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れんだいこのカンテラ時評738 れんだいこ 2010/05/28 22:05
【鳩山首相の福島切り逆裁定を弾劾する】
2010.5.28日、鳩山首相は、沖縄県名護市辺野古周辺を普天間飛行場の移設先とする日米共同声明に反対し、政府対処方針への署名を拒否した福島瑞穂消費者・少子化担当相を罷免した。戦後、首相が閣僚を罷免するのは福島氏で5人目とのことである。福島よ、これで良い。歴史が称えるであろう。村山の二の舞を避けて良かったと思う。
鳩山シオニスタン政治が遂に素面を露わにした。鳩山政権はこれより以降ますますシオニスタン政治に傾斜して行くことが予想される。この手合いは端から参議院選に勝利する意思がない。否「上からの政権交代政治阻止」に向かうことになるだろう。政界遊び人の行状を見せられることになろう。全てはネオシオニズム奥の院の采配であると心得れば良い。これが早期に確認できただけ、マシとすべきだろう。これにより党内抗争に突入することが避けられない。どちらがどう制するのか、能力戦の火蓋が切って落とされたと心得る。恐らく郵政再改革も頓挫するよう仕掛けてくる筈である。こうなると亀井もジッとはしておられまい。
今日は今朝からキナ臭かった。以下、午前中の原稿をそのまま書き付けておく。
北沢防衛相が午前の閣議後の記者会見で、署名拒否の姿勢を示している福島消費者・少子化担当相について、概要「閣内にとどまって反対することは内閣の存立を脅かす。日米共同文書への県内移設明記に同意できないなら閣僚を辞任するべし。署名を拒否するということは首相に対する不信の表れになる。その前に自らの立場を明らかにする方が政治家として当然(の姿)だ」と強い調子で福島氏に辞任を迫っていた。
少し前なら名うてのシオニスタンたる北沢批判で済ますところであるが今は違う。こういう輩をよりによって防衛相に任命した鳩山首相の人事責任こそ問う。考えても見よ。「国外、最低でも県外」を貫くのであれば、それに相応しい防衛相を登用するのが常識ではないのか。高速道路無料化を貫くのであれば、それに相応しい国交相を登用するべきではないのか。公約阻止に動くことがあらかじめ分かっている人物を登用した鳩山人事こそ、そもそもから臭いのではなかろうか。人事を尽くして天命を待つのなら良い。しかしながら、北沢、前原の動きは端から逆行していたのではないのか。鳩山政治の胡散臭さとして認めるべきであろう。
北沢防衛相が福島辞任を公言した以上、何をためらうことがあろう。辞任すべきはお前であることをはっきりさせよう。前原に対しても然りで、これ以上高速道路無料化公約に違背する動きを見せるのなら、北沢と共に辞任させよう。これを指揮せず福島切りに向かう鳩山の逆裁定を許すな。これが真っ当な政治見識になるべきである。それはそうと、弁護士にして社民党経由で民主党入りの千葉景子現法相は、福島氏の処遇について「(福島氏には)連立内閣の一員としての立場を踏まえ判断をしていただきたい」と述べたとも伝えられている。こいつもシオニスタンだ。小沢叩きの時に逆指揮権発動で裏から扇動していたことが透けて見えている。こ奴も辞任させねばならない。
ここで気づくことがある。いわゆる「鳩山シンパ七奉行」を確認しておくと次のメンバーである。世話役・渡部恒三(羽田派、福島4区)、仙谷由人(前原派、徳島1区)、岡田克也(無派閥、三重3区)、前原誠司(前原派、京都2区)、枝野幸男(前原派、埼玉5区)、野田佳彦(野田派、千葉4区)、玄葉光一郎(野田派、福島3区)、樽床伸二(野田派、大阪12区)の面々。このうち、野田、樽床、前原は松下政経塾出身。いずれも民主党内の強度の改憲派で共通している。この改憲派が小沢叩き、福島叩きに興じていることを見据えねばなるまい。
