http://www.asyura2.com/10/senkyo87/msg/268.html
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由紀夫くんはいい子ちゃん
昔の映画でこんなセリフがあったんだそう。
「考えるな!感じるんだ!」
香港のカンフー映画の大スターだったブルース・リーの映画のセリフです。と言っても私はその映画を見ていないんですが。
ただ、有名なセリフらしく、その言葉をもったいぶって引用したりする人がいたりするもの。
まあ、カンフーというか、格闘というか、大立ち回りの最中だったら、考えているヒマなんてありませんよ。その場その場の瞬時の感覚的判断が必要になるでしょ?
と同時に、そのセリフの言わんとしているのは、「直感的な洞察力を大切にしろ!」そんな意味なのでは?
「研ぎ澄まされた第6感こそが重要なんだ!」
だから「感じるんだ!」という言葉の「感」は、「観」に近いニュアンスなのでは?
しかし、上記のセリフは安っぽく使われることも多く、「ボクは考えるよりも感性で生きるタイプだからなぁ・・・」などと言った言葉が、お気楽に登場したりするもの。
それこそ映画などについてのやり取りにおいても、コチラが色々と説明したりすると、「ボクは感性で生きているからなぁ・・・難しいことはわからないよ!」なんて返事が返ってくるもの。
それはいいとして、じゃあ、その人ご自慢の「感性」って、そんなにスゴイの?
この私が驚嘆するくらいの、細かな感性を持っているの?
そんな、自称「感性で生きる」人が、映画などを語ったりすると、それこそ「泣いたよ!スゴイよ!」そんな言葉しか出てこない。
そうなんですね!
感性で生きているというよりも、思考力とか言語能力が低いというだけ。
あるいは、作品の雰囲気にのまれているだけで、直感的な観察眼があるわけではない。
そのご自慢とやらの感性だって、私よりも、ケタ違いに鈍い。
ただ、思考力とか言語能力は、さらに輪をかけて、より一回り鈍いので、相対的に、感性で生きているだけ。
何も、感性や思考力や言語能力が低いのがダメダメだと申し上げているわけではありませんよ。「ワタシは言語能力がアナタほどではない。」という言葉なら、ビックリも、軽蔑もしませんよ。しょーもない感性を、「オレは感性で生きている。」なんて自慢されても、困ってしまうというだけです。
「この私に感性を語るのかよ!このタコ!」とビックリするだけ。
本当に自分の感性が鳴動するような体験をしたら、それを表現するために、色々と言葉を捜しますよ。だから、表現能力も付いてくる。それにそんな衝撃について自分なりに考えることになる。それなりに思考力も付いてきますよ。表現されたもののレヴェルが低いということは、それだけ、自分自身が相手に対して伝えたいこと、それ自体が存在しないわけ。自称「感性で生きる」人は、自分の言語能力の低さを、別の言葉で言っているだけ。
映画における「感じるんだ!」の「感」は、「観」に近い・・・そう書きましたが、抑圧的なダメダメ人間は、そんな直感的な洞察力なんてものとは無縁。
だから、そんなダメダメ人間が使う「感じるんだ!」という言葉の「感」は、どっちかというと、「雰囲気を察知する」それくらいのニュアンスとなっている。
その場の「空気に乗って」、人に合わせることになる。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-05/09-05-08.html
まさに「考えるな!空気を読むんだ!」というわけ。
そもそも、自分自身でやり遂げたいものがないので、発想が減点法。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/06-02/06-02-01.htm
発生したマイナスに過剰に反応することになる。
だから、やり取りの相手が、「不快感を表明」したりすると、過剰に反応してしまう。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-08/09-08-21.html
あるいは、被害を主張されてしまうと、過剰に食いついてしまう。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-07/09-07-31.html
いわば「加害者認定への耐性が低い」わけ。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-02/09-02-09.html
そうなったら、自分なりの考えやポリシーを、自分の言語で相手に対して説明すればいいだけなんですが、そもそも、自称「感性で生きている」人は、思考力も言語能力も実質として低い。だから、相手に対して、自分の言葉で説明することができない。
ヘタに語って、相手がもっと怒り出すのが怖い。
とにもかくにも、「必死で人に合わせている」わけ。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/03-11/03-11-03.htm
実は、最近の鳩山首相がそんなパターンなのでは?
