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菅直人氏(63)が4日、民主党両院議員総会で新代表に選ばれ、衆参両院本会議で第94代首相に選出された。菅新首相は、距離を置いた小沢一郎前幹事長との関係を念頭に「ノーサイドを宣言したい」と、敵味方なしを強調したが、新幹事長に「反小沢」代表格の枝野幸男行政刷新担当相が検討されるなど新布陣が固まり出した。小沢執行部が決めた国会日程も覆し、この日予定された組閣は8日に延期、会期も延長の方向だ。小沢色一掃の菅裁定に、親小沢派は警戒を強めている。
樽床伸二氏との一騎打ちになった代表選を291票対129票で勝利した菅氏は、全議員に呼び掛けた。「樽床さんに投票した人も一体になり、難しい政治状況や参院選を一致結束して戦うノーサイドの宣言をさせてほしい」。試合終了後は敵も味方もないラグビー用語を持ち出し、「反小沢」の支持で代表になった自分と、「親小沢」が支持に回った樽床氏にわだかまりはないことを強調した。会場からは拍手が起きた。
しかし首相選出後、着手した党役員&閣僚人事案は、明らかに「小沢報復人事」の色合い。ノーサイドとは言い難い顔ぶれだ。
中でも党の人事とカネを握り、これまで小沢氏が仕切ってきた幹事長に、枝野氏が浮上した。行政刷新担当相に就任後は表立った批判は控えていたが、小沢氏に進退のけじめをつけるよう求めた「反小沢」の代表格だ。党内から「あまりにも刺激が強すぎる」の異論があり、本人も難色を示しているが、菅新首相は説得を続けている。
また、女房役の官房長官には、仙谷由人国家戦略担当相、菅新首相の後任の財務相には、野田佳彦財務副大臣。留任が見込まれる岡田克也外相、前原誠司国土交通相を含めると、小沢氏批判の急先鋒(せんぽう)といわれる「7奉行」のうち5人が浮上。小沢氏が廃止した政調会長にも、反小沢勉強会を主催する玄葉光一郎氏が検討されている。
また「必殺仕分け人」蓮舫参院議員は、少子化担当相か行政刷新担当相などのポストが見込まれる。
菅氏は、国会運営も小沢執行部の方針を覆した。当初、組閣は4日中に行うはずが8日に延期。会期も、予定の16日から2週間程度延長する方向で、この場合、参院選日程も延期される。菅氏周辺は「国会日程は新執行部が決める」と強調、ここでも小沢色排除が浮き彫りになった。
菅氏は、代表就任後初の会見で「この数日間、いろいろなことに集中してきたので頭を整理して多少の時間をいただいて、新しい体制づくりに入りたい」と説明。「報復人事は考えていない」と強調したが、7日に発表される新布陣の顔ぶれ次第では、党内の亀裂が深まる可能性もある。【中山知子】
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