★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK87 > 643.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
≪「植草一秀の『知られざる真実』」より転載&鳩山由紀夫総理、辞任会見 全文掲載≫
http://www.asyura2.com/10/senkyo87/msg/643.html
投稿者 Roentgenium 日時 2010 年 6 月 04 日 02:57:44: qfdbU4Y/ODJJ.
 

≪植草一秀さんの文章を紹介、「植草一秀の『知られざる真実』」より転載&鳩山由紀夫総理、辞任会見 全文掲載≫


Roentgenium:植草さんが鳩山辞任会見の問題発言について、厳しく指摘している。
何度も繰り返しますが、鳩山総理の最大の罪は、この辞任会見の≪内容≫です。植草さんも文章内で繰り返し指摘されているように、間違いなく今後の政治に少なからず禍根を残すことになるだろう。
鳩山総理に対して今更同情の余地はない。それでも、この期に及んで「鳩山と小沢の固い絆」などと勝手な人物像を思い描き、人情溢れる人間ドラマに仕立て陶酔している連中を見ると、どこまでおめでたいお人好しなのかと呆れてしまうのだが、
(とくに植草さんのブログなどを読み続けているはずの読者の中にも、そうした傾向が見受けられることに驚いている。一体これまで植草ブログで何を読んできたのか・・・・)

しかしそうは言っても、今更会見をやり直すことも出来ないので、先に目を向けて進んでいかなければならないことも事実です。

決して偉そうに言うつもりはないが、鳩山総理が反小沢の連中や売国“談合”マスゴミと同じようにして言及した「政治とカネ(=思考停止させる為の道具)」の問題について、
今一度、正確に事実認識を整理しておく為にも、この植草さんの理路整然とした簡潔な説明文章を是非読んでいただきたいと思います。


◆   ◆   ◆


【鳩山総理辞意表明と政治とカネ問題への誤対応 - 植草一秀の『知られざる真実』 2010年6月2日】

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-0c21.html

以下転載、注釈≪≫

鳩山総理大臣が辞意を表明した。総理大臣辞任の理由として、
@普天間問題の混乱で社民党を政権離脱に追い込んでしまったこと、A政治とカネの問題で迷惑をかけたこと、をあげた。

参院選を目前に控えて、民主党が極めて厳しい情勢に追い込まれたことが鳩山総理決断の直接の原因であると考えられる。
結果論だが、鳩山総理が普天間問題で別の決断を示していたなら、状況はまったく異なるものになっただろう。
国民総意は普天間基地の国内移設を拒絶する意思を鮮明に示しており、また、米軍海兵隊の役割を踏まえても、鳩山総理は普天間基地の海外移設を決断すべきであった。

米国は一度手にした沖縄巨大軍事施設獲得の合意を手放すことに強く抵抗したと考えられるが、鳩山総理は米国のゴリ押しに押し切られてしまったのだと考えられる。
海外移設を決断すれば、対米国での厳しい外交に直面することになることは当然である。

しかし、元々合意が存在していた問題をあえて修正することを提案したのは鳩山総理自身であり、問題が拡大する中で日本国民の米軍基地拒絶の意思がより明確になったのであるから、鳩山総理は最後まで意志を貫くべきであった。
普天間基地問題での判断の誤りが鳩山政権を窮地に追い込んだのである。

政治とカネの問題が鳩山政権に大きな足かせになったのは事実である。
鳩山総理は母親からの政治資金提供に関連して、秘書が架空の収支報告を行ったことについて、まったく認識していなかったが秘書が問題を起こしたことを陳謝するとの姿勢を示していた。
クリーンな政治を標榜しながら「政治とカネ」の問題で民主党のイメージが傷つけられたことに対して、鳩山総理には忸怩たる思いがあったのだと思われる。

鳩山総理が小沢一郎民主党幹事長に対して幹事長辞任を求めたことは、参院選を控えて民主党の党勢を回復する為の主張であると考えられるが、
≪捉え方によっては、極めて重大な禍根を日本の歴史に残すことになる点に十分な留意が必要である。≫

