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2010-06-05 03:54:32
「小沢色をいかに遠ざけるかが、焦点でしょう。。。」
マスコミ解説のステレオ・タイプぶりは、あいも変わらず。
「進む小沢外し」
あたかも、『小沢』が極悪人か、ブラック・シープででもあるかの如き論調にたっての、自己満足のみの正義感面した世論誘導には、飽き飽きを通り越して、タダ一言
「バカか」。
そもそも、<民意>で選出された国会議員180余名を率いる人物を、政権からも、党運営からも引き離して、一体まともな政権運営が行えるとでも言いたいのであろうか?
一つの政権の中に有っての、<最大派閥(あえて派閥と言うが)>を蚊帳の外に置いておけると考える事自体が、<異常>である。
挙党一致で日本を変えて行かねば成らぬ、この時に、外野席はいつまでたっても<無責任>に、政権運営を邪魔しようと手を変え品を変えての、バカっぷり。
『日本』と言う(彼らにとっても)<祖国である筈の国>の将来に対する、余りの無責任な、その存在意義すら疑問とせざるを得ないものだ。
それだけならまだしも。
マスコミは、旧政権時代の<特権>と言う温床を失うまいとする、瀬戸際での攻防戦を繰り返している訳だから。
解らんでも無い。
所詮<マスコミ>連中に取っては、国家大計より、自分自身の安寧しか考えていない事が<明らか>な以上、当然な事なのだろう。
しかし、民主党の議員連中まで、しかも政権の中枢を担う幹部達まで、マスコミと同じ思考体系で、どうするつもりだ。
>2日夜。仙谷、枝野氏が属する前原誠司前国土交通相のグループの会合で、前原氏は「小沢氏と手を握った上での出馬か確認したが、菅氏が『それは違う』と言った。それを信じたい」と説明。
>支援の条件として(1)小沢色の払しょく(2)党人事の刷新(3)日米協調の3点を提示。
>菅氏の側近議員によると、これを受け入れた菅氏が3日夜、東京都内のホテルで仙谷、枝野両氏と会談。この時点で「仙谷官房長官」「枝野幹事長」の構想が固まったとみられる。
【毎日新聞/6月4日21時40分配信】
前原某は、とっとと『み党』にでも『た党』にでも行けば良い。
何故『民主党』にとどまっているのか、訳が分からない。
(その方が、手っ取り早く権力を座を手にする事が可能であるから)
その<新首相>、マイクを前に曰く。
「アメリカとの合意を遵守し。。。」
「<政治とカネ>と縁を切って、襟を正し。。。」
「党内一体と成って。。。」
最初の台詞は、新政権にたいした期待をしてもしょうがない事を、早々と表明してくれた。
二番目の台詞は、かっての政府と党とのリーダーを、擁護するどころか、身内で足を引っ張って、否定している事を表した。
三番目の台詞は、その(憎むべき)<親小沢>勢力の反発をかわしたい、という
姑息さを露骨に示したに過ぎない。
<世紀の政権交代>で日本の舵取りをまかされた政党の、代表で政府の総理大臣に成る人物が、国政の運営に必要な<エネルギー>を、敢えて排除しようとするなら、もはや不見識を通り過ぎて、無能と言わざるを得ない。
「ツッパり内閣」造ったって、諸問題は<何も>解決しません。
第一、<日本の主権回復>などと言う認識すら、彼らは持っていないと見える。
国民の個人預金を、アメリカ資本に売り渡さない為に、郵政関連法案は大切である。
経済の活性化も、財政の健全化も、至上命題である。
国民の医療の充実や老後の保障も、最重要課題である。
少子化への歯止めも、日本の将来の為には欠かせない。
最低限の収入を保証出来る、職業の提供と言う<労働問題>も、一日も早く何とかしなければ成らない。
旧政権がほったらかしにして来た、山ほどの重要な案件が山積している。
それにも増して肝心な事。