沖縄のアメリカ軍基地の移設の問題で、方向性が何も出せずに、右往左往していらっしゃいますよね?
とうとうアメリカ大使にまで怒られる始末。アメリカ大統領との会談も拒否されたとか。
政治的には前代未聞の光景といえるのでしょうが、あんな光景は、ダメダメ家庭の出身者にはありがちなこと。
皆さんの中にも、身に覚えのある方もいらっしゃるのでは?
「嫌われたくない!」と人に合わせるのはいいとして、複数の人に合わせようとして、「パニック状態になってしまう」わけ。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/05-06/05-06-20.htm
鳩山さんとしては、やり取りの相手の気分を悪くしないように必死なんですね。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/07-09/07-09-11.htm
別に意図的にウソを言ったり、悪気があるわけではない。
まさに、その場その場で「考えるな!感じるんだ!」で生きているわけ。
しかし、当然のこととして、相手によって言っていることが違ってきてしまうわけですから、相手も怒り出すことになる。だから相手から嫌われる。
その怒りを「感じて」ますますパニックが進行してしまう。
そうなったら、感じてはダメなんですね。自分なりに考えて、自分の言葉で相手に伝えるしかないわけ。以前に小泉元首相が言っていましたが、鈍感力が必要になるわけです。
しかし、いい子である鳩山さんは、マイナス面を見せられると、それを鋭敏に察知して、パニックになってしまう。だからこそ、そんな場所からトンズラしたり、見ないようにしたりすることになる。だから、ますます相手も怒り出す。
そんな姿は、意外にも、多くの日本人のメンタリティを共通しているのでは?
トラブルがあったら、そのトラブルに対して応急処置を施して、それを見ないという対処を取りたがるのは、多くの日本人がやっていることですからね。
現在の日本人としては、眼前にある不都合な事態から目をそらしたいと思っている。鳩山さんはそんな役割には最適な人物といえるのでは?
いわば、以前に大阪の知事をなさっていた横山ノックさんがインテリになったようなもの。機能としては同じでしょ?
しかし、何も対処しないままなので、まさにトルストイ描くアンナ・カレーニナのように、ドッカーンと行ってしまうことになる。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/08-10/08-10-20.htm
まさに、先送り先送りの連続で、絵に描いたようにアンナ・カレーニナ街道を驀進していらっしゃる。
ちなみに、鳩山さんには弟さんがいらっしゃいますよね?
昔はともかく、今は、あまり「仲がよくはなさそう」・・・
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/04-09/04-09-03.htm
以前に兄の由紀夫さんが、「弟はボクに対してコンプレックスがあるんですよ!」とか言っていました。そのせいで、仲が悪くなってしまったんだ・・・そう言いたいんでしょう。
まあ、優秀な兄に対して、出来の悪い弟がコンプレックスを持つのはよくある話。
しかし、鳩山さんの弟の邦夫さんは、出来が悪い人じゃない。
国会議員になったのだって、弟さんの方が十年早い。それに弟さんは東京大学の法学部で首席を争った人なんだそう。学問的な優秀さという点では、兄に対してコンプレックスを持つ必要もないのでは?
それに・・・邦夫さんの言動は、コンプレックスを持っている人の言動ではありませんよ。思っていることをその場その場でポンポンと言うだけの人。
コンプレックスを持っている人は、あんな感じで、思っていることをポンポンと言いませんよ。耐え難きを耐え・・・なんて、まさにコンプレックスな雰囲気で言ったりするもの。
実際に、邦夫さんの部下だった人は、「邦夫さんは、その場で思っていることを言っているだけで、権謀などは、何も考えていない人」と、邦夫さんの放言を弁護?していました。
少なくとも弟の邦夫さんは、「空気を読んで」「人に合わせて」行動するタイプではないでしょ?