小沢一郎民主党幹事長に関する「政治とカネ」の問題は、昨年3月3日の大規模隆規秘書の逮捕(三三事変)が契機である。

現在、この事件の公判が開かれているが、この事件自身は検察が公判維持不能に追い込まれているのが現実である。

大久保秘書は二つの政治団体からの政治献金を事実に即して収支報告書に記載したが、検察はこの記載を「虚偽記載」だとして逮捕、起訴した。
検察は二つの政治団体が「架空団体」であると認定して逮捕に踏み切ったのである。

ところが、本年1月13日の第2回公判で、検察側証人として出廷した西松建設元総務部長が、二つの団体に実体があったとの趣旨の証言を行った。
この結果、大久保氏の無罪は確定的な情勢になり、検察は公判維持不能の状況に追い込まれたのである。

窮地に追い込まれた検察が、更に暴走を重ねたのが本年1月15日の石川知裕衆院議員などの逮捕(一一五事変)であったと考えられる。
検察は小沢氏の資金管理団体会計責任者が収支報告書に、小沢氏が一時的に立て替えた資金収支を記載しなかったことを「虚偽記載」だとして石川氏などを逮捕した。

この逮捕者の中に大久保氏が含まれた。三三事変裁判で窮地に追い込まれた検察は大久保氏を起訴し、この件に関連して三三事変裁判の訴因変更を裁判所に申し立てたのである。
つまり、一一五事変は三三事変で窮地に追い込まれた検察が、裁判での完全敗北を回避する為に暴走を重ねたものである可能性が高いのである。

検察は小沢一郎氏については関与の程度が低いとして「不起訴」としたが、この決定を東京第5検察審査会が4月27日に「起訴相当」の決議を示した(四二七事変)。

検察審査会では一般人が審査人になるが、審査を誘導すると見られるのは、弁護士から選任される審査補助員である。
小沢氏の案件では米澤敏雄氏が審査補助員に選任されたが、米澤氏は検察官出身の弁護士で、どのような経緯で米澤氏が選任されたかなど、不透明な点が多い。

検察は石川知裕衆議院議員などを逮捕した事案では、小沢氏の立て替え金の収支漏れを問題としたが、立て替え払いについては収支報告書に記載しなくてよいとの慣例が存在していたのに反して、検察が起訴したことを見落とせない。

≪つまり、小沢氏に関連する「政治とカネ」問題については、検察やマスメディアの報道などから生み出されるイメージだけで論じることに大いなる問題があることを忘れてはならないのである。≫

三三事変が発生していなければ、昨年の総選挙で小沢一郎総理大臣が誕生していたのである。
史上最大の誤認捜査と表現したのは、日本の内閣総理大臣の系譜が人為的な捜査ミスで書き換えられてしまったことを指す。

≪鳩山総理が「政治とカネ」の問題で民主党のイメージが傷つけられたことを重視する気持ちはよく分かる。
しかし、その対応として、自分が身を引くから小沢幹事長にも身を引いてもらいたいと述べて小沢氏も了承したと発言したことは、大きな禍根を残す発言になる可能性が高い。≫

≪≪鳩山総理がこの貴重な機会に述べなければならなかったことは、「検察捜査の適正性の確保」と、「政治とカネ」問題の根源に対する取り組みを示すことであった。≫≫

刑事事件に関しては、「無罪推定の原則」、「罪刑法定主義」、「基本的人権の尊重」、「法の下の平等」、「公務員の守秘義務」など、多くの重大な大原則がある。
小沢氏が巻き込まれている案件では、これらの諸原則を徹底的に重視する必要が極めて高い。

≪≪こうした点が不十分なまま、検察とメディアが作り出したムードに押し切られて小沢氏を辞任させてしまうことは、結果的に「検察ファッショ」を容認する行動になる。≫≫

≪普天間問題で最終的に米国に押し切られた行動様式がここにも顔をのぞかせているように感じられる。≫

鳩山総理が発言したように、「小沢一郎幹事長にも政治とカネの議論があったことは周知の事実であった」が、
≪≪この問題に対する適正な対応は、問題の全容を明らかにすることであって、検察の行動を絶対視して、検察が問題として取り上げたら、それだけで責任が生じたとの実績を残してゆくことではないはずだ。≫≫

