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2010年 06月 02日鳩山首相が辞任しました。抵抗勢力への悔しさにじませ。
アルルの男・ヒロシです。
今日午前10時からの民主党の両院議員総会で、鳩山由紀夫首相が辞任の意思を示した。昨日までの引きつった顔と一転して本日の鳩山首相の顔は穏やかで目に涙を浮かべていた。結局、鳩山はすんでの所で、「ダースベイダー」にならなかった。
この辞任会見では、小沢一郎幹事長の「政治とカネの問題」について、「私も退くので、幹事長も身を引いて頂きたい」と発言し、小沢が「分かった」と発言したことを紹介。これで小沢一郎と鳩山の「ダブル辞任」となった。さらに北教組による政治資金の問題についても発言し、関係者が有罪になった小林千代美議員にも辞任を促した。これで政治とカネの問題は政治決着。自民党には打つ手がなくなった。小沢は「1長老議員」として選挙に奔走することになる。同時に検察審査会の強制起訴の可能性はなくなった。
鳩山の遺言というべき退任演説について古村治彦氏(SNSI研究員)が、「これはアイゼンハワー大統領の退任演説に匹敵する」とコメントしていた。私もこの考えを支持する。アイク大統領は退任演説の中で米国内に巣食う「軍産複合体」へ警告を発した。今のアメリカはイラク戦争やアフガン戦争に代表されるように、戦争をやらないと経済が回らないようになっている。
翻って、鳩山が退任演説でくり返し訴えたのが、「国民が主役の政治」ということであり、次に「北東アジアの安定のために日米連携を重視」(その結果、「日米より連立政権の社民党を重視するのかという批判も受けたが当然」と発言)、「東アジア共同体」の三つである。鳩山演説は、アメリカの圧力で普天間問題の現行案決着を強いられたこと、官僚によって「国民主導政治」が実現できなかった(子ども手当や農家の所得保障など一部を除いて)ことを強く示唆している。
古村氏は「アメリカ・官僚複合体(US- Bureaucracy Complex)批判演説だ」と言っている。最近は、日本は上手くアメリカを使いこなせず、むしろアメリカに使われてきた。この問題は次の総理に引き継がれていくだろう。
ところで、普天間の日米合意が出来て数日後、「グアムへの海兵隊移転は現地のインフラ整備不足のために最低でも5年はかかる」という記事が出た。日本はまんまとアメリカのペースに乗ってしまった。(普天間代替施設がどうしても必要とされたのは、抑止力と言うよりはむしろ、グアムでのインフラ設備が追いつかないことによることが明確になった)
次の総理は菅直人・財務大臣だろう。しかし、対抗勢力の「7奉行の会」(アメリカの手先勢力)からも候補者が出る。しかし菅も消費税問題で発言にブレが見られるし、「7奉行」は政治的に強い政治家たちではない。
小沢・鳩山の「ダブル辞任」で選挙は多少はやりやすくなるだろうが、しばらくは民主党政権は不安定要素に取り囲まれるだろう。アメリカの大勝利となるか、日本の国民政治が勝利するか。参院選の今後のニューリーダーに全てがかかっている。
それにしても8ヶ月。自民党政権の平均値より少ない在任期間だった。
これで内閣が総辞職。アメリカの手先の多い現内閣も解体されることになる。これがきわめて重要。アルカイダのような自爆テロだともいえる。
小沢と鳩山の心中を昨日は話し合ったのだろう。鳩山の「サムズアップ」は、小沢幹事長の辞任を取り付けることによって、「クリーンな政治」が実現できるという確信を得たのだろう。参院選後は政治資金規正法や公職選挙法改正が政治課題に浮上する。
by japanhandlers2005 | 2010-06-02 10:44 | Trackback | Comments(0)
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- 改訂版:鳩山首相が辞任しました。抵抗勢力への悔しさにじませ(ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報) クマのプーさん 2010/6/02 13:06:50
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