ヘンな話ですが、兄の由紀夫さんの方が、そんなポンポンと発言し行動する弟さんにコンプレックスがあるのでは?
人は往々にして自分の欠点を、他者に投影して、その投影した欠点を非難したりするもの。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-02/09-02-16.html
なんでも、鳩山さんは3人兄弟で、由紀夫さんの上に姉がいるんだそう。
由紀夫さんは、自由奔放な弟から突き上げられて、威張っている姉から色々と言われて、必死に空気を読んで、人に合わせる子供時代を送ってきたのでは?
以前にこのメールマガジンでは、現外務大臣の岡田さんを取り上げました。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-10/09-10-24.html
彼も、3人兄弟の真ん中で、「いい子ちゃん」志向が強い人。
「いい子ちゃん」というものは、発想が常に減点法であって、一見は頼れる雰囲気に見えたりするわけですが、自分がいい子としての認定が崩壊するような状態になったら、どうしていいのかわからなくなってしまう。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-05/09-05-29.html
しかし、逆に言うと、減点面を見ないようにしてくれる人としては、それなりに役に立つ。
ダメダメ家庭の人間は「信頼と好意の区別が付かない」というよりも、信頼というものが理解できないことは、このメールマガジンで頻繁に書いています。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/06-07/06-07-18.htm
そんな観点から見てみると、鳩山由紀夫さんの言動というか、そのブレのスタイルも一貫しているでしょ?嫌われないようにして、信頼を失ってしまうわけ。
やりたいものがなく、その場その場で人に合わせているだけ。
だから組織のトップとしての判断はしない。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/07-08/07-08-31.htm
相手の気持ちに配慮しようとして、結局は信頼を失い、嫌われる。
相手に伝えたいことそれ自体がないので、逆に言うと、「アナタに会いたい!」などと言い出すことになる。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-04/09-04-20.html
そして、「ボクは悪くない!」と言いたいために、立派な「大義にすがってしまう」。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/06-01/06-01-23.htm
会話の能力がなく、そして「いい子」としての自分を見せたいので、「恵んであげる立場」を求めてしまう。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-11/09-11-09.html
そんな人を求めてしまった日本は、まさに現実から目をそらしたい状態なんでしょうね。「いい子ちゃん志向の日本」としては、
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-08/09-08-15.html
そんないい子ちゃん志向の総理大臣がフィットしているといえるのかも?
ただ、いずれかはドッカーンと行ってしまうのも確実なんですが。
そんなシーンは、ダメダメにおいては、実に既視感のある光景なんですよ。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/06-10/06-10-31.htm
何も政治信条の問題を云々しているわけではないんですよ。
人に嫌われないように、必死で人に合わせたあげく、人から嫌われる姿は、ダメダメ家庭出身者の典型だと申し上げているだけです。
ヘンな話になりますが、私としては最近の鳩山さんの言葉の背景となる心理が手に取るようにわかるんですよ。
この私が、よくわかると言っているんだから、色々な意味でシャレにならない。
トルストイの「アンナ・カレーニナ」において、レーウィンとキティ夫妻は、問題が発生したらその都度、真摯で激しい議論を行い、一つ一つ解決していくのに対し、アンナは、問題が起こっても、先送りに徹してしまっている。彼女は、問題から目をそらすために、余計なことに手を出す。実子をネグレクトしているのに、わざわざ養子をもらってきてかわいがる。そして「子供をかわいがるワタシって、なんていい人なの?!」と自画自賛。しかし、その横で、ネグレクトされた実子は悲しみの真っ最中。そんなアンナのように今の日本人がなってきてしまっている・・・鳩山さんはそのことの象徴なんですね。
何度も書きますが、政治信条の問題を議論しているわけではありません。
政治には「言葉」が必要だと申し上げているだけです。
1億人以上の人間を情緒でまとめようとしても無理がある。
しかし、友愛って、まさに情緒そのもの。
逆に言うと、情緒であるがゆえに、現実を見なくても済む。
以前に民主党の岡田さんが「自分たちだけが、幸せになっていいのか?」とおっしゃっていましたが、鳩山さんが語る「友愛」も含めてですが、じゃあ、自分の目の前の人間は、本当に幸せなのか?