≪「政治とカネ」問題に対する根源的な対応とは、「企業団体献金の全面禁止」を法制化することである。総理辞意表明は、国民にこの問題の説明する千載一遇の機会であったはずだ。
小沢氏の辞任を求めることは大衆迎合そのものでしかなく不適切な対応だった。鳩山総理が強調するべきは「企業団体献金全面禁止」公約の提示だった。≫

≪≪これまで、本ブログで指摘してきたように、民主党内部には対米隷属派の議員が多数存在している。民主党執行部が対米隷属派に占有されれば、日本政治刷新の火は消える。
この視点で、米国は小沢一郎氏の存在を最大の問題だと認識してきたと考えられる。小沢氏が排除されれば、民主党内での対米隷属派のプレゼンスが高まることは避けがたい。
鳩山総理が民主党をこの方向に誘導しようとしているなら、極めて重大な問題である。≫≫小沢氏には引き続き民主党全般の運営に深く関与することが求められる。

≪米国は「対米隷属の二大政党制」を日本に樹立することを目指していると思われる。鳩山総理辞任が「対米隷属の二大政党制」樹立を生み出す第一歩になることを、絶対に阻止しなければならない。≫

民主党は6月4日の両院議員総会で次期代表を選出することを決定した。焦点は直ちに次期代表選出に移る。次期代表はそのまま内閣総理大臣に就任する可能性が高い。
≪対米隷属派議員から次期代表を選出することは絶対に許されない。この点を徹底して監視しなければならない。≫


◆   ◆   ◆


■鳩山由紀夫総理、辞任会見 全文掲載

以下転載、とくに問題視する部分≪≫


{{「国民が聞く耳持たなくなった」}}

お集まりの皆さん、ありがとうございます。そして、国民の皆さん、本当にありがとうございました。
国民の皆さんの昨年の暑い夏の戦い、その結果、日本の政治の歴史は大きく変わりました。それは国民の皆さんの判断は、決して間違っていなかった。私は今でもそう確信を致しております。
こんなに若い、素晴らしい国会議員がすくすくと育ち、国会の中で活動を始めてくれています。それも国民の皆さんの判断のおかげでございます。

政権交代によって国民の皆さんのお暮らしが必ず良くなる。その確信のもとで、皆さん方がお選びいただき、私は総理大臣として、今日までその職を行ってまいってまいりました。
皆さん方と協力をして日本の歴史を変えよう。官僚任せの政治じゃない。政治主導、国民の皆さんが主役になる政治を作ろう。そのように思いながら今日まで頑張ってきたつもりでございます。

私は、今日お集まりの国会議員の皆さんと一緒に国民の為、予算を成立させることが出来た。そのことを誇りに思っております。
ご案内の通り、子ども手当もスタートを致しました。高校の無償化も始まっています。子供に優しい、未来に魅力のある日本に変えていこう。その私たちの判断は決して間違っていない。そう確信をしています。
産業を活性化させなければならない。特に1次産業が厳しい。農業の、一生懸命やっておられる方々の戸別所得補償制度、お米からではありますが、スタートさせていくことも出来ています。
そのことによって1次産業が、更に2次産業、3次産業とあわせて、6次産業として大いに再生される日も近い。私はそのようにも確信をしています。

様々な変化が国民のお暮らしの中に起きています。水俣病もそうです。更には医療崩壊が始まっている地域の医療を何とかしなきゃいけない。
厳しい予算の中で医療費を僅かですが増やすことが出来たのも、国民の皆さんの意思だと私はそのように思っています。これから、もっともっと人の命を大切にする政治、進めていかなければなりません。

ただ、残念なことに、そのような私たち政権与党のしっかりとした仕事が必ずしも国民の皆さんの心に映っていません。国民の皆さんが徐々に徐々に聞く耳を持たなくなってきてしまった。そのことは残念でなりませんし、まさにそれは私の不徳の致すところ。そのように思っています。

