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2010/06/04(金) 07:36:41
日刊ゲンダイ 2010/06/03 掲載
メディアにあふれた識者の発言はとれが納得できるか
今回の辞任劇には、各界の識者からさまざまな意見が飛び交った。
漫画家の黒金ヒロシ氏は、「鳩山さんは普天間問題では言って意味が分からなかったが、<退陣を表明した>今回の演説は今まで一番良かった。これで武士の情けのような気持ちになるのでは困るが、民主党にとってはいい決断。参院選にはプラスに働くだろう」と、控えめの称賛。
政治評論家の浅川博忠氏はこう切り捨てた。
「自民党政権末期と同じ。8カ月半での退陣はイメージが悪く、政権交代への失望が大きく広がる。のどに刺さっている骨が普天間問題である以上、ポスト鳩山が誰になっても不安定内閣。参院選での単独過半数は夢物語で、自民党を巻き込んでの大連立以外、民主党が存続する道はない」
作家の高村薫氏は、朝日新聞(2日夕刊)で、こんな談話を寄せた。
「せっかく政権交代したのだから、自民党のように支持率が落ち込んだからといって頭をすげかえるようなことはしてほしくなかったと思う一方で、鳩山さんは首相の資質として容認できる限界を超えていた。(中略)鳩山さん自身も限界だっただろうが、私たちの忍耐も限界だった」
鳩山首相をたたえる声はごく一部で、ほとんどは叱責や非難の声ばかり。田原総一朗氏はテレビ朝日のニュース番組で「政界再編がテーマになってくる。誰がやるのか。マニフェストなんて、もともとインチキで作ったようなものを変えようとしている」と口角泡を飛ばして大混乱を煽った。
しかし、同じ番組に出ていたジャーナリストの大谷昭宏氏からは、こんな声が飛び出した。
「衆議院の任期は4年ですよね。48カ月あって、いま8カ月なんです。ということは、6分の1が終わったところで、あと6分の5あるわけですよ。せっかく政権交代したんですから、巻き返さなければウソでしょう」
本当だ。政界再編とか政争はもういい。早く生活が第一の政治をやってほしい。これが国民の偽らざる気持ちだ。
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高村氏の言う「容認できる限界を超えていた」―当たっているかも…。田原総一朗。初めに人を持ち上げ、意に沿う発言をさせ、自分の凄さをアピールする。この国がどうなろうなんて知ったこっちゃないヤツだ!―と思う。
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参院選予想はどうなるか
今度の“鳩山降ろし”は、参院改選組の「このままでは選挙が戦えない」という悲鳴が背景だ。鳩山辞任が現実になって、民主党は7月の参院選で勝利できるのか?
看板のかけ替えで民主党の支持率は、「現在の2割が3割〜3割5分まで戻る効果はある」(明大教授・井田正道氏=計量政治学)と言う。参院選まで1カ月しかないので、新内閣へのご祝儀相場も、なんとか投票日まで引っ張ることはできるだろう。しかし、支持率の回復はあくまでも1割程度。鳩山政権発足時のような7割や8割の支持を再び得ることは100%無理だ。
政治ジャーナリストの野上忠興氏は、「増えても54、55議席。40台後半がせいぜいだろう」と言う。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏も、民主党の躍進に否定的だ。
「トップの顔を代えれば、必ず期待票が出ます。ただ、飛躍的に民主党の票が増えるかというと、疑問です。今回の首相交代劇が、参院選で勝てないからという一時しのぎで、政治的に大義のないものであることを有権者が見透かしているからです。結局、鳩山首相の辞任で議席が増えるとしても、1、2議席程度。民主党の単独過半数も難しいでしょう。結局、民主党も自民党も獲得議席が40代前半ぐらいで並ぶ。私の予想は変わりません」
参院選で過半数が取れないのであれば、なぜ会期末の中途半端なこの時期に、首相と幹事長が辞任しなければならなかったのか。民主党は世間に混乱を印象づけただけだ。
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◆解散して衆参同日選挙の見通しと可能性 (⇒2010/06/03 ゲンダイネット)(http://www.gendai.net/articles/view/syakai/124307)
「解散・総選挙」を求める自民党ですが、実は”金欠”で大変!!
