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2010年6月 2日 (水) 17:56
鳩山総理退陣あいさつ(動画+書き起こし)
マスコミの世論調査によれば、この総理に8割の国民がNOをつきつけたというになります。
この動画のあいさつを聞き、あらためてその声明にこめられた思いをかみしめるにつけ、この人を、8割もの多くの人が拒絶する、この日本という国はなんなんだろう?という気持ちに陥りました。
”鳩山たたき”を推進してきた、読売新聞、産経新聞、朝日新聞、毎日新聞、中日新聞をはじめとした新聞各社の政治部、週刊現代、週刊文春、週刊新潮をはじめとした出版各社、
みのもんた、宮根誠司、テリー伊藤、太田光、古館一郎などのタレントを駆使して、罵詈雑言を浴びせかけてきた各テレビ局、それをサポートしてきたマスコミ側の辛坊次郎、後藤謙治、岸井成格、小宮悦子、長野智子などのパーソナリティの口をゆがめた笑い顔が浮かんできてどうしようもありません。
1年近くにわたる”小沢たたき”、”鳩山たたき”の成果が満願成就し、彼らは今どんな顔をしているのでしょう?カメラの前では神妙な顔をしながら、しかし、しっかり目標を達成した満足感で、さぞ喜びを噛みしめていることでしょう。
彼らの笑いを押し殺す顔を思い浮かべながら、改めて国民の8割が退陣に追い込んだ鳩山由紀夫という人間の言葉をあらためて聞いてみてください。そしてこの国の現状をかみしめてください・・・・
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鳩山総理退陣のあいさつ(民主党両院議員総会)
動画
300k
http://asx.pod.tv/dpj/free/2010/20100602soukai_v300.asx
56k
http://asx.pod.tv/dpj/free/2010/20100602soukai_v56.asx
国民の皆さんの昨年の暑い夏の戦い、その結果、日本の政治の歴史は大きく変わりました。それは、国民の皆さんの判断は決して間違っていなかった。私は今でもそう確信をしています。若いすばらしい国会議員がすくすくと育ち、国会の中で活動を始めてくれています。
それも、国民の皆さんの判断のおかげでございます。
政権交代によって、国民の皆さんのお暮らしが必ず良くなる。
その確信のもとで皆さん方がお選びいただき、私は総理大臣として、今日までその職を行ってまいりました。皆さんと協力して日本の歴史を変えよう、官僚任せの政治を変えよう、政治主導、国民の皆さんが、主役になる政治をつくろう。そのように思いながら、今日まで頑張ってきたつもりでございます。
私はきょう、お集まりの国会議員の皆さんと一緒に、国民のための予算を成立させることができた。そのことを誇りに思っています。ご案内の通り、子ども手当もスタートいたしました。高校の無償化も始まっています。子どもに優しい、未来に魅力のある日本に変えていこう、その私たちの判断は、決して間違っていない。そう確信をしています。
産業を活性化させなきゃならない。特に1次産業が厳しい。農業を一生懸命やっておられる方々の個別所得保障制度、お米からではありますが、スタートさせていくこともできています。そのことによって、1次産業がさらに、2次産業、3次産業と合わせて、独自産業として大いに再生される日も近い、私はそのようにも確信しています。
さまざまな変化が国民の暮らしの中で起きています。
水俣病もそうです。さらには、医療崩壊が始まっている地域の医療をなんとかしなきゃいけない。厳しい予算の中で、医療費用をわずかですが、増やすことができたのも、国民の皆さんの意思だと、私はそのように思っています。これからもっともっと、人の命を大切にする政治、進めていかなければなりません。
ただ残念なことに、そのような私たち、政権与党のしっかりとした仕事が、必ずしも国民の皆さんの心に映っていません。国民の皆さんが、徐々に徐々に聞く耳を持たなくなってきてしまった。そのことは残念でなりませんし、まさにそれは、私の不徳の致すところ。そのように思っています。
