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【社民党は連立を下野すべきか維持すべきか考】  れんだいこのカンテラ時評739  
http://www.asyura2.com/10/senkyo87/msg/330.html
投稿者 韃靼人 日時 2010 年 5 月 30 日 10:37:12: XfUHcQiPmEZmc
 

http://otd10.jbbs.livedoor.jp/1000013618/bbs_plain

れんだいこのカンテラ時評739 れんだいこ 2010/05/30 09:19

【社民党は連立を下野すべきか維持すべきか考】

「福島罷免」の結果、社民党は連立を下野すべきか維持すべきかが問われることになった。本日5.30日、社民党は緊急中央委員会を開くそうだが、れんだいこが知恵を授けておく。

 結論から云えば、社民党は下野すべきだではなくする必要がない。なぜか。それは、「連立政権の元一日」の取り決めこそが要件であり、これから逸脱したのが鳩山首相及びその周辺であるからである。社民党は「連立政権の元一日」を擁護し政権交代政権の実効あらしめるべく更に奮闘努力するのが筋である。公然と連立政権の破壊に向かった鳩山一派とのせめぎ合いを通じて後継政権を安産させるべく働きかけるべきである。社民党にとって「政権交代政権の実効化」こそが政治使命であり、国民新党が盟友である。この強固な同盟ブロックの下で、民主党内の後継政権闘争を見守れば良い。この流れで参院選闘争に向かうべきである。これを第一結論とすべきである。

 第二結論として下野も考えられる。しかし、この場合でも鳩山政権下での下野であり、後継政権が誕生するや速やかに「連立政権の新たな元一日」を求めねばならない。下野して万年野党化し反対政党としてのみ存在する愚を戒めねばならない。第三結論は万年野党化し反対政党としてのみ存在する社会党的DNA方向である。このいずれを採るべきか、これが問われている。れんだいこは断然、第一結論を一押しする。この観点から党内党議を深めれば生産的になろう。

 ところで、少し気になる評が為されているのでコメントしておく。次のような評が為されている。「現実をいかに粘り強く一歩一歩変えていくかよりも、党のお題目を優先し、結局は現実に絡め取られていった社会党の教訓を活かすことなく、社民党はまた同じ轍を踏もうとしている。2度目の茶番劇で社民党はこれから何をやろうとしているのか。55年体制の一端を担い、何でも反対することで政治的立場を確保してきた旧社会党のDNAを受け継ぐ社民党は、実は自民党と同じくらい政権交代を嫌って内部から政権交代を破壊しているのではないのだろうか、とさえ思えてくるのだが」。

 この評は一般論としては成り立つように聞こえる。しかしながら、こたびの「福島罷免」にそのまま当て嵌めようとすると支離分裂分裂する。前段の「何でも反対することで政治的立場を確保してきた旧社会党のDNA」批判の部分は正しい。後段の「社民党は、実は自民党と同じくらい政権交代を嫌って内部から政権交代を破壊しているのではないのだろうか、とさえ思えてくる」は何を指して云っているのだろうか。こたびの「福島罷免」は鳩山首相の逆裁定によってもたらされたものであり、福島消費者・少子化担当相に責任を被せるのはお門違いだろう。この評によれば辺野古案に署名すれば政権交代政権維持になり、署名拒否すれば政権交代政権破壊になると読むことができるが、逆であろう。言いなりになることの方が村山社会党時の自民政権すり寄りの愚と等しいのであって、言いなりにならなかった福島社民党を誹謗するのは錯綜評価であろう。そういう意味で解せない評である。

 ここで、党派連立の意味について愚考しておく。党派連立とは、政党同士が政策の異、差を互いに認め合って共同し連立すると云うことだろう。この共同・連立には、政策の異、差を解消することは期待されていない。これが基本構造である。与党責任とは政権の個々の政策に異を唱えないということではない。国民新党が外国人参政権付与に対して強硬に反対したのは衆知のことである。共同・連立にはそういう幅が認められてしかるべきであろう。そういう個々の政策の違いを踏まえつつ餅を練り合わせできるのが共同・連立の意味であろう。かなり高等な政治能力が必要とされるということでもある。

