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鳩山総理の辞任を考える―総理を「迷走」に駆り立てたものは何か―(小泉龍司衆議院議員)
http://www.asyura2.com/10/senkyo87/msg/828.html
投稿者 忍 日時 2010 年 6 月 06 日 13:00:14: wSkXaMWcMRZGI
 

1.本日(6月2日)、鳩山総理が辞意を表明した。昨年9月に政権交代という輝かしい舞台の上に、颯爽と登場してからわずか8か月半。誠にあっけない幕切れであるが、辞意表明にさほど驚きがないことも事実である。
 それほど鳩山内閣は迷走を続けていた。
 特に沖縄の普天間基地問題についての迷走は、沖縄県民の方々を傷つけ、日米の信頼関係を大きく揺るがせ、また連立パートナー社民党を裏切ることとなり、総理辞任の直接の原因となった。
 8か月半の迷走の果てに、結局は辺野古周辺での基地建設という従来の案に立ち返り、日米合意が改めて交わされることになったが、この8か月半、総理を「迷走」に駆り立てていたものは、一体何であったのか?
 私はそれは、「対米コンプレックスの克服」という鳩山総理の心の奥深いところにある情念ではなかったかと思う。
 祖父の鳩山一郎首相は終戦後、総理就任直前でレッドパージにあい、長期にわたり公職からの追放を受けた。この間、親米政権である吉田内閣が国政の主導権を握り続けたことが、鳩山一郎氏のレッドパージからの復帰が遅れる要因の一つになったという見方もある。昭和29年にようやく政権についた鳩山一郎総理が、日ソ国交回復に取り組んだことも、こうした背景を考えれば、当然の流れであったと思われる。
 鳩山由紀夫総理がこのような祖父の政治経歴の影響を受けていないはずがない。鳩山総理の心の中には、アメリカに対する複雑な思いが横たわっていると、そう考えることは不自然なことではない。

2.しかし、より大きな問題は、我々すべての国民の心の中にある「対米コンプレックス」である。日本全土にアメリカの基地があり、つまりは独立が回復されたあとでも、軍事的には日本がアメリカに完全に従属している状況の下で、かつまたそのようにして軍事的にアメリカに従属しなければ、中国や北朝鮮に対する国防に万全を期すことができない状況も認識せざるを得ない、というジレンマの中で、まさに日本人の心にはアメリカに対するコンプレックス(劣等感)が大きく横たわっている。
 戦後、実質的にはアメリカから独立できずにきたが、何とかアメリカから独立したいという国民の奥深い願望を、鳩山総理は「対等な日米関係」という言葉で表現し、普天間移設問題の解決策としては「県外または国外」というスタンスで表現した。
 こうした基本的な外交スタンスと普天間問題についての具体的スタンスについては、多くの国民が支持したのも上記のような心情が国民の心の中にあるからである。

3.しかしまた、日本人の心の中にはもう1つの判断が働いている。
 軍事的な対米従属の鎖を切り捨てて、自主防衛(あるいはそのステップとしての常時駐留なき安保、あるいは第7艦隊駐留だけの安保)という路線で、果たして日本の安全を確固として守り通すことができるのか?という現実論に基づく疑念である。アメリカからの独立を求める先に述べた情念と、それだけでは国際社会の中で生き延びていけないかもしれないという疑念の中で、日本人は揺れ動きながら戦後60年余をなんとか繕いつつ生きてきた。

4.鳩山総理の普天間問題をめぐる迷走は、どんなに言い繕おうとしてもその責任を免れ得るものではないし、総理辞任に値する重大な失政である。
 しかし、ここで我々はこの総理の姿を見てもう一度立ち止まり、今度は我々自身の姿を眺めてみる必要があるのではないか。
 鳩山総理と同じ対米コンプレックスを、程度の差こそあれ、誰もが持っている。どこまでアメリカを疑って距離を置き、どこまでアメリカを信頼し頼るのか、改めて深く掘り下げることが、ポスト鳩山政権の最も大きな課題であり、鳩山総理が日本国、そして我々に残した課題である。
 突き詰めてみれば、総理の「迷走」は、我が国、ひいては我が国国民全体の心の内面を映し出したものであると捉えることもできるのである。


http://www.ryuji.org/

「コメント」
 そろそろ、アメリカの内部テロに関して考えよう。自分の地元にアメリカ軍との共同訓練中、一部の邪悪のアメリカ軍内部テロを行う最悪のストーリーがある。抑止力は、アメリカ軍が、規律ある軍隊になれば働く。逆の動きは脅威しか意味がない。そうなると撤退させるのが、国民防衛の意味をする。だから、アメリカ軍の内部テロに対する軍事裁判の道が先決である。勿論、首班の計画者に対する軍事裁判だが。この道は険しいが実行しなければ、アメリカ市民もそうだし、勿論日本国民全体が問題になる。
 

