http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/918.html
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フリージャーナリストの岩上安身さんが今日の亀井金融大臣の記者会見をアップしてくれています。
http://www.ustream.tv/recorded/7189044
是非映像をご覧ください。
連立与党の国民新党、社民党には政権内でがんばって欲しいです。
以下18:55まで書き起こしました。
一部聞き取れないところ(特に2番目に質問された方)、不明な点がありますので、お気づきの方訂正お願いします。
《一部書き起し》
岩上:
(前略)繰り返しちょっと辺野古の質問になってしまって恐縮ではありますが、大臣のお考えとしては、根本的なお考えとしては、やはり日本は自分の防衛ということを考えるときに、抑止力というのは根本的には自主防衛でやる、それがあってこその抑止力である、いうお考え、非常に真っ当なお考えであろうと思います。
そういうお考えの下に、なぜ、例えばその辺野古に移転・移設するというときに、例えば米軍が例えばグアム・テニアンにまで撤退してもらってと、いうそういう方向性もある。で、そこの空域をもし至らないのであれば自衛隊で埋めようとか、沖縄の方々に負担をかけないようにしようとか、ということがなぜここまでかかってですね、新政権でできなかったのか。
それはやはり米軍のあるいは米国の強い圧力といいますか、引き続き占領国のままなんだということをおっしゃいますけども、米国の一方的な横暴の圧力があってのことなのか、あるいは防衛省、外務省、こういった省庁がですね、政権の意思とは関係なく米軍の意思に従っていく、こういうことを指すのか、一体そのメカニズムといいますか、実相のところを。
鳩山首相を始めとした大臣、一生懸命何とか沖縄に負担をかけないようにということをお考えになって、努力されてこられたのであろうと思うのですが、どうしてこのような事態に至っているのか、そこの言えるのであれば実態的なお話を。
亀井大臣:
私は昨日も総理と30分くらいサシで話をしておるんだけどね、総理はやっぱし変わってないんです。相変わらずやはりね、日米あれこれ対等な立場で、これは安全保障の一つの一環として、これ基地の問題なわけですからね。そういう立場でこれを解決するというような、あの人とね、昨日私もだいぶいろいろ話をしたんだけど、変わらないんですよね。
だけども現実の問題としてね、5月30日というね、ご自身の努力目標を具体的に設定されちゃったから。マスコミがガンガン、それまでにやらんと公約違反だという形でね、やりまくるんで、そういうことの中で、現時点においての安全と騒音の問題を解決する選択肢の一つとしてね、本州の中でいくらいろいろやってもなかなかね、「私のとこで引き受けますよ」というというところ今出てきてないでしょ。そういう状況の中で一つの選択肢の一つとしてとして、辺野古とね、周辺といういうこと、現時点ではそれもあり得るということで。それなら沖縄県の方にね、今の時点で理解を求めたいということで、総理いかれたわけですからね。
だから辺野古の方はね、一つの選択肢の一つなんですよ。だから相変わらず県外へ国外へね、というこれがやれないかということは、総理は今後努力すると思いますよ。あー、もう努力する、これは当然する、私は昨日もお話ししたんだけど、それは当然する。
ただ、現時点においての選択肢の一つとして辺野古を考えねばならなければならない場合も出てくるんで、沖縄県の方に一つご理解とご協力を願えんかということで行かれたんでね。今ILA(?)なんだこれは。それは別にあそこを最終決着してね、もうてこでも動かんという形での、コウシ(?)というわけでもないんでね。
まあアメリカというか、日米、今ね、防衛大臣が行ってるようだけども、その中で選択肢の中の一つとしてのそのことを取り上げていくということについては協議の中身になるだろうと思うけどね。それは結論じゃない。沖縄がうんと言わなきゃだめでしょ。両党がうんと言わなければだめでしょ。連立である以上はね。最終結論じゃないんですよ、これはね。
それがどうもね、社民党や国民新党数が少ないもんだから、あんたちに軽視されるもんだからね、どうもそういう捕らえ方がされがちなんだよね。やっぱしそれはね、社民党や国民新党が同意をし、沖縄県も同意したものが最終案なんだ。それが今出てる状況じゃないでしょ。
だからそれは一つの選択肢の一つとして日米間でね、今協議をしているという話であって。そういう姿を総理としては具体的に見せたということでしょう。
岩上:
大臣としては国外、グアム・テニアンの案を模索するというお考えはおありですか?