その原因、2つだけ申し上げます。

その1つは、【普天間の問題】でありましょう。

沖縄の皆さんにも、徳之島の皆さんにもご迷惑をおかけしています。
ただ、私は本当に沖縄の外に米軍の基地を出来る限り移す為に努力をしなきゃいけない。今までのように沖縄の中に基地を求めることが当たり前じゃないだろう。その思いで半年間、努力をしてまいりましたが、結果として県外にはなかなか届きませんでした。

≪≪これからも県外に出来る限り、彼らの仕事を外に移すように努力をしてまいることは言うまでもありませんが、一方で、北朝鮮が韓国の哨戒艇を魚雷で沈没させるという事案も起きています。
北東アジアは決して安全安心が確保されている状況ではありません。その中で日米が信頼関係を保つということが日本だけではなく、東アジアの平和と安定の為に不可欠なんだと。
その思いのもとで残念ながら沖縄にご負担をお願いをせざるを得なくなりました。≫≫

そのことで沖縄の皆さん方にもご迷惑をおかけをしています。
そして特に社民党さんに政権離脱という厳しい思いをお与えをしてしまったこと。残念でなりません。
ただ、皆さん、私もこれからも社民党さんとは様々、国民新党さんとも共にではありますが、一緒に今まで仕事をさせていただいてきた。これからも出来る限りの協力をお願いを申し上げてまいりたい。

更に、沖縄の皆さん方にもこれからも出来る限り、県外に米軍の基地というものを少しずつでも移すことが出来るように新しい政権としては努力を重ねていくことは何より大切だと思っています。
「社民党より日米を重視した。けしからん」。そのお気持ちも分からないではありません。
ただどうぞ、社民党さんとも協力関係を模索をしていきながら、ここはやはり、日米の信頼関係を何としても維持させていかなきゃならないという、その悲痛の思い。
是非、皆さんにもご理解を願いたいと思っています。


{{「社民党の政権離脱、責任とらなければ」}}

私はつまるところ、日本の平和、日本人自身で作り上げていくときを、いつかは求めなきゃならないと思っています。アメリカに依存し続ける安全保障、これから50年、100年続けていいとは思いません。
そこのところも是非、皆さん、ご理解をいただいて、だから鳩山が何としても、少しでも県外にと思ってきた。その思い、ご理解を願えればと思っています。
その中に今回の普天間の本質が宿っていると、そのように思っています。

いつか、私の時代は無理でありますが、あなた方の時代に日本の平和をもっと日本人自身でしっかりと見つめ上げていくことが出来るような、そんな環境をつくること。
現在の日米の同盟の重要性は言うまでもありませんが、一方でそのことも模索をしていただきたい。
私はその確信の中で、しかし、社民党さんを政権離脱という大変厳しい道に追い込んでしまった。その責任はとらなければならない。そのように感じております。

いま1つはやはり、【「政治とカネ」の問題】でありました。

そもそも私が自民党を飛び出してさきがけ、更には民主党を作り上げてまいりましたのも、自民党政治では駄目だ。もっとお金にクリーンな政権を作らなければ国民の皆さん、政権に対して決して好意を持ってくれない。
何としてもクリーンな政治を取り戻そうではないか。その思いでございました。

それが結果として、自分自身が政治資金規正法違反の元秘書を抱えていたなどということが、私自身、まったく想像だにしておりませんでした。
そして、そのことが、今日、来会の議員の皆様方に大変なご迷惑をおかけしてしまったこと。本当に申し訳なく、何でクリーンであるはずの民主党の、しかも代表がこんな事件に巻き込まれるのか。
皆様方もさぞ、ご苦労され、お怒りになったことだと思います。≪私はそのような「政治とカネ」に決別をさせる民主党を取り戻したいと思っています。みなさんいかがでしょうか。≫

