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前原時代に逆戻りした民主党 - 新自由主義勢力のクーデターと奪権(世に倦む日日)
http://www.asyura2.com/10/senkyo87/msg/790.html
投稿者 判官びいき 日時 2010 年 6 月 05 日 21:05:00: wiJQFJOyM8OJo
 

http://critic6.blog63.fc2.com/
政治は裏切りのドラマである。この一両日の動きは、菅直人が小沢一郎を裏切って寝首を搔いた政変であり、新自由主義勢力による菅直人を御輿にした奪権のクーデターである。話は昨年の9月に戻らなくてはいけない。8/30の夜に大勝して政権を獲得した民主党は、当然、トロイカ体制で政権を運営するものと誰しもが予想した。代表代行の菅直人が官房長官に就くと誰もが確信した。ところが、意外にも鳩山由紀夫は菅直人を官房長官から外し、実権のない国家戦略室長に干す処断に出て、菅直人から権力を剥奪した。

官房長官を外された菅直人は、それでも国家戦略局長と政調会長を兼務して、政権の政策を仕切る要衝に立つであろうと思われたが、今度は小沢一郎が「政策の内閣一元化」を根拠に政調会長ポストを廃止、菅直人は行き場を失って完全に窓際に干し上げられた。2人に挟撃されて丸裸にされる屈辱を受けた。失権させられた菅直人に対して、マスコミは「何も仕事をしていない」と容赦なく誹謗を加えた。

トロイカは一夜にしてツートップに転じた。菅直人はスクラムを組んできた2人に手酷く裏切られたのである。昨日の友は今日の敵。私は、菅直人が遺恨で小沢一郎に復讐したとは思わない。だが、今回は昨年と逆の立場になった。今回、政変は小沢一郎が鳩山由紀夫を総理・代表の座から引きずり降ろした地点から始まっている。週明けから2日間の攻防があり、鳩山由紀夫が抗しきれず辞任を表明、間髪を置かず、菅直人が後継名乗りの手を挙げる。

さらに、山岡賢次が、6/4中の組閣と皇居認証式の日程を明言。これを見た誰もが、小沢一郎と菅直人は裏で繋がっているのだろうと想像したし、事前に2人でシナリオを組んだ上での、菅直人による他有力者の機先を制した立候補だと判断した。つまり、岡田克也も、前原誠司も、菅直人のバックに最大派閥を握る小沢一郎の影を見たから、これでは後から代表選に出ても勝てないと速断し、リスクを避けて対抗馬とならず、オール主流派についてポストを得ようと菅直人支持に回ったのである。

こうして、菅直人と小沢一郎は、最も強敵だった反小沢派の頭目の岡田克也の出馬を押さえ込むことに成功した。ここまでは、小沢一郎の思惑どおりだっただろう。ところが、岡田克也の出馬を封じ、勝利を手中にした菅直人は、ここから小沢一郎に向かって裏切りの急襲をかけるのである。小沢一郎討滅戦に出た。発端は人事だろう。枝野幸男と仙谷由人を幹事長と官房長官に据えると言い出した菅直人に、小沢一郎が激怒し、6/2も6/3も面会拒絶という暗闘に至る。

小沢一郎からすれば当然だろう。悲願の総理になる機会を与えてやったのに、裏切りの人事で報いるとは何事かと怒り心頭になるのは当然だ。菅直人は、この好機を小沢一郎との連携という方向に持ち込むのではなく、小沢一郎の追い落としに利用した。その理由は、マスコミから評価され、発足後の内閣支持率を高く上げさせて、参院選を有利に戦うためである。総理に就いても、参院選で敗北すれば水の泡だ。