亀井大臣:
これはできる案であれば、国外という形でいいと思いますよ。いいと思いますが、それが本州の他の地域、沖縄に75%の負担を負わせたままでいいかということにはなりませんからね。そういう努力を国民新党今やってますよ、平行して、そういう努力を。今やってかなきゃいけない。社民党もやってるでしょう。うちもやってるもん。
そういう中で、今の時点でそこがだめな場合は辺野古というのを選択肢の一つとして、存在しうるというんで総理がアレしちゃってる、そこのとこをね、マスコミの皆さんは冷静に国民に報道していただかなきゃいかんと思いますよ。
アメリカが好きなところに基地をおけるというのは変だから。辺野古がいいよ、あるいはここがいいよ、つってね。九州がいいよって北海道がいいよって。そういうわけには行かないんだ。日本独立国だから。あくまで日本国民の意思。特にそこに住んでいる人たちの意思ですよね。また日本全体の安全保障、防衛、これとの関連。そういうことの中で、アメリカがね、ここがいい、ここが便利だと言ったって、不便かもしれないけど我慢してもらわないといけない場合も起きてくるんだ。そうでしょ?いろいろやったんだけどね、ここしかないよと、ね。訓練やいろんな面でちょっと不便かもしれないけど、と言ったらね、アメリカはしょうがねえな、そういう関係のはずなんですよ。
それが日本のマスコミがね、アメリカがおっしゃるように、好きなようにね、こんな山菜料理みたいなんは嫌だと、もうちょっと血の滴るビフテキとおっしゃってるんだからビフテキ出さんとご機嫌損ねるんじゃないかとね。そういう感覚が日本のマスコミにあるんだ、やめてくださいよ、ほんとに。皆さん方別かもしれないけど、ひどすぎるね。
それはアメリカに対してもちゃんと努力をした結果ぎりぎりこうだよということを話をすれば済むはずなんだ。日米対等なんですよ、そういう意味では。岸さんが日米安保改定した後はそういうことになっちゃってるんだ、これは。条約上はそうなってるんだ。
今の日本と言うのはね、占領されたままの意識が抜けてないんだよ。国民がそうだよ、今ほんとに。アメリカの機嫌を損ねたら怖いじゃないですかと、市民の声ですよ、これ、残念ながら。皆さん方もそう思いません?そんなことをねえ、社民党やまた国民新党言ってるけどもね、アメリカの言うことに逆らって、ご機嫌損ねたら日本を誰が守ってくれるのよ、これがね、そこらのおじいちゃんおばあちゃんの声だよ、残念ながら。
フリーランス記者:
岩上さんの質問を受けて、亀井大臣が仰ったのと同じ。私の理解では、今回の問題の出発点は、あくまでも沖縄の問題をどう解決していくか、これが出発点で、アメリカのことを考えてあげると言うことではない。そして、その出発点が、新政権の下で、今亀井大臣が仰ったように「アメリカと対等」これが自民時代と違うんだろうと期待しておりました。が、これはそう簡単なものじゃない。
そこで岩上さんが質問された、じゃあアメリカの圧力とか、アメリカの側の方でどのような要因がどうしているかと言うような、私外務大臣の記者会見にも出ていますが、岡田さんは交渉中だったので一切、まあ亀井大臣のように親切な言い方をしてくれません。これを是非お伺いしたい。
私は、本当はみんなが話し合って、どうしたらいいのかということを、国民みんなが抑止力とはどうあるべきか、これをきちんとやって、この順番でやっていって、みんなで理解しあう、話し合うのは本当は必要じゃないか。今時間がないので物理的には無理でしょう。でも、できるんであればそこに戻って、アメリカ、お前の問題なんだから、アメリカの世界戦略にも立ってお前もなんとかせえ、ということをもうもっと強く言ってもいい、そいういうことが感じられない。国民に。その辺のとこをもう少し、大臣から国民に分かりやすく、何が問題なのか、・・・。
亀井大臣:
何が問題ってね、我々の問題なんですよ。日本国民の意識の問題なんだ、基本は。
いやだからね、日本人の意識の問題にね、まあ乗じてっていったら言葉が悪いけどね、アメリカの軍事戦略上のアメリカ側の要求だけは前に前に出てくるわけですよ。それに対して防衛省とか外務省はね、それを汲み取って、沖縄の問題を解決しなければいかんような気分になっていく危険性がある。
私はね、今この問題で折衝してるわけじゃないから分かりません、分からんけども、少なくとも郵政改革については、ほんとにね、痛いというほど知りましたよ。日本の外務省何やってるんだと。看板書き換えろと。外務省日本支局といって。俺に侮辱されたっていうんならね、(?)。それぐらいの感じですよ。
鸚鵡返しじゃない、アメリカの言ってる。がん保険を守ると言う具体的な利害でしょ?そういう立場からさ、限度額を上げてね、(?)力をつけさせるなと言うことでしょ。それと同じで新しい事業展開をさせるなということでしょ。