≪≪私自身もこの職を引かせていただくことになりますが、あわせて、この問題は小沢幹事長にも政治資金規正法の議論があったことも、皆様方、周知のことでございます。
先般、二度ほど、幹事長ともご相談申し上げながら、私も引きます。しかし、幹事長も恐縮ですが、幹事長の職を引いていただきたい。
そのことによって新しい民主党、よりクリーンな民主党を作り上げることが出来る。そのように申し上げました。幹事長も「分かった」。そのように申されたのでございます。決して受動的ということではございません。
お互いにその責めを果たさなければならない。重ねて申し上げたいと思いますが、今日も見えております小林千代美(衆院)議員にもその責めを是非、負うていただきたい。
まことにこの高い壇上から申し上げるのも恐縮ではありますが、私たち民主党、再生させていく為には、とことんクリーンな民主党に戻そうじゃありませんか、皆さん。≫≫
その為のご協力を宜しくお願致します。

必ず、そうなれば国民の皆さんが新たな民主党に対して聞く耳を持っていただくようになる。そのように確信を致しています。
私たちの声も国民の皆さんに届くでしょうし、国民の声も私たちにすとんと通る新しい政権に生まれ変わると確信をしています。

≪皆さん、私は、宇宙人だと言われております。それは私なりに勝手に解釈すれば、今の日本の姿ではなく、5年、10年、20年。
何か先の姿を国民の皆さんに常に申し上げているから、何を言っているか分からんよ。そのように国民の皆さんに或いは映っているのではないか。そのようにも思います。≫≫


{{「ふつつかな私でございましたが・・・・」}}

例えば地域主権、原口大臣が先頭を切って走ってくれています。
国が上で地域が下にあるなんて社会はおかしいんです。むしろ地域のほうが主役になる日本にしていかなければならない。
それがどう考えても国会議員や国の官僚が威張っていて、くれてやるからありがたく思え、中央集権の世の中、まだ変わっていませんでした。

そこに少なくとも風穴が空いた。かなり大きな変化が今出来つつある。これから更に一括交付金など、強く実現を図っていけば、日本の政治は根底から変わります。
地域の皆さんが思い通りの地域を作ることが出来る、そんな世の中に変えていけると思います。
今すぐなかなか分からないかもしれません。しかし、5年、10年経てば必ず、国民の皆さん、「ああ、鳩山が言っていること、こういうことだったのか」。分かっていただける時が来ると確信しています。

新しい公共もそうです。官が独占している今までの仕事を出来る限り公を開くということをやろうじゃありませんか。
皆さん方が主役になって、本当に国民が主役になる、そういう政治を、社会を作り上げることが出来る。
まだ、「なかなか新しい公共という言葉自体が馴染みが薄くてよく分からん」。そう思われているかもしれません。
是非、今日、お集まりの議員の皆さん、この思いを、「これは正しいんだ」。官僚の独占した社会ではなく、出来るだけ民が、国民の皆さんが出来ることは全部やりおおせるような社会に変えていく、そのお力を貸していただきたいと思います。

東アジアの共同体の話もそうです。今直ぐという話ではありません。でも、必ずこの時代が来るんです。

≪≪おかげさまで3日ほど前、韓国のに行って、李明博大統領、温家宝中国の総理とかなり、とことん話し合ってまいりました。
東アジア、我々は1つだ。壁に『We are the one』。我々は1つである。その標語が掲げられていました。≫≫
そういう時代を作ろうじゃありませんか。国境を越えて、お互いに国境というものを感じなくなるような、そんな世の中を作り上げていく。
そこに初めて、新たな日本というものを取り戻すことが出来る。私はそのように思っています。国を開くこと。そのことの先に未来を開くことが出来る。私はそう確信をしています。

是非、新しい民主党、新しい政権を皆様方のお力によってお作りをいただきたい。そのときに今、鳩山が申していた、どうも先の話だなと思っていたことが必ずみなさんの連携の中で、よし分かった。
理解をしていただける、国民の皆さんのお気持ちになっていけると私はそう確信をしています。