選挙で勝つためには、マスコミを味方につけなくてはならない。菅直人は、マスコミが狂躁して煽る「小沢一郎の影響力排除」のキャンペーンに乗る。そして、反小沢の権力体制の確立に動く。そこまでの徹底的な裏切りを予期していなかった小沢一郎は、不意を衝かれて反撃できず、逆に、自分が菅直人のために敷いてやった6/4の代表選という短期日程に縛られ、派閥で独自候補を立てる対抗策を打てず、狼狽したまま失脚の坂道を転げ落ちる。

政治の勝負は一瞬で決まる。昨年、菅直人を裏切って電撃的に追い落とした小沢一郎は、今度は一瞬の裏切りで地獄に落とされる敗者になった。昨年の菅直人の挫折は、菅直人が自分で主唱した「政策の内閣一元化」によってリバースをかけられた形となったが、今度は、小沢一郎が仕掛けた短期日程の総理交代戦略が、逆に自分自身の首を絞める結果へと導いた。

政治はドラマである。内情を田中真紀子がテレビで暴露していたが、追い詰められた小沢一郎は、6/3の午後、田中真紀子に自身が出馬した場合の票読みまでさせていた。惨めな完敗である。昨夜(6/4)、小沢派の議員の会合に出た小沢一郎は、9月の代表選で自派の候補者を擁立して捲土重来を期すことを宣言した。

菅直人に対する復讐を誓ったのである。小沢一郎は、派内に後継者や若手の有力者を育てていない。体育会系の兵隊(陣笠)しかいない点が軍団の弱みで、そこが小沢一郎の政治家としての致命的欠陥でもある。師匠に習っていない。田中角栄は若手をよく育てた。

わずか4日前、小沢一郎と輿石東が「鳩山降ろし」に動いたときは、マスコミは「表紙を変えるだけの選挙目当て」と罵り、猛攻撃の論陣を張っていたが、菅直人が小沢排除を明確にすると、掌を返したように大喝采で新政権を歓迎している。小沢一郎の影響力が残る党首交代は「選挙目当てで表紙を変えるだけ」で、小沢一郎が排除されれば「国民の期待に添う」新政権の誕生なのである。

同じ菅新政権の誕生でもガラリと評価が変わる。いかに小沢一郎がマスコミに敵視されているかがわかる。その菅新政権がどういう性格でどういう政策をするかは、人事を見れば全てがわかる。人事こそ戦略を証明する。鳩山政権が何をするかしないかは、閣僚の布陣を見れば一目瞭然だった。

今回、幹事長は枝野幸男、官房長官は仙谷由人、政調会長は玄葉光一郎で、反小沢の前原派の主要人物で固められた。国対委員長は安住淳と言われている。菅派の人間は一人もいない。要するに、彼らの政策思想は、「構造改革」を中身として肯定する新自由主義で、冨の再分配に配慮する「国民の生活が第一」の発想とは根本的に異なるものだ。

この布陣は、まるで前原誠司が代表・首相になったら、こうした人事になっただろうと思われる親米新自由主義の露骨な権力体制で、菅直人の以前の中道リベラルのイメージからは想像できないほど右に傾斜した陣容になっている。5年前、郵政選挙で惨敗した直後の、前原誠司が代表に就いたときの執行部を想起させる。

すなわち、@消費税増税、A道州制、B外国人移民の三大新自由主義政策を敢行する政権に他ならない。玄葉光一郎と前原誠司は、3年前に「小泉勉強会」に出席し、民主党を「改革」の路線に戻したいと小泉純一郎に向かって言っていた。今度の政変は、民主党が小沢一郎の自由党と合併する前の民主党に戻る政治であると同時に、小沢一郎が旗頭になって掲げてきた反新自由主義を基軸とする基本政策を捨てる政治であり、前原誠司と岡田克也の路線で民主党を染め直す政治である。

一言で言えば、新自由主義勢力の奪権でありクーデターだ。したがって、小沢路線からの離脱を鮮明にするべく、小沢一郎が代表になって掲げた「国民の生活が第一」の標語についても、今回の参院選で看板を降ろすか、9月の代表選後に新しい看板に掲げ直すだろう。シンボルを切り替える措置に出る。今度の新政権は、国民に痛みを要求する政権であり、小泉・竹中路線を民主党政権で再定置する権力である。