目の前にいる人間が幸福であることが、あまりに大前提になっているようですが、それって、要は現実逃避なんですね。見たくないし、考えたくないだけ。まさに実子をネグレクトして、養子をかわいがるアンナ・カレーニナとそっくり。ちなみに、そんなことをまとめた文章はドラフトとしてあがっていますが、配信はちょっと後になると思います。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-12/09-12-12.html
[
現在の首相の鳩山さん
9月より民主党の鳩山さんが首相になりました。
なんでも鳩山さんは友愛なるものを掲げているんだそう。
個人の立場として、自分自身の友愛を掲げるのは結構なこと。ただ、政治家として、国家の最高権力者として、そんなものを掲げる必要はあるの?友情なり愛情なんて、本来は個人個人の問題ですよ。「権力者が愛を語れば、逆に言うと、一般の個人の感情を縛ってしまう」・・・残念ながらそれが現実というもの。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-01/09-01-05.html
そんなに愛を語りたければ、宗教家にでもなればいい話。
とは思いますが、じゃあ、その鳩山さんが語る愛って、どんなものなの?
国連での演説なり、早々に打ち出してきた政策を見てみると、ある種の傾向が見えてくる。
鳩山さんの愛の対象は、実に遠いわけ。別の言い方をすると一般的で抽象的。
以前にアンドレ・ジッドの「狭き門」を取り上げた際に、実体としての人間よりも、人間を取り巻く言葉や概念の方に実感を持つ感覚についてまとめております。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-09/09-09-18.html
鳩山さんも、そのパターンに近いのでは?
困っている人は具体的にはどんな人で、具体的にはどんなことに困っているの?
その具体的なイメージがあるのかな?
鳩山さんは実際に困っている人を、その現物を見たことがあるのかな?
その出自からすると、ないのでは?
政治によるサポートが必要な人を見たことがあるの?
別の言い方をすると、友愛を真に必要としている人を、見たことがあるの?
彼はいったいどんな人を助けたいんだろう?
その具体的なイメージがなければ政治家になってはいけない・・・そう申し上げているわけではありませんよ。ただ、具体的なイメージがないのだったら、友愛などという人間の精神に属するものを語るのではなく、国家の財政的なバランスシートや国際情勢や統治機構上の問題について語った方が実感を持って伝えることができるのでは?
抑圧的なダメダメ人間は、「近くよりも遠く」のものに関心を寄せるもの。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-01/09-01-09.html
それだけ自己逃避しているわけ。鳩山さんの場合は、自己逃避というよりも、身近で困っている人を見たことがない、あるいは、困っていても、気が付かない・・・そんな人なのでは?
それこそ、以前に民主党の永田議員の自殺問題について考えたことがあります。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-01/09-01-10.html
永田議員は鳩山さんと同じように東京大学の物理工学科の出身。そして民主党の国会議員。鳩山さんとしても、一般の国民よりも自分に似た人といえるでしょ?永田さんは、境遇的にも、能力的にも、そして実際の距離的にも鳩山さんにとっては身近な存在ですよ。そんな身近な人を救えない人が言う友愛って何だろう?
鳩山さんは、自分の身近な人は、困っていない・・・一種盲目的なまでにそんな発想があるのでは?
だから、対象がどんどんと遠くのものになってしまう。
逆に言うと、身近な存在がどんどんと無視されてしまうわけ。
前にも書きましたが、これは自己逃避というよりも、彼が実際に身近に困っている人を見ていない・・・そんな原体験があるからなのでは?
まあ、鳩山家は、そんな修羅場とは無縁ですよ。それはそれで結構なこと。
しかし、日本の家庭のすべてが、鳩山家のような恵まれた境遇というわけではない。
友愛という漠としたものを語ると、当然のこととして、その点から突っ込まれることになる。
それこそ亀井大臣のように、勝手なことをやり出し、「友愛なんだから当然だ!」「これこそがオレの友愛だ!」と言い出す人も出て来る。
そんな人に対してヘタに警告したりしても、「オレの友愛を否定するのか?!」「じゃあ、アナタがいう友愛って何なんだ?」と切り返されるだけ。
あるいは、私のように「アナタのいう愛は地に足がついてなくて浮ついている。そんなことだから永田議員を見殺しにしたんだよ!」などと言い出すような人間も出て来るかも?