話が長くなりました。私は済州島に行って、あのホテルの部屋の先にテラス、ありまして、そのテラスのところに1羽のムクドリが飛んでまいりました。
どうもそのムクドリ、実は我が家にいるムクドリとまったく同じでした。あ、失礼。ヒヨドリであります。鳥の名前を間違えて。1羽のヒヨドリが済州島のホテルに飛んでまいりました。
そのヒヨドリはわが家の、我が家から飛んできたヒヨドリかな。姿形が同じだからそのように勝手に解釈をして、そうか、この鳥も「早く、もうそろそろ自宅に戻ってこいよ」。
そのことを招いているようにも感じたところでございます。

雨の日には雨の中を、風の日は風の中を、自然に歩けるような、苦しいときには雨天の友。
お互いにそのことを理解し合いながら、しかし、その先に国民の皆さんの未来というものをしっかり見つめ合いながら、手を携えてこの国難とも言える時に、ぜひ皆さん、耐えながら、そして国民との対話の中で、新しい時代を掴み取っていこうではありませんか。

今日はそのことを、皆様方にお願いを申し上げながら、大変ふつつかな私でございましたけれども、今日まで8カ月余り、皆さんとともに、その先頭に立って歩ませていただいたことに心から感謝を申し上げながら、
私からの国民の皆さん、特にお集まりの皆様方へのメッセージと致します。ご静聴ありがとうございました。


◆   ◆   ◆


【鳩山発言詳報】(1)「国民が聞く耳持たなくなった」(全3頁) - MSN産経ニュース 2010年6月2日

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100602/stt1006021147012-n1.htm

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100602/stt1006021147012-n2.htm

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100602/stt1006021147012-n3.htm

【鳩山発言詳報】(2)「社民党の政権離脱、責任とらなければ」(全3頁) - MSN産経ニュース 2010年6月2日

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100602/stt1006021149013-n1.htm

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100602/stt1006021149013-n2.htm

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100602/stt1006021149013-n3.htm

【鳩山発言詳報】(3)「ふつつかな私でございましたが・・・・」(全3頁) - MSN産経ニュース 2010年6月2日

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100602/stt1006021157015-n1.htm

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100602/stt1006021157015-n2.htm

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100602/stt1006021157015-n3.htm


[参考資料]

Roentgenium:今になって考えてみれば、鳩山邦夫も与謝野 馨もグルになって、鳩山総理に同情を集める為に仕組んだ猿芝居だったかもしれないという気すらしてくる。

2009年12月24日 鳩山由紀夫 会見[全文掲載] 1
http://blogs.yahoo.co.jp/qfytj029/60767004.html

2009年12月24日 鳩山由紀夫 会見[全文掲載] 2
http://blogs.yahoo.co.jp/qfytj029/60767054.html

2009年12月24日 鳩山由紀夫 会見[全文掲載] 3
http://blogs.yahoo.co.jp/qfytj029/60767114.html

2009年12月24日 鳩山由紀夫 会見[全文掲載] 4
http://blogs.yahoo.co.jp/qfytj029/60767151.html

2009年12月24日 鳩山由紀夫 会見[全文掲載] 5
http://blogs.yahoo.co.jp/qfytj029/60767274.html

2009年12月24日 鳩山由紀夫 会見[全文掲載] 6
http://blogs.yahoo.co.jp/qfytj029/60767350.html

2009年12月24日 鳩山由紀夫 会見[全文掲載] 7
http://blogs.yahoo.co.jp/qfytj029/60767478.html


◆   ◆   ◆   ◆   ◆

◆   ◆   ◆   ◆   ◆


(全一頁完)


≪おまけ≫

↓   ↓   ↓

≪先に投稿した文章と併せて読んでほしいしたあいば達也さんという方の文章を紹介、「世相を斬る あいば達也」より転載≫


Roentgenium:今回紹介させていただくのは、あいば達也さんという方の文章ですが、山科さんと、僕が書いたような感じの意見の中間をとって、このあたりが落としどころかなと勝手に思ったりします(笑)。

