http://www.asyura2.com/10/senkyo87/msg/204.html
Tweet |
http://otd10.jbbs.livedoor.jp/1000013618/bbs_plain
れんだいこのカンテラ時評737 れんだいこ 2010/05/27 19:32
【福島社民党へのエール】
2010.5.27日、社民党は党本部で三役会議と常任幹事会を開き、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題への対応を協議した。28日に辺野古に基地を造ることを前提とした閣議決定、これを請けての日米共同声明が為されようとしている動きに対し、1・辺野古案確定文言の削除2・党首の福島消費者・少子化担当相の閣議での署名拒否を申し合わせた。社民党は30日に緊急の全国幹事長会議を開き、28日に予定される共同声明や首相の記者会見などを踏まえた党の対応を協議する。社民党と鳩山首相周辺の調整は難航しており、社民党の連立離脱含みの緊迫した情勢を迎えている。
この社民党の動きをどう評するべきか。れんだいこは、福島党首の対応が正しいと思っている。「国外移転、最低でも県外」は鳩山首相自身が何度も宣明してきた首相公約である。それを「5月末」まで延ばしに延ばした挙句、自公政権案に差し戻した鳩山首相の政治責任こそ追及されるべきであり、その後始末に訪沖した社民党・福島党首に対し不快感を表明するとは問題外の難癖であろう。
確認すべきは、鳩山首相の「トラスト・ミー」の真相であろう。今や化けの皮が剥げ、オバマ大統領にネオシオニズムに対する忠誠であって日本人民大衆に対してのものではないことをあからさまにした。何度も云うが世の常として一事万事の法則がある。これに照らせば、鳩山首相及びその周辺のこたびの愚挙はホワイトハウスに対する「トラスト・ミー」派であることを明らかにしたことになる。今後どんな甘言を弄しても、もはや騙されてはなるまい。
通りで、国内景気に対する政治責任施策が皆無で、垂れ流しばかりに励んでいる筈である。これがいずれ消費税増税の口実にされることになるだろう。好評の事業仕訳でさう嘘っぽい。あれこれ突いているが要するに天下りもんの高給廃止、同高給退職金の廃止で済むものばかりである。廃止指定された機関には廃止しない方が良いものもある。そういう難しい判断が問われるものを急いで廃止する必要がない。為さねばならぬことは、「天下りもんの高給廃止、同高給退職金の廃止」であって機関廃止ではない。労働に対する適正給与であれば天下りでも良いではないか、れんだいこはそう思う。
ところで、有料高速道路の新料金制はいつ始めるのだ。現行より高くなるところは安くすれば良いだけのことではないのか。やる気があればすぐできるのにシナイサセナイところが臭い。前原国交相の動きはシオニスタン政治そのものではなかろうか。こいつは辺野古案差し戻しでも暗躍している。まことにケシカラン獅子身中の虫である。鳩山首相は、小沢幹事長の時には冷たく突き放すが、前原国交相に対しては一蓮托生的動きをしているように、れんだいこには見える。鳩山の臭いところである。
ところで、辺野古案の臭さをもう一度確認しておこう。これは、グアムへの移転費用に加えて辺野古基地整備費用と云う二重の支出を予定している。その金額が明らかにされていないが、れんだいこの推定するところ数兆円規模になるものと思われる。財政危機の折柄、こったら蛮行が許されるだろうか。自公政権はこれをやろうとしていた。鳩山政権がこれを引き継ごうとしている。社民党が署名拒否するのは当然ではなかろうか。一体日本は今後、幾ら巻き上げられるのだろうか。事業仕訳節税がバカバカしくなりはしないか。
れんだいこが再評価する1970年代の田中角栄−大平−鈴木政権の頃までは、防衛費関連はGNPの1%枠に抑えられていた。この留め金を外したのは1980年代初頭の中曽根政権になって以来である。今日の防衛費予算は消費税分額がそのまま横滑りした格好になっている。「米軍普天間飛行場の移設費用」は、これにオンする形で更なる出費になろうとしている。まともな政治家がいたら気違い沙汰と評するであろう。
よって、社民党の連立維持、鳩山政権のシオニスタン政治批判は当然である。鳩山シオニスタン政治への無条件の追随は、村山首相下の社会党の政策転換に次ぐ愚挙になろう。連立を維持し、左バネとして民主党連合政権を支える為に汗を掻き、与党政治責任を引き受けることこそ期待されている社民党像である。福島社民党は今、この位置をキープしている。これを良しとしたい。
日本政治に左バネがいなくなるほどシオニスタン政治に傾斜する。その愚をみさせられるほど腹立たしいことはない。左バネが政権与党の一員として汗を掻くほど素晴らしいことはない。こう心得てまっしぐらにポスト鳩山政権創出に向かって欲しいと思う。付言しておけば、歴史教訓になるが、自民党政権がハト派により牛耳られていた時、日本左派運動は左バネで支えれば良かった。ところが史実は、この時激しく闘い、タカ派政権になった時、口先三寸の反対運動になってしまった。逆ではなかろうか。これが自称在家歴史学者れんだいこの出した解である。
2010.5.27日 れんだいこ
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK87掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。