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http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100531/1275270704
2010-05-31
鳩山首相の普天間問題に対する一定の功績を認めた上で言うのだが、ことここにいたっては、つまり、「少なくとも県外・・・」を大きく宣言していた手前、いかなる理由があるにせよ、公然とその約束を破る形で「日米共同声明文書」に移設先は「辺野古」と書きこんだ上に、それに署名拒否した福島瑞穂大臣(社民党党首)を「罷免」するという暴挙を敢えて断行し、結果的に社民党が連立政権から離脱を宣言するという最悪の事態を招いたのだから、ここは、潔く政治責任を感じて、鳩山首相は自主的に「辞任」すべきだろう。謝罪も言い訳ももういい。
鳩山の悲劇(喜劇)は、政権交代や民主党政権の確立という革命的な出来事の歴史的な意味を理解しないままに、言い換えれば、あたかも何人かの側近議員を中心にした鳩山一家と鳩山グループだけで政権交代が実現したかのように錯覚したまま総理総裁の職に就き、身内中心の内閣を組織し、政権を私物化したことにあると言わざるをえない。
平野官房長官、藤井財務大臣、岡田外務大臣、北沢防衛大臣、前原国交大臣は言うまでもなく、枝野行革刷新大臣等にいたるまで、ほぼ全閣僚、全官邸スタッフが、鳩山の個人的な好みと政治的謀略によって選ばれている。
はっきり言えば、実質的な政権交代の立役者である「豪腕」小沢一郎幹事長の意向を無視する形で、誤解を恐れずに敢えて言えば、小沢一郎幹事長の力を「封じ込める」という目的で選ばれた閣僚達であった。
僕は、鳩山首相の政治的意思と決断の多くは、「小沢一郎封じ込め」に注がれていたと考える。小沢一郎幹事長の「政治力」を恐れる余り、側近議員や閣僚、官邸スタッフの政治行動への監視と統制を怠ったために、その側近議員や閣僚、官邸スタッフ等によって墓穴を掘らされる羽目に陥ったのである。
つまり、鳩山首相は、今、普天間問題において、自ら選んだ閣僚や官邸スタッフに行く手を阻まれ、裏切られ、逆に恫喝された挙句、小沢一郎幹事長からも見放され、「少なくとも県外・・・」という鳩山首相の政治家としてもっとも重要な「約束」を、あっさり反故にせざるを得ないという皮肉な結果に終わってしまったわけというわけだ。
最近、急に「佐野忠克・総理秘書官」という官邸スタッフの不審な行動が注目されるようになっているが、確かに「佐野忠克・総理秘書官」の普天間問題に対する「裏切り」行為は目に余るものだったと言っていいだろうが、すでに早い段階から鳩山首相にはわかっていたことであり、今更、鳩山内閣の自爆の「犯人探し」をやってみても始まらない。
誰の責任でもない。すべては鳩山首相自信の責任である。自業自得とでも言うほかはない。鳩山首相と側近グループ、そして官邸スタッフ、能天気な大臣達は、政権交代と民主党政権のためにも、早く官邸や政府を去るべきである、と僕は考える。
次は、連立政権を重視する意味でも、亀井静香政権しかないのではないか。
【参考コメント】
酒井忠正 2010/05/31 21:56
鳩山政権の閣僚含め、あまりにも未熟さ、幼稚さに呆れるばかりです、民主党支持者の大半は普天間米軍基地撤退を望んでいます、沖縄県民に長年の苦しみを与えてきた自民党、杭一本打てなかった難しい
問題でした、鳩山が責任取って辞任しても民主党の信頼は回復出来ません、後継に閣僚の誰が首相になってもおなじです、偽黄門等は「鳩山一人が辞任してもだめだ、もっと悪い奴がいる其奴が辞めなければ」と暗に小沢をやり玉にあげ、次は、管、岡田、前原と言い放っている。
鳩山の迷走は前原、岡田ら閣僚の責任は免れない。
真の 2010/05/31 21:58
山崎行太郎先生、こんばんは。民主党政権が誕生して、ひとつ分かったことがあります。
それは、「松下」(現、パナソニック)の人材は、「民主党、鳩山政権、小沢幹事長の【足を引っ張る人材】の宝庫」だということです。
1.【松下政経塾】出身・・・前原誠司、野田佳彦、玄葉光一郎(民主党)、高市早苗(自民党)、中田宏、山田宏(日本創新党)、松沢成文(神奈川県知事、日本創新党との関係)、上甲晃(【松下政経塾】副塾長、日本創新党との関係 )
2.松下電器労組(現在のパナソニックグループ労働組合連合会)・・・平野博文(内閣官房長官)
3.PHP総合研究所・・・江口克彦(PHP総合研究所前社長、みんなの党は、夏の参院選比例区で擁立)
玉川陽平 2010/05/31 23:14
私も同意見です。鳩山首相は辞任することによってのみ、歴史的使命を果たすことができる。持論の東アジア共同体構想も具体化してくる可能性がある。私は福島党首と意見は異なるが、彼女が歴史への使命と表現したことについては評価できる。鳩山首相は最低でも県外と言った言葉の重さを理解できないようなので選挙のとき人々が困惑する。
pat11 2010/06/01 05:58
根はもっと深く 鳩山首相の「悪意」が真相の深層と思っています
底辺に前原・小沢を従えるつもりが前原に引きずられネジレテ退陣
鈴木宗男氏は佐藤優氏のブログを紹介し、「善良な鳩山首相が官僚に敗れた結果が辺野古回帰」といっている。
佐藤優氏 (抜粋)
官僚は、現在、2つの戦線を開いている。
第1戦線は、検察庁による小沢一郎潰しだ。第2戦線は外務官僚と防衛官僚による普天間問題の強行着陸だ。特に外務官僚は、「アメリカの圧力」を巧みに演出しつつ、自民党政権時代に官僚が定めた辺野古案が最良であることを鳩山総理が認めないならば、政権を潰すという勝負を賭けた。鳩山総理は、現状の力のバランスでは、官僚勢力に譲歩するしかないと判断し、辺野古案に回帰した
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事実は全く違う、民主党にとって悲劇的結果を産んだのは鳩山由紀夫の「悪意」にある
人間は実力がある人間と対峙したとき、「この男には負ける!と本能が信号を送る」
そうすれば「自分が遠ざかるか、武器を持つか、タッグを組むか、子分になるか、」の選択となる。
鳩山は数十億円も「鳩山機密費」を母に使わせることで「餌付け」し鳩山牧場を経営していた。
ここから「虚構の自信」が自分の心を肥大させた。
小沢代表の庇護で鳩山代表は演技のシャベクリをしただけで「取り巻きが考え僕が喋る」 脚本は民主マニフェストの誇張だ
そして選挙に小沢・鳩山・菅グループは勝った
自覚のない鳩山が主役をはるには「脚本家が欲しい」
そうだ***前原に組閣の相談をした***ストーリーを知らされず「今日の普天間問題を踊らされた」
長島が官僚を使い、前原が米国とヒソヒソ相談し、岡田が主役を張る
そして鳩山が言い訳をする
更に小沢を叩き、鳩山を小沢にちかずけさせない
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そして鳩山首相は「闇の権力に近づいた喜びを得た」
そして国民は「鳩山の民主主義は偽装だと知った」
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