だから、マスコミは喝采する。5年前のイメージを想起すると、菅直人が最も左寄りで、小沢一郎が中間で、前原誠司が右に立つという構図だった。民主党の中で、最も反新自由主義的で、社民党の政策に近いと思われたのが、中道リベラルに位置する菅直人だった。今、その菅直人が、ギギギラした新自由主義の政権を樹立し、10年間、誰もできなかった消費税増税を断行しようとしている。

その菅直人に旧社会党の横路Gが支援の票を入れている。これは皮肉だし、菅直人の変節と転向が極まった愚劣な姿だと思うが、マスコミと一緒になって、ネットの中でも、日頃は反新自由主義を唱えているはずの民主党信者が、菅政権の誕生に拍手を送っている倒錯の光景がある。生きるためには変節をしなくてはならない。私は、この政権は、マスコミが言うような本格的な安定政権になるとは思わない。

必ず不安定になり、短命に終わると予想する。その理由は二つある。一つは、この新政権の結束と高揚は、小沢一郎排除の論理の一点で媒介されていて、それが失われば、立ちどころに矛盾が露呈し、内部対立が噴出するであろう集合体だからである。敵である小沢一郎を憎悪し、反小沢で一致した仲間集団だ。

そうした集団は、敵がいなくなれば結束の意味を失う。仙谷由人、枝野幸男、前原誠司、玄葉光一郎、岡田克也、安住淳。これらの面々は、政治家としての指導力も器量もなく、組織を建設したり拡大したりする技能もない。そうした経験もない。単にマスコミの前でペラペラ政策論議の舌を回すだけの能力しかなく、小選挙区制の制度とマスコミの「二大政党制」のキャンペーンのおかげで成り上がってきた連中だ。

しかも、その政策論議の中身は、日経や読売や朝日が書いている主張と同じで、マスコミと経団連が言っている内容を政治家の立場で垂れているだけである。リーダーとして国民を引っ張る人間の器がない。そして無闇に個性だけが強い。政策について自信過剰がある。小沢一郎を倒した後、共通の敵がいなくなれば、政策の方向性をめぐって個々で紛糾する醜態を曝すだろう。

一言で言えば、この面々は理念や政策で纏まった集団ではない。前原誠司と玄葉光一郎は、新自由主義政策の舵を最も右に過激に切ろうとするだろう。そうなれば、閣内で必ず亀井静香と対立し、間に入る菅直人と悶着を起こすはずだ。菅直人は軽く見られていて、彼らは菅直人に従わない。

二つ目に、国民は、この内閣に「裏切られた」と言い出すだろう。消費税増税だけでなく、他の政策でも、政権の「国民への痛みの押しつけ」路線が明瞭になる。それを菅直人はお得意の詭弁術で合理化し、国民を説得しようと無理な理屈を持ち出し、それが破綻して叩かれる顛末が目に浮かぶ。

この政権は、マスコミに依存して、マスコミの支持のおかげで成立した政権である。政権基盤はマスコミだ。と言うことは、マスコミが菅直人への支持を止めれば、すぐに支持率は急降下する。マスコミは、新自由主義政策を進めるのなら、別に菅直人でなくてもよいのであり、できれば前原誠司か橋下徹に変えたいと考えている。

元左派の菅直人を信用していない。菅直人の政権運営は、国民を巧く騙して負担増を受け入れさせる欺瞞の技術にかかっている。どこかの時点で、国民が騙されたと言い出し、元の「国民の生活が第一」の政策に戻せと言い出すに違いない。菅直人は、国民にもいい顔をし、マスコミと経団連にもいい顔をしようとする。支持率の綱渡りをしようとする。そういう安直な政治手法は、結局は長続きしない。

