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2010/05/24(月) 22:18:07
●本当に沖縄県民は鳩山首相を辞めさせたいのか
(⇒2010/05/24 ゲンダイネット)
4月の県民大会の司会を務めた宜野湾市出身のミュージシャン、KEN子さん(35)もこう言う。
「前政権下では県民は基地問題を話題にすることもできなかった。それが政権交代で『基地反対って言ってもいいの』という雰囲気に変わってきた。これだけでも大きな前進なのに、そういう県民の思いは報じられません。
『普天間を国外・県外に』という趣旨で開かれた県民大会が『民主潰し』のように利用され、鳩山首相の来県時に感極まって泣いた私の姿も『泣いて抗議する県民』という扱いで報道されました。
内地メディアは鳩山首相に対する否定的な意見だけを取り上げ、それ以外は一切報じない。県民は鳩山潰しを誰も望んでいません。内地メディアには『怒りを利用するな』と言いたいのです」(⇒記事全文)http://www.gendai.net/articles/view/syakai/124053
>>続き
●官邸で孤立した鳩山の抵抗勢力は誰だったのか
「県外、国外」への移転を掲げながら、最後は辺野古に戻ってしまった鳩山に沖縄県民は落胆を隠せない。しかし、だからといって、鳩山政権を追い込むのは愚策だ。
今回の交渉過程でハッキリしたのは、政権内にも鳩山の足を引っ張る連中がいたことだ。早々とグアム移転案を非現実的と潰し、「国外」の芽を摘んだ連中だ。
「外務省と防衛省の役人たちです。さらに岡田外相や北沢防衛相もそれに踊らされてしまった。さらにてんで動かなかったのが菅大臣。鳩山政権が潰れても、彼らが首相になるのでは、沖縄県民には最悪です」(現地で取材中のジャーナリスト・横田一氏)
外務省・防衛省が現行案にこだわった理由はハッキリしている。基地が国外に移転してしまえば、これまでの交渉は何だったのか、と言われるし、基地が完全に国外に移れば、彼らの仕事がなくなってしまう。
さらに役人の中には日米安保マフィアと呼ばれるのがいる。米国のご機嫌取りだが、彼らにしても、米国の損になるような合意は困る。そこで、米国の怒りや沖縄の戦略的重要性、抑止力を過大に担当大臣や官邸、メディアに訴え、国外移転潰しに奔走したのだ。
彼らに任せると現行案に戻ってしまうことに気づいた鳩山官邸は今年に入ってからは外務、防衛省を外し、官邸主導でこの問題の決着を模索した。ブンむくれた官僚は「お手並み拝見」とばかりに非協力的になった。
官邸の踏ん張りどころだったが、任された平野官房長官がひどかった。
「報道された徳之島案を否定し、すっとぼけたことで、マスコミや徳之島の町長を完全に怒らせてしまった。ま、この人を官房長官にした人事のミスですけどね」(ジャーナリスト・松田光世氏)
●訓練の県外移転に秘策はあるのか
限りなく現行案に近い決着に、沖縄県民はガックリだが、官邸関係者は「今後次第」と言う。目に見える形で、沖縄の基地負担が軽減されるかどうかがカギとなる。
鳩山は日米地位協定の見直しにまで踏み込むつもりだが、訓練の県外移設などのウルトラCはあるのか。
今回、米側が最後まで譲らなかったのが、普天間の「隠れた機能」の継続確保とされる。
「普天間の滑走路は2800mもある。ヘリ部隊のためだけなら、こんな滑走路はいらない。つまり、普天間は嘉手納の米空軍基地の『バックアップ滑走路』機能も担っているのです。米軍としては、沖縄本島のどこに移るにしても、この機能が重要なのです」(松田光世氏=前出)
裏を返せば、米側は普天間のバックアップ機能を沖縄に残せれば、建設場所や工法にこだわらない。
松田氏は陸上案がウルトラCではないか、と見る。
「『杭打ち桟橋方式』も『埋め立て方式』も海を汚すにことに変わりはない。『美しい海を埋め立てるのは、自然への冒瀆(ぼうとく)』という首相だけに、陸上案で理解を求める可能性はあると思います」
