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何故オキナワでインティファーダが起こらないんだ?(ニューズウイーク日本語版)
http://www.asyura2.com/10/senkyo87/msg/706.html
投稿者 クールヘッド、コールドハート 日時 2010 年 6 月 04 日 22:14:36: KEZEGJWQ/MaE2
 

中東徒然日記
酒井啓子
2010年05月27日(木)10時45分

http://newsweekjapan.jp/column/sakai/2010/05/post-180.php

 日本を始めて訪問したアラブ人知識人に、よくこう聞かれる。「第二次大戦後、連合軍の占領下に入ったとき、日本での反米抵抗運動はどんな感じだったんだ?」

 いや、特段大きな抵抗運動はなかったよ、と応えると、相手はとてもびっくりして、そんなはずはない、と、信じてもらえない。米軍との戦争を経験したイラク人は、広島、長崎に原爆を落とされておきながら、どうして反米運動が起きなかったのか、と疑問をぶつけてくる。「イラクで全国的な反米運動が吹き荒れたというのに、戦後の日本に抵抗運動がなかったなんてありえない!」 

 そんな彼らが今の沖縄の状況を見たら、きっとこう質問するだろう。「なぜ沖縄は、こうも長く外国軍の基地を押し付けられながら、パレスチナで起きたようなインティファーダ(民衆暴動)を起こさないのか?」

 1987年末に西岸、ガザで起きたインティファーダは、20年間のイスラエル占領、40年間の難民生活にフラストレーションを溜めたパレスチナ人たちが、武器もない状況で、路上の石を駐留イスラエル兵に投げつける、市民暴動として始まった。政治家たちが外交政策や経済的圧力などを何十年も試みながら、イスラエル軍を自分たちの生活空間から追い出すことができない――そのことにキレた若者たちが、素手の実力行使を始めたのである。

 外国軍に出て行ってもらいたい、と平和裏に運動を続けても、その目的がなかなか達成できないとき、結局力で追い出すしかない、という結論に至る――。そして皮肉なことに、捨て身の実力行使によって外国軍を追い出した例は、結構多いのだ。あの圧倒的な軍事力を誇るイスラエル軍がレバノン南部の占領地を手放したのは、ヒズブッラーの執拗な攻撃に辟易したことがあるし、イスラーム主義勢力のハマースが頑張っているガザ地区を占領し続けるのはコストが大きすぎる、とイスラエルは考えた。オバマ政権になってイラクからの米軍撤退が既定路線化したのは、戦後の激しい反米抵抗運動によって4000人以上の米兵を失い、イラク駐留が割の合わないことだと認めざるをえなくなったからだ。

 つまり、「駐留外国軍をやっつければ撤退に追い込むことができる」というロジックは、残念ながら中東では説得力がある。

 そうではない、力で追い出さなくとも外国軍を退かせる道はあるのだ、と示したかに思えたのが、鳩山総理の「最低でも県外」の普天間移設発言だったのではないか。だが、それは簡単に翻されたことによって、逆に「やはり道はなかった」ことを証明してしまった。

 戦後抵抗運動も反米運動もなく、平和な日本を築き上げてきた、との自負は、国際社会に誇ってよいことだ。殺し合いをせずに戦後の復興を遂げた日本を見習いたい、と、紛争に悩む国々に思ってもらいたい。だが、それがただ、国民の一部に我慢と犠牲を強いるだけの、無責任な政策の結果の平和なら、見習いたくもない、と思われても仕方ない。  

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コメント
 
01. ダイナモ 2010年6月04日 22:22:03: mY9T/8MdR98ug: oz3zVsEkfw
「コザ暴動」を知らないのかな?

http://ja.wikipedia.org/wiki/コザ暴動


02. 2010年6月04日 22:27:04: BG8TFEbviw
これをニューズウィークで読ませられるってのは、一種のユーモアですね? ワシントンポストが売却するという話を聞いたのですが、まだなのですか?

