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【「官房機密費問題−野中証言考その6、三宝会考その2】 れんだいこのカンテラ時評734 http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/800.html
http://otd10.jbbs.livedoor.jp/1000013618/bbs_plain れんだいこのカンテラ時評734 れんだいこ 2010/05/22 20:57 「三宝会」の構成メンバ−は、かの高名な戦前共産党の理論的指導者・福本和夫の息子にして「永田町のフィクサー」として知られる福本邦雄がまとめた「三宝会・会員名簿」によって知られるところとなった。(ttp://www.rondan.co.jp/html/news/0007 /000726.html) 福本は、2000.6.25日の総選挙で落選した直後の6.30日、橋本内閣時の建設大臣在任中の工事の業者選定をめぐる汚職事件で3000万円の賄賂を受け取ったとして受託収賄の疑いで逮捕された中尾栄一に続いて共犯者として逮捕されている(処分保留、起訴猶予で釈放されることになる)。「三宝会・会員名簿」の公開は「2000.7.26日」のようで、この事件後に漏洩されたことになる。こうなると「三宝会・会員名簿」公開の裏には何やらきな臭い臭いが立ちこめていることになる。 それによると、最高顧問は竹下登。事務局は、東京都千代田区丸の内3-1-1、国際ビルの福本邦雄が経営する(株)フジインターナショナルアートに置かれた。会費として、法人会員は月額3万円を半年単位で年2回納入、個人会員は会合の都度1万円を限度として会費を納めている。 代表として(読み易くするため鞄凾外す)、中曽根式国鉄民営化の旗振り役としての功績で昇進した三バカトリオの東日本旅客鉄道社長の松田昌士、東海旅客鉄道社長の葛西敬之、西日本旅客鉄道社長の南谷昌二郎。日本航空社長の近藤晃、日本電気社長の関本忠弘、日産自動車社長の塙義一、千代田生命保険社長の米山令士が名を連ねている。 世話人に、フジインターナショナルアート社長・福本邦雄、読売新聞世論調査部長・高橋利行、共同通信の編集委員、現在TBSの7時台のニュース番組「THE NEWS」のキャスター・後藤謙次、日本経済新聞政治部次長・芹川洋一、朝日新聞の電子電波メディア局局長付・佐田正樹、選択出版・湯浅正巳、早稲田大学講師・内藤武宣、啓愛社エヌエムビー社長・松岡敦、日本航空常務・平野聰、エル・ビーエス社長・竹中誉が名前を連ねている。 法人会員企業名の総数は不明。但し、1999.10月現在の名簿では上記の代表、世話人の他に次のような法人が参加している(役職は入会当時、同一会社の同一役職に二名あるのは新旧の入れ替わりと思われる)。いずれも民営化推進、軍事、原子力、建設、医薬利権絡みのハゲタカファンドの御用聞きの功による出世組と考えれば良かろう。 東日本旅客鉄道常務・花崎淑夫、日本電信電話副社長・井上秀一、日本電信電話副社長・和田紀夫、東京電力総務部長・山本勝、中部電力広報部長・田村典久、中部電力常務・中野淳司、関西電力東京支社長・高本久夫、関西電力東京支社長・小橋和雄、中部ガス会長・神野信郎、日本航空常務・平野聰、全日本空輸企画室部長・浜田健一郎、都築電気社長・都築省吾、川崎電気社長・川崎暢、日本電気顧問・大森義夫、日産不動産社長・木島孝蔵。