とどのつまりはさ、ヨーロッパまで出かけて行ってね、やってね。こりゃ勝手だ。だけどね、日本国の外務省としては逆に日本の立場を説明せないかんのですよ。そういうことに対して。受け売りじゃん。
大塚大臣に聞いてみなさいよ、とにかく。暇でもないのに押しかけられちゃって。条約局長までやってきたでしょう、経済局長だけじゃなく。
最後は閣議決定する日にね、外務大臣は外国出張しとったけど、官房長官は代わりにペーパーかなんか持ち出しやがって。閣議決定の日ですよ。各省庁まで根回しまでしてるじゃない。反対してくれ、反対してくれって。どこの国の省だと言いたくなるよ。おれ。
おれが日米国交(?)交渉とのきも同じ思いしたけどもね。
河野大臣が妥結してくれ、妥結してくれ、妥結してくれないと日米関係が大変なことになる。初めから最後までそうなの。アメリカのいうとおりにしてくれ。ねえ。ロスで再交渉したときも、前日夜に打ち合わせしたら、外務省から来た審議官がいないからよ、どうしたっていたっら、運輸省の審議官「だめです大臣、外務省入れたら秘密がザーッともれちゃう、筒抜けになるから入れちゃだめです」「まあ、いいから入れてやれ」って入れたんだけどね。始めから仕舞までそうでしょ。あの時だって。フェデラルがさ、アジアの空を支配する、そういう計画を丸呑みしようっていうの。外務省はね。馬鹿なことを。まあ結局こうやっちゃいましたよ、私は。やるんならやってくれ、制裁加えるって言うから。俺も言い分の制裁やるよと。
決裂(?)再交渉しようって言うからね、来てくれ、ワシントンまで来てくれって。何で俺が遠いところまで行かなきゃならん、真ん中のね、ハワイのパールハーバーでやろうってわざと言ってやったんだよ。なあ。だけど、じゃあもうちょっと来てくれって。まあ野茂がやってたからね、まあロスまで行ってやった。全部こちらの言う通り。そうでしょ、最終決着。もうパーフェクトで勝ったんですよ、あの時は。で、審議官「もう大臣、もうこれで、100点でもういいじゃないですか」「お前黙っとけと。俺が行きがけの駄賃まで取ってやるから見とけって」(?)取ってやった。
それで日米関係、河野大臣が言ったみたいにおかしくなるって、全然おかしくならない。しまったーやられたーていうだけだろ。
アジアの権益を彼らが独占しようとしてきたことを私は拒否しました。それで日米関係がおかしくなったかというとならないんですよ。それをいつも日本の外務省と言うのはいつも大変だー大変だーていって、大騒ぎをしてね、丸呑みして。伝統ですよ。今度の郵政のあれだっておんなじですよ。
今度の普天間の問題どうしたって、中身知らないから言いません。普天間について知りませんからいいませんけどね。無責任ですからね。言いませんけどね。
日本の外務省もうちょっとしっかりせんといけませんね。鈴木のムネちゃんが怒るわけだ。
(質問:聞き取れず)
亀井大臣:
それもね、私も昨日総理に言ったんだけど、あなたね、オバマ政権と話をしなければだめだと。純軍事技術的なことでね、そういうねえ、下っ端とは言わんけどね、そういう防衛省とかね外務省と国防総省のね、もう、中途半端な役人とね、実務者協議とか何とか言って、そんとこでするの、おかしいよって。
それは自由の話であってね。日米関係が同盟を本当に強化していく。政権が変わったんだからね。だから、今度はいい試金石なんだからね。日米同盟を対等な形で運用していくという。
決着すればいいもんじゃないよって、私は総理に昨日もね。それは、あなたが言った立場で、対等な立場で、これを決着していく。総理はそれは全くその通りです、とそういったけどもね。
そりゃね、極東の軍事戦略というのはどんどん変わっていってんですよ、13年前と今はね。どんどん変わって行ってる。兵器だって日進月歩してるわけだしね。軍事戦術だってどんどん変わって行ってるんでしょ?そういうことの中で海兵隊の運用だってさ、13年前と今とぜんぜん違うんだよ。どういう運用の仕方が近代戦における海兵隊の使い方がどう変わっているかとね。そういうこうとを含めて、そんなね、純軍事技術的な場面に引きずり込まれていってね。ヘリコプターが30分以内でないといかんとか何とか言ってね。
そんな基地の問題や運用はアメリカが工夫すればいいことなんであってね。この(?)がいい、ここが便利がいいって、全部満足させる形で基地提供なんてできませんよ。そんなこと。当たり前のこと。
だから私はそれをね、昨日官房長官やそういうね、いろいろ口をすっぱくして言っとるんだけどもね。まあなかなかね。国民自体がおかしくなってるからね。政府がしっかりやるといってもね、国民全体空気に流されとる、うーって行きやすいの。
日本のマスコミがそうでしょ。見てみなさいよ、日本のマスコミ。アメリカの国防総省の機関紙じゃないかと思うような新聞がいっぱいあるよ。日本の新聞。ほんとに。恥ずかしいと思えって言うんだよ。
《以上》
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