候補地は、キャンプ・シュワブ陸上部やキャンプ・ハンセンだ。首相の“知恵袋”で、軍事アナリストの小川和久氏もハンセン移転を唱えている。滑走路周辺に防音壁を張り巡らすなど騒音対策をクリアすれば、住民の理解も得られるかもしれない。
仲井真知事との会談で鳩山首相は、「沖縄の負担軽減に向け訓練の一部移転受け入れを27日の全国知事会で求める」とも強調した。鳩山の念頭には、自衛隊基地の“玉突き再編”があるようだ。主に九州の自衛隊基地で米海兵隊の実戦訓練をローテーションで実施し、既存の自衛隊部隊は別の基地に移す。
さらに、基地問題を「国全体の問題」と強く訴え、訓練を受け入れない自治体にはペナルティーを科す強硬案もささやかられている。「その分を受け入れ先の地域振興策に充てる」(政府関係者)というプランである。
名護市議選は9月、沖縄県知事選は11月だ。沖縄と条件闘争をするのであれば、それまでが勝負になる。
●したり顔で「それみろ」と言う専門家の不見識
鳩山首相が辺野古案に戻ってきたことで、「現行案こそ唯一実現可能」とみなしてきた専門家らは案の定、「それみたことか」と首相を叩きまくっている。
拓殖大学大学院教授の森本敏氏は、きのう(23日)のテレビ番組で「(普天間問題で)米国は1ミリも動かなかった。よく忍耐し、よく寛容な態度で我慢してくれた。私は米国に感謝している」とまで言っていた。
「日米同盟がギクシャクする」「在日米軍の抑止力が低下する」と、あくまでも米国に追随してきた専門家にすれば、「ようやく分かったろう」と言いたいらしい。
しかし、彼らは本気で「現行案こそベスト」と考えているのか。自民党政権がまとめた現行の「V字滑走路埋め立て案」は、沖縄の海を汚し、沖縄に基地を固定化させる計画だ。ガラスの合意とか胸を張るが、利権で手なずけたものだ。
日米同盟堅持のためなら、沖縄県民に犠牲を強いても構わないのか。それこそ、先の大戦で沖縄を本土の“捨て石”にした軍部の発想と変わらない。
軍事評論家の前田哲男氏もこう言った。
「沖縄の負担を軽減し、海外・県外移転の道を探る。自民党政権で戦後60年以上も放置されてきた問題に、鳩山首相は初めて手を付けました。その基本姿勢は評価されるべきです。沖縄の世論を思えば、専門家が首相の背中を押し、“米側の要求にもムリがある”との意見があっても当然なのに、皆、首相の足を引っ張った。批判の中身も、米側のロジックから一歩も出ようとしません。一体、彼らはどこの国の代弁者なのかと思ってしまいます」
この国の専門家たちは、日米安保体制の枠組みにすっかり毒されている。
(日刊ゲンダイ 2010/05/24 掲載)
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★沖縄県外、国外、諦めるのはまだ早い(⇒2010/05/24 永田町異聞)
沖縄県外、国外。まだ諦めるのは早い。この期に及んでも、あえてそう言いたい。
(⇒記事全文) http://ameblo.jp/aratakyo/day-20100524.html
安心感をくれる良い記事です。
また、ムネオさんはこう言っています↓
鳩山首相は沖縄県民に「『出来る限り県外』という言葉を守れず、県民に大変な混乱を招いたことをお詫びする」と最初に言っていたが、勇気ある、潔い発言だ。心のこもった言い方だと、私は評価する。
民主党の議員も、自信を持って鳩山首相の発言を私以上に評価し、発信して戴きたい。仲間内からの声援なくして、元気は出てこない。
ここは一致結束し、みんなで沖縄の負担軽減に向けて、鳩山首相と一緒に頑張ろうという声を上げていこうではないか。
(⇒ムネオ日記) http://www.muneo.gr.jp/html/diary201005.html
とにかく今は、冷静に推移を見守ることが大切だと思います。
引き続き、現政権を支持・応援していきます。
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