その論理を使えば、「愛を持って人を救うためには、こんなことにお金が必要だ!」
「永田議員を見殺しにしたことへの反省はないのか?!」などと言いだし、勝手なことをしようとする人も出て来るでしょう。
何をするにせよ、選択が必要になるわけですし、だからこそ救えない人も出て来る。
「どんな人を救うのか?」という問題は、現実的には、「どんな人を救わないのか?」という厳しい問題と不即不離。「全員を救うという名目」は、格好がいいわけですが、
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-08/09-08-31.html
結局は、抽象的な一般論の羅列で終わってしまうだけ。
その課題に向き合うためには、一方通行の愛情ではなく、相互理解が重要でしょ?
以前に取り上げたジョージ・ルーカス監督の「スター・ウォーズ」では、愛情はあっても、相互理解が欠落している・・・そんな関係が、カタストロフを生んでしまうというストーリーでした。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/07-07/07-07-20.htm
愛を持つのは結構なこと。
しかし、自分の愛の対象についての理解も必要になるでしょ?
彼はせっかく理解力があるんだから、対象については、どのように理解しているの?
一方的に友愛を向けるだけだったら、相手に利用されるだけですし、ヘタをすれば「ストーカー」になってしまう。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/05-09/05-09-05.htm
対象に対する理解がなく、現実が見えていない人の語る友愛なり慈悲となると、歴史的には徳川綱吉の「生類憐れみの令」がありますよね?
あの法令も、理想論としては結構なこと。ただ現実なり対象とするものに対する理解が欠けている。だから結局は、現実の人々からは疎まれることに。
鳩山さんも、このまま行くと、平成の綱吉になってしまうのでは?
キリストが言う「汝の隣人を愛せよ!」という言葉は、逆にいうと、それがいかに難しいことなのか?それと繋がっているわけです。まずは、その難しさを理解することから友愛も始まる・・・そんなものなのでは?
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-10/09-10-03.html
アンナと由紀夫と一郎くん
鳩山さんから、ダメダメ家庭の様相がみえてくるんですね。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-12/09-12-12.html
特に、自己逃避なり現実逃避という点において、鳩山さんは、見事な実例といえるでしょう。私としては、最初の頃は、選挙民向けにいい顔を・・・つまり有馬皇子の戦略をしていると思っていたのですが、どうやらフェイクではなく、生粋の人のようですねぇ・・・
自己逃避とか現実逃避の例として、このメールマガジンでは、トルストイが描いた「アンナ・カレーニナ」に言及することも多くあります。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/08-10/08-10-21.html
私の文章中にも書いておりますが、作者のトルストイは、アンナ・カレーニナの中心的なキャラクターとして「見たくない」「見ようとしない」そんな逃避的な性質を強調しているわけ。
そのアンナの逃避的なキャラクターを強調するために、作者のトルストイは、アンナと逆のキャラクターを持つレーウィンとキティ夫妻を対比的に描いています。レーウィンとキティ夫妻は、問題が発生したら、真摯に向き合い、激しい議論を経て、一つ一つ解決していくわけ。そして解決できたことが実績となり、それが自信となり、お互いの信頼感につながっていくことになる。
それに対し、アンナは、トラブルが起こったりすると「そんなものは見たくない!」「ワタシに見せないで!」と逆上して、そんなトラブルの場からトンズラするだけ。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/07-11/07-11-06.htm
トンズラして、その時は見なくすることはできても、解決したわけではないんだから、トラブルが積み重なってしまい、結局は逃げ場がなくなって、ドッカーンとなってしまう。
まあ、アンナは列車へのダイビングなんだから、ドッカーンではなく、ガッシャーンくらいかな?