鳩山は得体の知れない御仁である。その組閣に於いてシオニスタンばかりを登用したのではない。シオニスタンが反小沢とすれば、親小沢派をも登用することでバランスを採っている。この采配の妙で今日まで政権を保って来たと云える。しかし、やはりイケナイ。ここまで小沢の政治能力を雇われマダム的にうまく利用して政権交代を遂げたが、政権8ヵ月有余、いよいよ地金をあらわして来たと読むべきではなかろうか。鳩山は、首相として世にも不思議な朝令暮改というより朝令暮謝を繰り返して来た。その癖ちゃっかり、日米軍事同盟の深化、原子力発電行政の推進、財政破綻の放置と云う三点セットでネオシオニズムの御用聞きし続けている。れんだいこは、木村愛二氏の云う「偽の友は公然の敵より質が悪い」の言葉を思い出す。鳩山は今や「偽の友」であることを天下に明らかにした。となると、こういう曲者シオニスタン首相はもういいと訣別するのが筋ではなかろうか。
れんだいこが私淑する田中角栄とは政治の質が違う。角栄は、政権公約で「日中国交回復」を掲げ、政権を発足させるや一気呵成に日中交渉に乗り出した。そういう意味で、政治に表裏がなかった。止むを得ず台湾切り捨てにはなったが、椎名副総裁を送り、事前に根回ししている。これを確認すると次のような流れになる。
1972.7.7日、第一次田中内閣が発足。外相に盟友の大平正芳を登用。8.19日、キッシンジャーが来日し、軽井沢の万平ホテルでキッシンジャー−田中首相会談。8.22日、自民党副総裁に椎名悦三郎登用。8.31日、ハワイのクイリマホテルで日米首脳会談(田中.ニクソン会談)。9.17日、椎名自由民主党副総裁が、特使として台湾を訪問。日中国交正常化についての日本側の事情を説明。9.19日、将経国・行政院長らと会って帰国。9.25日、田中首相一行が羽田発で北京に向かう。9.27日、田中、大平、二階堂が外務省を交えず、中南海の毛沢東邸で毛沢東(78歳)と秘密会見。9.29日、日中共同声明調印。台湾の国民政府が国交断交を発表。
この流れの概要は、「首相時代の田中角栄」に記している。
(ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/kakuei/syusyojidai/syusyojidai.htm)
これが範とすべき政治ではなかろうか。これに比すれば鳩山政治は態をなしていない。オバマの御用聞き政治をして日米同盟の深化などと勝手にほざいている。これによりこの財政悪化時に天文学的な新たなお供えが決まったことになる。これ以上、鳩山政治と付き合うのは体に毒と云えよう。小泉の狂人レイプ政治も御免蒙りたいが、鳩山の軽口遊び人政治にもうんざりだ。
「政治とカネ」疑惑問題でもそうだ。自身に嫌疑が降りかからないうちには小沢幹事長に対して「政治とカネ」疑惑に対して説明責任を云い、追って自身にマミー乾金問題が浮上するやのらりくらりと交わし、小沢より一足早く検察審査会で不起訴を貰い、小沢疑惑に対しては引き続き千葉法相の逆指揮権発動を容認する。この一連の過程の政治が汚(きた)な過ぎるではないか。恐らく相当の裏があると解したい。先祖墓スプレー事件が臭い。あれ以来、鳩山はリモコンされていると見る。それでも耐えて鳩山政治に期待せよと云う者があるとしたなら、それはシオニスタン問題に解を見つけてから云うべきであろう。
政治は所詮、政治闘争として機能するものである。何も一々階級闘争論を持ち出すまでもない。昨日今日の一挙手一投足の政治の積み重ねから明日の政治を導き出すものである。その政治闘争の中継に「和の政治」があるのであり、のべつくまなき「和の政治」に耽るものではなかろう。鳩山首相があからさまにシオニスタン政治をシグナル化させた以上、闘うべき時には闘い、打倒に向かうことこそ次の時代の政治を手繰り寄せるのではなかろうか。
いずれ民主党は割れるように仕掛けられる。こちらが時間を稼ごうとしても、時が経つほど政権交代効果が表れることを恐れる勢力があの手この手で棹差して来る。今がその時だ。こういう時には座してはイケナイ、殴り返せばよい。幸いなことに先の総選挙でギャフンと云わせるに足りる議席を得ている。これが我々の武器である。日本政治を自由自主自律的なものにする為のシオニスタンとの非軍事型内戦である。我々の政治能力が問われている。心して参ろう。
2010.5.28日 れんだいこ拝
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