 従って、社民党が辺野古案に署名拒否したとしても、それをも含めて成り立たせるのが連立能力と云うことになる。その意味で、鳩山首相の福島罷免は、鳩山執行部の社民党に対する連立解消策動以外の何物でもない。それは、参院選を前にして政権交代勢力の力を殺ごうとするネオシオニズム奥の院からの指令によるものと考えられる。鳩山が弱みを握られてか、元々の地金を出してか分からないが、ここで反動的な本性を露わにしたことを意味する。ホワイトハウスにとっては慶事であろうが、日本人民大衆にとっては打倒域に入ったことを意味する。

 ここで、左翼用語で云う統一戦線と共同戦線の違いを確認しておく。これについては、「統一戦線と共同戦線の違いについて」サイトで考察している。参考にして貰いたい。
 (ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/jinsei/marxismco /marxism_kyodosensenron.htm)

 れんだいこが思うに、政治運動に統一戦線運動は要らない。しかるに統一戦線運動が導入されてきたのは、良からぬ悪だくみによってであると考えている。歴史的に見れば専らネオシオニズムが常用する戦略戦術である。我々には不要の運動理論と弁える必要がある。これを少し説明すれば、統一戦線と云うのは文字通り統一であるから足並みを乱すことはできない。常に統制的にならざるを得ない。この場合の問題は、誰がどういう基準で統制するのかにある。これを合議で判定した例を知らない。いつもどこかで誰かが裏から采配している。これが統一戦線理論の素性である。我々の運動にはこういうものは要らない。

 これに対して、共同戦線は別である。基本的に課題ごとの共同であり、何から何まで規制されるものではない。考えて見れば当たり前のことであって、何から何までイエスマンするのなら弱小党派は主力党派に呑みこまれれば良いだけのことである。弱小と雖も党が党して存在すると云うことは主体性を保持しなければならないと云うことである。その主体性確保の上で連立ないしは共同するということである。ここを勘違いしてはならない。

 統一戦線と共同戦線にはそういう仕組みと思想の違いがある。統一戦線運動はいわば硬直型運動である。共同戦線運動は柔軟型運動である。どちらが強いか、どちらが理に叶っているのか、それは実践プリズムを通せば直ぐに分かる。いかなる組織も運動も柔軟型運動の方が歴史の試練に耐える。にも拘わらず、長らく硬直型運動が跋扈してきた。その結果、首尾よく進展した運動例は何一つない。よって、統一戦線運動論で統制する者を疑惑せよ、ということになる。思えば、狂人レイプ首相・小泉の郵政選挙時の刺客騒動なぞ典型的な硬直型運動であった。マスコミはこぞって名宰相の断固毅然たる措置を礼賛し提灯報道し続けたが、小泉もマスコミも狂っていることを証左している。今鳩山が同じようなことをし始めている。これはネオシオニズム特有の政治現象であり、裏から誰かが強く指令していることを意味している。かく捉えれば無理なく解ける。

 こういう手合いに日本政治が組み敷かれるのはそろそろおさらばとしたい。それが昨年の総選挙の結果としての総意であった。そこから生まれた鳩山政権がシオニスタン特有の政治に回帰した以上、我々の態度は自明ではないか。鳩山は政治生命を終えたのであり、これより後は悪臭を放つばかりである。舞台から去る儀式を丁重に行うしかないではないか。鳩山はもがかぬ方が良い。政権交代一番手の細川元首相を見習うが良い。恐らくそうはなるまいが。

 誰か、この声を社民党の今日の総会に届けてくれ。

 2010.5.30日 れんだいこ拝

 

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コメント
 
01. 2010年5月30日 10:54:44: ZB5kBMRJ7M
与党から連立離脱をすればただのクズ政党。
結果がすべての政治の世界では、より実効性のあるポジションにいるべし。
極小政党でもこれだけの発信力があったのはひとえに与党であったからである。

単純な原理を常に忘れるべからず。


02. 2010年5月30日 10:58:40: zz0Ge7ixek
さて、社民党は離脱すべきか否か、と聞かれたら自分は「離脱しても、いいや」と答える。
残ってすべきことがあるなら残ってもいいけど、どっちにしろ今回は社民党に、つく。