事態の解決のためには激しい議論も必要ですが、アンナは、そんな激しい議論ですら見たくないわけ。だから何も解決できない。
事態を解決するという発想を持っていなくて、とりあえず見なくなればそれでいい・・・そんな発想なので、当然のこととして先送りばかり。
先送りができるうちは、本当の意味で現実を見ようとしていないので、トラブルがあっても、「余裕シャクシャク」。
面倒なことは全部この人たちがやってくれるんじゃないのぉ・・・と、ノンビリしたもの。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/07-10/07-10-05.htm
とりあえず見えなくなればそれでいい・・・そんな人は「恵んでやる立場」の立とうとするもの。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-11/09-11-09.html
「これをあげるから、ワタシに文句を言わないでね!」そんなスタイルが習慣化してしまっているわけ。恵んでくれる立場の人間に対しては、強いことを言わないでしょ?だからこそ、言われないで済むわけ。
アンナも、まさに他人の子供を養子にして、恵んでやるという立場に安住しますが、そんな恵んでやるという立場に立てない自分の実子はネグレクトしてしまう。
そんな人は、自分自身がやりたいことがない。
だって、自分自身から逃避しているんだから、本当の意味でやりたいことなんてありませんよ。そんな人が周囲に対し求めるのは「ワタシをいい子を認めてほしい!」それくらい。
だからこそ、周囲から褒められるような立派なことを言いたがる。
逆に言うと、いい子でなくなりそうになったら、
「あの○○のせいで、うまくいかない!」そんなことを言い出すもの。
そんな言葉がスグに言えるように、敵認定の心理が強く、そして「あら探し」をしている。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/08-04/08-04-14.htm
敵の欠点を見つけ、それを攻撃することで、「自分がうまく行かないのは○○のせいだ!」という心理を強化しているわけ。
そうやって、対抗心を持ち、報復することで、自分を被害者の側だと主張するわけ。
まさに「復讐するは、我にあり。」とのアンナ・カレーニナの冒頭の言葉となる。
たとえ復讐して、自分を被害者だと主張しても、そこから信頼が得られるというものではないでしょ?しかし、信頼そのものが理解できないんだから、どうしてもそうなってしまうわけ。
そんな信頼とは無縁の人間である鳩山さんが、首相になってしまう・・・現実逃避の一貫として政治という場所に逃げてしまっている人を、日本人は、首相にしてしまうんですからね。それは、まさに現在の日本の精神的な怠惰の象徴でしょう。
まあ、自民党も民主党も、どっちもどっちですからね。特定の政党の問題ではなく、日本人の現実逃避そのものですよ。鳩山さんは、まさに現在の日本人の現実逃避の心情の鏡。
国の債務である700兆の借金をどうやって返済していくか、という点について考えると、痛みをともなう議論になってしまう。だから、そこから逃避したい人間にしてみれば、能天気に徹している鳩山さんがベストの選択。
ただ、目を背けていても、借金が返せるわけではない。いずれかはドッカーンとなってしまうもの。
選ばれた人は、選ぶ人の鏡そのものでしょ?結婚相手だって、そんなもの。
ちなみに、その鳩山さんの配偶者の方ですが、現実逃避という観点から見てみると、すばらしい女性でしょ?彼女ほど、現実から目をそらしてくれる人はいませんよ。
話は変わりますが、今週騒ぎになったのは、中国の高官が、日本の天皇に面会での問題でしたね。1ヶ月前にアポをとるのがルールなのに、期限切れなのにゴリ押ししてきた・・・とか。天皇の政治利用の問題とか、尊皇の心がないとか・・・まあ、色々とあるでしょう。
ここでは、政治的な観点からは考えません。心理的な観点から考えて見ます。
そもそも、そうまでして、中国高官が天皇に会わなければならない用件って何?
天皇なんてディシジョン・メーカーというか政治判断する人ではないんだから、会談して、何かを決定するものではないでしょ?無理に会う必要もない人ですよ。
それにどうしても会いたいのなら、ちゃんと都合を付けて、一ヶ月前にアポをとればいいだけ。北京から東京なんて、その気になれば日帰りできるでしょ?専用機を使えば、楽勝ですよ。どうしても会いたいのなら、それくらいはできるでしょ?