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コメント
 
01. 2010年6月06日 13:35:11: DjpUKtP7QE
国民が迷走しないようにするのが総理大臣であるのに自分が迷走してどうする。最低の総理。

02. 2010年6月06日 13:39:27: yqkrR3bmvg
http://www.youtube.com/watch?v=qPWIhOefjfE&feature=related

2008年06月15日(日) 16時25分40秒
6月11日米国下院がブッシュ弾劾決議案を可決

http://www.fourwinds10.com/siterun_data/government/fraud/gw_bush_ghw_bush/news.php?q=1213329856

House voted 251 - 156 Kucinich's Impeachment Resolution, to the Judiciary Cmte
下院251対156:100票近い大差でブッシュ訴追を求めるクシニッチ弾劾決議案を司法委員会に送る
House Vote on Rep. Kucinich's (D-OH) Impeachment Resolution (June 11, 2008)
共和党のクシニッチ議員が提出した弾劾決議案に対する下院投票 (2008年6月11日)

このように重大なニュースを報道しない日本のマスメディア・・・・・そしてこれまで長期にわたりブッシュ犯罪政権を支えてきた日本の小泉・安倍・福田内閣と自民党・公明党の責任が問われます

Here is the index of article titles:
6月11日に米国下院で採択されたブッシュ弾劾決議案の内容:

Article I
第I条

Creating a Secret Propaganda Campaign to Manufacture a False Case for War Against Iraq
イラクとの戦いを擁護する間違った論拠を捏造するため秘密の宣伝活動をしてきたこと

Article II
第II条

Falsely, Systematically, and with Criminal Intent Conflating the Attacks of September 11, 2001, With Misrepresentation of Iraq as a Security Threat as Part of Fraudulent Justification for a War of Aggression
侵略戦争を正当化するため、イラクが国防上の脅威になっているとして「イラクのテロリスト」による見せかけの2001年9月11日の攻撃を、不正に、組織的に、犯罪的な意図をもって実行したこと

Article III
第III条

Misleading the American People and Members of Congress to Believe Iraq Possessed Weapons of Mass Destruction, to Manufacture a False Case for War
間違った戦争を擁護する論拠を捏造し、イラクが大量破壊兵器を所有したと信じこませて米国民と国会議員をミスリードしてきたこと

Article IV
第IV条

Misleading the American People and Members of Congress to Believe Iraq Posed an Imminent Threat to the United States
イラクをアメリカ合衆国に対する差し迫った脅威と思わせて米国民と国会議員をミスリードしてきたこと

Article V
第V条

Illegally Misspending Funds to Secretly Begin a War of Aggression
ひそかに侵略戦争を開始するため違法な形で資金を無駄使いしたこと

Article VI
第VI条

Invading Iraq in Violation of the Requirements of HJRes114
HJRes114の必要条件に違反してイラクを侵略したこと

Article VII
第VII条

Invading Iraq Absent a Declaration of War.
宣戦布告なしでイラクに侵入したこと

Article VIII
第VIII条

Invading Iraq, A Sovereign Nation, in Violation of the UN Charter
国連憲章に違反して主権国家イラクを侵略したこと

Article IX
第IX条

Failing to Provide Troops With Body Armor and Vehicle Armor
イラク駐留軍に防護服と装甲車を提供しなかったこと

Article X
第X条

Falsifying Accounts of US Troop Deaths and Injuries for Political Purposes
政治目的のために米国部隊の死者・負傷者の数を偽造して報告してきたこと

Article XI
第XI条

Establishment of Permanent U.S. Military Bases in Iraq
イラクに米国の永久の軍事基地を設立したこと

Article XII
第XII条

Initiating a War Against Iraq for Control of That Nation's Natural Resources
イラクの天然資源を略奪するためにこの国と戦争を始めたこと

Article XIIII
第XIIII条

Creating a Secret Task Force to Develop Energy and Military Policies With Respect to Iraq and Other Countries
イラクと他の国のエネルギーを軍事的に支配するため秘密部隊をつくったこと

