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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu216.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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アメリカはこの状況を収束させられるのは力しかなく、力を持って
いる小沢にすべてを托す以外にないと判断したのだろう。西尾幹二
2010年5月27日 木曜日
◆小沢氏を再び不起訴処分 検察審、2度目の審査へ 5月21日 朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0521/TKY201005210326.html
衆院議員の小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、東京地検特捜部は21日、検察審査会から政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で「起訴相当」議決を受けた小沢氏について、再び不起訴(嫌疑不十分)処分とし、発表した。
大鶴基成次席検事は「審査会の議決を踏まえて再捜査したが、基本的な証拠関係に変動はなく、小沢議員が共謀したと認めるに足る確証は得られなかった」と説明した。
小沢氏が再び不起訴とされたことで、東京第五検察審査会が2回目の審査に入る。
特捜部は、今月15日に小沢氏、17〜18日に衆院議員・石川知裕(ともひろ)被告(36)ら元秘書3人=同罪で起訴=から再聴取した。しかし、小沢氏と元秘書らの間に虚偽記載の明確な報告・了承があったと評価できる新供述は得られず、検察当局は、小沢氏の共謀は認定できないと改めて判断。「ゼネコンからの裏金を隠すため」と見立てた動機面での悪質性も十分に解明できないため、小沢氏を起訴するには至らないとの結論を維持した。
◆私の独断的政局論 5月24日 西尾幹二
http://www.nishiokanji.jp/blog/
小沢が前原とウラで手を握っている、というのが私の推理の基本である。鳩山はそれに気づいていない。
小沢はつねに誰かを総理にしてやるといって自らが生き延びるのが常套であった。失敗したのはミッチーこと渡辺美智雄だけだった。
小沢は自らが生きるか死ぬかの瀬戸際にある。否、民主党そのものが瀬戸際にある。前原以外に国民を納得させられる新首相はいない。小沢と前原は対立していると見られているのが好都合である。
本来は小沢と鳩山は党を二分して死闘を演じてもおかしくはない情勢にある。第一回の検察審議会が「起訴相当」を出してきたときが、鳩山が小沢を蹴落とすチャンスだった。民主党が支持率を回復するチャンスでもあった。しかしそういう気配はまったくなかった。
次期総理に菅の呼び声は最近次第に小さくなっている。鳩山が前原の台頭にも、小沢と前原の関係にも気づいていないのは、単なるバカだからである。
東京地検のうしろにはアメリカがいる。これが私の第二の推理である。
検察庁は権力そのものである。しかし日本という国家には権力はない。『「権力の不在」は国を滅ぼす』は私の本の題だった。
アメリカは東京地検と組んで小沢をコマの一つとして使うことに決めたようだ。小沢はアメリカに脅されている。
普天間問題の迷走が始まった8ヶ月前、アメリカは怒ったし、呆れもした。しかし日本の政治の非合理性の根は深く、安定した親米秩序がいつになったらできるのか見通しが立たないことに、アメリカは次第に不安を感じ始めた。
アメリカは忍耐強いのでは必ずしもない。基地としての日本列島を失うかもしれないことに恐怖を抱きだしたのだ。沖縄民衆の反乱が拡大することをひたすら恐れている。
アメリカはこの状況を収束させられるのは力しかなく、力を持っている小沢にすべてを托す以外にないと判断したのだろう。
それがいつの時期かは分らない。鳩山が沖縄海兵隊の抑止力を「学習」したと発言してもの笑いになったあれより少し前だろう。普天間問題が最初の自民党原案に立ち戻り始めたのと歩調を合わせて、検察庁による小沢「不起訴」が繰り返された。
鳩山は1996年11月の文藝春秋に「民主党 私の政権構想」という論文を書いていて、沖縄の基地問題を論じている。それによると、「革命は未来から」と旗を掲げた上で、「手前から少しづつ前に進むのではなく、未来から大胆に今を直す」のがわれわれの流儀と宣言している。沖縄問題は米軍基地撤廃と完全返還という「未来から」手を着けると言っている。
これは学生運動家の発想だが、ひどいもので総理になってその通りに実行しようとしたのである。「最低でも県外」と言ったのはそのしるしである。彼はバカなのではなく、確信犯なのである。だから恥しい素振りもみせず、終始図々しいのである。