伊藤忠商事顧問・内藤正久、大成建設広報部長・中津海光夫、大成建設副社長・葉山莞児、大林組副社長・荒川利輝、鹿島建設社長・梅田貞夫、清水建設専務・三宅文男、竹中工務店社長・竹中統一、日建設計常務・橋本忠篤、パシフィックコンサルタンツインターナショナル会長・荒木民生、堀硝子社長・堀俊一、関西都市技研取締役・谷嘉寿男 、都市技研代表取締役・木原康、京都自治経済協議会事務局長・安川良子、啓愛社製作所副社長・竹内留四郎、天野製薬会長・天野源博、中外製薬総務部長・高木穆、徳洲会理事長・徳田虎雄、サントリー常務・立木正夫、ジャパンライフ会長・山口隆祥、ジャパンライフ専務・三ツ橋一男、セコム会長・飯田亮、全国朝日放送社長・伊藤邦男、 ホリプロ会長・堀威夫、マルハンコーポレイション社長・韓昌祐、千代田生命保険取締役・清水宥玄、千代田生命保険総務部長・杉田隆、帝京大学理事長・冲永荘一、帝京大学総長秘書・馬場良雄。 個人会員には、各界のメジャー企業が名を連ねている。マスコミ系として氏名不詳ながら新聞社で朝日新聞5名、毎日新聞3名、読売新聞3名、日経新聞3名、共同通信3名。テレビ局で日本テレビ2名、テレビ朝日2名。TBS1名、フジテレビ1名、出版社で文芸春秋3名、講談社2名、プレジデント1名、選択1名、朝日出版社1名等が明らかとなっている。ここに登録されているメンバーは氷山の一角であり実数はもっと多いと推定できる。 この連中がネオシオニスト特有のエージェント活動していることになる。ネオシオニズム系言論機関は、この三宝会を盾として政敵・小沢一郎を目の敵とし、小沢派をメディアの力で抹殺する為の非公然活動を続けて行くことになる。これにより「悪の小沢イメージ」が作られ、「剛腕」、「傲慢」、「コワモテ」、「わがまま」、「生意気」など政治家としてマイナスのイメージが意識的に流布され行くことになる。 その後の政局流動を経て小泉政権が誕生する。この時、「三宝会」はどう喧伝したか。今日の鳩山政権時代の鳩山党首、小沢幹事長パッシングと余りにも対照的な待望論、名宰相論を囃し立てていくことになる。明らかに構造改革の名を借りた売国政治以外の何物でもない小泉政治を提灯し、これに異を唱える政治家、評論家を次から次へと言論で葬って行った。田中真紀子、鈴木宗男を相討ちにさせ、郵政選挙では造反組を悪者に描き出し刺客にエールし続けた。 小泉政権政治の売国奴性に強く異を唱えた金融アナリスト経済学者の植草一秀氏は二度にわたって国策捜査で逮捕された。以降、植草氏は自身を罠に陥れた敵勢力を「悪徳ペンタゴン」と称して見据え、「米国の意志が強く働いている利権複合体」との不退転の闘争に向かい現在に至っている。植草事件は、検察特捜部が三宝会勢力と強く結びついていることを証左している。付言すれば、2006年の暮れ、リクルート事件をスクープした鈴木 啓一氏(朝日新聞記者、後に論説委員)は東京湾で水死体で発見されている。反三宝会系の有能なジャーナリストがこう云う風に変死させられて行く。 2006.4月、小沢一郎が民主党代表に就任した。「三宝会」は小沢に対する執拗な攻撃、失脚工作を重ね、マスコミメディアの言論大砲と東京地検特捜部の司法大砲を二輪車として政治利用する。2009年の衆院選前、小沢代表が降ろされ鳩山が後釜に据る。衆院選に大勝利した民主党が鳩山政権を誕生させる。小沢は幹事長に就任する。言論大砲と司法大砲が執拗に鳩山党首、小沢幹事長を追撃する。獅子身中の虫たる仙谷、前原、枝野、岡田などの閣僚、渡部恒三氏を始めとする反小沢勢力の民主党内のネオシオニズム勢力が呼応する。これが現段階の政界絵巻である。 してみれば、「三宝会」の小沢叩きの極反動性が見えて来よう。この反動は必ずや「三宝会」自身に跳ね返ってこよう。ここに列記された諸氏の行状が如何に揃いも揃って低劣が調査され、どちらがお縄頂戴の身になるのか歴史が明らかにしよう。首を洗って心して待て。 2010.5.22日 れんだいこ拝
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