新自由主義で行くのか、反新自由主義で行くのか、旗幟を鮮明にしなくてはいけなくなる。能弁家で、口先芸に自信のある菅直人は、説明をしようとするだろう。説明とは政治家の嘘である。「消費税を上げて経済成長」の話と同じで、この政策主張には根本的な嘘がある。財務省は、これまで国民に嘘を言い続け、政治家を使って国民を騙し続け、嘘が破綻したときに政治家の首を挿げ替えてきた。

財務省は、今度も同じことをするのであり、菅直人に責任をとらせて辞任させるのである。消費税を上げられればそれでいい。政治家は使い捨てなのだ。この内閣は、小沢退治の宣伝で高支持率を取る。そして、政策説明で国民の不信が高まって支持率を下げ、内輪もめを起こして退陣に追い込まれる。私はそう予想する。
 

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コメント
 
01. 2010年6月05日 21:17:56: DQHTXgOUbw
異なる見方をする人もいる。

■菅政権「脱小沢人事」に隠された小沢の思い
菅直人は直情径行型のように見られがちだが、策士の一面も持ち合わせている。
小沢氏との水面下のホットラインが途切れない限り、うまく政権運営をしていくことが可能だろう。
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10554469680.html


02. 2010年6月05日 21:22:03: a9wP8Rb0u2
非常に説得力がありますね。
菅直人は以前から、口先だけの人物と感じていました。
このような輩に、国民の未来を委ねてしまうとは空恐ろしいが、国民は、行くところまで行って焦土と化すまで気づかないのではと危惧している。

03. まるす 2010年6月05日 21:29:59: 3bEVsqHgPljbg: VhOvvU1bWw
残念ながら、正鵠を得ている気がする。。。

04. 2010年6月05日 21:31:41: QfW2KuHNSI
テサロニケ氏(世に倦む日日の著者)の書く記事は、
かなりなデータの蓄積に裏付けられている印象があるし、
文章力もプロのレベルであるが、この人の読みは当たることも外れることもある。

この文章に関して言えば、面白いだけでなく、
特に前半部分(今回の政治劇の読み解き)は当たっているように思う。

しかし、本当にそんなに本格的な新自由主義政権ができてしまうのか?

だとするならば、とんでもない話で、
「国民の生活が第一」のスローガンを信じた有権者への裏切りである。

しかし、民主党は去年(もしくはそれ以前)から、
「経済政策は新自由主義で行く」と公言していたのである。
「自民党との違いは、セーフティネットをしっかり張るということ」だと、
民主党は言っていた。自民党との違いは、ただ、それだけ。

とすれば、鳩山さんや亀井さん、福島さんの顔を見ながら
「修正資本主義に戻して、社民主義の良い部分も少々加えてくれるのでは」
と思っていた私の期待は大変甘かったということになる。

新たに内閣に投入された閣僚たちが、一体何をやるのかよく見なくては。


05. 2010年6月05日 21:36:31: WV6bf9AXGw
実権ポスト「幹事長官房長官国土交通大臣財務大臣」を凌雲会と花斉会で押え過ぎる。

06. 2010年6月05日 21:45:10: AIRBJP4MY2
何も変わっていないと思う。米国と電波と紙面とネットと2CHスレッドを用いた自作自演の一端が垣間見えるだけ。主観的な情報は無視して客観的情報だけを信頼するに限る。