国内には鳩山をまだ守ろうとする声がある。支持率は20%台になったというが、まだ依然として20%台なのである。本当は5−7%になってもおかしくはないのに、左翼マスコミもまた確信犯にほかならない。
しかし起死回生を狙って小沢は前原を擁立するだろう。普天間は時間をかけ自民党原案に落ち着くだろう。それが私の独断的政局論の読みである。時期がいつかは分らない。もちろん予想外のことが起こり得る。検察審査会の第二回目の「起訴相当」はアメリカの影の力をもってしてもいかんともしがたい。
基地が反米の旗をさらに高く掲げてこれ以上混乱したら、アメリカの苦悩は深まり、次の手を打ってくるだろう。その方がずっとこわい。アメリカは日韓の関係の悪化を今は望んでいないが、日本の「韓国化」をむしろ画策するかもしれない。
アメリカは占領軍だということを今回ほど如実に感じさせた事例はない。鳩山は寝た子を起こした廉でいづれにせよ罰せられねばならない。
(私のコメント)
東京地検は小沢幹事長を再び不起訴処分にしましたが、東京地検はアメリカの出先機関であり、小沢を失脚させたら鳩山は何をやりだすか分からないと判断したのだろう。アメリカは小沢を不起訴処分にする代わりに鳩山を抑えろと取引したのかもしれない。小沢を抑えておけば民主党に勝手な真似は出来ないわけで、小沢が起訴されるとアメリカにとっても今のところは都合が悪い。
7月の参院選挙で鳩山小沢体制では負けるだろう。支持率が20%では浮動票の多い都市部では勝てるわけがない。地方では小沢の切り崩しで組織票を固めているから勝てるかもしれませんが過半数を維持するのは難しいだろう。そこで鳩山小沢は退陣する見通しになる。常識的に考えれば鳩山小沢では選挙は戦えない。だから選挙直前に辞任するかもしれない。
選挙で大敗すれば辞任せざるを得ないでしょうが、管・岡田で行くのだろうか? 小沢は辞任しても影響力を維持する為にいろいろと手を打っているはずだ。選挙の顔としてや沖縄の普天間問題を考えれば前原・原口といった線も考えられる。前原・原口と揃って連休中にアメリカを訪れているがアメリカへの顔見世だったのかもしれない。
参院選挙で大敗しても衆院では300議席の安定多数だからねじれたままでも政権維持は可能だろう。公明党や新党を取り込めば参院でも過半数は維持できるかもしれない。自民党が大勝する事はないだろうし、自民党も分裂を繰り返しながら消えていくだろう。政権を取っていなければ政治資金が集まらないから自民はほっておけばやがて消える。
アメリカとしては普天間問題では前原を首相に据えれば問題は収まり、小沢は検察審査会で再び起訴されて葬られると考えているのだろうか? 菅直人や岡田克也では左過ぎて心配かもしれない。そこで西尾氏は小沢は前原と裏で手を組んでいるという説ですが、影響力を残すには今のうちに裏で手を打っておく必要がある。
前原大臣は八つ場ダムでもJAL問題でも何とか片付けて成績を上げていますが、他の大臣は亀井大臣を除けばこれといった仕事をしていない。菅大臣も攻撃力はあるが政策にあまり強くない所が財務大臣になってばれてしまった。厚生省とは違って財務や金融はエキスパートでないとなかなか分からないからだ。
岡田外務大臣も普天間問題から外されて、これといった業績がない。記者クラブを解放した程度ですが、幹事長の方が向いているのだろう。そこで小沢が手をつけるのは前原大臣だ。小沢と前原は敵対関係にあると見られていますが、小沢批判とも見える発言を前原は繰り返している。それが逆に小沢と手を組んでいるという証拠ではないだろうか? アンチ小沢を旗印にすれば選挙で勝てるかもしれないからだ。
小沢一郎としてはキングメーカーとして権力を維持できればいいのであり、東京地検を抑え込むにはアメリカと手を組めばいいことも分かっている。アメリカも小沢をコントロールして民主党政権を操るつもりかもしれない。その為には検察審査会が一つの山ですが、小沢を完全に失脚させるには起訴に持ち込むことが必要だ。
ちょうどいいタイミングで韓国の哨戒艦が北朝鮮の潜水艦に魚雷で沈められる事件が起こり、鳩山首相はこれ幸いと戦争抑止力としての沖縄の海兵隊基地の存在意義が分かったと発言しましたが、小沢との話し合いで辺野古に急転直下決まる事になった。だから韓国の哨戒艦の沈没事件はアメリカのやらせという説もありますが、それだけ沖縄の米軍基地の存在は朝鮮半島と深い関係があるということなのだろう。
ならば、鳩山首相は大好きな韓国と話し合って海兵隊基地を韓国に移せばいいのだ。海兵隊は米国人救済のためにあるのであり、抑止力としても効果的だ。しかし在日米軍が日本に居たがるのは思いやり予算があるからであり、その利権は失いたくはない。韓国では毎年2000億円もの思いやり予算はつかないだろう。
