国策捜査をでっちあげてきた。

そして、アメリカのネオコン派のブッシュ政権に完全に取り込まれ、

率先して自衛隊の海外派遣を決定し、

さらには、イラク戦争の戦費調達を助けるかたちで、

円高の最中、米国債を60兆円近くも購入し、

国の借金を、コイズミ政権では、280兆円も増やしてしまった。

最終的には、アメリカのウォール街の要望を受け入れて、

「郵政民営化」を国民のための改革だなどと、

マスコミを使って、情報操作し、

国民の財産ともいえる郵貯マネー340兆円の、

海外流出を目論んでいた。

おそらく、コイズミ首相の独善からすると、

権力維持のためには、使えるものは何でも使って、

結果として、日本がよくなればいいと思っていたのかもしれない。

いや、自分の権力保身しか考えていなかったかもしれないが。

だが、それは独善であって、

社会保障制度はズタズタになり、地方は疲弊し、

国民は、コイズミ改革からの脱却を求め、

「国民の生活が第一。」というコンセプトを打ち出した

小沢民主党に期待し、

しかし、検察の国策捜査と、マスコミのバッシングで、

小沢が一時的に隠れた後も、その意志を受け継いだ

鳩山民主党を支持して、昨年の、政権交代へとつながった。

国民が選択したのは、

コイズミ改革からの脱却、国民生活を重視した政権であって、

それはアメリカがネオコン派、新自由主義派が

去ったあとに、オバマ政権が誕生したことと、同じことである。

それがなぜいつの間に、

コイズミ一派と、たいして変わらないような政権になってしまうのか。

つまりこれは、

権力が失われることを恐れた既得権勢力が猛烈に巻き返したということだ。

マスコミも、アメリカも、官僚も、検察もすべて血眼になって、

既得権益の破壊を目指した鳩山・小沢の政権をつぶしにかかった。

そして、菅は、これは彼なりの方法論なのかもしれないが、

しかし、結局、既得権益側の動きを利用することにより、

党内の権力闘争に勝利をし、今回の菅政権にいたったということになる。

だが、それではコイズミとやっていることは、

たいして変わらないのではないか。

いずれにせよ、菅政権の運営は、

これから新自由主義色を強め、官僚より、財務省より、アメリカよりになるだろう。

その先には、同じくコイズミの流れを組むみんなの党との連立を視野に入れていると思う。

つまり、積極財政派として、財務省の増税路線と対立する

亀井静香の国民新党を切って、連立の組みなおしをする。

「民みん連立政権」を参院選挙後、想定していると思う。

では、既得権益の打破を目指し、小沢一郎の志に共感をする有権者とすれば、

どうすればいいのか。

私は、あまりにも今の民主党に投票をするのは危険すぎるので、

次の参院選では、国民新党に投票することを決めているが、

この一週間でおそらく、小沢一郎周辺、または平野貞夫からの

発言がいくつか出てくると思う。

それをもって、今後の菅政権については、判断材料ともしていきたい。

もちろん、菅政権自体がどういう政策を打ち出すかも注視している。

だが、いずれにせよ、

次の参議意選挙で、民主党が勝利することは、危険な予感がしている。

アメリカの傀儡政権であり、

既得権勢力の守護神であったコイズミ政権の悪夢が

またよみがえろうとしている。

 

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コメント
 
01. 2010年6月09日 11:30:30: RumzxWsQt2
正解だと思います。選挙で誰に入れるかはギリギリまで待ちましょう。小沢秘書軍団が動く候補者は入れてもいいでしょう。

02. 2010年6月09日 11:39:56: 7AT1oLiniY
菅は三井環氏と会おうとまでした人じゃないか。
それを忘れたのか菅君よ?
おまえさんは総理になれれば過去のことはきれいさっぱり忘れてもいいというのかね?
どうなんだ?もうわずらわしいこととは関わり合いになりたくないってか?
所詮、あんたも口舌の徒に過ぎなかったわけか。

03. 2010年6月09日 13:05:23: J18H5kgJR6
菅総理が日本のエスタブリシュメントの閨閥の発祥地である長州人(山口県)である事からみても東北出身の小沢氏の行く末に大変危惧します。歴史は何度でも繰り返します。郵政法案が見送られる事にもなれば、私の危惧は、本物に成ってしまいます。小泉、竹中時代に再突入か?国際金融資本達は、自分たちの手駒になるのであれば、なにも自民党に肩入れしなくとも菅政権を熱烈支持すれば良く、その際邪魔な小沢、亀井氏達をマスコミを使って排除して行く事になると思う。今日の国会を延長して法案を成立させるか否かが大変重要な課題になるでしょう。
    BY解体屋のセーコ

04. 2010年6月09日 13:19:20: FE9LlLRw9Q
郵政見直し法案は成立へ (植草事件の真相掲示板)
http://www.asyura2.com/10/senkyo87/msg/820.html

「民主、国民新の合意全文

 民主、国民新両代表が4日署名した合意書全文は次の通り。
 民主党および国民新党は、新しい連立政権を樹立することとし、その発足に当たり、次の通り合意した。
 一、先に合意した「3党連立政権合意書(2009年9月9日)」を尊重し引き継ぐこととする。
 二、現在国会で審議中の郵政改革法案については、速やかに成立を期す。(2010/06/04-13:58)」

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060400457

※亀井新大臣がしかと新政府と合意書を締結しています。


05. 2010年6月09日 17:53:43: BrXOa5Bxw6
菅はこれまで挫折続きのため、官僚やネオコンと組むことにより
総理大臣になる道を選択したのだと考えられます。
参議院選は小沢系議員の当選による民主単独勝利が理想と考えていましたが、
突然の民主の豹変ぶりに私もどうしようか迷っているところです。

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