07. 地には平和を 2010年6月05日 21:46:37: inzCOfyMQ6IpM: 0J5kruD3Wk
政権に就くという事はこういう事なのだと思う。つまり経済界から買収されたって事だ。人間は転向するのだ。環境によって人間の思想は変化する。菅もかつての市民運動家からはかけ離れた人間になっていると思う。この事を嘆いてもしょうがない。だから個人を信頼するのではなくシステム構築こそ優先させるべきなのだ。どんな人間が政権に就こうともヒドイ事にならないように。我々は小泉竹中の悪政からこの事を教訓化すべきだったのだ。消費税増税をすると言っているのだから谷垣と同じではないか。財務省に支配されたって事だ。闘うべき相手は検察やマスコミだけではない事は当たり前の事だ。こんな民主党を勝たせたら小泉に続きもう一度我々は裏切られる事になる。こうなったら逆に小沢に離党して生活党を作って欲しいと思うぐらいだ。政権に就いている事に意義があるのではない。どんな政治を実現できるかに意義があるのだ。辺野古移設阻止議員連盟と同時に生活第一議員連盟も超党派で作るべきだと思う。

08. 2010年6月05日 22:15:48: vV6VhvI2XE
小泉派の怨念?を感じました。

市場原理主義の巻き返し?
格差社会への逆戻り?
郵政見直しも叩き潰そうと?
派遣法も改正したくないだろうね。

後期高齢者医療制度の廃止もしたくない?

亀はがんばれないの?
だとしたら恐るべし小泉・竹中・飯島・検察・マスごみ・経団連。

国民はどうしたらきゃつらに勝てるかな。
皆様、教えてください。


09. 2010年6月05日 22:35:06: Get9aY0xRA
ま、今回の政変が誰の作によるかなんて実はどうでもいいと思うのです。
今手元にあるソースだったら、小沢氏によるものか、菅氏によるものか、どちらにだって解釈は出来る。でも、解釈ごっこにはあまり意味はない。合ってても外れててもだからどうなるわけじゃなし。

私はただ、私たちの生活、私たちの住む社会の安定・繁栄・安寧、自由、誰かの酷い犠牲の上に成り立っていない平和を希望し、そうすることを誰か一人の権力者に依存することなしに、直接色々な場面で要求するだけなんです。
もし、それが多数を占めることが出来るならば、市場原理主義者たちの巻き返しも早々に潰すことが出来るんじゃないかと、そう思うわけです。

選挙はテレビを消して、あくまでマニュフェストを参考にします。
新自由主義の匂いがする者、官僚支配・アメリカ従属の匂いがする者らは当選させないことです。


10. 2010年6月05日 22:35:46: vrjra5rRkc
暴走を止めるブレーキ役の小沢がいない政権はとっと潰れるがよい。
参院選で民主党には絶対入れない。
(お花畑なことをいつまでも言っている護憲政党を含む野党は論外)

衆議院で強行突破できる定数の3分の2の議席を確保できていないのだから、
参議院で追い込めば自滅してくれるだろう。


11. 2010年6月05日 22:43:49: AIRBJP4MY2
これから選挙まで御用メディアの自作自演のチェックはココでどうぞ。
http://society6.2ch.net/giin/subback.html

12. 2010年6月05日 22:56:48: q4OUlga90E

  >>国民はどうしたらきゃつらに勝てるかな。
   皆様、教えてください。


きゃつらに一回、やらせてみれば良い。政権は誰がやっても必ず腐って落ちる時が

くる。

小沢さん、捨てて立つ瀬の声もある。筋肉トレーニングでもしてからだ鍛えておく

ことでは、ないでしょうか。



13. 2010年6月06日 03:36:59: 9NxTtN24W6
世に倦む日々の人は、前日には、「この政局は小沢一郎が仕切っている」って断言してたんだぜ。 その点についての一点の釈明すらせず、

>>これを見た【誰もが】、小沢一郎と菅直人は裏で繋がっているのだろうと
>>。レ想像したし】、事前に2人でシナリオを組んだ上での、
>>菅直人による他有力者の機先を制した立候補だと【判断した】

って書く。別に誰もがそんな想像や判断なんかしてはいなかったってば。

世に倦む日々の人は、細かな点を読めば、そうかもな、とおもわせる筆力はあるけど、全体的には、あとづけのもっともらしいハナシをしてるだけの政局評論家なんだよ。あんたらがバカにしてるマスゴミと何が違うのか、俺にはわからんよ。