03. 2010年6月04日 22:31:17: MiKEdq2F3Q

日本がアメリカに負けたのは天皇がアメリカの手先だったからさ:


君はアジアを解放する為に立ち上がった昭和天皇のあの雄姿を知っているか?
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/312.html

戦争に行ったら こんな事もしてみたい あんな事もやってみたい__わくわく どきどき
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/313.html

昭和天皇が戦争狂になった訳
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/321.html

原爆投下が日本を救った_ ユダヤ人とトルーマンと昭和天皇に感謝
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/327.html

こんな女に誰がした_1 (天皇陛下を恨んでね)
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/332.html


04. 地には平和を 2010年6月04日 22:42:46: inzCOfyMQ6IpM: FjOlOqGSf6
日本人が精神的にもアメリカの奴隷になったからです。ただ単に米軍が駐留しているというだけではなくアメリカの文化こそがすぐれたものだという洗脳が貫徹したからです。確かにアメリカ文化にはいい面もある。大らかさという事にそれは表現できるだう。しかし、アメリカ国民は大らかにアメリカを信じて正義の戦いだと思って侵略してしまうという幼稚さも持っているのだ。アメリカは自由の象徴であり世界に自由を広げる為に戦争をするという観念論の中で多くのアメリカ人は生きている。命を奪うという究極の自由破壊をする事が自由の防衛だという非合理主義に洗脳されているのだ。我々はこの論理を批判しアメリカから精神的にも独立しなければならない。

05. 2010年6月04日 22:43:33: BG8TFEbviw
どうでも言いんですが、思いやり予算の推移

1978年 62億円
1979年 280億円
1980年 374億円
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年 807億円
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年 1680億円
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年 2714億円
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年 2567億円 ←蜃気楼内閣
2001年 2573億円 ←小泉内閣
2002年 2500億円
2003年 2460億円
2004年 2441億円
2005年 2378億円
2006年 2326億円
2007年 2173億円
2008年 2083億円
2009年 1928億円
2010年 1881億円


06. 2010年6月04日 23:07:16: f0DqPsBMu2
昔は反米軍闘争がけっこう有ったのですよ。
私の地元では内灘闘争がありました。

07. 地には平和を 2010年6月04日 23:27:12: inzCOfyMQ6IpM: FjOlOqGSf6
沖縄県民の闘争に本土の人間があまりにも冷淡だったから闘争が敗北してきたのですよ。冷淡だった理由は本土の人間が骨の髄からアメリカの奴隷になっちまったからです。アメリカ様には逆らえないしアメリカ文化に接してこれまでの窮屈な日本文化(それは軍事国家になる為に明治以降急速に洗脳が行われた結果でもあった。)から開放された気分になったのです。共産党もアメリカ軍を解放軍規定を行った。敵の敵は味方であると。フセイン大統領を打倒したアメリカ軍が味方だと思ったイラク国民があまりにも少なかったのと対照的。逆に言えば大日本帝国の思想は多くの日本人にとっては疎遠な存在だったという事である。日本人には脆弱なアイデンティティしか育っていなかった為にアメリカンアイデンティティの魅力に取付かれたのだ。三島由紀夫はこれを嘆いたが嘆く事自体が倒錯である。アイデンティティこそは人民支配の手段であるからだ。どの集団に属しているかという事が個人に取って最重要の事になってしまったら個人は無くなるのである。そんな事は大した問題ではないという姿勢こそが正しい。辺野古移設に反対する闘いとは実はアメリカンアンデンティティに抗する闘いなのだ。こうやって荒ぶるアイデンティティを目障りな順から1つずつプチっ!プチっ!とつぶしていく闘いこそが必要なのだ。本当の意味の自立した個人を誕生させる為に。

08. 2010年6月05日 00:35:14: 1YataSbVoA
●『自民党清和会・小泉政権が捏造した、辺野古残留1万人の幽霊隊員〜普天間の伊波市長、民主党議員らの調査結果より』

「官僚&旧政権が隠す、沖縄海兵隊グアム全移転の真実」

 当たり前のように繰り返されてきた、普天間基地の『一部を移転』との報道は、
汚職まみれの旧政権&官僚&基地利権マフィアによる捏造にすぎない。

 普天間基地を抱える伊波洋一市長と宜野湾市役所の人々は、近隣の市町村と共に直接グアムへも訪れ、海兵隊の移転計画について独自に調査した。
 同市は、かねてから米軍関連の情報を収集してきており、分析力も高い。
 結果、
「将来、沖縄に残る海兵隊員の数は、空(ゼロ)であり、実働部隊はない。」
 2014年(数年遅れるとの報道)までに普天間基地のほぼ全ての機能をグアムに移転することは、米国のほうで既に決定済み。
 よって、普天間撤退後の沖縄には、利権集団が捏造した『1万人の幽霊隊員』が残るのみ。
 大手メディアは、この件について重々承知だが、一切報じない。

