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どうも報道があいまいなので、明確ではないですが、鳩山由紀夫首相が輿石さんと小沢幹事長に電話をして話し合いを求めたのが最初のきっかけである様子です。 その意味で、今回の辞任劇を仕掛けたのは鳩山由紀夫首相に間違えはないはずです。 ただ、結果を見れば分かるように、鳩山由紀夫首相は首相を辞任しています。そして、その原因として、普天間基地移設に関してのあまりの不手際があります。ほぼ世論の100%が鳩山由紀夫首相があそこまで政治家として能力がないとは思っていなかったと報じました。 多分、筋書きというか本来の仕掛けは異なっていたのです。アメリカの新聞が鳩山首相のことをルーピーとワザワザこき下ろしたりしたのは、もちろん、アメリカ側が絡んで仕掛けた見せかけであることの証です。アメリカのマスコミが外国の首相をこき下ろしてもほとんど何のメリットも彼ら自身にはありません。背景にある最も大きな動機は、日本の政治状況を混乱させ不安定化させようという意図でしょう。その一部には日本が持つ米国債の踏み倒しもあるはずです。 1.自民党は安定多数を持つ圧倒的な与党なのでそれをつぶす必要があった。その結果が3代続けた政権投げ出しなどです。 2.しかし、その結果、小沢一郎民主党代表のもとで民主党が大勝ちしてしまった。このままでは民主党による安定政権ができてしまう。そのため、小沢降しが始まったわけです。事実、小沢一郎民主党代表時代の参議院大勝の後、しばらくたってから小沢一郎金脈疑惑の追及が週刊現代によって始められました。 3.もともと、日本の政党の全てには、傀儡というかスパイというか、アメリカの息のかかった政治家が入り込んでいます。または、秘書とか事務員などあらゆる階層に入り込んでいると言っていい。そのため、小沢降しはそういった傀儡政治家への権力移譲、または、傀儡政治家による小沢勢力の乗っ取りという形になります。 4.あまり抗争は長引かないほうがいい。なるべくあっという間に乗っ取りをしたほうがいろいろと都合がいいわけです。そのため、乗っ取りの時期が決定され、それは参議院選挙後の代表選挙の時と決められたのでしょう。実際、合法的というかもっとも正常な動きだと見せるためには、この代表選挙しか権力奪取の時はありません。 6.そこで、民主党つぶしのためにわざとへまをすると言うキャンペーンを始めることにした。それが、口蹄疫に対しての手抜きであり、普天間移設を巡ってのあまりに素人じみた鳩山由紀夫首相の動きであったわけです。つまり、少なくとも鳩山由紀夫首相は故意に普天間移設を巡って沖縄や徳之島の人たちを刺激する行動をしていたことになります。ただ、これらの動きは昨年の衆議院選挙期間中からのものではないでしょう。なぜなら、もともと普天間基地の移設は全体がヘリ部隊も入れて海外へ移ると言う計画が立てられていたようですから、総選挙の時の鳩山由紀夫代表の少なくとも県外へという言葉はそれなりに裏付けのあるものであったはずです。 7.普天間基地移設を巡ってなぜ5月末日までに一応のけりをつけると言いだしたかと言えば、この時点で岡田克也外相が責任を取って辞任すれば、夏の参議院選挙で負けた責任をあまり問われないで、逆に、参議院選挙での負けの程度を自ら辞任したことにより軽減したと言う功績にすることができるからでしょう。社民党の離脱は、当然、岡田克也外相の辞任を自然に見せるために行われたはずです。もともと普天間移設は辺野古へということで自民党政権下で決まっていたのですから、あえてもう一度日米合意をする必要はありませんでした。多分、岡田克也外相辞任を受けて、社民党への非難が世論として起こり、それを受けて閣外協力までは妥協すると言うような手が打たれたはずです。多分、6月から7月にかけて岡田克也氏は参議院選立候補者の間を巡って、応援演説でもやる予定だったのでしょう。そうやって岡田克也氏は民主党惨敗に対する自分自身のアリバイを作ることができます。当然、参議院選挙での惨敗の責任は9月の代表選挙の時、鳩山由紀夫首相が小沢一郎幹事長との抱き合い心中を提案し、両者一緒に辞任、又は政界引退を表明という筋書きだったはずです。 8.口蹄疫と普天間基地移設を巡ってのへまを徹底的にやったことによって参議院選挙は民主党のぼろ負けになり、その結果抱きつき心中をやられると言うことは小沢一郎幹事長は理解されていたはずです。そのため、小沢一郎幹事長は、これは、自分の辞任をやって、昨年の総選挙前の辞任と同じように民主党の人気回復をやるしかないと考えていたはずです。問題はどんな舞台つくりをやり、いつのタイミングで辞任するかです。当然、参議院選挙前になります。なるべく自らの影響力を残すためには、参議院選挙直前のほうが良いので多分、6月末ぐらいを予定されていたのではないでしょうか。自民党による証人喚問要求などを出させておいて、それに負けて辞任すると言う形をとれば、民主党自体にはクリーンになったと言うイメージが付くので、それを狙ったと言うことになります。参議院選挙で勝てば、もともと、政治と金の問題は乗り切れるものなので、復帰はいつでもできます。たとえ参議院選挙で負けても、少なくとも、鳩山由紀夫首相の降板は確実ですし、岡田克也外相の責任も問うことができます。そうなれば、自分の側近を首相にすることもかなり確実にできるはずです。 9.多分、6月初旬に、鳩山由紀夫首相陣営で誰かが小沢幹事長の動きに気が付いたのでしょう。岡田克也外相が辞任しても、小沢一郎幹事長辞任のほうがずっとインパクトがあるので、岡田克也外相の辞任も無駄になるし、9月の代表選で小沢一郎陣営の圧力に鳩山由紀夫再選も岡田克也氏の復権もできなくなってしまうと気が付いて、急きょ、別の方法を考え、結局、普天間基地移設を巡って最もへまを演出していた鳩山由紀夫首相が予定を早めて小沢一郎幹事長との抱きつき心中を決めたと言うことです。この動きがあまりに急であったため、選挙関係などの心残りもあり、非常に当惑せざるを得なかったというのが、6月2日の小沢一郎幹事長の心情ではないでしょうか。 10.小沢一郎幹事長が単独で参議院選挙直前に辞任することに比べれば、6月初旬に抱きつき心中をするほうが、傀儡政治家側としてはダメージがまだ少ないので、急きょこれが決まり、岡田克也外相の辞任も取りやめになったと言うことですね。
小沢一郎民主党幹事長及び鳩山由紀夫首相の辞任の背景にあるもの
5.小沢幹事長を刑事事件で逮捕しても有罪にする見込みはあまりない。または、世論の一部による反感があまりに強い。または、検察や裁判所を動かすのは結構大変なので、あまりそれをやりたくないし、田中角栄元首相をロッキード事件で上げたのは、結果として、アメリカによる策謀だと言う噂を日本社会に残すことになったので、同じように刑事事件で上げるのは一般人や政治家などへ悪印象をあまりに強く与えすぎると判断された。そのため、あくまで世論が小沢一郎幹事長の辞任を求めると言う形を取りたかった。
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