俺も小沢支持だし、どんな材料からでも小沢支持の材料を見つけ出そうとするあんたらの情熱は立派だとおもうよ。
でも、鳩山が演説のあと小沢と抱き合うような格好した、あのときの小沢のどす黒くむくんだ形相は忘れられない。小沢だって年だし、体調が万全というわけでもないだろ。それこそ、3年先まで活躍できるかもわからない。俺は、ほんとつらいおもいで今回の政変を見てるよ。


14. 2010年6月06日 03:48:32: i0UbCXDkGg
いずれにしても7月の選挙では民主党は勝てない。
みんなの党はかなり躍進するだろう。
そうなると前原一派とみんなの党はかなり近い。
連立を組んで過半数を維持するのではないか。
社民党は普天間が有るのでまず連立はない。
9月以降は政界大再編か大連立になるな。

15. 2010年6月06日 08:13:23: MJCuURRj3o
選挙は小沢支持の議員のみに投票する。民主には負けてもらう。国会はねじれで菅内閣は立ち往生する。前原、仙石、枝野にはほかの党を説得出来ないので政変になる。これでいいと思います。

16. 2010年6月06日 09:12:23: YzR7kAxXck
菅氏は信用できない。
財務官僚にいいようにあしらわれていたではないか。

新内閣は何もしないでいい、というより、何もさせたくない。
選挙だけきちんとやってくれればいい。
9月には、小沢氏が戻ってくれるだろうから。


17. 2010年6月06日 09:26:16: sKSzW9w7DY
15. 2010年6月06日 08:13:23: MJCuURRj3o様
>選挙は小沢支持の議員のみに投票する。民主には負けてもらう

私もこの考えに大きく傾きつつあります。

これまで、小沢氏と菅氏、両者は根底でつながっていると思いたい=願望がありました。
しかし、僅か数ヶ月で大臣病がすっかり定着、主流派でおこぼれをいだだきたい六奉行のあさましい姿。
権力は人を豹変させる魔力を持っています。選挙で国民と約束した「国民の生活が一番」を反故にすることなんていとも簡単でしょうね。

彼らとマスコミの近さを考えると”頭だけ菅氏という庶民目線の弱者にやさしい政権”でも、投稿のように実態は”弱肉強食の小泉路線回帰”!!

国民の反発を食らうのも時間の問題でしょう。

それにしても・・・マスコミは、これまでの自民党なら「露骨な論功行賞」という言い方をするものですが、小沢氏排除で凝り固まり「良くやった!!」とは、今更驚くことでもありませんが・・


18. 2010年6月06日 09:28:58: QfW2KuHNSI
>>13

>>これを見た【誰もが】、小沢一郎と菅直人は裏で繋がっているのだろうと
>>想像したし】、事前に2人でシナリオを組んだ上での、
>>菅直人による他有力者の機先を制した立候補だと【判断した】

たしかにこれは変。テサロニケ氏の文章をよく読むと、ものすごく思い込みが強い部分(勝手な想像で走りすぎる部分)が目立つ。
評論家というよりも、小説家体質だよこの人は。

>ほんとつらいおもいで今回の政変を見てるよ。

私などは、ショックのあまり寝込んでしまった。
鳩山辞任ではなく、小沢氏が追い払われたことで。


19. 2010年6月06日 10:40:25: A5NvxfgcQY
この分析が今のところ一番正解に近いのではないでしょうか。

菅氏に関しては、残念ながら近年は居眠りと
焦点の定まらない目でうすら笑いでごまかす術を
獲得したのみで、原則を貫く政治家としての成熟度・すごみは
感じられません。