*** 旧政権&官僚と、米国が結んだ密約とは ***
 普天間撤退以降も、捏造した『1万人の幽霊隊員』が沖縄に駐留することにして、
永続的に『思いやり予算』を得る。
 財政難の米軍は、その金をグアム基地の運用費に流用する。

 米海兵隊約8000人と、その家族約9000人がグアムで使用する施設、インフラ整備費102.7億ドルのうち、60.9億ドルを日本が負担する。
 それに加え、不要に巨大な新基地施設、V字型滑走路の建設費用、(太田・元沖縄県知事によれば)およそ1〜1.5兆円を国庫から支出。
 基地移転にまつわる1.5〜2兆円以上の利権を、旧政権&官僚&安保マフィアで山分けする、ということ、である。

 辺野古のキャンプ・シュワブには、2014年まで(注:先日、数年延長されると報道された)しか使わない、きれいな宿舎や娯楽施設が、すでに何棟も建設されている。旧政権&官僚らの詐欺行為によって、巨額の税金が無駄遣いされてしまった。
 2009年4月、伊波市長は国会の参考人として、「幽霊定数が重視されるのなら、日本が出すグアム移転費用60.9億ドルは無駄金になる」と述べた。

田中宇さんの記事ですが、若干追加しつつ、かなり短くまとめたので、
オリジナルをお勧めします。↓
http://www.tanakanews.com/091210okinawa.htm


09. 2010年6月05日 00:45:08: 1YataSbVoA
●民主党山内議員が番組内で、
「首相が沖縄に行ったのは、アメリカと、県内しかないと言い続けている外務官僚、防衛官僚、総理の周辺の人たちに、県内移設を断念させるための作戦。」
「住民の反対する姿、それは無理だと言うことを、見せつけるために行っている。」と番組内で名言。
5/5日放送 テレビ朝日ニュース
http://www.youtube.com/watch?v=eIktHNr5Ag0&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=90kLZ972XXY&feature=related

●動画@の要旨;
5月28日の共同声明は、5月29日に米国でのグアム移転費用の予算審議に間に合わせたために過ぎない。
日米共同声明とは、2+2(日本の防衛大臣、外務大臣と、米国の国務長官、国防総省長官の4名の声明、いわゆる覚書に過ぎず、政府案とはなり得ない。

政府案とするには、閣議決定を経なければならない。
そのためには、現在、「地方分権推進法」に基づいた「地元の合意」が必要となる。

テニアンとの本格的交渉はこれからだが、テニアンは、受け入れを待ち望んでいる。
動画A〜Dでは、グアム協定について、詳しく解説。
辺野古に基地を作りたいのは、米国では無く、むしろ、日本側の旧政権と外務省、防衛省の方である事を暗に示唆。

以下、放送内容の書き起こし@;
(キャスター:川内さんは、鳩山総理の側近ブレーンですよね。さて、おさらいですが、鳩山首相が、昨日、知事に伝えた内容、ポイントは4つ。ひとつは、移転先については、辺野古付近にお願いせざるを得ない。2番目は、海兵隊を含む、在日米軍全体の抑止力を、現時点では低下させてはならない。もうひとつが、27日の全国知事会で、沖縄の負担を全国で受け止めてくれるようにお願いする。最後が、沖縄の負担軽減に関しては、騒音対策、返還促進、環境対策。
つまり、移設することついては断念したが、周辺のことについてはケアします、と受け取れます。鳩山さんは、昨日、記者に対して、「日米関係をしっかりとした信頼関係に乗せるのが何より大事」と語った。裏を返すと、沖縄の思いより、アメリカを大事にすると受け取られかねない。
川内さん、これらの発言についてどう捉えますか?)

総理の言葉で注目しなければならないところは、「お願いせざるを得ない」、でも、まだお願いしてない。
「お願いせざるを得ない」という意思の表明があった、総理の口から、辺野古という言葉が公式の場で初めて出た、あ、やっぱりそうだったんですねと国民の皆様に分かったということにおいては、良かったと思います。
他方で、まだ、お願いしていないわけですから、沖縄県民の皆さん、あるいは、仲井間知事は、お願いされても受け入れられませんと、正式にお願いされた時に断ればよいわけです。
なぜなら、国と地方は、今や、地方分権推進法で、対等の立場ですから。
だから、正式にお願いされた時に断れば良い。
お願いされたほうは、「それは出来ません、なぜなら、県民の意思が明確だからです」と言えばよい。

政府案と言うのは、「地元の同意、連立の同意をもって、米国と同意すること」を政府案というわけですから。
名護市辺野古付近に代替施設を建設するという、外務省、防衛省の案は、政府案にはなり得ない、と、私は思わざるを得ない。

(キャスター:川内さんは、首相の本心は国外移設にあり、とおっしゃる。「お願いします」では無く「お願いせざるを得ない」、これは、地方が何と言おうと、中央は押し切るとぞ、ということでは無いわけですね?)