離脱して「ただの弱小政党になる」という論調も多いけど、それが惜しいなら「ただの弱小
政党」にしなければ、よい。

幸い、民意を示す時期は近い。

これで本当に社民党が、ただの弱小政党になったり、消滅したりするなら、国民自体が日本
が対米追従の国のままでいることを、お金を払って、法律的に優遇し、わがままをを言わせ、
環境を破壊しつつ軍事基地化することを容認したということ。

国民の技量が問われている


03. 地には平和を 2010年5月30日 11:26:01: inzCOfyMQ6IpM: EQzsvUfKbQ
連立に留まって与党内での発言権を確保するよりも連立を離脱し普天間基地の県外移設を訴えて全国民へ支持を訴える方が鳩山を操る連中にとって脅威のハズだ。

だからこそ鳩山は社民党に連立を離脱しないでくれと頼んでいるワケである。
これは社民党を飼い殺しにする鳩山の作戦なのだ。

連立に留まっても普天間基地の辺野古への施設はその連立政権が進める事になるワケだから沖縄県民にとって社民党が離脱しない事は裏切りに見えるだろう。

又連立に留まって民主党との選挙協力をして民主党が参議院で単独過半数を取ったら早速お払い箱になるだろう。
党首が罷免されるぐらいなのだからこれは確実だ。
鳩山民主党にとって社民党は利用対象でしかない。
自分にとって都合が悪い意見を言ったら排除すればいいという事なのだ。

社民党が連立に留まった場合は沖縄県民にとって共産党だけが支持できる政党になる。
100歩譲ってそれでもいいと言えばいいのだが今は社民党にとって何がいいかを論じている。

このれんだいこ氏の論は最初から連立を離脱したら社民党が負けると判断しているようだがその根拠は何か?
はなはだ曖昧ではないか?

多くの国民にとってこのれんだいこ氏のような思考は難解であろう。
政治は単純な論理で動いていくのである。
分かり易い政治から順番に実現し国民の理解は少しずつしか深まらない。
この現実を踏まえて政治闘争は構築すべきなのだ。


04. 2010年5月30日 11:34:27: Ii0CnH6z3w
社民はさっさと出て行け。国政全体からな。

05. 2010年5月30日 11:57:50: i0UbCXDkGg
民主党は社民党を切るべき。
社民党の地方組織は自治労。
あの社会保険庁のでたらめも自治労のしわざ。
公務員労組と手を組んでいるかぎり
公務員人件費2割削減など夢のまた夢。
それどころか今後の65歳定年延長で人件費は2割以上増加する。
60歳以上の高齢高給職員が今後急増して行く。
そのための消費税増税は必須となる。

06. 2010年5月30日 12:33:00: DgyPOp4vZg
そもそも今回の事件の責任は鳩山になるんだから。
社民党が離脱すべきかすべきでないかなんてのは意味がない。
社民はどちらを進んでもよく、社民に離れられると困るのは民主。
現況を作った当人が責任を負わなければならない。
これで社民が離れてもいいとの前提で動いたのだろうから責任は鳩山にある。

07. 2010年5月30日 12:38:41: DgyPOp4vZg
追記

今回の問題を混乱させ、話し合いの根回しもせずに強硬した責任は
平野だということはだれの目にも明らか。それと、無能な各担当大臣ども。
最低でも官房長官を首にして、国民に今回の趣旨を説明して理解を得ます。
これくらいのことをしなければいけないのが鳩山の立場。
それをやるから連立に残ってくださいが、本来の筋。
社民が責任云云の話でない。


08. 地には平和を 2010年5月30日 13:50:54: inzCOfyMQ6IpM: EQzsvUfKbQ
連立離脱の社民党の存在意義の保持の為に提案している事です。今回の経緯の責任が民主党幹部にある事は明らか。鳩山が最初からアメリカに逆らうのは無理だと思いながらこの様な経過を辿った可能性は多いにある。しかし、それは少なくとも県外できれば国外という主張で衆議院選挙を闘って勝利した代表としては当たり前の事であり何も褒めるべき内容ではない。