自民党にとっては在日米軍こそが権力の後ろ盾だったのですが、それだとアメリカが共和党政権のうちは都合がいいが、米民主党にとっては自民党は共和党のパートナーでしかない。だからクリントンやオバマは嫌がらせのために自民党政権をたたいたのだ。オバマが中国とのG2発言は麻生内閣を失墜させる威力があった。
アメリカという国は、米軍という暴力団勢力とウォール街という金融マフィアによって成り立つ国であり、クリントン時代は大幅に軍縮したし、オバマと米軍は対立関係になる。オバマが急にグアム訪問を取り止めたのも米軍の妨害があったためだ。オバマと鳩山が会談できないのも米軍の妨害の為だろう。そして何とか辺野古に移転が決まって米軍はやれやれだ。
オバマは金融マフィアの代理人みたいなものだから、リーマンショックで大きく力を失って来ている。だから日本や中国から金を巻き上げてウォール街にマネーを呼び込まなければなりませんが、だから中国に媚びへつらわなければならない。日本に対しては強く出れば日本人は妥協すると見られているからジャパンバッシングは終わらない。
鳩山民主党政権が在日米軍を追い払ってくれると期待したのですが、小沢一郎がアメリカに取りこまれてしまって失敗した。東京地検は政治家のスキャンダルリストがあるから、意に沿わない政治家はいつでも失脚させることが出来る。逆にアメリカと手を組めば東京地検を抑えることもできる。小沢はそれを利用したのだ。
◆275 :闇の声:2010/05/27(木) 09:11:16 ID:OzUmMr9N
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1274498104/200-300
色々ありすぎて、何から書くか本当に迷ってしまう。
まず、普天間を巡る迷走だけれども・・・どうも、本当に国民が民主党を
批判しているのか・・・その怒りを感じないのは何故だろうか?
国会議員がやるべき仕事のベースにあるのは、国家の問題であり、当然防衛はその
礎を為す問題なのだが、国民にとってそれは沖縄に何をどうするかと言った地域限定の問題に
すり替わってしまい、結果的に自分に関係なければどうだって良いんだとの形になりつつあるのではないか?
だから、防衛の在り方を考える前に沖縄の人達を何とかして上げたいが、しかし火の粉が飛んでくるのは嫌だから
結果面倒臭いよねと・・・それなら国が考えりゃ良いんで、自分達は関係ないよと、それが本音の気がする。
むしろ、自民党の連立政権時代の日米合意含む全ての合意案自体問題があって、それが今明らかになったのは
政権交代の成果なんだと・・・政権交代を正当化したい向きはそう考えるだろうし、どこか国家に対して距離を置きたがる
人々にとってはそれは真に好都合なんだろう。
鳩山周辺は実は、四月末頃は危機的状況だとの認識があったらしいが今はそうではない。
国民の間にある無力感、厭世観、政治をまともに考えてもバカらしいと言う
冷めた感じを追い風と考え始めている。
多少の事をやっても、鳩山首相の訳の判らない弁舌で煙に巻かれてしまい、しかも当事者が誰で
それがあまりにあてにならない言葉を吐くから真に好都合・・・煙幕政権だな。
しかも、ここが大事なのだが・・・強行採決をやっても国民は騒がないし、メディアも
規制をまともに食らって動こうとしない。
そうなると野党にとって議論の場がますます無くなると言う結果になってくる。
◆小沢にとってはこれは当に好都合で、危機感を煽って盛んに発破を掛けているが
一時の危機的状況から少しずつ脱しつつある。
危機的状況とは、地滑りが起きるかなと言う予兆があったのだが、どうもそれは
無いなと思えてきた・・・
去年の衆院選の前の様な雰囲気は欠片もない・・・そうなると、庶民は面倒だから選挙に行かないか
或いは行っても政権交代の実績を重視して、民主に入れるケースになってくるんじゃないか・・・
しかも、みんなの党はこの所盛んに政策協議を陰でこそこそやっている。
これは社民党が連立離脱をするだろうとの予測で、その隙間に入り込もうとの姑息な行動なのだが
小沢の撒き餌の効果かも知れないな。
みんなの党は自民党とは組めない。絶対組まないだろう。
しかし、どっちにも与しなければいつの日か資金の問題が出てくる。
社民は連立離脱はないだろうと見ている・・・福島と阿部、福島と辻元・・・
党内はばらばらで下手すれば福島は孤立して終わりだ。
総連が離脱は許さないし、福島も最後には折れるだろうと見ている・・・
まあ、閣僚を辞任して代わりを立てる事も有り得るだろう。
(私のコメント)
マスコミは急におとなしくなって来たみたいですが、野中広務の毒饅頭発言が効いてきて、沖縄の普天間問題の幕引きをしているようだ。リストが公表されるとクビが飛ぶ政治部長や評論家の数は相当なものになるだろう。だから社民の福島党首がいくら騒いでもマスコミは腰が引けてしまって普天間問題は消えていくだろう。
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