何度か書いているように、問題なのは鳩山総理の辞任会見の≪中身≫です。非常に罪深い辞任会見ではないかと思います。
(●指を立てたからどうのこうのいうのではありません。また、報道にあるようにそれを不謹慎だとして辞任を迫ったというのは建て前でしょう)
それは単に小沢幹事長辞任に憤慨しているから、ではありません。問題にしているのは何をどのように語ったか、なのです。
日刊ゲンダイには意見を伝えましたが、そのことを問題として提起せず、これまでの自らの論調から抜けきれないでいる人たちが、一体どこへ向かっていこうとしているのかも非常に気になる。
常々言ってきたように、庶民が挫折感を味わい、民主党政権に失望することを望み、それを目論んでいるのはどの連中で、そうしようとしているのは何の為か?というところに注視しなくてはいけません。

また、批判すべきことを批判し、認めるべきことはきちんと評価をする。一見当たり前のことが売国“談合”マスゴミはもとより、一般庶民もその影響もあって中々出来ていないのではないか?
人情だけで政治を推し量ろうとするのも信じ過ぎることも危険であり、もちろん理屈ばかりでもいけないけれども、冷静に慎重に、時には非情に物事の推移を見ていく必要があると思う。

(決して喧嘩を吹っかけているのではありませんが、)一点追記するならば、山科さんは“アメリカへのメッセージ”と書いているが、あれはアメリカに対して発したものではないだろうと思います。
確かに米国の新聞にも取り上げられ、様々な論評がされるだろうが、そんなことは米国側にとって見れば端から織り込み済み、了承済みだと思います。
当然、地政学上、中国や欧州にとっても既に織り込み済みなことだろう。

鳩山総理が有事の際に関する密約を米国側と合意した際に、そのような発言をすることについて了承を得たのかもしれない。舌先三寸ではなんとでも言えるものだ(非核三原則と同じように)。
概ね、山科さんや或いは善意で同情的な意見を書いている人たちの憶測が事実なら、本当はその方が良いとは思う・・・・しかし、果たしてそうなのだろうか?

思考停止や、或いは一つの論調に全体が傾いていくことは危ういことであり、おそらく、売国“談合”マスゴミが否定的な報道ばかりしているので、その副作用も生じているのかなと思うが、
自戒の念も込めて、様々な角度からの検証こそが常に必要なんだと思います。

例えば、「政治とカネ」というワンフレーズを効果的なビジュアルとセットで擦り込まれたら、それ以上そのことについて疑問を抱いたり考えたりしなくなる(=思考停止)ということが、いちばん危険なことです。
そうして活字による記憶と印象操作に効果的なビジュアルを併せて相乗効果を生む。そうしてつくりあげられ蔓延させられたイメージだけで世論が動かされ、政治に影響を与えてしまうのも非常に危険で、それは“洗脳”そのものです。
小泉純一郎も、それを支えて甘い汁を吸わせてもらっていた売国“談合”マスゴミも、この手口を意図的に濫用し続けています。
報道番組で後半切り替えられる芸能情報やスポーツニュースなどの明るい話題は、それ(例えば、政治とカネ=小沢=悪という意識付け)が正しいことと記憶される為の儀式であり、“ご褒美の餌”なのかも知れません。
彼らは恐ろしく巧妙に、嘘の中にも僅かな真実を微妙に配合したり、そういうことを平気でやります。それがどれほど効果的であるか充分知っているからであり、だから余計手に負えないのです。

後半、いつものように話が脱線してしまいましたが(苦笑)、以下、はじめに紹介したあいば達也さんの文章を転載させていただきます。あくまで「一方で、こういう読み方もある」という意味で、参考にしていただけたら、と思います。


◆   ◆   ◆


【鳩山の辞任は家族愛の為、ヘタレな理想を持った男 - 世相を斬る あいば達也 2010年6月3日】

http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/a1d261f28ab21ee02f78d4b7fb74bfe4

以下転載



鳩山が唯一代表・総理として権力を行使したのが小沢一郎の首を取った事とは何とも見事である。(笑)

どれほど辞任の弁で美辞麗句を並べたてようと、やった事は米国に頭を垂れ、沖縄県民を愚弄したこと。連立の社民党を切ったこと、そして政権交代を成し遂げた原動力の小沢一郎を切ったと自慢している事である。

