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2010年06月07日
小沢が「日本改造計画」を上梓してから17年が過ぎようとしている。一部手直しは必要だろうが、時の経過で小沢の政治理念が色褪せてないのが凄い。
政治の世界で17年間持ちこたえる理念は堅固である。そして、その夢の実現に着手しようとした矢先に、検察庁の熾烈な小沢の政治生命潰しが始まった。スケールこそ違うが、三井環の検察裏金暴露問題と同様の検察及び官僚とマスメディアの総攻撃を受けたのである。
現時点で検察庁は嫌疑不十分で小沢一郎に手出しが出来ない事になったが、裁判所管轄の検察審査会は、まだまだ小沢一郎の政治生命の奪取に血道をあげている。二度目の議決で強制起訴もあり得るだろう。
しかし、検察の捜査終了をもって、もうこれは終わった事と取り扱わないと小沢政治が前進できない事になる。法治国家の規則に従い、最悪の場合でも粛々と法廷闘争を展開すれば良いのだろう。
それでは現時点で小沢シンパは、小沢一郎は今何を望んでいるかを考える必要がある。それを考える事で、小沢応援団が取るべき様々な方法が見えて来るのではないのだろうか。 菅直人と小沢一郎が今回の鳩山辞任後の政局を共通の意志で乗り切ろうとしているのか、そうではないのか、この点は定かではない。
7月の参議院選に勝利するという共通の項目はあるだろうが、現在菅首相が行っている人事や組閣が小沢の思い通りのものかどうか、判断はつかない。 ただ、小沢が最も望む参議院選、民主党単独過半数に向けて順調な滑り出しを見せているのは事実だ。
この傾向は当分続くだろうから、参議院選単独過半数も不可能ではなくなっている。ただ、気になるのは国会の期間延長だ。菅内閣が野党の追及でボロを出すリスクが増えてしまうだろうし、小沢への政倫審への出席、証人喚問等とひと悶着を起こし、折角の支持率を急減させるリスクも抱える。期間延長は大変危険な菅政権の賭けになる。
11日投票日を逃すと25日が想定されるので、2週間リスクは増大するし、鮮度が落ちるのは明らかだ。会期延長は非常に危険だ。しかし、この権限を反小沢の急先鋒枝野に握らせている現状では、小沢派が決定することは出来ない。筆者としては、この辺は大いに気がかりだ。
小沢は参議院選挙後について、明らかなメッセージを発している。「参議院選勝利の時は、陣頭指揮を執る」と明言している。つまり総理総裁(絶対に首相だとは言っていない)になるぞ!と宣言したようなものである。小沢も67歳、70歳までに日本改造の道筋をつけたい意志の表れだと思う。
この時、菅が小沢と意思疎通を図った上の一連の動きかどうか判明する。それを知るのは、それからでも遅くない。ただ、準備としては、反小沢にシフトしたように見える菅直人の裏切りも計算に入れておく必要があるのは当然だ。
小沢が参議院選の勝利の暁にはと条件をつけたのは、中途半端な選挙結果が出た場合を想定しているのだろう。国民新党との連立だけでは「ねじれ国会」が現出、幹事長など党務を行い、他党との連立を画策せざるを得ないと考えているようだ。
問題はどちらに転んでも9月末には民主党代表選が本格的体制で実施される。代表選はポイント制が敷かれ、国会議員と党員・サポーターの投票で行われる。接戦になった場合は、ポイントは低いが党員・サポーターのポイントも無視できない。たしか、今からサポーターになっても投票は出来ない。今年の5月31日までに党員またはサポーターの登録を済ませていないと投票は出来ないことになっている。
それでは小沢シンパは他に何が出来るか?先ずは不愉快でも菅政権に参議院選で勝利して貰うのが一番である。結果的に小沢一郎を党務に張りつけにすることなく、民主党代表選に勝利し、総理総裁となって日本改造を推進して貰うのが唯一「日本の真の独立」を手に出来るチャンスなのだと思う。
代表選で党員・サポーターのポイントは世間の流れに迎合しがちなので、怖い面もある。やはり、国会議員の票が最も重要なのは当然だ。 現時点では鳩山グループの票の流れ如何で、代表選の流れが決まる可能性があると思われる。200票が当選ライン(議員部分)なので、現時点だと150票は読めるが、残り50票を集票する必要がある。この50票の掘り起こしが明暗を分ける事になりそうだ。
ここで重要になるのが、今回の参議院選挙における民主党当選者の顔ぶれだろう。いずれ各選挙区ごとに、小沢系・反小沢系の峻別リストを作成するつもりだが、各自の選挙区の候補をよく吟味し、小沢によって擁立された候補者を多く国会に送り込む事で、小沢の代表選勝利に大きく貢献するものと思われる。
ただ、昔と違い候補者に**グループ(派閥)と云う色分けはないので、結構選別が難しい。 いずれにしても、9月の代表選に向けて、小沢一郎に健康に留意しながらも、選挙の小沢の名に恥じない戦略をもって闘い、勝利し、総理総裁となり、日本改造に邁進して貰いたいものである。
様々な憶測が飛び交い、小沢は本当に失脚したのではないかと不安に思われる小沢シンパも多いようだが、大丈夫ですよ。小沢は肉体が滅びるまで剛腕の権力掌握に最も力を発揮する政治家です。心配無用です。
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