お得意の詭弁で、口喧嘩の菅として政治家の一生を終えるのでしょうか?
市川房江もさぞ残念なことでしょう。


20. 2010年6月06日 11:35:27: MrbCUd5TaI
結局 新政権は「マスコミ政権」か。

21. 2010年6月06日 13:49:23: 9NxTtN24W6
>>18

>>13です。小説家、って言い方は、なるほどとおもいました。世に倦む日々の人は、思い込みと決め付けが激しいだけでなく、間違っても釈明も訂正もしないので、注意が必要だと以前からおもっています。まあ、筆力があって一種の面白さはあるし、おカネ払って購読してる人もいるので評価はさまざまなんだとおもいますが、まともな分析してる人だとは私には思えません。

もしもまだでしたら、↓の佐藤優の分析を聞いてみてください(くにまるワイド ごぜんさま、@〜Cがあります)。佐藤自身が一次情報に接しているらしく、説得力がありますし、小説みたいなことは言わず、もっと政治学的な分析手法を使っています。
http://www.youtube.com/results?search_query=%E4%BD%90%E8%97%A4%E5%84%AA%E3%80%80%E5%AE%98%E5%83%9A%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%BF%E3%83%BC&aq=f

小沢は復活するかもしれませんが、できないかもしれません。少なくとも呑気に復活を信じる気分ではありません。カン内閣がうまくいかなくなっても、小沢が復活するとも限りません。
鳩山首相という人は、のちの政治学者や精神分析家には研究課題を残しましたが、私には空しさだけが残りました。


22. 2010年6月06日 14:27:42: iFayeLMlmM
今やテッサンはプロレス中継

23. 2010年6月06日 17:32:40: 3SiCxDN343
3ヶ月のつなぎ政権で満足する政治家は居ないので
菅直人さんが賭に出た訳でしょうね

小沢排除で旧民主党議員で参議院選挙に勝って、9月の民主党代表選にも勝つ計画

小沢さんの自由党が無ければ政権交代出来なかった旧民主党議員が
小沢を利用して捨てる構図かな

政界は厳しいので、そうは問屋は卸さないのですが


24. 2010年6月06日 21:47:22: JSvUiUi04U
幹事長が枝野なら政権を維持するためなら、小沢を証人喚問に引っ張り出して、
検察審査会で強制起訴されたら離党に追い込む事をするかも。

小泉自民党の再来を感じさせますが、このまま対米従属、弱者切捨ての政治が数年続いた後に、小沢と鳩山のありがたみを知ってももう手遅れかな。

敵を間違えてはいけない。


25. 2010年6月06日 22:16:54: 4IKgC5s4kI
ア管は首相の椅子にしがみ付く。
しかし八方美人人事で自らの体を壊すのは間違いない。
下級下士官クラスの閣僚ばかりで各個に進み、万歳突撃、お手上げ内閣になる。
統率力の無い将軍は、おこちゃま藩主達によって幕府自身みずから瓦解する。
家老達の高笑いが、霞が関に響き渡る。管ら、管らと

26. 2010年6月06日 22:32:09: QfW2KuHNSI
>対米従属、弱者切捨ての政治が数年続いた後に、小沢と鳩山のありがたみを知ってももう手遅れかな。

それを危惧しています。

本日の東京新聞に湯浅誠の声が掲載されており、
「菅直人は年越し派遣村でも、非常に協力的かつ実際的だった、
今後は庶民目線の政治に期待する」とありましたが、
周囲の大半を反小沢で固め、たちまちオバマに日米同盟堅持の連絡を
するようでは・・・。

菅はリベラルな市民派、弱者・生活者の味方だったはずですが、
一体どんな政治をやるものやら。


27. 2010年6月07日 13:54:06: DQHTXgOUbw
安倍晋三や石原慎太郎が、「左翼政権」だの「極左政権」だのと罵倒していますから、菅政権は、リベラルな政権だと思いますよ。


世に倦む氏のような左翼からみれば、新自由主義政権。
安倍や石原のような右翼からみれば、左翼政権。

事実は、その中間のリベラル政権でしょう。


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