http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/159.html
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2010年6月8日放送のTBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」における武田一顯氏(TBS国会担当記者)と小西克哉氏(国際ジャーナリスト)の話を一部書き起こしました。音声は下記URLで聞くことができます。当該個所は36:15あたりからです。
http://podcast.tbsradio.jp/dc/files/rank20100608.mp3
(書き起こしここから)
武田:それからいろいろ調べていくと、菅さんが先週代表選挙に出るときも、「小沢さんに挨拶に行きたいと言ったのになかなか会ってくれない」というような話でしたけれども、どうも聞いていると、菅さんの方は、夜中に小沢さんのグループあるいは秘書に電話して、会う時間じゃないのにアポが取れる時間じゃないのにわざと電話したりということをやって、どうもアリバイ作りを進めたなんてこともわかってきていますので、菅さんの方もここは小沢さんを干そうということになったんでしょうね。
小西:[中略]いわゆる鳩山さんから菅さんへの流れというのは、一連の報道では、これはいわゆる「心中辞任」と言いますかね、心中するということで大きく民主党は不死鳥のようにイメージを再生させていっているように見えるんですけれども、この「心中辞任」というのは、本当に鳩山さんのイニシアチブで、小沢一郎を説得して、辞めていただいて、そしてこの再生劇に繋がってくる、という解釈で果たしてよろしいんでしょうか?
武田:これも1週間ほど、私もどうなのかなと思って取材しました、その裏側を。鳩山さんは2日の10時から開かれた両院議員総会で「恐縮ですが、幹事長もお辞めになっていただきたい」と言って、鳩山さんが小沢さんと刺し違えた、なんで総理と幹事長が刺し違えるのかよくわかりませんが、そういう一応格好になってます。
ところが、いろいろ取材をすると、これはやはり1日の夜の鳩山さんと小沢さんの電話会談なんですね。この電話会談で、鳩山さんが小沢さんに「私が幹事長に辞めていただいたという格好にさせていただいてよろしいですか?」というふうに聞いているんですね。それに対して小沢さんが「総理がお辞めになるんであれば、私は一向に構いません」と答えて、それから小林千代美さんの話なんかも出て、そしてこの1日の電話会談が終わっているんですね。電話会談が終わって、小沢さんは即、党の職員に「明日朝7時半に出勤しろ」ということを指示する。鳩山さんは朝6時に、松本龍両院議員総会長に「両院議員総会を開くように」ということを指示したわけですね。ということは、鳩山さんは「そういう格好にさせてください」ということを小沢さんに言って、そして小沢さんは「総理が辞めるのであればいい」と。
さっきの小林千代美さんの話もそうで、小林千代美議員、北教祖で今問題になっていますから、幹部が有罪になりましたから、「この人の話も責めを負っていただくという話をさせていただきたい」ということを鳩山さんが小沢さんに言う。小沢さんは「まあでも、名前を出すのは控えた方がいいんじゃないか」と言うんですが、鳩山さんは、その北教祖、そしてそれに繋がっているのは山梨の教職員組合の輿石さんですから、輿石さんに引きずり降ろされたという意識を持っている鳩山さんは是が非でも名前を出すと。こういう会談が行われたんですね。同時に小沢さんは、人を通じて小林千代美さんに「あんた、両院議員総会に欠席してもいいぞ」と伝えるんですね。小林さんは「それでも私は出ます」と言って総会に出てくるんですけれども。
こういったカギ括弧をいろいろ検証していくと、やはりこれは、小沢さんが鳩山さんを降ろして、それによって次は菅さんが総理になるというところまで読んでいたでしょうから、そして今の支持率アップに繋がったということで、昨年の政権交代に続いて最大の功労者は、今回の支持率アップも、調べていくと小沢さんということになりますが。
小西:武田さん、これあれですよね、例えば総理が辞任するということであれば、総理が辞任するにもかかわらず幹事長が残るというような、そういった歴史的な例ってあるんですか?
武田:これはないですね。ありませんので、小沢さんはその前から、総理が辞めるのであれば幹事長が辞めるのは当然のことだと言って、腹を、決断というか、決めているわけですね。ただこれも、決めたのは2日の辞任劇の少し前ですよね。それまでは小沢さんもやはり、与党の幹事長職は男子の本懐というのが、田中角栄の言葉を小沢さんは継いでますから、それは少し迷ったんでしょうね。ただもう31日から1日にかけては、辞めるのは当然であるというふうに腹を括って、そして「解任動議が通ってしまうよ」という方向に、1日の昼に鳩山さんに圧力をかけていったと。こういうことのようですね。
小西:武田さんの説は非常によくわかりますね。私もそれは賛成ですね。
武田:歴史を検証するとだいたいこんな、この方が一定の合理性もありますよね。
小西:おそらくそっちの方が説得力があると思いますね。いわゆるテレビが伝えるような情報よりもね。
(書き起こしここまで)
[関連]
鳩山総理が辞任表明 演説ダイジェスト2/2(10/06/02)ANNnewsCH
http://www.youtube.com/watch?v=8XdyO8rcWho
鳩山首相辞任表明:両院議員総会詳細4 「今ひとつは政治とカネの問題」 2010年6月2日 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100602mog00m010008000c.html
【必読】菅民主党新政権に感じること(平野貞夫の「永田町漂流記」)
http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/127.html
「風」を起こしたのは 「小沢」である (老人党リアルグループ「護憲+」ブログ)
http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/121.html
民主党を三度救った小沢一郎。だがまだ死なせられない! 〔政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】〕
http://www.asyura2.com/10/senkyo87/msg/919.html
W辞任は織り込み済み…仕掛け人は小沢氏?(社会) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/06/03/03.html
副島隆彦:「6.2 反小沢クーデター」に対して、厳しい防御の態勢に入らなければならない。騙(だま)されてはならない。
http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/115.html
文化放送6/7 森永卓郎氏:菅内閣誕生劇は鳩山前総理と菅氏と前原野田グループが仕組んだクーデターで、小泉構造改革の再来だ
http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/112.html
荒川強啓 デイ・キャッチ!
http://www.tbs.co.jp/radio/dc/
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