http://www.asyura2.com/10/senkyo87/msg/156.html
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普天間基地移設問題について本土の朝日新聞に傾聴すべきアメリカ側の意見が掲載されている。スミス氏ははっきり普天間に代わる新基地建設は不可能だと認識し、米日でこの問題について包括的に話し合うべきだとしている。ネットでは閲覧できないようなので以下に転載する。
http://zeimusmaki.iza.ne.jp/blog/entry/1623704/
「日米防衛協力の価値議論を」(シーラ・スミス)
2010年5月27日 朝日新聞 朝刊21面オピニオン欄「どうする普天間基地移設」での寄稿
シーラ・スミス(米外交問題評議会上級研究員)
【論文要旨】
普天間基地の問題を、ただ負担を沖縄におしつける過去のアプローチで試みることは適切ではない。米日政府は代替施設を県外に求め、基地問題を包括的に話し合うべきだ。同時に日本の国民は米日の防衛協力(すなわち日米安保とそれによる軍隊運用)の価値をきちんと説明されるべきだ。その上で論点は5つある
1沖縄はあまりに大きな負担を強いられている、軽減すべきだ
2基地問題は沖縄の問題ではなく日本全体の問題だ
3日本政府はなぜ米軍基地が必要か日本国民に説明すべきだ。日本の政治家はそれを避け続けてきた
4米日政府は海兵隊がなぜ沖縄に駐留しているか明確にすべきだ
5新たな在日米軍基地の建設は政治的に不可能だし、米国側には強い基地建設の意欲はない
【参考】
シーラ・スミス氏は昨日のテレ朝報道ステーションのインタビューでも普天間基地代替地は県外に求めるべきだとはっきり述べていた。彼女はオバマ政権の外交政策のブレーンと紹介されていた。スミス氏は5月28日早稲田大学で開かれる日米安保に関するシンポジウムに出席する、このシンポジウムには誰でも参加できる。
◆日米安保50周年記念シンポジウム「安保50周年と日米関係」
http://www.us-jpri.org/sympo0528.html
日時:2010年5月28日(金) 13:20〜17:30 (開場 12:30)
場所:早稲田大学 大隈講堂
主催:日米研究インスティテュート(USJI)
入場料:無料
また琉球新報では以下の記事を読むことができる。
◆普天間移設:スミス研究員「公平性問われる」(琉球新報 2010年5月24日)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-162535-storytopic-3.html
一部抜粋=米シンクタンク「外交問題評議会」のシーラ・スミス上級研究員は、同評議会のホームページに「鳩山首相の公平への追求」と題した論文を掲載した。米軍普天間飛行場移設問題について「大事なことは海兵隊のヘリが沖縄からどのくらい遠くまで飛べるかではない。沖縄の犠牲に頼らない解決方法を探すために、日本国民がこれまで日米の安全保障にどれほどの労力を注いできたかどうかだ」と指摘。「公平性が問われている問題だ」と、本土の意識の薄さが問題の本質だと主張した。
全国知事会が議論することについて「本来は数十年前から議論されるべきだった」と指摘しながらも歓迎。その上で「鳩山首相が(普天間を)全国的な議論にまで広げるなら、私は強く支持する」としている。
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