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現代ビジネス
「もう潮時よ」ゴッドマザー安子氏が「鳩山首相へ退陣勧告」
2010年05月28日(金)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/615
最近、民主党前最高顧問の渡部恒三氏(77)は、鳩山由紀夫首相(63)に対し、簡潔にして、これ以上ないほど適切と言えるアドバイスを与えた。
「今、あなたに言えることは、もうしゃべるなってことだ」
思えば、普天間基地移設問題を解けない方程式にしてしまったのは「5月決着」を標榜した鳩山首相本人だった。期限が近づくにつれ、期日設定に何の根拠もないことが明らかになった。突拍子もなく鹿児島県の徳之島移転案をぶち上げて総スカンを喰らい、内閣支持率が19.1%と2割を切ったのはご承知のとおりだ。
逃げ出したい鳩山首相(右)と「後継」と見られたくなくなってきた菅直人財務相〔PHOTO〕鬼怒川 毅
素朴な疑問だが、何をしても評価されることのない鳩山首相は、総理大臣という仕事を続けたがっているのだろうか。首相公邸の内情を知る代議士が語る。
「鳩山さん、『辞めたくても女房に許してもらえない』と愚痴ってますよ。随分、『辞めるな』って囁かれているみたいで」
鳩山内閣の進退は幸夫人(66)の気持ち次第―。鳩山夫婦と親交のある議員の多くが、これと同様の見方をしている。そして、褒めるポイントが見つけづらい鳩山首相に続投してほしいのは、幸夫人ばかりではなかったのである。
小沢一郎幹事長(67)の側近として知られる、ある副幹事長が「(普天間問題に)民主党として手を打ったほうがよいのでは」と意見を具申した際、意外な返答に驚いたという。小沢氏は声に怒気をはらませ、こう返答したというのだ。
「政府のやることに、口を挟むなっ」
小沢氏も鳩山首相とともに、支持率ダウンに一役買っている。資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、検察審査会が起訴相当の議決→東京地検特捜部による再度の事情聴取(5月15日土曜日)と、またも"刑事犯罪の渦中"に叩き込まれた。無論、その週末のニュースは"小沢疑惑"一色であった。
小沢氏にしてみれば、同じスネに傷持つ鳩山首相を傀儡にして参院選を乗り切るのがベストなのだ。そんな小沢氏の意を汲んでか、小沢氏側近からは「5月決着にこだわる必要はない」との鳩山首相擁護論が囁かれ始めている。
ただし、鳩山首相は自らの振る舞いが支持率低下を招いていることに気付かないKYだが、小沢氏は確信犯である。実際の聴取での小沢氏は慣れたもので、終始リラックスしていたという。
「取り調べの検事を労って、コップに水を注いであげたほどです。前回と同じ質問なので、特捜部に決め手がないと踏んだのでしょう」(全国紙社会部記者)
事情聴取を済ませた週明けの17日、定例会見に現れた小沢氏の表情は左の写真のとおり。市民の目線で「疑惑あり」とされたことを屁とも思っていないようだ。
連休後半、5月4日から2泊3日で八丈島に出掛け、「殊勝に蟄居しているイメージが崩れるとマズいと、日焼け止めをたっぷり塗っていた」(民主党関係者)とのエピソードからは、「いったん特捜部が起訴できなかった案件を蒸し返したってナンボのもの」とナメきっているのかと勘繰りたくもなる。
24日からの週に予定される政治倫理審査会も、参院選を前に自らの主張を国民にアピールできる場くらいにしか思っていないのだろう。
現時点で、小沢氏の「小鳩(小沢・鳩山)体制で参院選へ突入」という腹案にブレはない。支えるのは、これまた押しの強そうなアノ閣僚である。5月10日夜、ホテルニューオータニの中にある高級料亭「なだ万」で、亀井静香郵政・金融担当相(73)は、小沢氏に喝を入れた。
「あんたと鳩山さんが(ポストを)代わったところで、参院選の結果が変わるわけじゃない。このままでいいじゃねえか」
小沢氏は、こう返したという。
「だって俺は悪いことやってねえし」
だが、鳩山内閣の支持率を落とすのは、小鳩の二人ばかりではない。宮崎県で多発している家畜伝染病の口蹄疫の問題で、赤松広隆農水相は5月18日、閣議後に「反省するところ、おわびするところはない」と語った。口蹄疫に罹患した1頭目の牛が見つかったのが4月9日。
赤松広隆農水相には、口蹄疫の被害を拡大させたとの批判もどこ吹く風か(5月18日、参院農林水産委員会)〔PHOTO〕鬼怒川 毅
赤松氏が現地対策本部に副大臣以下を常駐させる決断をしたのが、記者の前で居直ったこの日の前日。連休中に外遊する余裕まであったのに、ことの大きさに気付いたのが1ヵ月以上も経ってから、である。
失点続きの内閣運営に、当の鳩山首相の心が折れつつあるのは事実だ。
「鳩山さんは、首相自らが乗り込んで頭を下げれば大抵の物事が決着すると思い込んでいる。しかし、何をしてもうまくいかず、基地問題以外でも閣内はバラバラ。"友愛"が通じない総理ポストに、嫌気が差していますね」(首相官邸関係者)
最後の引き金を引きそうなのは、5年間で9億円という"子ども手当"を鳩山首相にあげた母・安子さん(87)である。
「あまり見苦しいマネをしてはいけません。男は引き際が肝心なんですから」
連休明け、安子さんが首相に言ったとされるセリフである。この「潮時発言」は民主党内に瞬く間に広まった。ある官房副長官は、直接、事実か否か質した。
「母は政治のことに介入しないし、あれこれ言わない。父の時もそうだった」
この官房副長官は「やはり噂か」と胸をなで下ろしたが、首相がこう付け加えるのを聞いて総毛立ったという。
「もちろん、ごく一般論だけどね、一般論として、母の内に『引き際が肝心』という美学はあると思うよ」
続けろと言う妻、辞めろと言う母・・・。鳩山首相を操っているのは小沢氏だけではなかった。さて、意志なき"人形"は、誰に踊らされて引き際を決めるのか。
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