上記に羅列したような、基本的に国民の<生きる権利>に関わる、重要な課題の<不十分さ>を、平気でほったらかしにしながら、国をゆがめて来たシステム、つまり<霞ヶ関独裁>官僚制度の撤廃と、その官僚制度が貢ぎ尽くして来た、アメリカの露骨な搾取、からの脱却こそが、何にも増して重要な、いわば総ての問題の根幹とも言える、いの一番に対処しなければ成らない案件である。
この事への態度こそが、政治家(特に民主党の政治家)としての、基本の哲学である。
新首相の会見では、その点に相対する姿勢は、全く感じられない。
▶鳩山氏とは異質の湿った軽さ パフォーマンスの菅(産経見出し)
>菅氏は代表時代の15年1月、那覇市での記者会見で「(米軍)海兵隊の基地と兵員は必ずしも沖縄にいなくても極東の安全は維持できる。国内からの移転を基本的な方向として考えている」と語り、政権を取った場合は海兵隊の撤退を求める持論を示している。
>8年9月には、旧民主党を結成して厚相を辞任するという菅氏に対し、エイズ薬害訴訟原告団の川田悦子さんが「新しい政党といっても理念もないし、応援できない」と迫った。菅氏はこう答えたという。
「政党なんて、そんなもんですよ」
>そんな割り切りゆえか、無所属、社会市民連合、社民連と黙っていては埋没してしまう小政党を渡り歩いてきた経歴からか、菅氏はパフォーマンスを好む。
【産経新聞/6月4日23時配信】
いやはや。
一応<何か>を期待してみたものの、
最初から「やっぱり政権」以外の何物でもなかったか。
こんな発想では、誰を閣僚にして、誰を党役員にしようが、すでに「がっかり政権」と言ってもいい事が明らだ。
いくら<暫定選挙対策政権>といっても、これでは何も良い展望が期待出来ない。
そんなに情勢判断も出来ない、分析力の無さを露呈して、国民は一体どうやって付いて行けばいい、と言うのだろうか。
新首相本人は、独自路線を打ち立てて<長期政権>を目指しているのであろう。
しかし、やはり「そうは問屋が下ろさない」状況に成りそうな気配も、見え始めて来たようだ。
▶「本番は9月だ」小沢氏が独自候補擁立に意欲(読売見出し)
>民主党の小沢幹事長は4日夜、東京都内で開かれた小沢グループの会合で、菅新首相が選出された同日の代表選について「今回は自分が表に立てなくて申し訳なかった。しかし、本番は9月だ」と述べた。
そうですとも。
>菅氏の任期(鳩山首相の党代表としての残任期間)満了に伴う9月の代表選で、独自候補擁立を目指す考えを示したものだ。
【読売新聞/6月5日0時9分配信】
やはり、第一の実力者が政権の先頭に立つ形でないと、おかしい。
▶小沢氏「参院選後、先頭に」(毎日小見出し)
>「小沢路線」からの大転換を図ろうとしている、とみた小沢氏に近い議員らは反発。高嶋良充参院幹事長は記者団に対し、「枝野幹事長」情報に「露骨な論功行賞や身内だけを集めた人事をすれば由々しき事態だ」とけん制。小沢氏は「菅降ろし」ととれる言動を始めた。
>「次に同じような戦いがあったとき、もう一度団結すれば過半数を制することは決して不可能ではない」。小沢氏は4日夜、小沢氏支持のグループの会合で9月の党代表選に独自候補を擁立する考えを表明した。
>また、盛岡市での参院選総決起大会に寄せたビデオメッセージでは「参院選に勝利し、政権を安定させることで初めて本当の改革が実行できる。私はその時、先頭に立ってがんばっていきたい」と復権に意欲を示した。
>「本格政権」を目指す菅氏と「暫定政権」にとどめようとする小沢氏の駆け引きは激化の一途をたどる。
【毎日新聞/6月4日21時43分配信】
この、ヨチヨチ歩きを始めたばかりの『民主党政権』は、最初から<党内抗争>が足を引っ張り続けてきた。
来る9月の、<暫定政権>と<本格政権>との戦いは、又また<マスコミ>の格好の餌になりそうである。
勘弁して欲しい。
ああ、気の休まる時も無きは、サポーターなり。
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