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2010/5/31
「大衆に無力感を植え付ける「虐待」的なニヒリズム」
岩上安身 氏のツイートから。
鳩山政権を批判した新聞のレトリックは「沖縄をその気にさせた」というもの。
では、鳩山の誘惑に沖縄県民がふらふらとのぼせて調子に乗って身の丈以上の要求をしたとでも?
国土の1%にも満たない土地に75%の米軍基地が集中している現実は幻とでも?
沖縄県民に対する恐るべき侮辱。
「洗脳」と言う言葉は、安易に使うべきではないが、こうした常軌を逸した誘導が行われているときには、やはり「洗脳」だと、断じるべきだろう。
関連:現内閣は米国と官僚と記者クラブメディアの攻勢の前にもうボロボロです
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僕らは新聞報道に頼らざるを得ない部分もまだあるが、選択的に読む必要がある。
朝からシャワーを浴びるように朝刊を読む習慣はもはや改めるべき。
鳩山政権への失望を、政党政治そのものへの「失望」やニヒリズムにまで拡大しようとするのが、「優秀な官僚制度は、未熟な民主主義に勝る」という論理。
たとえば立花隆氏に代表されるような。
私が最も恐れるのは、こうした大衆に無力感を植え付ける様な「虐待」的なニヒリズム。
そこらじゅうにこうした無力感を植え込むレトリックがあふれていることに注意を払おう。
「政治家の質の低さは、その国の国民の程度の低さ」であるとか。
子供を支配し続けようとする親は、繰り返し無力感を植え込む。
暴力は単なる憂さ晴らしではなく、隷従のための手段である。
虐待された子供は、鬱憤のはけ口に、似たような境遇にある兄弟や姉妹をいじめてしまうことが。
日本が小中華主義・小帝国主義に陥ったことも忘れるわけにいかないが、ニヒリズムに陥った国民が、自分たちの似姿でもある政治家を叩くことに狂奔し、真の権力のありかに目を向けない事も同様の作用。
自民党政権末期、内閣は1年ともたず、繰り返し取り替えられ、今また選挙で選ばれた鳩山内閣が愛想を尽かされつつあるとき、それでも僕はデモクラシーを擁護する。
失望はするが、絶望はしない。
怒りはあっても、抑制し、範囲を限定する。
自虐に陥らない。
どれも虐待する「親」の思うつぼだから。
政治家は責任をとらなくてはならない。
しかし、政治家だけに責任のすべてを負わせようとするのは、大きな、そして愚かな間違いである。
第2から第4、行政・司法・報道という権力の可視化による国民の監視が急務。
その背景にある米国の権力の可視化もまた。
日本の大学には米国研究の講座もない。
虐待からの脱出のためには、自身が虐待を受けている事実を直視させ、そのみじめな現実を受け入れさせないと。
しかしそれほど困難な精神の営みもない。
占領期、「日本人は12歳(たぶん。どうでもいいが)の子供だ」と言ったマッカーサーを「父」のように思いなした当時の日本人を責められるか?