Article XIV
第XIV条

Misprision of a Felony, Misuse and Exposure of Classified Information And Obstruction of Justice in the Matter of Valerie Plame Wilson, Clandestine Agent of the Central Intelligence Agency
中央情報局秘密工作員ヴァレリー・プレーム・ウィルソンに関する機密情報の不正使用・暴露と司法妨害、これらの重罪を軽視したこと

Article XV
第XV条

Providing Immunity from Prosecution for Criminal Contractors in Iraq
イラクで犯罪を犯す契約を結んだ者たちに対して起訴を免れる不当な特権を与えてきたこと

Article XVI
第XVI条

Reckless Misspending and Waste of U.S. Tax Dollars in Connection With Iraq and US Contractors
イラクと米国の契約者に関連して国民の税金を破廉恥にも無駄使いし浪費してきたこと

Article XVII
第XVII条

Illegal Detention: Detaining Indefinitely And Without Charge Persons Both U.S. Citizens and Foreign Captives
違法な拘留:米国市民と外国人捕虜の双方を含む無実の人々を無期限に拘留してきたこと

Article XVIII
第XVIII条

Torture: Secretly Authorizing, and Encouraging the Use of Torture Against Captives in Afghanistan, Iraq, and Other Places, as a Matter of Official Policy
拷問:アフガニスタンやイラク、そして他のいくつかの場所で、公式の政府方針と称して、捕虜に対してひそかに拷問の使用を許可し、奨励してきたこと

Article XIX
第XIX条

Rendition: Kidnapping People and Taking Them Against Their Will to "Black Sites" Located in Other Nations, Including Nations Known to Practice Torture
誘拐:人々を誘拐し、彼らの意志に反して彼らに対し拷問を実践することが知られている国を含む他国の「黒いサイト」へ連れて行ったこと

Article XX
第XX条

Imprisoning Children
子供たちを刑務所に閉じ込めてきたこと

Article XXI
第XXI条

Misleading Congress and the American People About Threats from Iran, and Supporting Terrorist Organizations Within Iran, With the Goal of Overthrowing the Iranian Government
イランからの脅威を訴えて議会と米国民を誤解させ、イラン政府を倒すことを目的としてテロリスト集団をイラン国内で支えてきたこと

Article XXII
第XXII条

Creating Secret Laws
秘密の法律をつくってきたこと

Article XXIII
第XXIII条

Violation of the Posse Comitatus Act
自警団法違反

Article XXIV
第XXIV条

Spying on American Citizens, Without a Court-Ordered Warrant, in Violation of the Law and the Fourth Amendment
法律に反し、修正第4条違反を犯して、法廷命令による令状なしでアメリカ市民をスパイしてきたこと

Article XXV
第XXV条

Directing Telecommunications Companies to Create an Illegal and Unconstitutional Database of the Private Telephone Numbers and Emails of American Citizens
テレコミュニケーション会社に対し、アメリカ市民の個人的な電話番号と電子メールの違法で憲法に反するデータベースを作成するよう指示してきたこと

Article XXVI
第XXVI条

Announcing the Intent to Violate Laws with Signing Statements
大統領声明に署名することによって法律を犯す意図を発表してきたこと

Article XXVII
第XXVII条

Failing to Comply with Congressional Subpoenas and Instructing Former Employees Not to Comply
議会の召喚令状を無視し、元従業員に召喚に応じないよう命令してきたこと

Article XXVIII
第XXVIII条

Tampering with Free and Fair Elections, Corruption of the Administration of Justice
自由で公平な選挙を歪め、司法省の腐敗を画策してきたこと

Article XXIX
第XXIX条

Conspiracy to Violate the Voting Rights Act of 1965
陰謀をめぐらせて1965年の投票権法を犯したこと

Article XXX
第XXX条

Misleading Congress and the American People in an Attempt to Destroy Medicare
メディケアを破壊しようとして議会と米国民をミスリードしてきたこと

Article XXXI
第XXXI条

Katrina: Failure to Plan for the Predicted Disaster of Hurricane Katrina, Failure to Respond to a Civil Emergency
カトリーナ:予測されたハリケーン・カトリーナの災害を防ぐ計画を立てなかったこと、市民の非常事態に適切に対処しなかったことは怠慢そのもの

Article XXXII
第XXXII条

Misleading Congress and the American People, Systematically Undermining Efforts to Address Global Climate Change
議会と米国民をミスリードして組織的に世界的な気候変動に対処する努力を台無しにしてきたこと

