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2010/05/28(金) 07:17:14
(日刊ゲンダイ 2010/05/27 掲載)
[小沢一郎ネタ] 今、本物の政治家は小沢しかいない
民主党 小沢首相で勝負!?
もう、ここまできたら、民主党がやることはこれしかないだろう。小沢幹事長を全員で担いで、前面に押し立てて中央突破することだ。
自分で自分を苦境に追い込んでいる鳩山内閣のままではジリ貧の一途。参院選に突入してもロクなことにならない。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「鳩山政権はいいこともやっている。政権交代でこの国の古いシステムを変えようとする意気込みも失っていない。しかし、鳩山首相の普天間問題で全部帳消しにされ、手詰まり内閣みたいに強調されてしまった。これは非常にもったいないことです。事業仕分けをやっても目立たない。国民の拍手喝采がなくなった。民主党政権の足を引っ張りたいメディアの術中にはまってしまった感じです。日に日に追い詰められる民主党というイメージが国民の間に定着してしまうと、盛り返すのは難しい。参院選が近づいているだけに、困った事態です」
普天間問題は政治のすべてではない。外交・軍事問題のひとつにすぎない。
民主党を潰したい勢力は、それを針小棒大に騒いできたが、情けないのは、鳩山首相がマンマとひっかかって自分から混乱を大きくしてしまったことだ。
それで、民主党支持者まで「おいおい、大丈夫なのか」と呆れ始めているのだ。
こうなると、来月に目玉政策の子ども手当が支給されても、鳩山内閣の支持率は下げ止まらないかも知れない。そのまま参院選に突入したら、待っているのは厳しい結果だ。
大手メディアの調査では、議席予想はあのダメ自民党とどっこいの勝負という。だったら、民主党は早く動いた方がいい。次の手を打つときだ。
こんな凄い政治家は他にいない
鳩山首相に退いてもらい、小沢幹事長をトップに据えて参院選を戦う。これしか挽回策はないだろう。
大苦境の中で頼れる政治家は小沢以外にいない。それは、4、5人の例外を除けば、民主党議員だって分かりきっていることだ。
1年以上も検察に追われ、大マスコミからは寄ってたかって「罪人」のように叩かれながらも、約束通り、全国を飛び回り、参院選の候補を政権党にふさわしく100人以上擁立した小沢。こんなタフな政治家が他にいるか。そもそも前原代表時代にニセメール事件でどん底になった民主党にカツを入れ、引っ張り、参院を逆転させ、政権を取れるまでの大人の政党に立て直したのも小沢だ。自民党幹事長時代には、惨敗必至だった海部自民党を総選挙で勝たせた実績もある。政治の駆け引きもカンどころも知り尽くした男である。
「小沢一郎の最終戦争」などの著作が多い作家の大下英治氏が語る。
「小沢氏なくして民主党政権はなかったし、小沢氏がいれば今後も民主党政権は続いていく。とくかく、今の政界では飛び抜けた政治家です。自由党時代、小渕自民との連立を解消したとき、二階グループが離反し、24人の政党にまでおちぶれた。あそこで小沢氏は一度死んだ。だから強い。もともとずぬけた存在だったうえに、一度は死んだ身だと達観したから、さらに強くなった。凄みがついた。自民党など束になっても、かなう相手ではありません」
こんなタフで力強い政治家をトップで使わないのは、もったいないではないか。
民主党は内閣の難問も次々と解決してもらえばいいのだ。簡単なことではないか。
だから旧勢力は小沢を目の敵にしている
鳩山内閣がここまで追い詰められたのは、言うまでもなく、官僚や大マスコミなど旧勢力の抵抗が原因だ。普天間問題ひとつ見ても、外務省や防衛省の官僚は、シロウトの首相や大臣を小バカにしてアメリカ忠誠優先で動いてきたのだから、「県外・国外移転」がうまくいくはずがない。首相や大臣はナメられたら、おしまいなのだ。
その点、小沢幹事長は全然違う。元外務省職員で作家の佐藤優氏によると、外務官僚は、小沢が辺野古以外の移転先を示唆した発言に異常に反応し、理論武装を始めたという。官僚はなぜ小沢を恐れるのか。
評論家の大前研一氏は雑誌「SAPIO」でこう指摘していた。
「官僚人事は、自民党が霞ヶ関と持ちつ持たれつでやるために、不可侵の領域として官僚の自由にさせてきたものだ。そこに手を突っ込む小沢氏は、官僚から見ると、最も怖くてやりにくい政治家なのだ」
