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「請訓規程」と「指揮権」。行政上の指揮権は度々行使されている! (日々坦々) http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/795.html
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-465.html
昨日の平野貞夫氏の告知どおり、「THE JOURNAL」にエントリーされていた。 ジャーナルで読んでいただければいいが、ご本人も「ジャーナルの文章も、皆様コピペして拡散・拡大をお願いしたい」とのことで、ケータイなどでは読みにくいこともあり、転載させていただくことにした。 (転載開始) 5月13日(木)、3人の経済人から夕食に招かれた。話題は政治の劣化や経済再生などで、民主党政権への提言を聴く機会でもあった。 平成21年3月1日(日)、大久保秘書逮捕(3月3日)の前々日、私は千葉市で森法相と会う機会があった。千葉知事選挙の吉田平候補者の出陣式の行事の席だった。堂本知事(当時)に、私に関して聞くに堪えない中傷・誹謗の発言をしたことを、明確に記憶している。「堂本知事さん、この平野という人物は平成になって日本の政治を混乱させた人で、小沢一郎も問題があり悪人だが、この人が小沢さんよりもっと悪人なんですよ」 A氏の発言は、私にとって想定外のものだった。森法相の私への発言をつながり、西松事件大久保逮捕に政治が関与していた傍証となる。当時の麻生政権が民主党への政権交代阻止のためあらゆる方策を行使していた状況をみても、指揮権の発動も含め、政治の関わりを徹底した調査が必要である。 (転載終了) *****政治ブログ***********(http://politics.blogmura.com/) これに先立ち、平野氏は民主党に申し入れを行ったとのこと。そのへんを日刊ゲンダイが記事にしているので、続いて転載させていただく。 (転載開始) 策略だったのか・自民党、森英介法相が指揮権発動? (日刊ゲンダイ2010/5/22) ≪これが本当なら、大スキャンダルだ。民主党の小沢一郎幹事長をめぐる「政治とカネ」の問題。発端は、まだ自民党政権だった昨年3月に、小沢幹事長の秘書、大久保隆規が東京地検に逮捕されたことだった。 (転載終了) 安部元総理の発言で思い出したが、立花隆氏もへんなことを言っていた。 立花氏はこの記事の中で、小沢幹事長不起訴に関して、「不起訴決定の裏で、インフォーマルな指揮権発動があったのではないか」と疑問を投げかけ、元検事総長の著書を引用しながら、「重要事件については、むしろ、一般的といってもいいくらい指揮権が行使されている」と指摘している。 *****政治ブログ***********(http://politics.blogmura.com/ ) ≪指揮権発動問題に関していちばん権威あるとされる、伊藤栄樹元検事総長の『逐条解説 検察庁法』(良書普及会)に、はっきり次のようにある。特に重要な事件について、捜査の着手または起訴、不起訴の処分について、法務大臣の指揮をうけるべき旨を、一般的に定めており、これにあたる場合には、具体的事件について、検事総長から法務大臣に対して請訓が行なわれ、これにこたえて法務大臣が指揮をすることとなっている。すなわち処分請訓規程(昭和二三年法務庁検務局秘第三六号訓令)および破壊活動防止法違反事件請訓規程(昭和二七年法務府検務局秘第一五七〇号訓令)に定める若干の事件がこれである。」≫ 結局、立花氏はここで一番言いたいことは、小沢幹事長不起訴の背後に指揮権という圧力があったのではないかと推測しているようなのである。立花氏も実は森元法務の件を知っていたのではないかと邪推してみたくなる。 この「請訓規程」に関して、全く逆の立場から指摘している方がいる。元検事の郷原氏である。 日経ビジネスに≪「法務大臣の指揮権」を巡る思考停止からの脱却を:造船疑獄指揮権発動は「検察の威信」を守るための策略だった(2009年6月17日)≫という記事を書いている。(参照)(http://www.asyura2.com/09/senkyo65/msg/560.html) ≪今回の政治資金規正法違反事件について、請訓規定によって検事総長から法務大臣に対して請訓が行われたのか、それについて法務省としての十分な検討が行われたのか。それらの点を検証し、検察庁法14条但し書きという「法令」を無視するような検察の強制捜査着手が行われたのであれば、検事総長に対して、同条本文の一般的な指揮監督権に基づいて責任を問うことを検討すべきであろう。≫ 「指揮権発動」というと今までは、確かに昭和29年4月の「造船疑獄事件」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A0%E8%88%B9%E7%96%91%E7%8D%84)で唯一発動された事例だとしてきたが、それはあくまでも捜査を中止させた"という、いわば一番効力がある指揮権発動であった。国会議員が関係するような重要案件については、請訓(重要問題の処理にあたって、政府の指示を求めること)というかたちで、法務大臣に検事総長は報告することが法令で決められているといういことだ。 日経ビジネスの郷原氏の記事は、大久保秘書逮捕を念頭にしている。この1週間前には、自身も委員として参加している「政治資金問題を巡る政治・検察・報道のあり方に関する第三者委員会」の報告書が公表されている。(参照)(http://ameblo.jp/asuma-ken/entry-10542306792.html) 今回の平野氏の発言の内容を、以上の観点から考察してみると、二つのことが考えられる。 そういえば、昨年、このまま行けば完全に選挙で大敗し、自民党は下野することがわかりきっているにもかかわらず、麻生さんは毎晩ホテルのバーに行くなど余裕の表情を見せていたことに、何か違和感があったように思う。これは今思えばの話だが・・・。
参照:youtube(http://www.youtube.com/watch?v=Ufk4GgZlNYM&feature=related )
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