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2010年5月26日 掲載
●勝てそうにないのに出るワケは…
日本創新党の山田宏杉並区長(52)が今月31日付での辞職を表明。参院選出馬を明らかにした。
創新党といえば、横浜市長を途中でブン投げた中田宏氏も出馬する。首長ブン投げコンビで、参院選を戦うワケだが、ハッキリ言って当選は厳しい。
4月に結党した“タケノコ新党”の中でも創新党の存在感はてんでないからだ。
今月15、16日に行われた毎日新聞の世論調査では、第3極の新党に「期待する」と答えた人に「議席を増やして欲しい新党」を聞いていた。結果は、「みんなの党」38%、「新党改革」15%、「たちあがれ日本」10%で、「日本創新党」はわずか3%。創新党が参院選で1議席を獲得するのは至難の業なのだ。
それにもかかわらず、山田が区長任期を1年残して転身するのはなぜなのか。
25日の会見では「党首としての責任を負い、先頭に立ってやらなければいけない」「国が倒れたら杉並で努力しても水の泡になる」とかカッコいいことを言っていたが、額面通り受け止める政界関係者はいない。「来年4月の都知事選狙い」が、共通認識だ。
「杉並区長を辞めるのはシナリオ通り。熟考を演出するため、辞職表明まで時間をかけた。当選しても落選しても、参院選出馬は都知事選に向けて名前を売るのが目的でしょう」(民主党関係者)
だからといって、都知事選なら勝算があるとは思えないが、そこには皮算用が働いている。
「カギは自民党の石原伸晃都連会長です。石原氏は杉並区を選挙区とする東京8区の選出。山田氏が衆院議員だった時はライバルでした。93年の衆院選では、日本新党から出馬した山田氏がトップ当選、96年の衆院選では石原氏が勝利しましたが7000票差でした。そのため、山田氏が99年に杉並区長選に出る際は、『これですみ分けられる』と、石原サイドは山田氏を応援したものです。石原氏は山田氏が衆議院に鞍替えして再び戻ってくるのを心底恐れている。東京8区から出ていってくれるなら、都知事選にも協力しますよ」(政治ジャーナリスト)
こういう事情があるなら、“親バカ”石原慎太郎都知事も、山田を後継指名するかもしれない。山田のしたたかな計算が見え隠れする。
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