Article XXXIII
第XXXIII条

Repeatedly Ignored and Failed to Respond to High Level Intelligence Warnings of Planned Terrorist Attacks in the US, Prior to 911.
テロリストが米国攻撃を計画しているというハイレベルの知性警告が911前にあったにもかかわらず、それらを繰り返し無視し、911を防ぐことに失敗したこと

Article XXXIV
第XXXIV条

Obstruction of the Investigation into the Attacks of September 11, 2001
2001年9月11日の攻撃に関する調査を妨害してきたこと

Article XXXV
第XXXV条

Endangering the Health of 911 First Responders
911の最初の被害報告者たちの健康を危険にさらしたこと

The full text of the articles is available at:
これら各項目の全文は、ここで読むことができます:http://chun.afterdowningstreet.org/amomentoftruth.pdf
http://chun.afterdowningstreet.org/amomentoftruth.pdf

Here's a video of Kucinich beginning his presentation on the floor:

http://ameblo.jp/syuugyousya/entry-10105960526.html


03. 2010年6月06日 15:19:49: dlp5rHUhkk
今回の鳩山さんの辞任は再び国民に次の課題を残した。
1.沖縄の米軍基地の問題は日本国民の課題です。何時までも沖縄に依存しているのは許されない。日本国民として公平性を欠いています。早急に解決しなければならない課題です。
2.国防を米軍に依存していることは自立した国家とは言えない。日本人として自立心がますます喪失しています。自立心の回復です。米国従属からの開放です。日本の真の独立を実現することです。日本人は世界から相手にされていないのです。独立国として見なされていないのです。その上で世界平和に貢献していくのです。
このことが明らかになったのです。鳩山さんの残された功績は今後評価されます。

04. 2010年6月06日 15:53:27: yHEvftKeAU
鳩山一郎がレッドパージされる筈が無いだろうが。
レッドパージされたと二度も出てくるが、この小泉という男はレッドパージの意味が分かっていないのじゃないか。
孫の鳩山は一般社会の常識が全く無い宇宙人であり、こんな男が党代表、党幹事長として経歴出来たこと自体が驚きだ。
対米コンプレックスも何も無い、宇宙人にそんなことを論じることは無意味だ。

05. 2010年6月06日 17:17:26: uwO9xRsHBk
04さんも言ってるようにこの小泉龍司という男の昭和史の常識をまずテストしなければならない
日本の議員ってこんなヤツでも勤まるのか?
沖縄の基地が何故始まり何故続いているか勉強やり直せ
誰が何のために沖縄をアメリカに献上したのか?
アメリカに行って洗脳されたらみんなこんな馬鹿になるのだろうか?


06. 2010年6月06日 17:43:09: IZzwB0q1Os
鳩山さんを一言で言うと、役者なんですね、その時、その場をしっかり演じればOKと思っている・

07. 2010年6月06日 20:53:49: TNX4iPeHYY
小泉龍司氏は確か、竹中平蔵氏とほぼ同時期にアメリカに滞在していたと思います。
ここ阿修羅でも郵政選挙の頃、小泉龍司氏(郵政民営化に反対して自民党離党)で、注目を集めていました。

大蔵省のエリートとしてアメリカに国費で滞在していた小泉龍司氏と、日本から逃げるかのようにアメリカに渡った竹中平蔵氏は、アメリカで同時期に何を感じ何を学び影響を受けたのか。

郵政民営化選挙当時、二人の立場の違いについて、当該サイトで議論されたと思います。

そういったアメリカ滞在について思うところのある小泉龍司氏だからこその、今回の鳩山首相の首相退陣までの軌跡への、自身の思いも含めたものではないのでしょうか。


08. 2010年6月06日 21:16:06: yHEvftKeAU
他のサイトを見ていたらまた「小泉龍司」が出てきた。
一体どんな奴かと検索してみたら東大法学部卒で大蔵省入り、証券局調査局長までやっている。 五十八歳にもなっている。
鳩山一郎の公職追放をレッドパージと間違えている。
レッドパージの意味も知らない奴が能書きを言っているのだから、イヤハヤ呆れるね。

09. 2010年6月06日 23:36:00: PIDsA22b5k
政治史の常識はなくても、米国追従増税バカではないだけ民主の新幹部連中よりマシじゃないの?

10. 2010年6月07日 00:19:03: V2ssvL06FB
09君、
国会議員が政治史を知らなくてもいいのかね。
それにレッドパージは一般常識だよ。
尤もこの小泉だけでなく大半の議員はこの程度の教養のレベルしか無いんだろうが。

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