占領期の日本人には、米国の支配を受け入れ、マッカーサーを崇めるしかなかった。
マッカーサーが去る時、「もっと日本にいて統治してください」と懇願した日本人が多数いた。
敗戦のPTSDを癒す過剰適応。
だが、もうそんな呪縛から解放されるべきだ。
日本人は自己統治できない子供ではない。
もう少し正確に言いなおすと、我々日本国民は、不条理な権力の行使に隷従している怯えた被虐待児童ではない。
過ちも犯したが、永遠の処罰に耐えなくてはならないといういわれはない。
私は反米主義者ではないが、横暴な支配からの離脱は求める。
国内の各権力の制御も、国民の手にゆだねるべき。
鳩山政権の「落城」に落ち込んでいる暇はない。
この秋に策定される「防衛大綱」は、「日米同盟の深化」と言う名前の「米国への軍事的隷従の深化」が進む可能性が高い。
放送法の改正のような言論統制も、その1ピースをなす。
自己統治ができる国へ。やるべきことは山のようにあるはず。
> 朝日新聞の中堅記者が、お兄さん役として地方支局に赴任するとBBと呼ばれる。つまりビッグ・ブラザー笑。読売はSS。突撃隊じゃなくてシニア・スタッフ。
> 独裁を想起させる奇妙な符号。
リアルすぎる「1984」。
>>「優秀な官僚制度は、未熟な民主主義に勝る」という論理。
> 言い過ぎかもしれませんがこの種の思想は「官僚によるファシズム」に感じます。
言い過ぎではないでしょう。戦前の日本のファシズムは、軍部という官僚によるファシズムでした。
> あの会見を善意で見る人には、誠実な首相が官僚その他の親米勢力に勝てなかったと見ますが、やはり約束を反故にした頼りにならぬ首相、と言う風に見えます。
鳩山さんが最後まで踏ん張れなかったのは事実。属米勢力に敗北したのも事実。彼一人に責任をかぶせて、他の権力の責任を追及しないのが問題だと申し上げている。
> 白人に一度後ろを見せると徹底的に奴隷化されるよ。そんな惨めな日本人を沢山見て来たからね。今後、鳩ちゃん政権は徹底的に鴨にされる。日本の税金が湯水がごとく使われる
奴隷は蜂起する。何度でも。
> 隷属の対局は自由、自主、自立。自由には自己責任が、自主には自ら判断・決断する能力が、そして自立には自活力が求められる。やはり少年から成人になることと同じですね。
その通りですね。
> 私達国民自身が、「親」になり、政治家・メディア・司法を育てていくのが理想です。いつもメディアは、政治家の揚げ足取り
情報消費者としての、不買、抗議と、好ましいメディアへの支持は、必ず効いてきます。
>> 米国の権力の可視化も。日本の大学には米国研究の講座もない
> 国家として本気で米国情報の収集分析体制を整えるべきです。官で無理なら民間ででも。
それは本当に必要。つぶされないようにしながら。
> 「バグズ・ライフ」.蟻を搾取し続けるバッタに対し、蟻が実はバッタの命運を握っていることに気付き、仲間達と協力してバッタを追い払うという話。
蟻の自覚は持ちたいものです。つぶされないように、しぶとく。
> 沖縄関連の矛先の件確かに! 韓国や中国ではありえないかと。国家観がないせいか、去勢された植民地化なのか、騙されやすく狭小な視野なのか。
どれもあてはまりますが、忘れているのは、日本は中韓と違い、対米戦争の敗戦当事国なのです。
> 米国流支配の特徴は、手法ほぼ全てが文献化されていることです。移民国家米国は、本や論文で統治のノウハウを伝承してきました。不文律や腹芸の余地が少ないのです。大衆よ本を読め。。。すいません頑張ります。
おっしゃる通り。
> 高校英語読本では「平和」「環境問題」「饑餓」もテーマとして良く扱われるが、米国が世界第1位の軍事国家であること、エネルギー浪費大国であること、貧困層の多さ、にはまったく触れず。
大量のエネルギー消費、火薬の爆発を伴う軍が環境によいはずもなし。
> 1980 年代 機密費がメディア 対策費に使われていましたね・・・。国民は偽りの情報を信じていたのですね、長いこと・
汚れたカネを受け取った者は弱味を握られ、言いなりになる。検察の裏金、メディアの買収。
> アメリカ自体が貧困ビジネスで国内ボロボロだ。彼らから見れば日本自体が貧困ビジネスの対象であり植民地なのだ。
帝国としてのアメリカの支配階級は、国外はもちろん、国内にも「南北問題」を再生産。貧しい国民は日本で何が起きているか何も知らない。
> 福島さんTBSに出演中、防衛省と外務省の圧力に屈したと。総理が県外、国外を打ち出したのに総理の周りがそれに動かず。まったく岩上さんの見解通り。
関係5閣僚のうち、4閣僚が早々に落城。鳩山さんだけが粘っていました。
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