もちろんです。
基地をあからさまな振興策と引き換えに、押し付ける時代はもう終わっている、と。
日米安保は50年であるが、私共も、日米関係は、日本にとって死活的に重要な、2国間関係である、と。これには、皆、同意する。
日米安保を担保するための、海兵隊なり、米軍施設をどこに置くかを、旧政権化で行われてきたように、「なあ頼むよ、その代わりこうするから」というやり方は、もう持たない。
それは、ダメだということが沖縄県民の意思の表明として行われている。いま、県民は、もう何を言われてもダメです、と言っているわけです。

(キャスター:日米共同声明、あくまでも案ですが、3つポイントがあって、まず、米軍の基地については、キャンプシュワブ辺野古案ですね、2番目が、沖縄県内の基地機能、つまり、訓練基地の県外への分散移転、それから、3番目は、代替基地の工法や辺野古のどこにどういう方法で移設するかについては、9月以降に伸ばしますよ、と報じられている。これは、沖縄の人が、Noと言えば、このことは成り立たないということですか?)

成り立たないですね。
なぜなら、日米共同声明なるものは、2+2、日本の外務大臣、防衛大臣と、米側の国務長官、国防総省長官、この2大臣ずつ、4大臣の声明であって、政府間合意ではないということです、大事なのは。
ようするに、外務大臣、防衛大臣同士の、いわゆる覚書き、あるいは確認事項であって、日本国政府の意思が表明される、という意味においては、閣議決定が必要なわけですよね、
それは経ないわけですから、この2+2の共同声明は。

したがって、日本国政府の意思として何かをするというときには、閣議決定が必要だし、
そうするためにはですね、地元の同意や、連立の合意が必要なので、そこに向けては、この2+2の共同声明は、5月末(の米議会でのグアム移転費用の予算通過)を乗り切るためにやります、しかし、9月に向けて、まだまだ、協議の余地があると考えます。」

BS11 INsidOUT「普天間移設問題」@〜D 5/24放送
http://www.youtube.com/user/kawauchihiroshi#p/a/u/0/Rxd6MPMsDX4
http://www.youtube.com/user/kawauchihiroshi#p/a/u/1/wokjAj3V4-I
http://www.youtube.com/user/kawauchihiroshi#p/a/u/2/lCkHmY5uujY
http://www.youtube.com/user/kawauchihiroshi#p/u/3/kxAPzlNDyAU
http://www.youtube.com/user/kawauchihiroshi#p/u/4/IglaB1RNEs8

●鳩山首相の“密使”民主党の川内議員ら6人が5月7日〜9日の日程でテニアン・サイパンを訪問した。
今年2月すでに、社民党議員団がグアム、テニアンを訪問している。
テニアン島からは、「普天間の移転受け入れ歓迎」の言質を得ている。
http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/842.html
「国内移転どこも猛反発で頃合よしと最後の賭けに出た」 日刊ゲンダイ

●今年5月7日~9日、民主党議員訪問団が北マリアナを訪れており、交渉は半ば。
【フィッテル知事の声明文全文】
http://www.hatatomoko.org/SCN_00014.pdf
「もし、米国政府が北マリアナ諸島連邦に部隊を移転するなら、私の政府はこの移動を喜んで受け入れ、
社会的、経済的な問題などすべての課題は完全に適切に対処します。」

●民主党の川内博史衆院国土交通委員長ら有志議員が、
普天間飛行場の県外・国外移設を求める声明文と賛同議員181人分の署名を提出。
声明文は、普天間飛行場について、
「将来の国外・県外移設を実現する政府の基本方針を策定することを求める」、
「北マリアナ諸島連邦の知事や議会も望んでおり、辺野古周辺に新しい基地を建設する必要もなくなる」と主張。
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100528/plc1005280124005-n1.htm