つまり、今回の訪問騒動は、結果として起こったのではなく、騒動そのものが目的だったわけ。
ダメダメ家庭の人間が、自分からトラブルを起こすことで、それによる周囲の反応をチェックし、自分への評価を確認すること・・・つまり「関係チェック」については、以前に配信しております。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/07-12/07-12-25.htm
誰が自分の味方だろうか?
誰が、自分の無理を聞いてくれるんだろうか?
どの程度まで評価してくれているの?
そんなことを確認するためのトラブルなんですね。
人からの評価をそれだけ気にするということは、それだけ、自分自身に自信がないわけ。
それこそ、今回の騒動だって、あんなことをアメリカ大統領がするでしょうか?あるいは、イギリスのエリザベス女王がするでしょうか?
本当の意味で自信があり、そして周囲の人も、その人を評価している人は、あんな横車を押すようなことはしないもの。
あるいは、オバマさんのように、本当に自信があるから、深々とお辞儀もできる。
逆に言うと、今回のような関係チェックをしなくてはならないことから、その人の「自信のなさ」が見えてくるわけ。自信がないからこそ、お辞儀もできない。
それだけ、立場としても、精神的にも、実は不安定なんでしょうね。
コンプレックスがあると、人から安く見られないように必死になってしまうもの。
自分を無理に大きく見せようとするわけ。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/04-08/04-08-16.htm
そんな点は、この件を主導した・・・とされる小沢さんにも顕著でしょ?
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-05/09-05-23.html
彼としては、中国からの関係チェックに便乗する形で、自分自身にとっての関係チェックを行ったわけ。
「誰が自分の意向を聞いてくれるのか?」その点を確かめているわけ。そして、確かめるだけでなく、その姿を見せることで、支配関係を確立する儀式としているわけです。
しかし、逆に言うと、それだけ自分の立場の不安定さを感じていたり、自分自身のコンプレックスがあるんですね。コンプレックスがあるからこそ、人に自分の強さを見せ付けておかないといけないと思っている。
まあ、政治の世界だけでなく、ダメダメ家庭の周囲では、あのような強引なやり方が起こっているもの。そして、そんなことをする人を、コンプレックスという観点から見てみると、意外にも理解しやすいもの。
鳩山さんが「トラブルを見たくない。」と逃げ回るように、小沢さんは「違った見解を見たくない。」と思っている。
違った見解があったら、それを認めた上で、妥協点を図るなり、自分の考えを説明して、合意してもらうなり・・・そんなことをする必要があるわけですが、小沢さんは、自分の「説明能力」に自信がない。というか、その能力の低さに対しコンプレックスがあるんでしょう。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/08-04/08-04-16.htm
合意を取るという発想がないから、
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-11/09-11-11.html
自分とは違った見解を「見せられると」対処ができない。
だから、自分とは相違している見解が出てこないように、自分が見なくて済むようにしたいわけ。
鳩山さんはトラブル解決能力がないし、小沢さんは説明能力がない。
いやなことは見たくない・・・そんな心理があるから、鳩山さんは、アメリカ軍基地を見たくないし、考えたくない。だから出て行ってほしいと思っている。
信念があっての「党派的」な発想ではなく、むしろ「逃避的」な心情なんですね。見たくない、考えたくないというだけだから、将来起こりうるトラブルに対してどうするのか?という視点では考えない。ただ、とりあえず見えなくなれば、それでいいわけ。
だからこそ、アンナ・カレーニナのように「見せないで!」と逃げ回ったり、逆上したりするわけです。
まあ、アンナさんは貴族ですが、その設定を今の日本に当てはめると、中央線沿線の高級住宅街に住むセレブなご夫人という感じ。ダイビングの名所ですしね。そんな女性を実際に知っている人もいるのでは?