宮内庁の羽毛田長官を「辞表を出してから言うべきだ」と批判したり、検察捜査の最中にも検事総長を国会同意人事にすると言い出す小沢幹事長。怖い政治家だから、官僚など旧勢力は、検察を使って抹殺しようとしてきたのだ。
だったら余計に、民主党は小沢幹事長を首相に担ぐしかないだろう。民主党政権の妨害者にニラミを利かせ、政治をスムーズに進めるには、「目には目を、歯には歯を」でいくしかない。沖縄問題や財源問題で政権が振り回され、迷路に引き込まれることは少なくともなくなると断言できる。
捏造の小沢事件にひるむ必要なし
小沢は民主党内で最も人望も子分も多い。それでもトップに担がないのは、評判を気にしているからだ。
前出の大下英治氏が言う。
「小沢氏対しては、どの世論調査でも7割以上が“幹事長を辞任すべき”となっていて、アレルギーが強い。小沢氏を前面に出せば反感を買う。それを恐れているのです。でも小沢氏の存在は、民主党という政党に根を張った大木と一緒で、切り倒せるものではないし、排除しようとしたら、地面がひっくり返ってしまう。小沢氏がいない民主党は機能しないのです。民主党議員はそれが宿命だと思うしかないのです」
前原大臣など反小沢派議員は、小沢事件のことを批判している。しかし、小沢を抹殺しようとした検察特捜部が2度も不起訴にせざるを得なかったように、犯罪なんてない。与党幹事長をわざわざ取り調べるほどの案件ではなかったのだから、民主党は何も恐れる必要はない。小沢派はどんどんメディアに出て、「捏造(ねつぞう)だ」「針小棒大だ」と反論・反撃すればいいのだ。逃げ隠れしたり、下を向いているから、テレビや新聞のエジキにされ、悪いイメージのままなのだ。チンケなマスコミなど怯える必要はない。
昨年の総選挙で政権を与えられた民主党議員には、国民に約束したマニフェストと“夢”を完遂する義務と責任がある。こっちの方がよっぽど大事だ。それには参院選も大勝してもらわないと困る。鳩山首相ひとりをかばって、こんなところでオタオタ足踏みしたり、政治を混乱させている場合ではないのだ。
(日刊ゲンダイ 2010/05/27 掲載)
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◆参院選、48議席程度=2人区の複数擁立「反省材料」−民主石井選対委長
(⇒2010/05/27 時事通信)http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010052700992
民主党の石井一選対委員長は27日、都内で講演し、参院選の議席目標に関し「現状では選挙区で30議席、比例18議席の48議席くらい。連立与党(で過半数)を維持するぎりぎりの段階にあるのではないか」との見方を示した。
★小沢主義考(2) 日本の政治とは、政治家とは (⇒2010/04/14 olive!news)
http://www.olive-x.com/news_ex/newsdisp.php?n=88198
民主主義の政治では、政治家は選挙によって選ばれる。これは、小沢一郎著「小沢主義」の冒頭の一節である。政治家小沢一郎がこのような書き出しで、国民に政治を語らなければならないことが、日本の民主主義が未熟であることを示している。一億総懺悔などと言って戦争責任を曖昧にし、与えられた民主主義に飛びついた日本が、未だアメリカの顔色を窺う所以であり、政治家小沢一郎が誤解される遠因でもある。(>>続き)
(26日の記事から)
<鳩山首相は、昨年9月の組閣のとき、小沢さんを幹事長兼副総理で入閣させる予定だった。小沢さんも鳩山首相を支えるつもりでいた。
かつて「民主党にはまだ政権担当能力がない」と語った小沢さんは、「鳩山首相だけでは政権運営は難しいだろう」と不安だったらしい。
ところが「反小沢一派」が「小沢傀儡(かいらい)政権になる」と入閣に猛反対。入閣どころか、幹事長にすることも異を唱えた。>
鳩山内閣の問題はここから始まっている―、としています。
幹事長よりも風当たりが強まる首相の座をねらうことは普通ならば考えづらいことですが、「自らは潔白」と信じている小沢さんならば“中央突破”を図るかもしれません。その場合、官房長官は田中真紀子、法務大臣を鈴木宗男、国土交通大臣は田中康夫くん、でもって副総理は亀井静香―。面白いでしょ?
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