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2010年5月30日 (日)
新滑走路の運用開始
29日、岩国基地の新しい滑走路の運用が始まった。
10年以上の歳月と、日本の思いやり予算約2,500億円をかけた大事業であり、2,400メートル余りの滑走路ができ、併せて、非常に背の高い立派な管制塔も建設され、また、格段に充実した港湾施設、弾薬庫なども整備された。
式典に出席した岩国市長は「新滑走路が運用開始を迎えたのは素直に喜びたい。しかし途中から米軍再編に取り込まれ空母艦載機の移駐の受け皿になったという声もある。そういった意味では非常に複雑な気持ちをあわせ持っている」と話したという。自ら受け入れを容認しておきながら他人事のように言い、基地の拡大を喜ぶ無神経さ。
なお、この式典には山口県知事も招待されていたが、米軍再編の受け皿になったとしてさすがに出席を拒否している。本音はわからないが、一つの見識であろう。
多くの市民の犠牲の上に、民間空港を進め、愛宕山を米軍住宅として売り飛ばそうとしている一部の人たちだけが蔭で喜ぶ。
そして、式典に出席したアメリカ大使は次のように述べた。
「日米同盟の強さをこのような事業を通して確認することができてうれしく思います。岩国基地が担う役割は今後も大きいものになる」
日本の税金で立派な基地を作ってもらって、一番喜んでいるのはアメリカ側である。以前、軍の機関紙「星条旗新聞」にも、民間空港ができてアメリカ軍関係者にとっても便利になるというコメントが載っていた。
安全・安心を目的に始まった事業であり、本来であれば、基地周辺住民の長年の負担が軽減され、多くの市民が歓迎する日になるはずであったが、突然、空母艦載機部隊59機の受け皿にされ、そんなムードは吹っ飛んでしまった。
途中からとはいえ沖合移設事業に関わった一人として、将来の市民にとんでもない被害をもたらす恐れがあることを考えると、まさに痛恨の極みである。防衛省から私にも視察の案内が来たが、とてもそんな気にはなれない
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100530-00000161-mailo-l35
米軍岩国基地:新滑走路の運用開始 関係者ら、思い交錯−−完成式典 /山口
5月30日12時58分配信 毎日新聞
◇「移転受け皿」知事は欠席
沖合移設事業による米軍岩国基地(岩国市)の新滑走路が運用開始された29日、同基地内であった式典では、榛葉賀津也・防衛副大臣やジョン・V・ルース駐日米大使らが新滑走路を「新たな日米関係の礎」などとたたえた。一方、二井関成知事は「沖合移設により、岩国は(米軍再編に伴う)厚木の艦載機の受け皿になってしまい、出席する気持ちにどうしてもなれなかった」と欠席した。
式典は在日米海兵隊と防衛省の主催で、西村亘副知事や県議会の柳居俊学副議長、岩国市議会の桑原敏幸議長ら約300人が出席した。
榛葉副大臣は「地元の理解に支えられた日米の信頼関係が、我が国とアジア・太平洋全体の平和につながる。岩国には問題が山積しているが解決していく」と米軍再編への協力を求めた。ルース大使は「岩国は北朝鮮に最も近接し、日本の安全保障を確保するうえで大きな役割を担う」と強調。「新滑走路完成で、民間空港が再開することも理解している」と述べ、民間航空機の就航に協力する姿勢を示した。
福田良彦市長は「複雑な心境でもある。厚木基地の空母艦載機と普天間の空中給油機の移転の受け皿にされたという声もある」と述べ「政府は騒音対策などはもちろん、地域振興に最大限の配慮を」と訴えた。
旧滑走路を離陸する最後の航空機となる米軍の戦闘攻撃機FA18ホーネットと、海上自衛隊の電子戦訓練支援機UP3Dが、新滑走路に向かって着陸態勢に入る中、ルース大使や福田市長らがテープカットし、式典の幕を閉じた。【大山典男】
〔山口版〕
5月30日朝刊
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