その原因、2つだけ申し上げます。
やはりその1つは、普天間の問題でありましょう。
沖縄の皆さんも徳之島の皆さんにも、ご迷惑をおかけしています。ただ、私は本当に、沖縄の外に米軍の基地をできるかぎり移すために努力をしなきゃいけないと。今までのように、沖縄の中に基地を求めることが当たり前じゃないだろう。その思いで半年間、努力をしてまいりましたが、結果として、県外にはなかなか届きませんでした。
これからも、県外にできるかぎり、彼らの仕事を外に移すように、努力をしてまいることはいうまでもありませんが、一方で、北朝鮮が韓国の哨戒艦を魚雷で沈没させるという事案も起きています。北東アジアは、必ずしも安全安心が確保されている状況ではありません。
その中で、日米が信頼関係を保つということが、日本だけでなく、東アジアの平和と安定のために、不可欠なんだと。その思いのもとで、残念ながら、沖縄にご負担をお願いせざるを得なくなりました。そのことで、沖縄の皆さまにもご迷惑をおかけしています。
そして特に、社民党さんに政権離脱という、厳しい思いをお与えしてしまったことを残念でなりません。ただ皆さん、私もこれからも、社民党さんとはさまざま、国民新党さんとも共にはありますが、一緒に今まで仕事をさせていただいてきた。
これからもできるかぎりの協力を、お願いを申し上げてまいりたい。
さらに、沖縄の皆さん方にも、これからもできるかぎり、県外に米軍の基地というものを少しずつでも、移すことができるように、新しい政権としては努力を重ねていくことは、何より大切だと思ってます。
社民党より、日米を重視した。けしからん。
その気持ちもわからないでもありません。
でもどうぞ、社民党さんとも協力関係を模索していきながら、今ここはやはり、日米の信頼関係を何としても、維持させていかなきゃならないという悲痛な思い、ご理解を願いたいと思っています。
私は、つまるところ、日本の平和、日本人自身でつくりあげていくときを、いつかは求めなきゃならないと思っています。アメリカに依存し続ける安全保障、これから50年、100年、続けていいとは思いません。
そこのところもぜひ皆さん、ご理解いただいて、だから鳩山が何としても、少しでも県外にと思ってきた。その思い、ご理解を願えればと思っています。その中に、私は、今回の普天間の本質が宿っている。そのように思っています。
いつか、私の時代は無理でありますが、あなた方の時代に、日本の平和をもっと日本人自身で、しっかりと、見つめあげていくことができるような、そんな環境をつくること。現在の日米の同盟の重要性はいうまでもありませんが、一方で、そのことも、模索をしていただきたい。
私はその確信の中で、しかし、社民党さんを政権離脱という、大変厳しい道に追い込んでしまった。その責任は取らなければならない。そのように感じております。
今1つは、やはり、政治とカネの問題でありました。
そもそも私が、自民党を飛び出して、さきがけ、さらには民主党をつくりあげてまいりましたのも、自民党政治ではだめだ。もっとお金にクリーンな政権をつくらなければ、国民の皆さん、政権に対して決して好意を持ってくれない。なんとしても、クリーンな政治を取り戻そうではないか。
その思いでございました。
それが結果として、自分自身が政治資金規正法違反の元秘書を抱えていたなどということが、私自身、まったく想像だにしておりませんでした。そしてそのことが、きょうご来会の議員の皆様方に、大変なご迷惑をおかけしてしまったことを、本当に申し訳なく。何でクリーンであるはずの民主党の、しかも代表がこんな事件に巻き込まれるのか。
皆さんもさぞご苦労され、お怒りになったことだと思います。私はそのような政治とカネに決別させる民主党を取り戻したいと思っています。
皆さん、いかがでしょうか。このことで、私自身もこの職を引かせていただくことになりますが、この問題は、小沢幹事長にも政治資金規正法の議論があったことも皆様方、承知のことでございます。