●在沖海兵隊「定員」1万8000人の問題について
【自民政府の作った虚構であることが判明】
http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/380.html
沖縄等米軍基地問題議員懇談会での川内博史会長の発言
 日時 2010年4月7日(水)
 場所 衆議院第1議員会館・第4会議室

 月曜日に近藤昭一議員と私で、第3海兵遠征軍司令官・在日海兵隊基地司令官であるロブリング中将と、メルトン大佐(海兵隊バトラー基地、外交政策部長兼参謀長補佐)、外交政策部次長のエルドリッジさんと意見交換をしてきました。
(略)
 鈴木宗男衆議院議員から〜質問主意書が提出され、その中で「定数1万8000人の根拠は何ですか」と聞きました〜答弁書には「額賀防衛庁長官(当時)が1万8000人と言った」「これが1万8000人の根拠である」と、書かれていました。
(略)
 エルドリッジさんは私に「1万8000人と言った主語は誰か」と聞くので、「日本政府である」と答えました。するとエルドリッジさんは、「そうである。私たちに責任はない」と答えたのです。
 そこで私は、「あなた方に責任はないかもしれないが、あなた方は1万8000人という数字を利用してきたでしょう」と申し上げました。メルトン大佐とエルドリッジさんは、しばらく黙ったままでした。
 結局1万8000人という数字は、旧政権下において、額賀防衛長官と守屋次官が作った数字ではないのか、ということが徐々にはっきりしてきたと思います。
(略)
 ロブリングさんと、私と近藤さんとで合意したことが一つあります。「日米関係は大事である、今後日米関係を強化・発展させていくためには、国民の皆さんに本当のことをきちんとはなさなければならないですね。本来、国民の皆さんが知るべき事実を、しっかりとお伝えしなければなりませんね」と、そうしたことをロブリングさんに申し上げたところ、ロブリングさんは「I agree」とおっしゃいました。ですからエルドリッジさんも、1万8000人という数字に、米国政府は責任を持ってはいないということを正直にお答えになられたのでしょう。
(略)
 グアムには兵士8,600人と家族9,000人が移転するのですから、それで十分です。普天間基地の部隊もその中に含まれているのです。「とりあえずグアムにいってください」ということを、5月の合意にするべきです。月曜日の懇談で、そのことに確信をして、帰ってきました。

●米軍幹部がポロリ 〜 自民政府が代替施設建設の根拠としてきた、
「在沖縄海兵隊1万8000人」という数字は、基地利権絡みのデッチ上げだった。
http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/314.html
(略)
 普天間の代替施設は必要なかった。
「歴代の自民党政権は在沖米軍の数を水増しして、代替施設建設の基地利権を拡大させた疑いが濃厚です。沖縄に残る海兵隊員が現実よりも多ければ、代替施設は大きくなる。V字滑走路という巨大な公共事業をつくるため、数字をデッチ上げたのです」(軍事ジャーナリスト・神浦元彰氏)
(略)
 当の米軍は、06年7月の「グアム統合軍事開発計画」や08年8月の「グアム軍事統合マスタープラン」で、普天間基地の機能および全部隊のグアム移転を発表済みだった。
 米軍にとって普天間の代替施設は必要なかったのだ。
 なのに、自民党政権は巨大利権を生み出すため、根拠となる数字をデッチ上げてまで、V字案をまとめたのだ。

 政権交代がなければ、こうした利権絡みのインチキは永久に闇の中だったろう。
(略)

●辺野古新基地建設に執着しているのは、実は米軍よりも防衛省である(岡留安則:『噂の真相』元編集長)
http://list.jca.apc.org/public/cml/2010-May/004183.html
辺野古基地建設に執着する岡本行夫元首相補佐官は、つい最近も名護市まで足を運んで
島袋・前名護市長を担いだ基地利権勢力のために奔走した。

●「沖縄からグアムへ海兵隊を移すのは、アメリカの戦略として選択されている」
伊波洋一沖縄県宜野湾市市長、サンプロに出演
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/199.html

●宜野湾市の公式HP
「 普天間基地のグアム移転の可能性について」 伊波洋一(宜野湾市長)
1.海兵隊のグアム移転が司令部中心というのは間違い。沖縄海兵隊の主要な部隊が一体的にグアムへ移転する。普天間飛行場の海兵隊ヘリ部隊も含まれる。
http://www.city.ginowan.okinawa.jp/2556/2581/2582/37840/37844.html


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