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マスコミによって生まれ潰された鳩山政権
鳩山政権の“最後”もヒドかったが、ここに至るまでの大マスコミのデタラメなやり口に、怒りを通り越して呆れた国民も多いのではないか。
マニフェストの8割を達成した「功」には光を当てず、政治とカネ、普天間移設問題など「罪」ともいえない部分ばかりネチネチ、ネチネチ責め立てた。しかも、辞めろ、辞めろと煽っておきながら、いざ辞任が決まると、今度は「無責任じゃないか」と罵(ののし)る。
昨夕の辞任会見でも大マスコミの記者は開口一番、「8カ月での辞任は投げ出しではないのか」とぶつけたのである。メディアがここまで足を引っ張れば、生後8カ月の赤ちゃん政権が持つわけがない。
一体、いつからこんなふうになってしまったのか。大マスコミは当初、鳩山政権を礼賛し、80%近い高支持率の原動力になったものだ。民主党政権を誕生させたメディアが手のひら返しで、新政権を葬り去ったことになる。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏がこう指摘する。
「確かに政権交代はメディアの後押しで起こったといっていい。鳩山政権は国民にさわやかに迎えられ、高い支持率でスタートしました。それが、こんな事態になってしまった原因のひとつは、官邸のメディア対策の失敗です。マスコミは冒頭から平野官房長官に不信感を抱いていた。機密費の使途の例を見ても、出すべき情報を隠してしまう。これまで官邸筋や官房長官に聞けば分かったことも分からない。記者クラブ開放の混乱もあり、大手メディアは、自分たちも官僚と同じように既得権を奪われると危機感を持ったのです。それ以降は鳩山政権を徹底批判し、支持率下落のニュースを競った。これでは、どんな政権も持ちません」
民主党は再販制度の見直しや、電波オークション制の導入、特定資本が複数メディアを所有するクロスオーナーシップの規制などを検討している。これも大マスコミに危機感を抱かせた。かくして、袋叩きは日に日に苛烈(かれつ)。こうなると、次の政権が“歓迎”されるとは思えない。
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◆鳩山首相辞任の“黒幕”は親米メディアと米国―中国紙 (⇒2010/06/03 Recors China)(http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=42623)
馮研究員は、鳩山政権が様々な新政策を打ち出したにも関わらず、日本の親米メディアはこうした努力のマイナスの影響ばかりを報じたと指摘。地元で大規模な普天間県内移設反対デモが開かれたり、社民党が連立政権から離脱したりするなどの混乱が生じたのも、こうしたメディアの助長があったからだとの見方を示した。
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社民・福島党首は左翼小児病だ
鳩山政権の崩壊に「してやったり」なのが社民党の福島党首だ。この日は、鳩山退陣の理由を聞かれて、「(普天間基地の国外・県外移設という)約束を守ることができなかったからだ」と胸を張った。自分のクビを切った“報い”とでも思っているのだろう。
閣議決定の署名を拒んだ福島は、テレビに出まくり、「辺野古はダメ」と猛アピール。おかげで改選を迎える夏の参院選は、どうにか3選を果たしそうだ。社民党にとっても一世一代の晴れ舞台のごとく、ハシャいでいる。
しかし、その結果、どうなったのか。社民党は雑魚(ざこ)のような小さな野党に逆戻りし、鳩山政権が目指した明治以来の官僚支配の打破も吹き飛んだ。
「福島党首は注目を集めて気分がいいでしょうが、国民のための改革はすべて足踏みです。社民党にとってもプラスはない。旧社会党時代からの支持者をつなぎ留めることはできても、無党派層を引きつけるほどのインパクトはありません」(政治評論家・山口朝雄氏)
ロシアの革命家レーニンは、著書「共産主義における左翼小児病」の中で、声高に革命的な言葉を叫ぶ左翼主義者を「子供じみた素朴さ」と嘆いた。政治の問題には複雑な関係が絡んでいる。それなのに、どんな場合でも妥協は許されないと決めつけて、過激な行動に出るのはバカげている。そう戒めたのだ。
「福島党首もそう。ガチガチの頭では現実の問題に対応できません」(山口朝雄氏=前出)
やはり野党のトップがお似合いだ。
(日刊ゲンダイ 2010/06/03 掲載)
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ゲンダイのスタンスも変わってきた…?
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