この男が唯一戦略を画し実行したのは、小沢に一緒に辞めて貰うと云う事だけだった。

『先般、いろいろ幹事長ともご相談申し上げながら、私も引きます、しかし幹事長も恐縮ですが幹事長の職を引いていただきたい。そのことによって新しい民主党を、よりクリーンな民主党を作り上げることが出来る。そのように申し上げました。幹事長も分かったと、そのように申されていたのでございます。決して受動的という話ではありません』

と僕は辞めさせられたのではなく、自分の考えで辞めるのです。でも小沢幹事長の首は僕が取ったのです。つまり、小沢一郎は僕の部下だった事が判ったでしょう。そのように語っている。

しかし、冷静に考えると、首相が辞すれば幹事長も辞するのが政権の常道、わざわざ公の場で「ぼくちゃんがクビ取ったぞ〜!」と自慢する話とは思えない。まして小林議員の辞職勧告にまで言及するのは、与党の代表の辞任の弁として不自然なものであった。

鳩山の組閣や官邸の顔ぶれを見たら、小沢が「俺を遠ざけようとしているな」と気づかぬ筈もない。小沢一郎は検察審査会の一回目の起訴相当が出た時点で、二度目の起訴相当も出ると想定していた。
つまり辞め時のタイミングを狙っていたわけだが、鳩山が性根尽きたと見て動いたに過ぎない。

鳩山は自らの辞任に小沢を道連れにしたつもりだが、小沢にしてみれば鳩山を道連れにしただけの事である。
小沢一郎にとって、ヘタレな代表を支えるのはこれまでと云う考えは今年前半から出来ていた。

そもそも、己の政治資金規正法違反は歴然たる事実であり、母親の尋問云々で検察に脅かされ「米つきバッタ」したわけだが、小沢一郎の秘書等の政治資金規正法違反捜査起訴は嫌疑不十分の不起訴であり、クリーンとかダーティーの判断を鳩山が勝手に裁判長代理を行うと云う愚挙に出たことになる。

冷静に読むと、鳩山の辞任会見要旨は「自己陶酔と小沢批判辞任会見」だと云う事が明確に示されている。しかし小沢にすれば想定内の話、既に次の一手、選挙後に照準は向かっている。

検察の暴挙により、急遽小沢に替って代表を務め、小沢のエンジンで政権交代がなされ、気がついたら代理人が首相になってしまったのが事実だ。首相になっていなければ、母親からの資金提供が捜査立件される事もなかった。

不承不承公邸に引っ越した幸夫人の小言は日増しに激しさを増していただろう。公の場に幸夫人が出なくなったのは、彼女のストライキだったのだろう。その上新聞を読み、テレビを観れば愛する夫の悪口のパレード。

「もう我慢出来ない!私を取るか政治を取るか決めて頂戴!由紀夫さん!」そんな会話があったとしても何ら不思議のない、愛にあふれた鳩山夫婦なのである。その上、これ以上母親に心労を掛けさせるのも長男として如何か?田園調布の居酒屋で酒を飲んでいた日々が懐かしい。そうだ、ぼくちゃんにはそれが似合うのだ。これからは鳩山家の為に生きよう、幸の為に生きよう。お母さん、幸ゴメンね、もう選挙には出ないから許して。

こんな代表・首相を抱えた小沢一郎に何が出来ると云うのだ。だったら丁度潮時、参議院選は按配も悪い、しばらく休んで選挙後のことでも考えておくか〜(笑)小沢が記者に向かい「もう会う事もないだろう」には一言抜けている。「しばらくは」である。



◆   ◆   ◆   ◆   ◆

◆   ◆   ◆   ◆   ◆


(全一頁完)
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2010年6月04日 07:17:57: VBQol1Jua6
鳩山の作り話なんかに何の価値があるのか

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 コメントの2重投稿は禁止です。  URL紹介はタイトル必須
ペンネームの新規作成はこちら←
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK87掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK87掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