先般、2度ほど幹事長ともご相談を申し上げながら、私も引きます。しかし、幹事長も恐縮ですが、幹事長の職を引いていただきたい。そのことによって、新しい民主党、よりクリーンな民主党をつくり上げることができると、そのように申し上げました。幹事長もわかったと、そのように申されたのでございます。
決して受動的という話ではありません。
お互いにその責めを果たさなくてはならない。
重ねて申しあげたいと思いますが、きょうも見えております小林 千代美議員にも、その責めをぜひ負っていただきたい。誠にこの高い壇上から申し上げるのも恐縮でありますが、私たち民主党を再生させていくためには、とことんクリーンな民主党に戻そうじゃありませんか、皆さん。
そのためのご協力をよろしくお願いいたします。以下略
※※※
ひとつ前の掲載記事から移動しました↓
昨日は悪い予感がして鳩山退陣に反対の記事を書きましたが、とうとう退陣が決まったようですね。
最初にこのニュースに接したときは、正直いって、もうどうでもいいや!という投げやりな感じに襲われました。
それにしても、日本の政界は、本来の政治理念とか政策でなく、スキャンダルで政治生命がうばわれる不思議な国らしいですね。先ごろNEWSWEEK伝えていたように、ほかの先進国メディアからは、奇異の目で見られてるようです。
ひとえにスキャンダルでしか騒ぐだけの能力しかない、日本の政治ジャーナリズムのレベルの低さに原因があるんでしょう。
不勉強を棚に上げ、方向性も示さず、誰でも異論が挟めないスキャンダルで正義の顔をする・・・マスコミ幹部には、生理的嫌悪感を感じてしかたがありません。
最終的にこの国は、選挙結果をゼロにできる強大な力をもった、司法とマスコミが絶対権力なんでしょうね。そこをメインに、”総体革命”と称し20〜30年かけて楔を打ち込んできた巨大カルト組織、その侵食を防ぐ手立ては、選挙という正攻法だけでは無理なのかもしれません。
劇画”20世紀少年”が、フィクションでなく現実のものになりつつあるようで暗然とした一日でした。
そんなときだからこそ、あえて特攻で出撃する前夜に、学徒兵士が残した言葉をかみしめたいと思います。
”この戦争は負ける”
”本土決戦に持ち込んでも圧倒的な力を持つアメリカには勝てないだろう”
”それでも日本人の老若男女はことごとくアメリカに立ち向かい、一億総玉砕のたたかいでことごとくが殺戮されていくかもしれない”
”しかしたとえわずかでも、生き残った日本人が、山奥でひそやかに日本の文化を守り伝えながら世代を重ねていくと思う”
”未来の世代に日本の文化がひきつがれていく・・・そのことをもって日本の勝利としたい”
当時の若干20才そこそこの人間が、そこまで死生観を極め、地に足が着いた民族への切々たる思いをもっていたことには、ほんとうに頭が下がります。
たとえ強大な力の前に、物理的に制圧されつくされようとも、守るべき”こころ”まで壊滅させてはならないと思います。
かってブッシュ大統領にむかって、”アメリカ占領軍は日本解放軍でした”と絶賛したといわれる小泉総理ですが、その小泉総理を圧倒的に支持しつづけたのが、この国の世論です。
残念ながら、今の日本の世論も、当時の世論と根っこの部分はかわっていないかもしれません。
しかし、たとえ1割に満たない少数派になろうとも、ほそぼそとであろうと、守り抜かなければいけないものがあるはずです。
先の大戦で散っていったものの魂を呼び戻しながら、身の回りのひとりひとりに、あらためて”日本人であること”を語りつたえていきたいと思います。
それが、日本の未来を後世に托し散っていった、多くの日本の若者たちに対する、せめてもの”たむけ”だと思います。
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2010年6月 2日 (水)
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