そんな人が、ダイビングするのは勝手ですが、まあ、鳩山さんは、立場が立場だけに、国を引き連れてのダイビングとなってしまう。しかし、そんな人を選んだのは、同じように「見たくない」と逃げ回っている日本国民なんですよ。
いつも書いていますが、私としては党派的な発想で文章をまとめているわけではありません。鳩山さんに顕著に見える自己逃避の心情から、我々の眼前にあるダメダメとの共通性が見えてくるというだけです。
そして、「見たくない」という心情は、小沢さんも共通しているわけ。
鳩山さんは、「見たくない」と思ったら、さっさとトンズラ。
しかし、小沢さんは、「見たくない」ので、発言を封じ込む。
行動は多少違っていても、心情は共通しているわけ。
ちなみに、もうすぐ、年末年始の休みですが、せっかくですから、トルストイの「アンナ・カレーニナ」をお読みになられてはどうでしょうか?
「ダメダメな集団は、同じように、ダメダメ。」ということがよくお分かりになると思います。
http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-12/09-12-19.html
思うままに 梅原猛/奇人は芸術家にかぎる 首相が宇宙人では困る(中日新聞)
私は一つの偏見といわれても仕方がない確信をもっている。それは芸術家の奇人はよいが政治家の奇人は困るということである。たとえば、私が親しかった作家の川端康成、画家の岡本太郎、陶芸家の八木一夫などは、それぞれ奇人ぶりは異なるが正真正銘の奇人であり、またすぐれた芸術家でもあった。
しかし政治家の奇人は困る。鳩山内閣が成立し、鳩山首相が温室効果ガス25%削減宣言を行うや、私は久しぶりに理想を語ることのできる首相が出現したと思い、この欄でも鳩山首相に対する期待を語った。ところがその後の彼の言動をみていると、鳩山首相という人間がまったく分からなくなった。
鳩山首相は宇宙人とよばれているという。宇宙人といえば私は、子どものときに漫画などで見た、頭から多くの足が生えている火星人を思い出す。その姿はクラゲのようでもあった。鳩山首相は、もっとも重要な外交問題である普天間基地移設問題などに関しても、何の信念も何の誇りももたず、政治の風の吹くままにふらふら漂っているクラゲのように思われる。
それに対して、最高実力者の小沢一郎氏はクラゲとはまるで違う。彼は確固たる人生観をもっている。それは、権力こそ最高の価値であるという人生観である。小沢氏は、権力の匂いを嗅ぎつけてはその権力の中枢に近づいて、権力を握り続けてきた。
しかしその権力欲の背後には凄まじい金銭欲のあることが最近発覚した。彼はまさに田中角栄や金丸信の直弟子であるが、賢さにおいては田中角栄や金丸信よりはるかに上である。小沢氏は彼らより深く法律に通じ、不正ではないかと疑われる彼の蓄財を巧みに法に触れないように装うことができた。そして田中や金丸には人をホロリとさせるような人情味があったが、小沢氏にはまったくない。
このような人間に比すべきものは、お宮に失恋して金銭欲の権化となった間貫一であろう。尾崎紅葉はその間貫一を「金色夜叉」すなわち金色に光る鬼とよんだが、小沢氏は金色というより灰色に光る夜叉であろう。このようは灰色夜叉によって支配される火星人を首相にもつ日本は、確実に亡国への道を歩んでいるように思われる。
政治家の奇人といえば、忘れられない人がある。それは細川護煕元首相である。細川氏は献金疑惑問題で苦境に立たされると、「もうやめた」といってあっさり首相の座を降りてしまった。それから約半年後、私は京都へ来た細川氏と一時間ほど歓談したが、政治の話はまったく出なかった。その後、細川氏がどうするかと思っていたが、彼はみごとに陶芸家に変身した。おそらく彼は、芸術大名として名高い細川幽斎の血を引く天性の芸術家であったのだろう。彼は今、政治家であった日のことを思い出したくないと考えているにちがいない。
やはり奇人は芸術家にかぎるのである。(哲学者)
http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/318.html
小沢一郎先生は政治家の鑑
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/293.html
小沢一郎先生を襲った恐怖とは
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政治家の鑑_小沢一郎先生が中国を大好きになった理由
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副島隆彦は本当にアホだね(嘲笑い)
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