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れんだいこのカンテラ時評741 れんだいこ 2010/06/01 20:33
【「鳩山善玉、小沢悪玉」論評の懲りない面々へ告ぐ】
社民党切り捨てにより一気に崩壊過程に突入した鳩山政権であるが、今朝のテレビ政治評論で、「新党請負人」の異名を持つという触れ込みの伊藤惇夫なる政治評論家が「鳩山善玉、小沢悪玉」論を聞かせていた。不快な評論であった。この御仁が細川政権の知恵袋だったとすると、細川首相もトンだ御仁に世話になったもんだと思う。
福島党首に続いて辞表を提出した辻元国交副大臣の「外務官僚・防衛官僚が辺野古現行案で囲い込みを行った、社民党はその圧力を鳩山総理と共に押し返そうと必死だった。(鳩山首相には)踏ん張って頂きたいと思っているが、もはやその様な流れが出来あがっている、気の毒なことだ」発言もウソ臭い。鳩山続投エールの変種に聞こえる。考えて見よ、鳩山首相と外務官僚・防衛官僚を対立させているが、前原、岡田、北沢等の名うてのシオニスタン、その配下の外務官僚・防衛官僚を登用したのは鳩山采配ではないのか。この人事にこそ胡散臭さがあるのではないのか。
鳩山政権発足8カ月有余、与党内部で誰が政権交代効果を前進させ、誰が抑制し、誰が縁の下の力持ちしているのか、これを理解することは難しい話ではない。沖縄問題のみならず高速道路無料化問題でも、誰が極力公約の線で努力しているのか、却って割高にせんとして棹差しているのか。これを理解することは難しい話ではない。これを逆に説くのが「雇われ」政治評論家のお仕事らしい。伊藤惇夫の弁の不快さはこれによる。
小沢批判は専ら「政治とカネ」問題に終始しているが、これは政治的識見に於いて批判できないことの裏返しであり、為にする小沢批判に過ぎない。政治見識に於いて、他のどの政治家よりも小沢のそれの方が護憲的であり清濁あわせ呑む責任政治である。このことは、小沢政治の逐一を対照させて見ればよりはっきりしよう。しかしながら、自公、日共、マスコミはこぞって「悪の代名詞」を小沢に被せてきた。れんだいこは、ネオシオニズムの命令であり、その御用聞きとして吠えているに過ぎないと読む。キタない奴らだ。
そうした折、ネオシオニズム系御用提灯専門の言論大砲たるマスコミに野中証言が降りかかった。これにマスコミ諸君がどう対応したか。今に至るまで逃げ回り、まともに採り上げていない。こうなると、「言論とカネ」問題に釈明できないマスコミ各社が、「政治とカネ」問題で見識ぶること自体が許されまい。今まで許されてきたことの方がオカシイ。
れんだいこが思うに、官房機密費、外交報償費問題は何も「言論とカネ」問題と云う風に採り上げるまでもない。もっと下のレベルの一般的な就業規則の類で考えれば良い。どの会社に於いても、公務員ならなおさら、業務に関わることで給与以外の報奨金を無断で他者から貰うのは禁止されている。これが露見すればクビである。立派な解雇事由に相当する。この違反を平気の平左で何食わぬ顔して頂戴していたのが政治記者であり政治評論家であったということになる。それとも何か言論人に限り、手前は裏金貰いが許され、且つその手と口で世間に向けては「政治とカネ」講釈を説く芸当が許されるなどと云う便利な取り決めでもあると云うのだろうか。
この問題を切開できない言論人が、小沢幹事長の「政治とカネ」問題を殊更に大きく採り上げ、「天の声」まで詮索するよう東京地検特捜部と呼吸を合わせてきたのが実際である。普通には何のカンバセ有りておめおめとテレビにでてくることができよう。その点、三宅久之はエライ。「たかじんのそこまで言って委員会」で堂々と開き直った。但し、そう云えば大昔に貰っていたことがあるなぁ程度のゴマカシと居直りの弁であった。問題は大昔のことではなく、例えば小泉政権時代の郵政選挙前後、飯島秘書官采配のマスコミ対策大盤振る舞い時に手を出していたかどうかなのだが、肝心のこの件ではダンマリしている。
この件では立花隆なぞにコメント取るのも面白かろう。あれほど金権批判を繰り広げてきたこの御仁がよもや「言論とカネ」問題で汚名を着せられることはあるまいが、今のところ質問したと云う話さえ聞かない。オカシナことである。立花よ、「政治とカネ」に続いて「言論とカネ」について蘊蓄を聞かせてくれないか。誰かインタビューしてみよ。
もとへ。「鳩山善玉、小沢悪玉」論を唱えて鳩山政権の延命を図ろうとする者達よ。君たちに聞きたい。普天間基地移転問題で見せた鳩山首相の「国外、最低でも県外」言質(げんち)を自公政権時の辺野古案差し戻しという事態を踏まえれば、鳩山首相が今後何を公約しようと空約束にしかならないと受け止めるのが筋ではなかろうか。否今後は律儀に公約を守りますと云う証文が見せれるものなら見せてほしい。これなしに鳩山続投を支持するのは鳩山同様に政治を遊びにしていることに他ならないのではなかろうか。普天間基地問題で見せた鳩山の軽口一切を一事万事と受け止めるべきではなかろうか。
もはや鳩山がどう述べようと信が置けない。そういう意味で、鳩山首相は致命傷を負っていることになる。思えば、社民党の福島党首を斬るのではなく、手前こそが辞任すべきだったのではなかろうか。そもそもこの覚悟で臨めば局面転回できたかも知れない。その覚悟なしに何度も思わせぶりにしていた「5月末期限」を迎え、辺野古案と云う最悪の結論に至った。云い訳は「抑止力に対する勉強不足だった」だと。あきれてものが言えないとはこのことだろう。
これにより、公約通りの主張をしていた福島を斬り、手前は続投意思を表明して居直っている。これを擁護する政治評論家がいる。マスコミは、この手の評論家を滅法好んで登場させている。エエ加減にして貰いたい。こう確認すべきところ、多弁饒舌を繰り返し鳩山続投を説く者、そういう者を登場させる者の魂胆こそ臭いと云うべきではなかろうか。鳩山政権続投派はここを説明する義務がある。
政治発言特に首相発言となるなら尚更のこと、その重みを弁えるべきであろう。朝に云うたことを夕べに翻し、飽きもせずすんまへんを繰り返す首相は史上、鳩山以外には見当たらない。今後どうなるか五里霧中ではあるが、賞味期限を過ぎた鳩山政権を終わらせ、後継政権の手で政権交代効果を発揮させるのが筋ではないのか。そうしてこそ政権交代一番手としての鳩山政権の功績が活かされよう。鳩山政権の居座りは腐臭以外の何物でもない。私はこう思う。
2010.6.1日 れんだいこ拝
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