09. 2010年5月30日 14:08:30: joTnXhAwgE
社民党は連立政権に居なくても良いと思う。
神戸の震災の時、社会党が政権与党に居て自衛隊の出動が遅れて助かる命も助けられなかったし、国民の命も財産も守ってくれそうもないとその時思った。国民は辛抱強く頑張る人々が多いから凄い震災でも立ち直ったのだと思う。

だから、村山さんには仏門に入ってもらい震災で亡くなった方々の冥福を祈ってほしかった。今も普天間問題で連立を離脱するらしいが、沖縄県も国民なら列島に住む人々も国民のはず。沖縄県を何とかして楽にしてあげたいと本土に住む国民だってみんな思っている。でも、国民より党なら共産党と同じで信用が出来ない。今の政権はまだしっかりしていないが、自公の政権よりよほどましだと私は思う。国民の為を思うなら賢く知恵を使って、与党の中で存在を示していけばよいのに。だが社民党は与党に居るのが、やはり荷が重かったのではと・・・テレビでインタビューを受けて、野党に帰るのが嬉しそうな又市なんとかの顔を見て思った。


10. 2010年5月30日 15:43:17: Rak7aiXReo
「日本国憲法第66条第3項 内閣は、行政権の行使について、国会に対し連帯して責任を負ふ。」れんだいこ氏より引用いただきましたので、補足説明です。

5月末決着として鳩山首相が公言したら、福島消費者・少子化担当相にも連帯して行政責任があります(5月末決着がいやだったらその時点で辞任してればよかったんです)。

罷免されたことをもって自分に責任がないかのように福島氏は、振る舞っていますが、本来であれば、5月決着ができず日米合意に同意できなければ、辞任しなければならなかったのです。加えて5月末に県外移設ができなかったことを、沖縄県民のことを人一倍想うならば、元内閣の一員として謝罪しなければなりませんね。

護憲の政党の党首が、議院内閣制上あまりにも常軌を逸した行為は、連立政権を破壊する意図をもっていると勘ぐられても仕方ないのではないですか。
はっきり言って福島元担当相の行為は、違憲的な行為です。


11. 2010年5月30日 16:35:33: zz0Ge7ixek
>>10>>5月末決着がいやだったらその時点で辞任してればよかったんです

はあ?
福島瑞穂はそんなこと一言も言ってないが。
っていうか「5月末にこだわらず、より確実な負担軽減策を」と言い続けていたが。


>違憲的な行為です。

意味分からん。

地元住民にも連立した相手にも同意を得ず、アメリカの言うがままの文書に調印しちゃうのが合法なのか?
国民の同意も得ず「あなたの奴隷になりますう」って言っちゃうのが、そんなにエラいのか。

国民や連立の政党には、一切の抗弁権がないと?
いつから日本はそんな独裁国家になったんだ?


いや、ホントにあなた、法律わかって言ってるの?


12. 2010年5月30日 17:15:51: thuUis2DIE
 長期的視点から、社民党の福島党首は、辞任した形のほうが正解だったろう。
その後の閣外協力ということも言うことも可能だったからだ。硬直過ぎるのだ。

13. 2010年5月30日 20:09:44: Rak7aiXReo
>>11
内閣はサークルではないので、福島消費者・少子化担当相が「5月末決着」を言って無くても、総理大臣がそう決めたら内閣の構成員は連帯責任を負うのですよ。

どんな企業でも同じ事ですが、内閣では憲法に定めがあり大変重いことなのです。

辞任をせず、あえて確信的に罷免を受け、政治的に内閣の一員としての責任を免れようとするのは、憲法第66条第3項の規定を逸脱した行為と言わざるを得ないのです。


14. 2010年5月31日 10:51:23: zz0Ge7ixek
>>13

>辞任をせず、あえて確信的に罷免を受け、政治的に内閣の一員としての責任を免れようとするのは、憲法第66条第3項の規定を逸脱した行為と言わざるを得ないのです。

はあ?
つまり「辞任」は合憲だけど「罷免される」のは違憲?

ムチャも言えばいいってもんじゃないでしょ。


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